2016年08月21日

高山植物の魅力(140)、シラタマノキ(白玉の木)

160807シラタマノキ@エコカフェ.JPG池の平湿原は、上信越国立公園内の浅間連峰西側、湯の丸高原と高峰高原の中間に位置する。標高約2000m、三方ヶ峰火山の噴火口跡に形成された氷河期以降の比較的若い高層湿原であるが、周囲からの土砂流入や植物侵入が激しく、全体として乾燥が進んでいる状況にあって、モウセンゴケなどの本来の湿生植物にとっては厳しい生息環境に変化しつつあるようだ。そんな湿原を取り巻くかつての火口壁上部や斜面地の林縁や湿原周辺にはシラタマノキがたくさん見られる。[2016年8月7日撮影:池の平湿原@山崎] ..
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2014年10月21日

高山植物の魅力(139)、アオチャセンシダ(青茶筌羊歯)

110723アオチャセンシダ@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の崖地に着生するシダ植物。標高は低いものの、豪雪地帯でもあることから、チャセンシダの高山・亜高山型であるアオチャセンシダのようです。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部] アオチャセンシダ(青茶筌羊歯、学名:Asplenium viride Huds./ Asplenium trichomanes-ramosum L.)はチャセンシダ科チャセンシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、国外で..
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2014年10月20日

イヌシデ(犬四手)の果穂は目立たず

110723イヌシデ@エコカフェ(芦生公開講座).jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の長治谷小屋に近い場所でみたクマシデの仲間。調べると果苞が開いていること、葉縁の重鋸歯が鋭いこと、葉脈の数が多くはないこと、からイヌシデのようです。別名にシロシデ、ソロ、ソネなどといいます。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部] イヌシデ(犬四手、犬垂、学名:Carpinus tschonoskii Maxim.)はカバノキ科クマシデ属の落葉高木。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び..
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2014年10月11日

高山植物の魅力(137)、イワノガリヤス(岩野刈安)

140913イワノガリヤス@エコカフェ (2).JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)南東山麓にある大阿原湿原。「長野県版レッドリスト(植物群落)2014」で「イワノガリヤス群落・ミズゴケ群落複合」に指定されています。ここではイワノガリヤスを紹介します。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] イワノガリヤス(岩野刈安、学名:Calamagrostis langsdorffii (Link) Trin./ Calamagrostis purpurea ( Trin.) Trin. subsp. l..
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2014年10月10日

先駆植物、イタドリ(痛取)は山菜や生薬に

140913イタドリ花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)山中や渓流沿いでみたイタドリ。地域によっては別名にスカンポ、イタンポ、エッタン、カッポン、古くはタジヒ、サイタヅマとも呼び、人びとに親しまれてきたようです。在来種ですが世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています(2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎) イタドリ(虎杖、痛取、学名:Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr.)はタデ科ソバカズラ属の多年草。分布は北海道西部、本..
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2014年10月09日

チダケサシ(乳茸刺)は耐陰性

140913チダケサシ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)山麓にある「花園」という妨獣柵に囲まれ管理されたお花畑では多様な湿生植物や草原植物をみることができます。花には季節遅れですが、チダケサシは果実を実らせつつありました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] チダケサシ(乳茸刺、学名:Astilbe microphylla Knoll)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草。日本固有種。分布は本州、四国、九州に及び、暖温帯中部から冷温帯のやや栄養分の多い湿地や林縁、水..
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2014年10月07日

イボタヒョウタンボク(蝋瓢箪木)の飴玉棒は

140913イボタノヒョウタンボク@エコカフェ.JPG南アルプス南端に位置する入笠山(標高1955m)の山中、カラマツ林縁で見た赤い飴玉棒をつけた樹木。調べると飴玉棒はひとつのものが多いのだが、イボタヒョウタンボクではないかと思います。赤い上に葉上に突き出しているのは、小鳥たちにアピールしているのです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] イボタヒョウタンボク(蝋瓢箪木、学名:Lonicera demissa Rehd.)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。日本固有種でフォッサマグナ要素分布は本州(長野・..
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2014年09月23日

高山植物の魅力(136)、ヤナギラン(柳蘭)

140913ヤナギラン花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原や上部の「花園」と呼ばれる斜面地ではゴマナやヤナギランの群生を見ることができます。湿原では花は終わり、「花園」でも花をつける個体はわずか、多くは綿毛をまとっていました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] ヤナギラン(柳蘭、学名:Chamerion angustifolium (L.) Holub)はフトモモ目アカバナ科ヤナギラン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北の亜..
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2014年09月22日

シシウド(猪独活)は生薬に

140913シシウド@エコカフェ.JPG入笠湿原から入笠山(標高1955m)に向かう「花園」など湿原周辺でもたくさんの高山植物の花をめでることができます。そんな中にシシウドも点在していたりします。もっとも山中林縁でも目にすることができますが、特徴からオオバセンキュウと見違えることはないでしょう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] シシウド(猪独活、学名:Angelica pubescens Maxim.)はセリ科シシウド属の大型の一稔性多年草。日本固有種。分布は本州(関東・中部・近畿・中国地方..
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2014年09月22日

高山植物の魅力(135)、オオバセンキュウ(大葉川弓)

140913オオバセンキュウ@エコカフェ.JPG南アルプス北端の前衝山である入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原(標高1734m)を抜けて渓流沿いで見かけたオオバセンキュウ。ピンク色のツリフネソウの花が遺書に咲いていました。湿原や林縁ではシシウドも見られるのですが、葉の形で見分けるのがよいでしょう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] オオバセンキュウ(大葉川弓、学名:Angelica genuflexa Nutt.)はセリ科シシウド属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外では中国、..
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2014年09月22日

高山植物の魅力(134)、ウメバチソウ(梅鉢草)

140913ウメバチソウ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)の北東山麓に展開する小さな湿原。入笠湿原は地元の人たちによりよく保護保存の取組がなされている。この季節、湿原上部斜面地でウメバチソウの花を見ることができます。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris L.)はニシキギ目ウメバチソウ科ウメバチソウ属の多年草。140913ウメバチソウ花@エコカフェ .JPG分布は北海道、本州、四国、九州、国外では台湾、東アジア北部、樺太など広く、高山帯..
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2014年09月17日

高山植物の魅力(133)、ホソバトリカブト(細葉鳥兜)

140913ホソバトリカブト花@エコカフェ.JPG入笠湿原は標高17034m付近に位置し、湿生植物の宝庫でもあります。麓からゴンドラが近くまで通っていますので、小さなお子様連れの方でも容易にアクセスすることができます。そんな湿原からホソバトリカブトを紹介します。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎] ホソバトリカブト(細葉鳥兜、学名:Aconitum senanense Nakai)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方・中部地方に限り、高山帯から亜高山帯の日当たりの良い草地など..
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2014年09月17日

湿生植物、エゾリンドウ(蝦夷竜胆)は堂々と

140913エゾリンドウ花@エコカフェ.JPG南アルプスの北端に位置する入笠山(標高1955m)、そのなだらかな山麓の窪地に小さな入笠湿原(1.85ha)はある。周囲を鹿避けの柵に囲まれ、湿生植物が保護、増殖されていると聞く。ここでは花盛りのエゾリンドウを紹介します。花言葉は「私はあなたが悲しんでいるとき、あなたをもっとも愛する」だそうです。[2014年9月13日撮影:入笠山予備調査@山崎] エゾリンドウ(蝦夷竜胆、学名:Gentiana triflora Pall.var. japonica (Kusn.) H...
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2014年07月14日

高山植物の魅力(132)、シロバナコマクサ(白花駒草)

130707シロバナコマクサ@エコカフェ.JPG白馬五竜高山植物園でみたコマクサの中に白色の花を咲かせているものがあった。シロバナコマクサといい、淡赤色のコマクサの花に混じって稀に咲くという。北海道では絶滅危惧(VU)に指定されています。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] シロバナコマクサ(白花駒草、学名:Dicentra peregrina f. alba)はケシ目ケマンソウ科コマクサ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北に限り、高山帯の砂礫地に稀に自生。日本固有種でコマクサの白花品種。草丈は..
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2014年07月09日

高山植物の魅力(131)、オノエイタドリ(尾上虎杖)

100710オノエイタドリ@エコカフェ(富士山).JPG富士山5合目付近でみた赤い花をつけるイタドリ。オノエイタドリというらしい。別名にフジイタドリ(富士虎杖)ともいう。特に赤い花を咲かせるものをメイゲツソウ(名月草)と呼んでいるようです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@阿部] オノエイタドリ(尾上虎杖、学名:Reynoutria japonica f. compacta)はタデ科イタドリ属の多年草。日本固有種、イタドリの高山タイプ。分布は北海道と本州中部地方以北に限り、亜高山帯から高山帯の砂礫地に自生。草丈は..
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2014年06月27日

バイケイソウ(梅尅吹jは毒草

110722バイケソウ花@エコカフェ(芦生公開講座) 132.jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の由良側源流河畔でよく見られる群落をつくっている植物にバイケイソウがあります。根茎にアルカロイド系毒成分を含むため、鹿の食害から免れているためです。[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部] バイケイソウ(梅尅吹A学名:Veratrum album L.subsp. oxysepalum (Turcz.) Hultén)はユリ科シュロウソウ属の多年草。分布は北海道、本州..
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2014年06月19日

ミヤマカタバミ(深山方喰)は

110722ミヤマカタバミ@エコカフェ(芦生公開講座).jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林の深い森のみたミヤマカタバミを紹介します。別名にヤマカタバミやエイザンカタバミという。花は朝開き夕方には閉じる就眠運動をします。[2011年7月22日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部] ミヤマカタバミ(深山方喰、学名:Oxalis griffithii Edgew et. Hook.f.)はカタバミ科カタバミ属の多年草。分布は本州東北地方南部以南、四国、国外では朝鮮半島、中国、台湾、イ..
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2014年06月16日

高山植物の魅力(130)、ミヤマトウキ(深山当帰)

130707ミヤマトウキ@エコカフェ.JPG姫川源流親海湿原でみたシシウドの仲間、調べてみるとミヤマトウキというらしい。別名をイワテトウキとかナンブトウキという。北海道の蛇紋岩帯には小葉が細いホソバトウキが自生します。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] ミヤマトウキ(深山当帰、学名:Angelica acutiloba (Siebold et Zucc.) Kitag. subsp. iwatensis (Kitag.) Kitag.)はセリ科シシウド属の多年草、トウキの高山型亜種。日本固有種。..
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2014年06月14日

高山植物の魅力(129)、エーデルワイス

130707エーデルワイス@エコカフェ.JPG130707エーデルワイス花@エコカフェ.JPG白山五竜高山植物園に植栽展示されているエーデルワイスを紹介します。スイスやオーストリアの国花、けなげな美しさです。ハヤチネウスユキソウが比較的よく似ているといわれています。花言葉は「愛をあなたに」「大切な思い出」「気高く毅然とした勇気」だそうです。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部]    セイヨウウスユキソウ(西洋薄雪草、学名:Leontopodium alpinum Cass.)はキク科ウスユキソウ属の多年草。分布はヨーロッパ、ヒマラヤ、シベリアに及..
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2014年06月09日

高山植物の魅力(128)、シナノナデシコ(信濃撫子)

130707シナノナデシコ@エコカフェ.JPG白山五竜高山植物園で見られる高山植物からシナノナデシコを紹介します。別名にミヤマナデシコ(深山撫子)ともいいます。残念ながら写真はハクサンフウロしか写っていませんね。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] シナノナデシコ(信濃撫子、学名:Dianthus shinanensis (Yatabe) Makino)はナデシコ科ナデシコ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方に限り、山地から亜高山の河原や岩場などに自生。草丈は20pから40pほどと小型、茎は四..
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2014年06月06日

高山植物の魅力(127)、ノウゴウイチゴ(能郷苺)

130707ノウゴウイチゴ@エコカフェ.JPG白山五竜高山植物園で見られる高山植物からノウゴウイチゴを紹介します。名前の由来は岐阜県本巣市(旧本巣群根尾村)能郷白山で発見されたことにあります。 [2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] ノウゴウイチゴ(能郷苺、学名:Fragaria iinumae Makino)はバラ科オランダイチゴ属の多年草。分布は北海道、本州(東北地方から日本海側鳥取県伯耆大山にかけ)、国外では樺太に及び、山地帯から亜高山帯の湿り気のある草地に自生。130707ノウゴウイチゴ看板@エコカフェ.JPG草丈は10cmから15cmほど、..
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2014年05月30日

高山植物の魅力(126)、タカネオトギリ(高嶺弟切)

130803タカネオトギリ@エコカフェ.jpg四国第二峰の石鎚山の登山道脇で記録した黄色い花。調べるとタカネオトギリというらしいです。背が低いため他の植物からの圧迫が厳しいことや人的採取により減少傾向にあり、大分県では絶滅危惧1B類(EN)に指定という。[2013年8月3日撮影:石鎚山と別子銅山を巡るツアー@阿部] タカネオトギリ(高嶺弟切、学名:Hypericum sikoku-montanum Makino.はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。分布は四国、九州(大分九重連山、祖母山)に限り、高山帯(1400..
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2014年05月29日

高山植物の魅力(125)、メコノプシス・ベトニキフォリア

130707メコノプシス・グランディス@エコカフェ (2).jpg130707メコノプシス・グランディス@エコカフェ.jpg白山五竜高山植物園に植栽展示されている高山植物のひとつにヒマラヤの青いケシと呼ばれるものがあります。ブータンの国花とも、メコノプシス・ベトニキフォリアです。一般に栽培が難しいが、冷涼な気候の北海道や東北地方、中部地方の一部で栽培に成功。花言葉は「底知れぬ魅力」だそうです。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] メコノプシス・ベトニキフォリア(学名:Meconopsis betonicifolia Franch)はケシ科メコノプシス属の多年草。分布は中国雲南..
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2014年05月29日

高山植物の魅力(124)、シコタンソウ(色丹草)

130707シコタンソウ@エコカフェ.jpg白馬五竜高山植物園に植栽展示されている高山植物の中からシコタンソウを紹介します。名前の由来は千島列島の色丹島で初めて発見されたことにあります。別名にレブンクマモソウという。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] シコタンソウ(色丹草、学名:Saxifraga bronchialis L. subsp. funstonii (Small) Hultén var. rebunshirensis (Engl. et Irmsch.) H.Hara)はユキノシタ科..
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2014年05月17日

エイザンスミレ(叡山菫)は茶目っ気

140511大岳山@中村.jpg140511エイザンスミレ@中村(大岳山).jpg奥多摩三山のひとつ大岳山(標高1267m)は、古くから農業の神、盗難の守護神として山岳信仰の対象であったという。花言葉は「茶目っ気」、エイザンスミレを紹介します。別名にエゾスミレともいいます。[2014年5月11日撮影:大岳山@中村敏之] エイザンスミレ(叡山菫、学名:Viola eizanensis Makino)はスミレ科スミレ属の多年草。日本固有種。分布は北海道南西部、本州、四国、九州に及び、低山の道端や落葉樹林内に自生。草丈は5pから15pほど、根茎は短く、地上..
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2014年04月13日

ナンブアザミ(南部薊)は多雪地帯に

130908ナンブアザミ@エコカフェ (2).JPG桧枝岐ロッジから尾瀬ヶ原に向かう登山道脇で見かけたアザミ。調べるとナンブアザミというらしいです。名前の由来は東北の南部地方に産するアザミということです。ナンブアザミは地域変種が多く、関東地方・中部地方南部ではトネアザミ(タイアザミ)や中国・近畿地方ではヨシノアザミ、佐渡島のサドアザミが知られています。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎] ナンブアザミ(南部薊、学名:Cirsium nipponicum (Maxim.) Makino)はキク科アザミ属の多年..
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2014年03月10日

オトギリソウ(弟切草)はおどろおどろしい

130720オトギリソウ@エコカフェ.JPG棒ノ折山(標高969m)からの下山途中で見た黄色い花、オトギリソウという。花言葉は「恨み」「秘密」だそうです。[2013年7月10日撮影:棒ノ折山視察@山崎] オトギリソウ(弟切草、学名:Hypericum erectum Thunb.)はオトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では樺太南部、朝鮮半島、中国に及び、草地や山野などに自生。草丈は20pから60pほど、茎上部でよく分枝。葉は対生し基部で茎を抱き、葉身3pから6pほどの広披針形..
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2014年02月08日

高山植物の魅力(123)/エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)

110812エゾノツガザクラ@幌尻岳 .JPG日高山脈主峰の幌尻岳(標高2503m)にはアオノツガザクラのほかにエゾノツガザクラとその雑種、さらに雑種の雑種が混生しているそうです。どれもこれも似ていて、シロバナエゾノツガザクラなんてのもあるし。ここではエゾノツガザクラを紹介します。[2014年1月7日撮影:幌尻岳@澤尚幸] エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜、学名:Phyllodoce caerulea (L.) Bab. )はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。分布は北海道と本州東北地方北部、国外ではカムチャッカ、アラス..
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2014年02月03日

高山植物の魅力(122)/ミヤマリンドウ(深山竜胆)

110812ミヤマリンドウ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの下山途中の登山道脇のお花畑で見たミヤマリンドウ。季節は真逆ですが夏山が待ち遠しいですよね。名前の由来は高山に咲く竜胆、「竜胆」とは根が熊の胆より苦いことから「熊」より上の「竜」になぞらえたことにある。花言葉は「正義」です。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica Maxim.)はリンドウ目リンドウ科リンドウ属の小型の多年草。日本固有種。110812ミヤマリンドウ@エコカフェ幌尻岳.JPG分布は北..
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2014年02月02日

高山植物の魅力(121)/タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)

081109タカネヒカゲノカズラ@エコカフェ.JPG屋久島にある日本最南端の高層湿原、花之江河(標高1630m)で古代植物のタカネヒカゲノカズラ(←ヒカゲノカズラ)に出会うことができます。この植物はヒカゲノカズラ植物門に分類されるシダ植物の一つだそうです。維管束をもつ植物のほとんどが葉を伸ばしますが、この門は葉が細く単純で葉脈が主脈しかないという古い形質を残していることから、古生代に栄えたシダ植物の「生きた化石」と考えられています。先に紹介したイワヒバ(岩檜葉)もこの門に分類されます。[2008年11月7日撮影:屋久島花之江河..
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2014年02月02日

高山植物の魅力(120)/シラネニンジン(白根人参)

110812シラネニンジン@エコカフェ(幌尻岳).JPG今頃は深い雪の中だろうが、3年前の夏、北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂を後に下山途中のお花畑の傍らで見たセリ科の植物。調べてみるとシラネニンジンのようです。別名にチシマニンジン(千島人参)ともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] シラネニンジン(白根人参、学名:Tilingia ajanensis Regel)はセリ目セリ科シラネニンジン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではシベリア東部、ロシア極東部などに及び、亜高山帯か..
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2014年01月27日

ソバナ(岨菜)はブナ帯で清楚に

130817ソバナ@エコカフェ(白山).JPG霊峰白山(標高2702m)へ向かうブナ帯を進む登山道脇の林縁の草むらで見た清楚な花。蕾が紙風船を畳みかけたような形をしていることからキキョウの仲間。ソバナです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ソバナ(岨菜、学名:Adenophora remotiflora (Sieb. et Zucc.) Miq.)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ウスリー地方に及び、山地の林縁や沢沿いなどに自生。130817ソバナ@エコカフェ.JPG草丈は50pから..
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2014年01月27日

高山植物の魅力(119)/ハクサントリカブト(白山鳥兜)

130817ハクサントリカブ@エコカフェ.JPG霊峰白山(2702m)の登山道脇の草地で数株のトリカブトを確認しました。調べてみると白山の高所にはミヤマトリカブト、タカネトリカブトの亜種リョウハクトリカブトとそれらの雑種が起源とされるハクサントリカブトが知られる。ここでは花柄の毛のつき方からハクサントリカブトとします。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ハクサントリカブト(白山鳥兜、学名:Aconitum hakusanense Nakai)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は本州中部..
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2014年01月25日

高山植物の魅力(118)/ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

130817ミヤマキンポウゲ@エコカフェ(白山).JPG白山(標高2702m)の登山道脇の草地で見た黄色い花。ウマノアシガタかミヤマキンポウゲかと。ここでは標高が高いのでミヤマキンポウゲとします。[2013年8発17日撮影:白山登山@中村敏之] ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花、学名:Ranunculus acris L. var. nipponicus H.Hara)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。日本固有種でウマノアシガタの高山型。分布は北海道、本州中部地方以北に及び、亜高山帯から高山帯の雪渓周辺や湿り気のある場所に自生..
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2014年01月24日

高山植物の魅力(117)/エチゼンオニアザミ(越前鬼薊)

130817エチゼンオニアザミ@エコカフェ (2).JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇の草地でみたエチゼンオニアザミです。ちょうど頭花を咲かせていました。1997年に新種登録されたが、ササ原の増加により数は減少傾向という。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] エチゼンオニアザミ(越前鬼薊: Cirsium occidentalinipponense Kadota)はキク科アザミ属の多年草。白山固有種。分布は本州石川県と福井県に限り、白山の亜高山の草原に自生。130817エチゼンオニアザミ@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、茎は太く縮れ毛とくも..
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2014年01月22日

高山植物の魅力(116)/ミヤマキンバイ(深山金梅)

130817ミヤマキンバイ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇の砂礫地などでよく見かけました。ミヤマキンバイのです。花言葉は「幸せ」です。変種にアポイ岳特産のアポイキンバイ、夕張岳特産のユウバリキンバイが知られます。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ミヤマキンバイ(深山金梅、学名:Potentilla matsumurae Th. Wolf)はバラ科キジムロ属の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、国外ではサハリン、韓国済州島に及び、亜高山帯から高山帯の砂礫地や草地に自生。130817ミヤマキンバイ群落@エコカフェ.JPG草丈..
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2014年01月22日

高山植物の魅力(115)/ミソガワソウ(味噌川草)

130817ミソガワソウ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇でよく見られる高山植物です。ミソガワソウと言います。花の色がはっきり出ていないのが残念です。花言葉は「物思い」だそうです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ミソガワソウ(味噌川草、学名:Nepeta subsessilis Maximowicz.)はシソ科イヌハッカ属の多年草。日本固有種。分布は北海道、本州、四国に及び、山地帯から高山帯のやや湿った草原や河原に自生。130817ミソガワソウ群落@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、茎は直立し断面はシソ科ら..
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2014年01月21日

高山植物の魅力(114)/オタカラコウ(雄宝香)

130817オタカラコウ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇でみた黄色い花。オタカラコウです。花言葉は「私には触れないで」だそうです。うーん。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] オタカラコウ(雄宝香、学名:Ligularia fischerii (Ledeb.) Turcz.)はキク科メタカラコウ属の多年草。分布は本州福島県以南、四国、九州、国外ではシベリア東部、樺太、中国、朝鮮半島などに広く、山地帯から亜高山帯(暖温帯上部から冷温帯)にかけての沢沿いや湿った草地、湿原に自生。草..
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2014年01月18日

高山植物の魅力(113)/ヤマブキショウマ(山吹升麻)

130817ヤマブキショウマ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702mの登山道脇に広がる草原には高山植物が咲き乱れています。ここではヤマブキショウマを紹介します。近くにはヤマハハコハクサンフウロも見えます。名前の由来は小葉が山吹、花が升麻の仲間に似ていることにあります。花言葉は「さわやか」だそうです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ヤマブキショウマ(山吹升麻)はバラ科ヤマブキショウマ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシア、ネパール、西南アジア、ヨーロ..
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2014年01月18日

高山植物の魅力(112)/キオン(黄苑)

130817キオン@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇で黄色い花を咲かせるキク科の植物に出会いました。調べてみるとキオン、名前の由来はシオンに準えたことにある。花言葉は「元気」だそうです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] キオン(黄苑、学名:Senecio nemorensis L.)キク科キオン属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では東アジアからヨーロッパに広く、山地帯から高山帯の草原などに自生。130817登山道から風景@エコカフェ(白山).JPG草丈は50pから100pほど、茎は直立し、細毛が生え、上部で分..
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2014年01月17日

高山植物の魅力(111)/オオハナウド(大花独活)

130817オオハナウド@エコカフェ.JPG霊峰白山の山頂部は御前峰(2702m)、大汝峰(2684m)、剣ヶ峰(2677m)からなり周辺は緩やかな斜面が広がり、高山植物の宝庫となっています。ユネスコの生物圏保存地域にしてされています。とにかく素晴らしい、の一言です。ここでは草原で存在感を示すオオハナウドを紹介します。別名にウラベハナウドともいう。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] オオハマウド(大花独活、学名:Heracleum lanatum Michx. var. lanatum)はセリ科ハナ..
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2014年01月16日

高山植物の魅力(110)/ミヤマコウゾリナ(深山髪剃菜)

130817ミヤマコウゾリナ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高:2702m)の登山道脇の礫地で見たミヤマコウゾリナを紹介します。名前が似ているカンチコウゾリナとは別属です。全草に毛があるのは水蒸気を集めやすくするのと、強い紫外線から身を守るためなのでしょうか。不思議ですね。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ミヤマコウゾリナ(深山顔剃菜、深山髪剃菜、学名:Hieracium japonicum Franch. et Sav.)はキク科タンポポ亜科ヤナギタンポポ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以..
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2014年01月16日

エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)は本州にも

130817エゾカワラナデシコ@エコカフェ.JPGナデシコは江戸時代から品種改良の進んだ植物のひとつ、今日では公園や学校の花壇などに植えられたり、花屋さんで売られたりしています。白山の登山道脇で見た野生種のひとつ、エゾカワラナデシコを紹介します。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子、学名:Dianthus superbus L. var. superbus)はナデシコ科ナデシコ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではユーラシア大陸に及び、低地から高原の日当たりの..
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2014年01月15日

高山植物の魅力(109)/タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)

130817タカネマツムシソウ花@エコカフェ.JPG白山(標高:2702m)の登山道脇で見たタカネマツムシソウ。マツムシソウの高山型、マツムシソウより丈が低く、花が大きいのが特徴です。別名にミヤママツムシソウともいうそうですよ。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] タカネマツムシソウ(高嶺松虫草、学名:Scabiosa japonica Miq. var. alpina Takeda)はマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。日本固有変種。分布は本州中部地方以北、四国に限り、高山の尾根筋などの風衝帯ややや乾いた..
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2014年01月15日

高山植物の魅力(108)/ハクサンシャジン(白山沙参)

130817ハクサンシャジャン花@エコカフェ.JPG白山(標高2702m)の登山道脇で咲くハクサンシャジンです。広域種で平地や山地に自生するツリガネニンジンの高山型と考えられていますが、違いを認めない見解もあります。花言葉は「私的な愛」「誠実」「優しい愛情」だそうです。なんとも。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] ハクサンシャジン(白山沙参、学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var. hakusanensis (Nakai) Kitam.)はキキョウ科ツリガネニン..
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2014年01月14日

高山植物の魅力(107)/イブキトラノオ(伊吹虎の尾)

130817イブキトラノオ@エコカフェ.JPG白山(標高2702m)は加賀国、越前国、美濃国にまたがり、古来より山岳信仰の中心で白山を源とする河川流域では水神や農業神として崇められていた。奈良時代に入り、修験者らによる白山信仰として神仏習合化されていったという。前置きが長くなったが、昨夏、白山へ美嚢禅定道から上りました。ここでは途中で見たイブキトラノオを紹介します。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之] イブキトラノオ(伊吹虎の尾、学名:Bistorta officinalis Delarbre subs..
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2013年12月21日

高山植物の魅力(106)/イワオトギリ(岩弟切)

130714イワオトギリ@エコカフェ(木曽御嶽山:中村).jpg季節違いの報告、写真を整理しています。中央アルプス乗鞍火山帯の最南端に位置する木曽御嶽山(標高3067m)の登山道脇で咲いていたシナノオトギリの黄色い花です。[2013年7月14日撮影:木曽御嶽山@中村] イワオトギリ(岩弟切、学名:Hypericum kamtschaticum Ledeb. var. hondoense Y.Kimura)はオトギリソウ目オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北に限り、亜高山帯から高山帯の草地や林縁、主..
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2013年10月29日

高山植物の魅力(105)/タテヤマリンドウ(立山竜胆)

130706タテヤマリンドウ@エコカフェ.JPG北アルプス白馬三山の前衝山にあたる小日向山(標高1907m)は高山植物の宝庫でもあります。ここでは登山道脇の草地で隠れるように花を咲かせていたタテヤマリンドウを紹介します。実際に林道脇で見られたのは残念ながら1か所のみでした。[2013年7月12日撮影:第16回自然観察会@阿部] タテヤマリンドウ(立山竜胆、学名:Gentiana thunbergii (G. Don) Griseb. var. minor Maxim.)はリンドウ目リンドウ科リンドウ属の越年草。ハルリ..
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2013年09月28日

アサノハカエデ(麻葉楓)はずっしりと

130908アサノハカエデ果序@エコカフェ.JPG桧枝岐御池ロッジ(標高1520m)を起点とする燧裏林道を尾瀬ヶ原に向かって、ブナシラビソなどの樹林帯を進むと森が切れた所に忽然と田代が現れます。その変化が大変心地よいです。ここでは、湿った樹林帯の中、林道脇で見られるアサノハカエデを紹介します。別名にミヤマモミジともいいます。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎] アサノハカエデ(麻葉楓、学名:Acer argutum Maxim.)はカエデ科カエデ属の落葉小高木。日本固有種。130908アサノハカエデ@エコカフェ.JPG分布は本州宮城県・新潟県以南、..
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2013年09月14日

高山植物の魅力(104)/ミヤマシシウド(深山猪独活)

130817登山道脇@エコカフェ.JPG130817ミヤマシシウド@エコカフェ(白山).JPG山信仰の霊峰である白山(標高2702m)の登山道脇の草地で一際目立つ存在、真っ白な大輪の花をつけるミヤマシシウドです。シシウドの高山型であって、高山の背が低めの草原では存在感は断トツです。[2013年8月17日撮影:白山@中村敏之] ミヤマシシウド(深山猪独活、学名:Angelica pubescens Maximowictz var. matsumurae (Y. Yabe) Ohwi.)はセリ科シシウド属の一捻性の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から東北地..
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2013年09月09日

湿生植物、オニシオガマ(鬼塩竃)は存在感が

130908オニシオガマ花@エコカフェ(御池田代).JPG日本100名山の燧岳(標高2356m)の福島県側檜枝岐村からの燧裏林道には次々と湿原が現れて目を楽しませてくれる。一番手前にある御池湿原でオニシオガマがたくさん花をつけていました。なんと半寄生植物であり、カヤツリグサ科やイネ科の植物の根に寄生しているのです。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎] オニシオガマ(鬼塩竃、学名:Pedicularis nipponica Makino)はゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。130908オニシオガマ@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は本州東北地方南部から..
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2013年08月27日

高山植物の魅力(103)/アカミノイヌツゲ(赤実犬黄楊)

130706アカミノイヌツゲ果実@エコカフェ.JPG130706アカミノイヌツゲ花@エコカフェ.JPG北アルプス小日向山(標高1907m)の登山道脇の湿った場所でわずかに見られたアカミノイヌツゲ。ちょうど小さな花と赤い実を同時につけていました。恐らく山中の湿原や湿地に点々と自生しているのでしょうが。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] 130706アカミノイヌツゲ@エコカフェ.JPGアカミノイヌツゲ(赤実犬黄楊、学名:Ilex sugerokii Maxim. var. brevipedunculata (Maxim.) S.Y.Hu)はモチノキ科モチノキ属の常緑低木。クロソヨゴの変種で日本固有種。分..
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2013年08月16日

高山植物の魅力(102)/ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅)

130707ムラサキヤシオツツジ@エコカフェ.JPG北アルプス小日向山(標高1907m)の登山道脇は高山植物のメッカ。当然に足元の高山植物ばかりに気を取られる。時折、顔をあげ、眼前を見やる。すると目の前の高さの枝ぶりの緑の間からにちらほら淡紫色の花が咲いていた。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] ムラサキヤシオツツジ(紫八汐躑躅、学名:Rhododendron albrechtii Maxim.)はツツジ科ツツジ属の落葉低木。130707ムラサキヤシオツツジ花@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は北海道、本州中部地方以北に限り、東北・中部では日本海側、山地..
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2013年08月11日

高山植物の魅力(101)/センジュガンピ(千手岩菲)

090922センジュカンピ@エコカフェ(上高地).JPG上高地から梓川に沿って横尾まで伸びる登山道脇の林縁で見られた小さな可憐な花。雨粒に打たれた後でしっとりと濡れていました。本来は5弁なのですが1枚が脱落してしまったようです。花が終わりに近づいているところに雨粒で激しく打たれてしまったのでしょうか。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎] センジュガンピ(千手岩菲、学名:Lychnis gracillima (Rohrb.) Makino)はナデシコ目ナデシコ科センノウ属の多年草。日本固有種。分布は本州(中部地方以北)に..
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2013年08月11日

高山植物の魅力(100)/ミヤマキスミレ(深山黄菫)

130720ミヤマキスミレ花@エコカフェ.JPG130720ミヤマキスミレ@エコカフェ (2).JPG北アルプス小日向山(標高1907m)登山道脇の草地で見つけた小さな黄色い花。背丈も低いが葉がやけに大きく葉の並行脈がしっかりしています。キスミレを教えられたのですが、気になり調べてみるとミヤマキスミレのようです。[2013年7月20日撮影:第16回自然観察会@阿部] ミヤマキスミレ(深山黄菫、学名:Viola brevistipulata (Franch. et Savat.) W. Becker var. acuminata Nakai)はスミレ科スミレ属の多年草で有..
posted by エコ・カフェ事務局 at 15:27

2013年08月10日

高山植物の魅力(99)/キジムシロ(雉莚)

キジムロ花@エコカフェ.JPG北アルプス小日向山(標高1907m)へ向かう登山道脇の傾斜のきつい小さな草地。ミヤマアズマギクユキワリソウモウセンゴケ、タテヤマリンドウなどと一緒にキジムシロが黄色い花を咲かせていました。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] キジムシロ(雉莚、学名:Potentilla fragarioides L. var. major Maxim.)はバラ科キジムシロ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシアに..
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2013年08月10日

高山植物の魅力(98)/ユキワリソウ(雪割草)

130706ユキワリソウ@エコカフェ(小日向山) (2).JPG130706ユキワリソウ@エコカフェ.JPG知らなかったが雪割草と呼ばれる植物は世に多くあるらしい。サクラソウ科、キンポウゲ科、ユリ科にあって10種に及ぶという。いずれも早春の雪解けとともに我先にとこぞって花を咲かせるもののようだ。まさにスプリングエフェメラルの一種。ここでは北アルプス小日向山(標高1907m)の登山道脇でみたサクラソウ科のユキワリソウを紹介します。[2013年7月6日撮影:第16回草花教室@阿部] ユキワリソウ(雪割草、学名:Primula modesta Bisset et Moore)はサク..
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2013年08月10日

高山植物の魅力(97)/キヌガサソウ(衣笠草)

130706キヌガサソウ花@エコカフェ.JPG130706キヌガサソウ花@エコカフェ (2).JPG北アルプス白馬三山の前衝山である小日向山(1907)は標高が低いながら7月初旬では残雪も多く、高山植物の宝庫にもなっている。ミズバショウリュウキンカコバイケソウシラネアオイ、キヌガサソウなどの群落がみられました。ここではキヌガサソウを取り上げます。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] キヌガサソウ(衣笠草、学名:Paris japonica (Franch. et Savat.) Franch.)はユリ科ツクバネソウ属の多年草。130706キヌガサソウ@エコカフェ.JPG日本固有種。分布は本..
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2013年08月08日

高山植物の魅力(96)/コミヤマカタバミ(小深山方喰)

130706 コミヤマカタバミ@エコカフェ.JPG130706コミヤマカタバミ花@エコカフェ.JPG残雪の残る北アルプス小日向山(標高1907m)で自然観察会をした時に出会った高山植物、コミヤマカタバミを紹介します。近縁種のミヤマカタバミは花が一回り大きく、小葉の角がやや角張り、根茎が太いことで識別できるそうです。もっとも根茎を掘り起こすことはすべきではないでしょう。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] コミヤマカタバミ(小深山方喰、学名:Oxalis acetosella Linnaeus)はフウロソウ目カタバミ科カタバミ属の多年草。分布は北海道、本..
posted by エコ・カフェ事務局 at 21:07

2013年07月30日

ユウスゲ(夕菅)の妖艶な美しさ

130727ユウスゲ花@エコカフェ.JPG赤城自然園内の草原ではユウスゲが花茎をすーっと伸ばし、花を咲かせていました。野生のユウスゲは生育環境が失われつつあるなかで、千葉県では野生絶滅(EX)、三重、和歌山、福井、愛媛県では絶滅危惧T類(EN)に指定するなどし、場所によっては具体的な保護活動も行われているそうです。[2013年7月27日撮影:親子自然ふれあい体験in赤城自然園@阿部] ユウスゲ(夕菅、学名:Hemerocallis citrina Baroni var. vespertina (H.Hara)M..
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2013年07月26日

高山植物の魅力(95)/イワベンケイ(岩弁慶)

130714イワベンケイ@エコカフェ(木曽御嶽山).jpg中央アルプス乗鞍火山帯の再南端に位置する木曽御嶽山(標高3067m)は複合成層火山で外輪山を伴う台形の独立峰である。古くから山岳信仰のメッカであるが、活火山で火山性ガスを噴出しているため気象庁は噴火予報を発表しています。[2013年7月14日撮影:木曽御嶽山@中村敏之] イワベンケイ(岩弁慶、学名:Rhodiola rosea L.)はバラ目ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、国外では北半球に広く、亜寒帯から高山帯の岩場や砂礫地などに自..
posted by エコ・カフェ事務局 at 22:52

2013年07月17日

高山植物の魅力(94)/モウセンゴケ(毛氈苔)

130706モウセンゴケ@エコカフェ.JPG130706モウセンゴケ@エコカフェ(小日向山).JPG北アルプス小日向山(標高1907m)に点在する湿地のはずれ、登山道脇のボッチに小さなモウセンゴケを見つけました。よく気付くもんです。やや乾きがちであるような場所です。たった2株、小さいやつと最小さいやつです。生存が危ぶまれるのですが、存在自体が不思議です。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] モウセンゴケ (毛氈苔、学名Drosera rotundifolia L. ) はモウセンゴケ科モウセンゴケ属の寒地性の食中植物。分布は北海道、本州、四国、九州、国..
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2013年07月16日

高山植物の魅力(93)/ニリンソウ(二輪草)

130706ニリンソウ@エコカフェ(小日向山).JPG北アルプス小日向山(標高1907m)の登山道脇に広がる湿原や湿地にはミズバショウリュウキンカザゼンソウが咲き誇り、その周辺の草原や林縁にはコバイケソウサンカヨウなどが彩りを加えています。ニリンソウもそのひとつです。花言葉は「友情」、「協力」です。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] ニリンソウ(二輪草、学名:Anemone flaccida F. Schm.)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では東アジアに広..
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2013年07月16日

高山植物の魅力(92)/ザゼンソウ(座禅草)

130706ザゼンソウ@エコカフェ(小日向山).JPG130706ザゼンソウ果実@エコカフェ(小日向山).JPG平地はうだる暑さ。北アルプス小日向山(標高1907m)は白馬三山の前衝山であって斜面の所々に白い残雪が見られます。高山の短い夏の始まりを目前に、今は早春を告げる花が咲き誇っています。ミズバショウと色合いが真逆のザゼンソウもそのひとつです。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部・中村敏之] ザゼンソウ(座禅草、学名:Symplocarpus foetidus (L.) Salisb. ex W.P.C. Barton)はサトイモ科ザゼンソウ属の多年草。分布は本..
posted by エコ・カフェ事務局 at 21:52

2013年07月12日

高山植物の魅力(91)/リュウキンカ(立金花)

130706リュウキンカ花@エコカフェ(小日向山).JPG北アルプス小日向山(標高1907m)へ向かう登山道脇は高山植物の宝庫でもあります。ミズバショウが群生する場所ではリュウキンカも一緒に観察することができます。ミズバショウ、ザゼンソウとともに「雪解けを告げる花」として湿原で最も早く花を咲かせます。花言葉は「必ず来る幸福」「あなたに会える幸せ」です。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] リュウキンカ(立金花、学名:Caltha palustris L. var. nipponica Hara)はキンポウゲ科リ..
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2013年07月11日

高山植物の魅力(90)/アカモノ(赤物)

130706アカモノ花@エコカフェ.JPG北アルプス白馬三山の前衛の山の小日向のコル(標高1824m)に向かう登山道脇の林縁にしがみつくように小さな花を咲かせたアカモノに出逢いました。別名はイワハゼ(岩櫨)。残念ながらそこ1ヶ所しか気付きませんでした。花言葉は「美しい思い出」、「初恋」です。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]  アカモノ(赤物、学名:Gaultheria adenothrix (Miq.) Maxim.)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。日本固有種。分布は北海道、本州近畿地..
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2013年07月11日

高山植物の魅力(89)/タカネザクラ(高嶺桜)

130706タカネザクラ花@エコカフェ.JPG日本で一番遅く咲く桜は何でしょう。タカネザクラだそうです。別名にミネザクラともいう。ちょうど標高の低いところでは花を咲かせ、高いところではこれからのようでした。先日、小日向山に登った時に教えていただきました。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] タカネザクラ(高嶺桜、学名:Prunus nipponica Matsumura)はバラ科サクラ属の落葉小高木。日本固有種。分布は北海道と本州中部地方以北に及び、亜高山帯から高山帯にかけて自生。130706タカネザクラ@エコカフェ(小日向のコル上部).JPG樹高は2mから8m..
posted by エコ・カフェ事務局 at 06:45

2013年07月10日

高山植物の魅力(88)/ミズバショウ(水芭蕉)

130706ミズバショウ花@エコカフェ.JPG梅雨明け当日だったようです。山の上は曇りがちで涼しさが支配していました。北アルプス小日向山(標高1907m)の登山道脇の湿原や谷が開けた湿った場所などではミズバショウが群生していました。尾瀬ヶ原で見たものよりずいぶんと小さな個体が多く、栄養分が少ないためなのかと思いました。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] ミズバショウ(水芭蕉、学名:Lysichiton camtschatcense Schott)はサトイモ科ミズバショウ属の多年草。130706ミズバショウ群落@エコカフェ(谷筋).JPG130706ミズバショウ花@エコカフェ (2).JPG分布は北海道、本..
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2013年07月09日

高山植物の魅力(87)/コマクサ(駒草)

130707コマクサ@エコカフェ.JPG白馬村の白馬五竜高山植物園では高山植物を植栽展示しています。「高山植物の女王」と呼ばれているコマクサを紹介します。過酷な環境下で逞しく生き抜いている姿に頭が下がります。別名に「金銀草」、花言葉は「誇り」「気高い心」だそうです。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部] コマクサ(駒草、学名:Dicentra peregrina (Rudolph) Makino)はケシ目ケマンソウ科コマクサ属の多年草。130707コマクサ花@エコカフェ.jpg分布は本州中部地方以北、北海道、千島列島、サハリン、カムチャ..
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2013年07月09日

高山植物の魅力(86)/サンカヨウ(山荷葉)

130706サンカヨウ@エコカフェ.JPG北アルプス白馬三山の前衛の山である小日向山(標高1907m)の山腹にある小日向のコルを目指す。猿倉で入山届けをすませ、シロブナの大木が林立しミヤマクマザサが生い茂る樹林帯に入る。やがて残雪が点在する疎林帯や草原、湿地が出現するコースとなっている。道中で見られた高山植物を紹介したい。花言葉「幸せ」はサンカヨウです。水を含んだ花弁は半透明で切ない感じです。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部] 130706サンカヨウ花@エコカフェ.JPGサンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi Fr...
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2013年07月05日

高山植物の魅力(85)/ウサギギク(兎菊)

120804ウサギギク@エコカフェ(仙丈ケ岳).JPG南アルプス仙丈ケ岳(標高3033m)で出会った高山植物のひとつ、ウサギギクです。花がひときわ目立ちます。また、何とも可愛らしい名前ですが、葉の形が兎の耳に似ていることが由来だそうです。[2012年8月4日撮影:仙丈ケ岳@中村敏之] ウサギギク(兎菊、学名:Arnica unalascensis Less.var. tschonoskyi Kitam. et Hara)はキク科ウサギギク属の多年草。エゾウサギギクの変種。分布は北海道と本州中部地方以北、千島列島、アリューシ..
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2013年07月04日

高山植物の魅力(84)/オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)

120728オオバミゾホオズキ@エコカフェ(白馬岳).JPG昨年のこと、飛騨山脈北部の後立山連峰にある白馬岳(標高2932m)を目指したものの白馬大雪渓の越えたところでやむなく断念。ガスが深く巻いた厳しい山行でした。下山途中は余裕をもって周囲の高山植物に眼をやることができました。ここではオオバミゾホオズキを紹介します。[2012年7月28日撮影:白馬岳大雪渓付近@中村敏之] オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿、学名:Mimulus sessilifolius Maxim.)はハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草。分布は本州中部地方以..
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2013年07月02日

高山植物の魅力(83)、シナノキンバイ(信濃金梅)

120816シナノキンバイ@エコカフェ(木曽駒ケ岳).JPG中央アルプス木曽山脈の主峰である木曽駒ケ岳(標高2956m)は日本百名山のひとつ。稜線から外れたカールや湿った草原にはシナノキンバイが見事な黄色い花を咲かせます。黄色い花を咲かせる高山植物はいろいろ種類があるんですよ。[2012年8月16日撮影:木曽駒ケ岳@中村敏之] シナノキンバイ(信濃金梅、学名:Trollius riederianus Fisch. et Mey. var. japonicus (Miq.) Ohwi)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。日本固有種..
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2013年07月02日

高山植物の魅力(82)、ミヤマトリカブト(深山鳥兜)

120816ミヤマトリカブト@エコカフェ(木曽駒ヶ岳).JPG中央アルプス木曽山脈の主峰である木曽駒ケ岳(標高2956m)は日本百名山のひとつ。標高を重ねるに従いコメツガ、シラビソ、ダケカンバの深い針葉樹林帯が展開し、森林限界では風雪に耐えるハイマツが広がっています。氷河の痕跡を示すカールなどでは高山植物が咲き乱れ、見応えは十分です。ここではミヤマトリカブトを紹介します。[2012年8月16日撮影:木曽駒ケ岳@中村敏之] ミヤマトリカブト(深山鳥兜、学名:Aconitum nipponicum Nakai)はキンポウゲ科トリカブト..
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2013年07月01日

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)は食用に

120722オオバギボウシ@エコカフェ(陣馬山).JPG関東山地の東縁に位置する平坦な頂上をもつ陣馬山(標高855m)、陣馬高原ともいう。陣馬山に登った時に登山道脇に見事な花を咲かせるオオバギボウシに出会いました。この仲間は東アジアの特産、日本では約20種が知られています。名前の由来は蕾が橋の欄干上につける装飾具の擬宝珠に似ていることにあるという。[2012年7月22日撮影:陣馬山@中村敏之] オオバギボウシ(大葉擬宝珠、学名:Hosta montana F. Maek.)はクサキカズラ目クサキカズラ科ギボウシ属の多年草。分..
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2013年06月24日

高山植物の魅力(81)、ツバメオモト(燕万年青)

100515ツバメオモト@エコカフェ.JPG赤城自然園の林下にはツバメオモトが植栽されています。尾瀬や谷川岳まで足を伸ばせば野生のものを見られるでしょう。林下でこの果実に出会う見事な濃藍色にうっとりさせられるでしょう。ユキザサの透明感のある赤い色の果実も素晴らしく甲乙つけがたいですね。[2010年5月15日撮影:赤城自然園@阿部] ツバメオモト(燕万年青、学名:Clintonia udensis Trautv. et Mey.)はユリ科ツバメオモト属の多年草。分布は北海道、本州奈良県以北、鳥取県氷ノ山に限り、国外..
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2013年06月22日

第16回自然観察会in白馬のご案内

コバイケソウ@エコカフェ.JPG今年の梅雨は変則的、台風4号の影響が残っている空模様です。エコカフェの第9回通常総会も来週28日です。準備に追われています。さて、7月に入り今年度初、自然観察会を白馬で開催します。サブタイトル「高山植物を見に行こう!」です。 エコカフェには登山やトレッキングが好きだというメンバーが多くいます。もちろん、地質から植物まで幅広くフィールド学習をするのも目的のひとつです。 〇日 程:2013年7月5日(金)〜7日(日) 〇場 所:小遠見山・姫川源流自然探勝園 〇宿 泊:..
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2013年05月05日

ナルコユリ(鳴子百合)の花は清楚

100505ナルコユリ@エコカフェ.JPGしろがねの森の路傍植物、続いてはナルコユリです。ナルコユリの仲間は世界に58種、うち日本にはアマドコロ、ミヤマナルコユなど10種ほどが知られています。この仲間はチゴユリの仲間と花被片が離弁なのに対して合着しているのが特徴です。一見両者の外見は似ていますが、よく花を観察する必要がありそうです。[2013年5月5日撮影:国立科学博物館附属自然教育園@山崎] ナルコユリ(鳴子百合、学名:Polygonatum falcatum A.Gray)はユリ科アマドコロ属の多年草。分布..
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2012年12月15日

高山植物の魅力(80)、ミヤマゼンコ(深山前胡)

090922ミヤマゼンコ@エコカフェ.JPG北アルプス涸沢ヒュッテ(標高2309m)はすでに深い雪に埋もれているでしょう。穂高連峰から下る大きくえぐれた氷河期に発達したカールがあります。カールの下部は、夏場、多くの登山者たちがついの宿とするカラフルなのテントで賑わっています。テント葉の近くにはいろんな高山植物が観察できます。セリ科大型の植物、ミヤマゼンコもそのひとつです。[2009年9月22日撮影:涸沢ヒュッテ@山崎] ミヤマゼンコ(深山前胡、学名:Coelopleurum multisectum (Maxim...
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2012年12月15日

高山植物の魅力(79)、オンタデ(御蓼)

090922オンタデ雌株1@エコカフェ.JPG090922オンタデ雌株2@エコカフェ.JPGこの冬の寒さは厳しく、冬山遭難のニュースが重苦しいですね。近年、危険に対する人びとの注意力が散漫になっているような気がします。これまで安全や安心は空気のように当たり前のような存在と受け止められていたのでしょう。上高地へ向かう道路も冬期閉鎖され、白銀の静かな世界が広がっるのでしょう。ここでは初秋に撮影したオンタデを紹介します。写真は雌株です。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎] オンタデ(御蓼、学名:Aconogonon weyrichii (F.Schmidt) ..
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2012年11月15日

高山植物の魅力(78)、タカネナデシコ(高嶺撫子)

尾瀬(至仏山) 031.jpg尾瀬ヶ原の西側に位置する至仏山(標高:2228m)は蛇紋岩からなる山塊であって貴重な高山植物が見られることでも知られています。まだ、お花畑が見られる季節に登山していないのでその恩恵にはあずかっていませんが機会あったらチャレンジしたいと思います。ここではかって晩秋に登山したときに出逢ったタカネナデシコを紹介します。[2006年10月1日撮影:至仏山@阿部] タカネナデシコ(高嶺撫子、学名:Dianthus superbus L. var. speciosus Rchb.)..
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2012年10月07日

クルマアザミ(車薊)は放射状

090523クルマアザミ@エコカフェ(自然教育園).JPG日本はアザミの宝庫。このブログでも折々に各種のアザミについて触れたいますが、エコカフェの草花教室でかつて訪ねた国立科学博物館附属自然教育園において記録したクルマアザミを紹介します。3年前は知識ばかりでしたが今ではフィールド観察経験も豊富になっています。クルマアザミはノハラアザミの変種とされているようです。[2009年5月23日撮影:第31回自然草花教室@阿部] クルマアザミ(車薊、学名:Cirsium oligophyllum f. obvallatum )はキク科アザ..
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2012年09月17日

高山植物の魅力(77)、オオバユキザサ(大葉雪笹)

120804オオバユキザサ果実@エコカフェ.JPG周回遅れ記事。佐渡島2日目、大佐渡石名天然杉遊歩道の素晴らしさは関連する記事でお分かりのことと思う。天然杉の森の林床はとりわけ緑の下草の絨毯が広がっています。オオバユキザサを紹介します。ヤマトユキザサとも呼ばれ、花が終わり青々とした若い果実を幾つもつけていました。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗] オオバユキザサ(大葉雪笹、学名:Smilacina hondoensis Ohwi)はユリ科ユキザサ属の多年草で雌雄異株。100804オオバユキザサ@エコカフェ(大佐渡石名).JPG分布は本州東北地方南部から近畿地方..
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2012年09月13日

高山植物の魅力(76)、マルバダケブキ(丸葉岳蕗)

120804マルバダケブキ@エコカフェ(中村).JPG南アルプスの仙丈ヶ岳(標高3033m)への登山途中に大滝頭手前の林縁や下山途中の草原でマルバダケブキが群生し黄色い花を咲かせていました。ぱっと見がツワブキによく似ているので間違えやすいですね。[2012年8月4日撮影:北沢峠・雪渓上部@中村敏之] マルバダケブキ(丸葉岳蕗、学名:Ligularia dentata (A. Gray) Hara)はキク科メタカラコウ属の多年草。分布は本州中部地方以北、四国に隔離し、海外では中国に広く、低山から亜高山帯の林縁ややや湿った草原..
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2012年09月12日

高山植物の魅力(75)、タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露)

120804タカネグンナイフウロ@エコカフェ(仙丈ケ岳).JPG南アルプスの仙丈ヶ岳(標高3033m)の下山途中にタカネグンナイフウロに出会いました。少しばかり離れた草地や砂礫地にはハクサンフウロ(白山風露)も花をつけていました。[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之] タカネグンナイフウロ(高嶺郡内風露、学名:Geranium eriostemon Fisch. ex DC. var. reinii (Franch. et Sav.) Maxim. f. onoei (Franch. et Sav.) )はフウロソウ目フウロ..
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2012年09月10日

高山植物の魅力(74)、チシマギキョウ(千島桔梗)

120804イワギキョウ花@エコカフェ.JPG日中は暑さが続きますが、夜にもなると草むらからは虫の音が聞こえてきます。夏山も終わり、高山では秋の気配がしているといいます。この夏登った仙丈ヶ岳(標高3033m)山頂の手前の尾根でチシマギキョウがパッチ状の群落をつくって咲いていました。天候に恵まれよい山行ができました。[2012年8月4日撮影:仙丈ヶ岳@中村敏之] チシマギキョウ(千島桔梗、学名:Campanula chamissonis Campanula)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。120804イワギキョウ@エコカフェ(仙丈ケ岳).JPG分布は本州中部地方以北、..
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2012年09月09日

高山植物の魅力(73)、イワギキョウ(岩桔梗)

110812イワギキョウ@エコカフェ(幌尻岳).JPG日中は暑さが続きますが、夜にもなると草むらからは虫の音が聞こえてきます。夏山も終わり、高山では秋の気配がしているといいます。昨年の夏登った北海道日高山脈主峰にある幌尻岳(標高2052m)山頂付近の尾根でイワギキョウが咲いていました。天候はやや雲が出ていて寒かったですがよい山行ができました。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] イワギキョウ(岩桔梗、学名:Campanula lasiocarpa Cham.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。分布は本州中部地方以..
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2012年09月09日

高山植物の魅力(72)、キヌガサソウ(衣笠草)

120728ツマトリソウ@エコカフェ(白馬岳).JPGこの夏に白馬岳(標高2932m)に挑戦したのですが、天候に恵まれず、白馬大雪渓を越えて急登に入ったところで体調も考慮し撤退を余儀なくされました。大雪渓は天然の冷蔵庫のようで全体がひんやり冷えていました。下山途中は余裕があったので少し高山植物を観察することができました。キヌガサソウが見事に花を咲かせていました。[2012年7月28日撮影:白馬岳@中村敏之] キヌガサソウ(衣笠草、学名:Paris japonica (Franch. et Savat.) Franch.)は..
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2012年09月09日

高山植物の魅力(71)、ハナチダケサシ(花乳茸刺)

120728ハナチダケザシ@エコカフェ(白馬岳) .JPG先に紹介したトリアシショウマアワモリショウマアカショウマの変種ですが、他にもハナチダケサシ、チダケサシ、オオチダケサシ、ハチジョウショウマ、ミカワショウマ、フジアカショウマ、ヤクシマショウマ、シコクトリアシショウマなどが知られています。地域変種が多いのも面白いです。ここではハナチダケサシを紹介します。[2012年7月28日撮影:白馬岳@中村敏之] ハナチダケサシ(花乳茸刺、学名:Astilbe thunbergii (Sieb. et Zucc.) Miq. var..
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2012年09月05日

ヤマトリカブト(山鳥兜)

080927ヤマトリカブト@エコカフェ(三頭山) 082.jpgエコカフェの自然観察会で三頭山に登ったことがあります。白亜紀やジュラ紀の地層にマグマが貫入し地中で凝固した石英閃緑岩やマグマの高熱で接触変成したフォルンフェルスと呼ばれる固い岩が露出していたりして地質の学習にはもってこいでしょう。屋久島でもフォルンフェルスは見られます。さて、ここでは三頭山の山中で見たヤマトリカブトを紹介しましょう。[2008年9月27日撮影:第2回自然観察会@阿部] ヤマトリマブト(山鳥兜、学名:Aconitum japonicum Thunb. va..
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2012年08月26日

高山植物の魅力(70)、ミヤマワラビ(深山蕨)

080711ミヤマワラビ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg立山新室堂乗越(標高2511m)の直下には直立したハイマツ林やベニバナイチゴなどちょっとしたこんもりした小さな森が発達しています。そんな林床にはミヤマワラビなどがよく見られます。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部] ミヤマワラビ(深山蕨、学名:Thelypteris phegopteris (L.)Slosson ex Rydb)はヒメシダ科ヒメシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、山地帯から高山帯の明るい林内や林縁に自生。本州..
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2012年08月26日

高山植物の魅力(69)、ヒメクワガタ(姫鍬形)

080711ヒメクワガタ@立山雷鳥エコツアー 118.jpg残暑厳しいです。夏山シーズンも終わりかけ、会員の皆さんも大いに満喫しているようです。ずい分前に立山連峰に登った時に撮影した高山植物で名前が分かったものがあるので紹介します。可憐な花を咲かせるヒメクワガタです。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部] ヒメクワガタ(姫鍬形、学名:Veronica nipponica Makino ex Furumi)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州(鳥海山、月山、飯豊山地、北アルプス中北部、白山..
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2012年08月14日

高山植物の魅力(68)、ミヤマセンキュウ(深山川芎)

080711ミヤマセンキュウ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpgお盆に里帰りしている都会暮らしの人も多いのではないでしょうか。立山室堂平のみくりが池近くの遊歩道脇で写真におさめたセリ科の植物の花が気になっていたので調べてみました。セリ科の植物の同定は難しいのですが、ミヤマセンキュウらしいです。[2008年7月11日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部] ミヤマセンキュウ(深山川芎、学名:Conioselinum filicinum (H.Wolff) H.Hara)はセリ科ミヤマセンキュウ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北と千島列..
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2012年08月14日

高山植物の魅力(67)、ハイマツ(這松)

080711ハイマツ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg先に亜高山帯針葉樹林を構成するシラビソオオラビソコメツガなどについて紹介しました。ここではその上部、中部地方では標高2500m以上の森林限界を超える高山帯の植生のうち常緑針葉樹のハイマツを紹介します。ハイマツは森林限界ではハイマツ帯といってごく普通に見られますが、氷河期の生き残り(氷河遺存種)とされるため富士山では見られません。[2008年7月11日・12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部] ハイマツ(這松、学名:Pinus pumila (Pall.) Regel)..
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2012年08月12日

高山植物の魅力(66)、クルマユリ(車百合)

120804クルマユリ@エコカフェ.JPG120804クルマユリ@エコカフェ(佐渡島).JPG大佐渡石名天然杉は大佐渡山脈主稜線近くの標高約900mに広がっています。ここは年間を通じて雲霧が発生しやすく、冬季の積雪も多く季節風も厳しいといいます。亜高山帯に属するのでしょう。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部] クルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides A. Gray)はユリ科ユリ属の多年草。分布は朝鮮半島、中国、樺太、北海道、本州中部地方以北と大台ケ原、四国剣山に隔離し、高山帯から亜高山帯の草原に自生。120804クルマユリ花@エコカフェ(佐渡島).JPG 草丈は30pから80..
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2012年08月08日

高山植物の魅力(65)、ミネヤナギ(峰柳)

ミネヤナギ@エコカフェ(富士山).JPG富士山五合目付近の樹林帯林縁でパイオニア植物であるミネヤナギをよく見かけることができます。別名にミヤマヤナギといいます。[2010年7月11日@第7回自然観察会@阿部] ミネヤナギ(峰柳、学名:Salix reinii Franch. et Sav. ex Seemen)はヤナギ科ヤナギ属の落葉低木。雌雄異株。分布は北海道、南千島、本州中部地方以北に及び、低山帯から高山帯の低木林の林縁に自生。樹高は1mから5mほどで、高山帯では地を這う。葉は光沢があり、無花枝では葉身2..
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2012年08月07日

高山植物の魅力(64)、ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬)

100710ミヤマオトコヨモギ@エコカフェ(富士山).JPG富士山五合目付近の森林限界付近から森林限界上部でよく見ることができる高山植物のひとつにミヤマオトコヨモギがあります。富士山で見られるのは本種のみです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@山田聡] ミヤマオトコヨモギ(深山男蓬、学名:Artemisia pedunculosa Miq.)はキク科ヨモギ属の多年草。日本固有種分布は本州中部地方の亜高山帯から高山帯の岩礫地や砂礫地に自生。100710ミヤマオトコヨモギ花@エコカフェ(富士山).JPG草丈は20cmから30cmほど、地下茎は長く伸び、茎は帯紫色で叢生し、葉は倒..
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2012年07月18日

高山植物の魅力(63)、ナガバキタアザミ(長葉北薊)

110812ナガバキタアザミ花@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳山頂近くのお花畑は北方系の高山植物を見ることができます。ウスユキトウヒレンに続きナガバキタアザミもそのひとつです。[2010年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ナガバキタアザミ(長葉北薊、学名:Saussurea riederi Herder subsp. yezoensis (Maxim.) Kitamura)はキク科トウヒレン属の多年草。分布はロシア極東部、北海道、千島ウルップ島以南と本州(早池峰山)に隔離し、亜高山帯から高山帯の砂礫地や草..
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2012年07月18日

高山植物の魅力(62)、ウスユキトウヒレン(薄雪唐飛廉)

110812ウスユキトウヒレン@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳山頂近くのお花畑は北方系の高山植物を見ることができます。ウスユキトウヒレンもそのひとつです。[2010年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ウスユキトウヒレン(薄雪唐飛廉、学名:Saussurea yanagisawae)はキク科トウヒレン属の多年草。分布は北海道の大雪、夕張、北日高山系と羊蹄山に限り、高山帯の礫地や草地に自生。草丈は5cmから20cmほど、根生葉は厚く、葉身は3cmから8cmほどの卵形から披針形と変異に富みます。全体に縮毛が生え..
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2012年07月16日

高山植物の魅力(61)、ハイオトギリ(這弟切)

110812ハイオトギリ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳のお花畑で見たオトギリソウの仲間です。調べるとオトギリソウの高山タイプのハイオトギリではないかと思います。別名にエゾヤマオトギリともいう。日高山脈にはハイオトギリに比べ花柱の長いヒダカオトギリという地域固有変種が自生していますが、ここではハイオトギリとしておきます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ハイオトギリ(這弟切、学名:Hypericum kamtschaticum Ledeb. var. kamtschaticum)はオトギ..
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2012年07月16日

高山植物の魅力(60)、エゾツツジ(蝦夷躑躅)

110812エゾツツジ@エコカフェ(幌尻岳).JPG幌尻岳山頂近くに広がるお花場では多様な高山植物を確認することができます。タカネオミナエシエゾシオガマチングルマイワブクロ、ミヤマリンドウ、エゾウサギギクミヤマアズマギクヨツバシオガマアオノツガザクライワヒゲなどで、エゾツツジもそのひとつです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] エゾツツジ(蝦夷躑躅、学名:Therorhodion camtschaticum (Pall.) Small)はツツジ科エゾツツジ属の落葉小低木。110812エゾツツジ群落@エコカフェ(幌尻岳).JPG分布はアジア東北部、シベリ..
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2012年07月16日

高山植物の魅力(59)、トカチフウロ(十勝風露)は色違い

110812トカチフウロ@エコカフェ(幌尻岳).JPG先にこのブログでチシマフウロ(千島風露)を紹介しましたが、幌尻岳ではトカチフウロも見られるようです。両者の違いはチシマフウロの花弁は淡紅紫色、トカチフウロのは淡青紫色であることから区別することができるそうですが、シールドでは何とも難しいでしょう。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] トカチフウロ(十勝風露、学名:Geranium erianthum DC f. pallescens Nakai)はフウロソウ科フウロソウ属の多年草。チシマフウロ(千島風露)の種内分..
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2012年07月16日

高山植物の魅力(58)、ハクサンボウフウ(白山防風)

110709ハクサンボウフウ@エコカフェ(鳳凰三山).jpg南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ケ岳の南に伸びる鳳凰三山の薬師岳小屋近くの砂礫の草地でハクサンボウフウが花を咲かせていました。近くにはマイズルソウも花をつけていました。[2011年7月10日撮影:薬師岳@澤尚幸] ハクサンボウフウ(白山防風、学名:Peucedanum multivittatum Maxim.)はセリ科カワラボウフウ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北に及び高山帯の草地に自生。草丈は30pから50pほどで、茎は直立し中空、茎上部でやや分枝し、葉は有柄で..
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2012年07月14日

高山植物の魅力(57)、シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)

110709シロバナノヘビイチゴ@エコカフェ(鳳凰三山).jpgこのところ雨が多く登山はは難しいです。昨年、南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ケ岳の南に伸びる鳳凰三山の苺平付近で登山道脇の草地でたくさんのシロバナノヘビイチゴが花をつけていましたので紹介します。[2011年7月9日撮影:苺平@澤尚幸] シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、学名:Fragaria nipponica Makino)はバラ科オランダイチゴ属の多年草。分布は本州宮城県以南から中部地方までと屋久島、済州島、樺太に隔離し、山地帯から高山帯下部の日当たりのよい草地に自生。..
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2012年07月14日

高山植物の魅力(56)、イワスゲ(岩菅)

100710イワスゲ@エコカフェ(富士山).JPG富士山六合目付近の登山道わきの溶岩原でパイオニア植物のひとつであるイワスゲが花穂をつけていました。別名にタカネスギとも。富士山でよく見られる他のスゲの仲間にコタヌキランがあるが、こちらは主に南斜面に自生しているそうです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@山田聡] イワスゲ(岩菅、学名:Carex stenantha Franch. et Savat.)はカヤツリグサ科スゲ属の多年草。日本固有種。分布は本州の中部地方以北で高山帯の砂礫地に自生。100710六合目付近@エコカフェ.JPG草丈は約40p、..
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2012年07月13日

高山植物の魅力(55)、ヒダカトリカブト(日高鳥兜)

110812ヒダカトリカブト@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳山頂近くでヒダカトリカブトが青紫色の花をつけていました。別名にアポイ岳に多く見られることからアポイトリカブトとも呼ぶそうです。トリカブトの仲間は世界の北半球温帯以北に約300種、東アジアに約100種、日本にはヤチトリカブトなど30種以上が知られるが、変異が多いために同定は難しいといいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ヒダカトリカブト(日高鳥兜、学名:Aconitum yuparense Takeda var. apoiense..
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2012年07月12日

高山植物の魅力(54)、イワブクロ(岩袋)

110812イワブクロ@エコカフェ.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの尾根筋の岩場の砂礫地でイワブクロが咲いていました。樽前山で多く見られることから別名にタルマイソウとも呼びます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] イワブクロ(岩袋、学名:Penstemon frutescens Lamb.)はゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草。分布は本州東北地方、北海道、千島列島、樺太、シベリア、カムチャッカに及び、亜高山帯や高山帯の火山系の岩場や砂礫地に自生。草丈は10pから20pほど、..
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2012年07月12日

高山植物の魅力(53)、ミヤマアズマギク(深山東菊)

110812ミヤマアズマギク@幌尻岳.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳のお花畑見られる高山植物のひとつにミヤマアズマギクがあります。ひときわ存在感のある美しい花です。[2011年6月11日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ミヤマアズマギク(深山東菊、学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus A. Gray)はキク科ムカシヨモギ属の多年草。アズマギクの高山型亜種。分布は本州中部地方以北、北海道、東アジアに及び、高山帯の乾いた礫地や草地に自生。草丈は10pから20pほどで全体に軟毛が生え、..
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2012年07月12日

高山植物の魅力(52)、タカネオミナエシ(高嶺女郎花)

110812タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の岩場で出会った貴重な高山植物のひとつにタカネオミナエシがあります。別名に地名と花の姿からチシマキンレイカ(千島金鈴花)と呼ばれています。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] タカネオミナエシ(高嶺女郎花、学名:Patrinia sibirica (L.) Juss.)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草。絶滅危惧TB類(EN)。分布は北海道、千島列島、中国、モンゴルの高山帯の砂礫地や岩場などに自生。礼文島などでは海岸近くで見られます。草丈は7cmから..
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2012年07月12日

高山植物の魅力(51)、フジハタザオ(富士旗竿)

100710フジハタザオ花@エコカフェ(富士山).JPG富士山の固有種にフジハタザオがあります。5合目上部の森林限界に近い登山道脇のスコリアの荒地にたくさん生えています。この植物はスコリアのざらが下方移動すると一緒に流されながらも逞しく生育し続けることができるといいます。すごいやつなのです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@山田聡] フジハタザオ(富士旗竿、学名:Arabis serrata Franch. & Sav.)はアブラナ科ハタザオ属の多年草。富士山固有種。分布は富士山で森林限界付近の砂礫地に自生。100710フジハタザオ@エコカフェ(富士山).JPG草丈..
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2012年07月11日

高山植物の魅力(50)、ヤマハハコ(山母子)

110812ヤマハハコ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)に広がるお花畑では盛夏にたくさんの高山植物の花が見られます。ヤマハハコもそのひとつです。名前の由来はハハコグサに似ていて山に生えることにあるそうです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] ヤマハハコ(山母子、学名:Anaphalis margaritacea (L.) Benth. & Hook. f. var. angustior (Miq.) Nakai)はキク科ヤマハハコ属の多年草。雌雄異株。分布は本州長野県以北..
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2012年07月11日

高山植物の魅力(49)、エゾシオガマ(蝦夷塩釜)

110812エゾシオガマ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の草原で出会った高山植物にエゾシオガマがあります。花がユニークな形をしていますね。[2011年6月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] エゾシオガマ(蝦夷塩釜、学名:Pedicularis yezoensis Maxim.)はゴマノハグサ科シオガマギク族の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道に及び、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に自生。草丈は20cmから50cmほどで茎は直立し、葉は有柄で茎下部で対生、上部では互生し、葉身は2cmから6cmほどの三角状披針..
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2012年07月09日

高山植物の魅力(48)、ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

120708ヤマホタルブクロ花@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までの山道ルート中間地点の休憩地でヤマホタルブクロの花が雨粒に濡れて鮮やかに映えていました。写真の花の内側にある斑点模様は蜜標といって受粉を手助けする昆虫を導き入れるためのものです。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎] ヤマホタルブクロ(山蛍袋、学名:Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。120708ヤマホタルブクロ@エコカフェ.JPGホタルブクロの変種で日本固有種。分布は本..
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2012年07月09日

高山植物の魅力(47)、ヤマオダマキ(山苧環)

120708ヤマオダマキ花@エコカフェ.JPG120708ヤマオダマキ花2@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までのバスは所要1時間半ほどかかるので途中でトイレ休憩をするんだそうです。なんとも山間を何度もくねりながら登っていくので乗っていても結構疲れます。小休憩は気分休めにちょうど良いのです。そんな休憩地でアズマシャクナゲやヤマホタルブクロの近くでヤマオダマキの可愛らしい花が咲いていました。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]120708ヤマオダマキ葉@エコカフェ.JPG ヤマオダマキ(山苧環、学名:Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc.)はキンポウ..
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2012年06月13日

高山植物の魅力(46)、イワハタザオ(岩旗竿)

110709イワハタザオ花2@エコカフェ(鳳凰三山).jpg南アルプスの東側に位置する地蔵岳、観音岳、薬師岳)は古くから山岳信仰の地であって、花崗岩を基盤とする真砂のように美しい山塊ある。これからの季節、花崗岩の割目で咲く高山植物たちが私たちの目を楽しませてくれます。昨年、出会ったひとつ、イワハタザオを紹介しよう。[2011年7月10日撮影:鳳凰三山@澤尚幸] イワハタザオ(岩旗竿、学名:Arabis serrata Franch. et Sav. var. japonica)はアブラナ科ヤマハタザオ属の多年草。110709イワハタザオ@エコカフェ(鳳凰三山).jpgフジハタザオの変..
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2012年06月11日

高山植物の魅力(45)、チシマフウロ(千島風露)

110812チシマフウロ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳で出会った高山植物のひとつ、チシマフウロです。この仲間には前に紹介したハクサンフウロ、伊吹山と東北地方の一部に隔離分布するイブキフウロ、岡山・広島・島根などの湿原に自生するビッチュウフウロなど地域固有種が多く興味深いです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] チシマフウロ(千島、学名風露:Geranium erianthum DC.)は フウロウソウ科フウロウソウ属の多年草。分布は北海道から本州東北地方、サハリン、カムチャッカ、アラスカなどに及び、亜..
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2012年06月11日

高山植物の魅力(44)、アオノツガザクラ(青の栂桜)

110812アオノツガザクラ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳で出会った高山植物のひとつ、アオノツガザクラです。イワヒゲが混生。高山植物の魅力(15)で紹介したツガザクラに似ていますが、ツガザクラは本州福島県以南から鳥取までと四国に隔離分布すること、萼片は浅く基部に腺毛が生えないことで区別ができるといいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] アオノツガザクラ(青の栂桜、学名:Phyllodoce aleutica (Spreng.) Heller)はツツジ科ツガザクラ属の矮性の常緑小低木。分布は本州中部地方..
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2012年06月08日

高山植物の魅力(43)、エゾウサギギク(蝦夷兎菊)

110812エゾウサギギク(2)@幌尻岳.JPG昨年盛夏に北海道幌尻岳に登ったときの高山植物の写真です。ボディに対して花が大きいのが高山植物の特徴でもあり、ここではエゾウサギギクを紹介します。名前の由来は葉の形がウサギの耳に似ていることにあります。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸] エゾウサギギク(蝦夷兎菊、学名:Arnica unalaschcensis Less.)はキク科兎ギク属の多年草。日本固有種。分布は北海道と本州中部以北の高山帯の礫地や草地などに自生。110812エゾウサギギク群落@エコカフェ(幌尻岳).JPG草丈は10pから30pほどで、根茎は地を這い..
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2012年06月07日

高山植物の魅力(42)、カニコウモリ(蟹蝙蝠)

090922カニコウモリ.JPG穂高連峰を望む涸沢ヒュッテ(標高2350m)からコ沢、上高地に下る登山道脇の林縁で多くの種類の高山植物に出会うことができるでしょう。カニコウモリもその一つ。コウモリソウの仲間で葉の形が蟹の甲羅に似た形をしていることから名づけられたという。[2009年9月22日撮影:コ沢付近@山崎] カニコウモリ(蟹蝙蝠、学名:Parasenecio adenostyloides (Franch. et Sav. ex Maxim.) H.Koyama)はキク科コウモリソウ属の多年草。日..
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2012年05月16日

高山植物の魅力(41)、キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪)

110709キバナノコマノツメ@エコカフェ(鳳凰三山 ).jpg南アルプス北岳の東側に位置する鳳凰三山(地蔵岳、観音岳、薬師岳)は古くから山岳信仰のメッカ。名前を聞けばなるほどですね。もちろん高山植物もいろいろ見ることができます。花崗岩の隙間で耐えるキバナコマノツメの小さな花が綺麗です。[2011年7月9日撮影:薬師岳@澤] キバナノコマノツメ(黄花の駒の爪、学名:Viola biflora L.)はスミレ科スミレ属の多年草。分布は北半球の冷温帯に広く、日本では北海道、本州中部地方以北、四国山地、屋久島亜高山帯・高山帯に隔離し、草原..
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2012年05月09日

高山植物の魅力(40)、キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)

110709キバナノヤマオダマキ@鳳凰三山 128.jpg昨年7月、鳳凰三山の下山途中でキバナノオダマキの美しい花に出会いました。急勾配が続き足の膝が笑ってしまい踏ん張りが利かなかったのを思い出します。[2011年7月10日撮影:鳳凰三山@澤尚幸] キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環、学名:Aquilegia buergeriana Sieb. et Zucc. f. flavescens Makino)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草。日本固有種。ヤマオダマキの変種。分布は北海道、本州、四国、九州の低山から亜高山帯の草地や林..
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2012年04月08日

高山植物の魅力、フキ(蕗)の美味に感謝を

フキの花@エコカフェ.JPG鋸山山中にある日本寺参道脇の岩場からは清水がしみ出ているようで、フキが群生し大きな丸いハート形の葉を広げ地面をおおっていました。中にはすーっと花茎を伸ばし、その先に花を咲かせていました。ここのフキはきっと人が植栽したものなのでしょう。山中の谷沿いにもわずかに確認できましたがそちらは天然のものでしょうか。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎] フキ(蕗、学名:Petasites japonicus (Sieb. et Zucc.) Maxim. )はキク科フ..
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2012年03月31日

高山植物の魅力(39)、アズマシャクナゲ(東石楠花)は5弁花

080504アズマシャクナゲ.JPGシャクナゲと言えばツツジ属の中で常緑のものの総称とされますが、日本ではヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)を除くホンシャクナゲの仲間(無鱗片シャクナゲ節)に限ってシャクナゲと呼んでいるそうです。少しばかり小難しい話ですね。赤城自然園には多様な種類のシャクナゲが植栽されていますから連休の頃に出掛けてみるのも面白いでしょう。[2008年5月4日撮影:赤城自然園@阿部] アズマシャクナゲ(東石楠花、学名:Rhododendron metternichii Siebold ..
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2012年03月26日

逞しいヒメスミレ(姫菫)

ヒメスミレ@エコカフェ.JPG春は足踏みをしているようで、北日本から西日本の日本海側では雪を記録したそうです。東京ではコートを手放す若者たちも見かけますが。足元で小さなヒメスミレが花が咲かせていました。スミレは生命力が強くアスファルトのわずかな隙間などに根を下ろして命を紡ぐことができます。 ヒメスミレ(姫菫、学名:Viola inconspicua Blume subsp. nagasakiensis (W.Becker) J.C.Wang et T.C.Huang)はキントラノオ目スミレ科スミレ属..
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2012年02月27日

高山植物の魅力(38)/クロマメノキ(黒豆の木)

080711クロマメノキ@立山雷鳥エコツアー .jpg立山連峰はまだまだ深い雪に覆われています。雪の下ではただただじーっと雪解けを待って冬眠している高山植物たちがいます。このブログでも気ままに取り上げてきましたが、クロマメノキを紹介しましょう。[2008年7月11日撮影:立山新室堂乗越付近@阿部] クロマメノキ(黒豆の木、学名:Vaccinium uliginosum L.)はツツジ科スノキ属の落葉低木。分布は北半球の寒冷地に広く及び、日本では北海道から中部地方以北の亜高山帯から高山帯の岩礫地や砂礫地、湿地などに自生。樹高..
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2012年02月25日

高山植物の魅力(37)/ゴマナ(胡麻菜)

090922ゴマナ.JPG上高地の梓川沿いの散策は楽しい。晩夏から初秋にかけてシシウドやフジアザミカンチコウゾウナヤチトリカブト、イワシャジンなど多くの花が見られます。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎] ゴマナ(胡麻菜、学名:Aster glehnii F.Schmidt var. hondoensis Kitam.)はキク科シオン属の多年草。日本固有種。分布は本州のみで山地から高山の日当たりのよい林縁や渓流沿いなどに自生。草丈は1mから1.5mほどで地下茎は太く、茎は直立し、茎上部..
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2012年02月19日

高山植物の魅力(36)/ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

110710ハクサンシャクナゲ@エコカフェ阿部.jpg今日も北風は吹かないものの寒い一日でした。今朝の八王子の気温は放射冷却でぐんぐん外気は下がり氷点下6℃になったそうです。常緑広葉樹のシャクナゲの仲間には寒冷地に上手に適応したものがいます。ハクサンシャクナゲがそれです。[2011年7月10撮影:鳳凰三山@阿部] ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、学名:Rhododendron brachycarpum G. Don)はツツジ目ツツジ科ツツジ属の常緑低木。 分布は本州中部地方以北から北海道と隔離して四国(石鎚山)、朝鮮半島..
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2012年02月19日

高山植物の魅力(35)/カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)

090922カンチコウゾリナ (2).JPG090922カンチコウゾリナ.JPG思い出。涸沢カールから上高地までの下山途中でヤチトリカブトやノリクラアザミの花の近くでカンチコウゾリナも黄色い花を咲かせたいました。タカネコウゾリナともいいます。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎] カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜、学名:Picris hieracioides L. ssp. kamtschatica (Ledeb.) Hulten)はキク科コウゾリナ属の多年草。 分布は北海道、本州中部地方以北、東北アジアに及び、亜高山帯から高山帯にかけての日当た..
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2011年11月30日

サワシバ(沢柴)と柴刈り

110723サワシバ@エコカフェ.JPGおとぎ話桃太郎に「婆さんは川に洗濯に、お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川に洗濯に行きました。」とのくだりがあります。桃太郎伝説は日本各地にあり、その内容も多様で定まっていないようだ。今日のような内容になったのは明治20年に国定教科書に採用されてからという。なるほど。 ところで、「柴刈り」の「「柴」とは小枝のことです。昔は竈や風呂を沸かすための燃料としたものです。この「柴」がつく植物に「サワシバ(沢柴)」があります。エコカフェでも芦生の森(京都府)や21世紀の森と広場(千葉..
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2011年09月26日

秋の花、アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

アキノキリンソウ1@エコカフェ.JPG赤城自然園では園内をゾーンニングしている。自然生態園の「はらっぱの広場」の一角に蛇紋岩石灰岩の岩場のゾーンがある。そこではなぜかニッコウキスゲアキノキリンソウなどが咲いています。[2011年9月11日撮影:赤城自然園@山崎] アキノキリンソウ(秋の麒麟草、学名:Solidago virga-aurea var. asiatica(Nakai ex H.Hara) Kitam. ex H.Hara)はキク科アキノキリンソウ属の多年草。分布は北海道から九州、朝鮮半島に及..
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2011年09月23日

高山植物の魅力(34)/ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)

090921ミヤマアキノキリンソウ@エコカフェ.JPG上高地から本谷橋を渡ると樹林帯に入り標高を稼いでいくと、シラビソなどの針葉樹林からナナカマドなどに変化する植生の垂直分布を楽しむことができます。モミジカラマツの近くにはミヤマアキノキリンソウなども咲いていました。[2009年9月21日撮影:屏風ノ頭下樹林帯@山崎] ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、学名:Solidago virgaurea L. subsp. leiocarpa (Benth.) Halt. f. japonalpestris Kitam.)はキ..
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2011年09月23日

高山植物の魅力(33)/モミジカラマツ(紅葉唐松)

090921モミジカラマツ.JPG上高地から涸沢ヒュッテまでの道のりは長いですが、横尾谷を梓川源流沿いに屏風岩を巻きながら進むと、やがて本谷橋を渡り、梓川源流に別れを告げ山中に入り標高をあげていきます。途中、ガマズミミヤマダイコンソウモミジカラマツなどが観察されます。 モミジカラマツ(紅葉唐松、学名:Trautvetteria japonica Sieb. et. Zucc.)はキンポウゲ科モミジカラマツ属の多年草。分布は本州中部地方以北と北海道、千島列島、ウスリー地方に及び、亜高山帯から高山帯に自..
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2011年09月23日

高山植物の魅力(32)/ハクサンフウロ(白山風露)

IMGP6584.JPG今日は秋分の日です。3連休の初日でもあり、墓参りや行楽に出かける方も多いのではないでしょうか。 涸沢ヒュッテ(標高2350m)は涸沢カールの東端に位置し、穂高連峰を見渡すことができます。[2009年9月21日撮影:北穂高岳眺望@山崎]紅葉の頃は素晴らしいでしょうね。そんな涸沢ヒュッテの近くで可憐な淡い紅紫色の花が咲いています。朝露に濡れたハクサンフウロの花です。[2009年9月22日撮影:涸沢ヒュッテ近く@山崎] 090922ハクサンフウロ@エコカフェ.JPGハクサンフウロ(白山風露、学名:Geranium ye..
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2011年09月22日

フジアザミ(富士薊)の巨大な花を

090921フジアザミ.JPG台風一過、秋の青空が広がっています。フジアザミを紹介しましょう。一昨年のこの時期、上高地から涸沢までを散策した際に、梓川沿いの砂礫地でヤチトリカブトの青紫色の花の近くで、フジアザミが巨大な薄紫色の花をつけていました。以前、イリオモテアザミの紹介の際に書きましたが、アザミの仲間は世界に250種以上、日本だけで100種以上あるとされ、日本はアザミの多様性のメッカといえるのです。[2009年9月21日撮影:上高地@山崎] フジアザミ(富士薊、学名:Cirsium purpur..
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2011年09月05日

高山植物の魅力(31)/ミヤマダイコンソウ(深山大根草)

090922ミヤマダイコンソウ (3).JPG9月の標高の高い深山も秋の深まりを感じさせてくれて楽しい山行となりそうですね。 上高地から涸沢ヒュッテまでの道中は好きなコースです。横尾谷を屏風岩を巻きながらずんずん進み本谷橋を渡ります。やがて梓川源流を離れて標高をぐんぐん稼ぐことになります。 途中、ミヤマダイコンソウの黄色い花を見ることができます。[2009年9月21日撮影:横尾谷@山崎] ミヤマダイコンソウ(深山大根草、学名:Geum calthaefolium Smith var. nipponicum (F..
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2011年09月04日

高山植物の魅力(30)/ヤチトリカブト(谷地鳥兜)

090922ヤチトリカブト@エコカフェ.JPG秋晴れが恋しいです。夏が終わり初秋の高山でもいろいろな植物を観察することができますよ。上高地からコ沢までの梓川沿いのコースは好きですね。写真はヤチトリカブトです。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎] ヤチトリカブト(谷地鳥兜、学名:Aconitum senanense Nakai var. paludicola (Nakai) Tamura)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。 ホソバトリカブト(細葉鳥兜、学名::Aconitum senanense Nakai)..
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2011年08月22日

高山植物の魅力(29)/ミネウスユキソウ

1107101016ミネウスユキソウ@エコカフェ.jpg梅雨明けとともに登った鳳凰三山でミネウスユキソウに出会いました。まだ開花には少し早いようでしたが、日本のエーデルワイス7種か8種のうちのとひとつのようです。ウスユキソウが北海道から九州までの低山帯から亜高山帯に分布するのに対して他の種は高山帯に限定的に分布するという。全身に薄い綿毛をまとっているのが印象的でした。[2011年7月10日撮影、鳳凰三山@阿部] ミネウスユキソウ(峰薄雪草、学名:Leontopodium japonicum Miq. var. shiroum..
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2011年08月07日

高山植物の魅力(28)/ミネカエデ(峰楓)

080711ミネカエデ雄株@立山雷鳥エコツアー 133.jpg立山新室堂乗越直下(標高2380m)付近には先に紹介したミヤマハンノキベニバナイチゴ、背丈のあるハイマツなどのブッシュが現れる。その中にミネカエデも混じっています。[2008年7月12日撮影、立山新室堂乗越@阿部] ミネカエデ(峰楓、学名:Acer tschonoskii Maximowicz)はカエデ科カエデ属の落葉小低木。分布は本州中部地方以北から北海道、南千島に及び、亜高山帯の林内などに自生。氷河期の生き残りでしょうか、三重県にも隔離分布する。新室堂乗越は亜高山..
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2011年08月07日

高山植物の魅力(27)/ミヤマハンノキ

080711ミヤマハンノキ@立山雷鳥エコツアー 132.jpgこの夏は節電効果もあり、涼を求めて3000m級の標高の高い山は多くの登山者でにぎわっているのではないでしょうか。お出かけの際には「垂直分布」といって標高によって変化する植生の様子を楽しみましょう。写真はミヤマハンノキです。ハンノキは山野の湿原や沼沢地でよく見かけることができ、ミヤマハンノキはハンノキの高山タイプのものです。[2008年7月12日撮影、立山新室堂乗越@阿部] ミヤマハンノキ(深山榛の木、学名:Alnus maximowiczii Call.)はブナ目カバノ..
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2011年08月01日

高山植物の魅力(26)/ミヤマクロスゲ

ミヤマクロスゲ@エコカフェ.JPG高山を歩いていて気になるのは黒っぽい花をつけている高山植物の存在であろう。クロトウヒレンタテヤマウツボグサクロユリのほかミヤマクロスゲ、タカネクロスゲなど高山性のカヤツリグサの仲間がそうです。[2008年7月11日撮影:立山室堂平ミクリガ池周辺@山崎] ミヤマクロスゲ(深山黒菅、学名:Carex flavocuspis Franch. et Sav)は単子葉植物でカヤツリグサ科スゲ属の多年草。分布は本州中部地方以北から北海道、南千島に及び、高山帯の礫地や草地に自生。..
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2011年07月14日

高山植物の魅力(25)/ニッコウキスゲ(日光黄菅)

ニッコウキスゲ@エコカフェ.JPG立山室堂平を訪ねる前に黒部平にある高山植物観察園に立ち寄るとよいだろう。そこは高山植物の観察パネルがあるので自然フィールドでの観察会の予習にちょうどよいと思います。ニッコウキスゲ、本来はゼンテイカ(禅庭花)と呼ぶらしいですが、紹介されていました。[2008年7月11日撮影:立山雷鳥エコツアー@山崎] ニッコウキスゲ(日光黄菅、学名:Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitamura)はユリ科ワスレ..
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2011年07月13日

高山植物の魅力(24)/ヤマガラシ

ヤマガラシ@エコカフェ.JPG梅雨も明けると天空の頂く高い山のお花畑では多様な高山植物に出会うことができます。立山室堂平で撮影したヤマガラシです。高山植物は花弁が白色の花が一番多く、次にピンク・紫系、黄色の花は少ないように思います。[2008年7月11日撮影:室堂平@寺中] ヤマガラシ(山芥子、学名:Barbarea orthoceras Ledeb.)はアブラナ科ヤマガラシ属の多年草。分布は本州中部地方以北から北海道に及び、山地帯から高山帯の谷沿いや湿った礫地に自生。大群生になることはないらしい。..
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2011年07月12日

高山植物の魅力(23)/タテヤマウツボグサ(立山靫草)

タテヤマウツボクサ@黒部平エコカフェ.JPG黒部ケーブルカーで黒部湖(標高1455m)から黒部平(標高1828m)に一気に登ると高山植物観察園があります。3年前の7月に実施した「立山雷鳥エコツアー(報告書はこちら⇒)」でもクロユリ、ニッコウキスゲ、ミヤマクワガタ、タテヤマウツボグサなどが咲いていました。[2008年7月11日撮影:立山黒部平庭園@山崎] タテヤマウツボグサ(立山靫草、学名:Prunella prunelliformis (Maxim.) Makino)はシソ目シソ科ウツボグサ属の多年草。日本固有種..
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2011年07月11日

高山植物の魅力(22)/クロトウヒレン

クロトウヒレン@エコカフェ.JPG色が色だけに変わった花だなと思っていましたら、クロトウヒレンという高山植物らしいのです。開花する前の蕾の状態であったので、つゆそれと気づきませんでした。[2008年7月12日:標高2511m、新室堂乗越付近で撮影@山崎] クロトウヒレン(黒唐飛廉、学名:Saussurea nikoensis Franch. et Savat. var. sessiliflora (Koidz.) Kitam.)はキク科トウヒレン属の多年草。シラネアザミの変種で、日本固有種。分布は中部地..
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2011年07月08日

高山植物の魅力(21)/タカネヤハズハハコ

タカネヤハズハハコ@エコカフェ.JPG立山連峰を雄山、大汝山、富士ノ折立を経由して、真砂岳に向かいました。思い出の立山雷鳥エコツアーです。タカネヤハズハハコの花が咲いていました。[2008年7月12日撮影:真砂岳付近@寺中] タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子、学名:Anaphalis alpicola Makino)はキク科ハヤマハハコ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部以北から北海道に及び、高山帯のやや乾燥した草地や礫地に自生。雌雄異株で雄株と両性花株があります。 草丈は10cmから25cmほど、茎や..
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2011年07月08日

高山植物の魅力(20)/ベニバナイチゴ(紅花苺)

080711ベニバナイチゴ@立山雷鳥エコツアー 123.jpg立山新室堂乗越(標高2511m)付近ではハイマツがよく育っていて雷鳥と出会うこともできます。しばらく下ったところにはハイマツが直立していたり、ベニバナイチゴの花も咲いていました。[2008年7月12日撮影:新室堂乗越下る@阿部] ベニバナイチゴ(紅花苺、学名:Rubus vernus Focke)はバラ科キイチゴ属の落葉低木。日本固有種。分布は北海道西南部から本州中部地方以北に及び、亜高山帯から高山帯の湿ったところに自生。 樹高は1mから1.5mほど、茎の下部の葉は単..
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2011年07月08日

高山植物の魅力(19)/ショウジョウバカマ(猩々袴)

ショウジョウバカマ@エコカフェ.JPG折角の七夕様もあいにくのお天気でした。今週末に鳳凰三山に出掛けますが天気はいまひとつのようです。3年前の立山では多くの高山植物を観察しました。立山新室堂乗越(標高2511m)を下る途中でショウジョウバカマが遠慮がちに咲いていました。[2008年7月12日撮影:新室堂乗越付近@寺中] ショウジョウバカマ(猩々袴、学名:Helonias orientalis (Thunb.) N.Tanaka)はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、..
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2011年07月06日

高山植物の魅力(18)/オオヒョウタンボク

080711オオヒョウタンボク@立山雷鳥エコツアー 079.jpg室堂平リンドウ池から雷鳥荘に向かう途中、ハイマツの林縁でオオヒョウタンボクの白い可憐な対花を見つけました。[2008年7月11日撮影:リンドウ池@阿部] オオヒョウタンボク(大瓢箪木、学名:Lonicera tschonoskii Maxim.)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。日本固有種。分布は関東地方北部と中部地方、亜高山帯から高山帯の雪渓に近い所などに自生。 樹高は1mから2mほど、葉は対生、倒卵形か楕円形、葉身は5cmから13pほど、全縁で両面に軟毛を散生..
posted by エコ・カフェ事務局 at 13:29

2011年07月06日

高山植物の魅力(17)/イワツメクサ

080711イワツメクサ@立山雷鳥エコツアー 101.jpg立山一ノ越の周辺も雪解け後、真っ先にお花畑が出現します。クモマスミレのほかイワツメクサの清楚な白い花も咲いていました。[2008年7月11日撮影:一ノ越@阿部] イワツメクサ(岩爪草、学名:Stellaria nipponica Ohwi)はナデシコ目ナデシコ科ハコベ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部、高山の岩場の砂礫地に自生。 草丈は5cmから20cmほど、葉は細長く、葉身は3cm、葉幅は2mmほど。花期は7月から9月で、白い花を咲かせる。5弁花であるが、真ん中..
posted by エコ・カフェ事務局 at 10:44

2011年07月06日

高山植物の魅力(16)/コバイケイソウ(小梅尅吹j

080711コバイケソウ@立山雷鳥エコツアー 129.jpg立山室堂平でよく群生している姿を目にします。筍のように若葉がクルンと包んでいるのがかわゆいです。中にはしっかりした白い花穂が入っています。コバイケイソウです。[2008年7月11日撮影:室堂平リンドウ池@阿部] コバイケイソウ(小梅尅吹A学名:Veratrum stamineum Maxim.)はユリ科シュロソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から北海道に及び、亜高山帯から高山帯の湿った草原などに自生。雪解けの後、群生地では素晴らしい景観を見せてくれます。..
posted by エコ・カフェ事務局 at 06:47

2011年07月05日

高山植物の魅力(15)/ツガザクラ

ツガザクラ@エコカフェ.JPG雷鳥荘から雄山に向かう途中、一ノ越(2705m)付近の岩礫地でツガザクラが花を観察することができます。[2008年7月11日撮影:立山一ノ越付近@寺中・阿部] ツガザクラ(栂桜、学名:Phyllodoce nipponica Makino)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。日本固有種。分布は本州福島県以南から鳥取までと四国に及び、亜高山帯から高山帯の岩場や岩礫地に自生します。 樹高は10cmから20cmほど、茎は地面を這い、上部が斜上。葉は密に互生し、線形で葉縁に微..
posted by エコ・カフェ事務局 at 20:47

2011年07月05日

高山植物の魅力(14)/コケモモ

コケモモ@エコカフェ(安達太良山山頂).JPG安達太良山山頂西側岩場で出会った小さな愛らしい釣鐘状の花。コケモモの花です。真っ赤な果実を紡いでジャムやジュース、コケモモ酒にします。[2005年6月14日撮影:安達太良山山頂@山崎] コケモモ(苔桃、学名:Vaccinium vitis-idaea L.)はツツジ目ツツジ科スノキ属の常緑小低木。広域種。分布は本州中部以北から北海道と四国に及び、亜高山帯から高山帯のハイマツなどと混生。北半球一帯の亜寒帯、寒帯に広く分布します。 樹高は10cmから40cmほど、根茎が地..
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2011年07月05日

高山植物の魅力(13)/ツマトリソウ(褄取草)

080711ツマトリソウ@立山雷鳥エコツアー 048.jpg室堂平ミクリガ池の周辺にはハイマツのブッシュが広がっています。その林縁には多様な高山植物が咲いています。写真はツマトリソウです。[2008年7月11日撮影:ミクリガ池周辺@阿部] ツマトリソウ(褄取草、学名:Trientalis europaea L.)はサクラソウ目サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。広域種。分布は日本では北海道、本州、四国に及び、亜高山帯の草地、半陰地、林縁に自生。草丈は10cmから15cmほど、葉は茎に互生、茎上部のものは輪生。 花期は6月から7..
posted by エコ・カフェ事務局 at 08:53

2011年07月04日

高山植物の魅力(12)/ゴゼンタチバナ(御前橘)

080711ゴゼンタチバナ@立山雷鳥エコツアー 050.jpg室堂平ミクリガ池の近くは高山植物の宝庫のようです。ハイマツの林縁にはマイヅルソウやコイワカガミゴゼンタチバナも咲いていました。[2008年7月11日撮影:室堂平ミクリガ池付近@阿部] ゴゼンタチバナ(御前橘、学名:Chamaepericlymenum canadense (L.)Aschers. et Graebn.)はバラ亜網ミズキ目ミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草。分布は北東アジア、北米、国内では北海道、本州、四国に及び、亜高山帯の針葉樹林内や林縁に自生。奈良県と..
posted by エコ・カフェ事務局 at 23:36

2011年07月04日

高山植物の魅力(11)/ハクサンイチゲ

080711ハクサンイチゲ@立山雷鳥エコツアー 062.jpg雪解けの季節を迎える室堂ではあちらこちらでお花畑が見られます。ハクサンイチゲコイワカガミハクサンフウロなどとともに、日本アルプスのお花畑を代表する高山植物のひとつですが、室道周辺では固体数は少ないようです。[2008年7月11日撮影:室堂みくりが池付近@阿部] ハクサンイチゲ(白山一華、学名:Anemone narcissiflora var. nipponica Tamura)はモクレン亜網キンポウゲ目キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。日本固有種。分布は中部地方..
posted by エコ・カフェ事務局 at 18:35

2011年07月04日

高山植物の魅力(10)/ミツバオウレン(三葉黄蓮)

080711ミツバオウレン@立山雷鳥エコツアー 082.jpg夏山シーズンも間近、週末の鳳凰三山が楽しみです。室堂雷鳥荘近くの雪田跡の砂礫地、ハイマツ林縁にシラタマノキやアカモノなどに混じってコイワカガミ、ミツバオウレンなどが低く薄い草本層を形成しています。写真のミツバオウレンもシラタマノキの葉が写っていますよ。[2008年7月11日撮影:室堂雷鳥荘付近@阿部] ミツバオウレン(三葉黄蓮、学名:Coptis trifolia (L.) Salisb.)はキンポウゲ目キンポウゲ科オウレン属の多年草。分布は本州中部地方以北から北海道に..
posted by エコ・カフェ事務局 at 00:00

2011年07月03日

高山植物の魅力(9)/イワイチョウ(岩銀杏)

080711イワイチョウ@立山雷鳥エコツアー 070.jpg立山室堂リンドウ池の近くの雪解けした雪田ではタテヤマリンドウやミヤマリンドウなどが見られます。イワイチョウの可愛らしい花も咲いていました。[2008年7月11日撮影:室堂リンドウ池付近@阿部](参考:立山雷鳥エコツアー報告書はこちら⇒イワイチョウ(岩銀杏、学名:Nephrophyllidium crista-galli(Menz. ex Hook.) Gilg)はナス目ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。1属1種分布は本州中部以北、北海道、南千島から北アメリカ北西..
posted by エコ・カフェ事務局 at 21:34

2011年06月04日

高山植物の魅力(8)/ミネズオウ(峰蘇芳)

080711ミネズオウ@立山雷鳥エコツアー 083.jpg立山室堂ミクリガ池から雷鳥荘へ向かう小路の周辺の岩場や砂礫地にも残雪が広がっている。その残雪の中にパッチ状にお花畑が展開していた。3年前の立山雷鳥エコツアーは思い出の多いものになりました。写真はミネズオウです。[2008年7月11日:室堂雷鳥荘周辺@阿部] ミネズオウ(峰蘇芳、学名:Loiseleuria procumbens (L.) Desv. )はツツジ科ミネズオウ属の常緑小低木で1属1種。分布は北半球の高山や寒帯に及び、日本では北海道から本州中部地方以北の亜高山..
posted by エコ・カフェ事務局 at 14:26

2011年06月04日

高山植物の魅力(7)/ミヤマハタザオ(深山旗竿)

080711ミヤマハタザオ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg立山室堂に広がる雪田跡には一面にお花畑ができます。みじかい夏の到来です。3年前に実施した立山雷鳥エコツアーが懐かしいです。写真は見事に花を咲かせたミヤマハタザオです。[2008年7月11日:室堂ミクリガ池周辺で撮影@阿部] ミヤマハタザオ(深山旗竿、学名:Arabidopsis kamchatica (DC.) K.Shimizu et Kudoh subsp. kamchatica) はアブラナ科ヤマハタザオ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北と中国地方大山、四..
posted by エコ・カフェ事務局 at 12:02

2011年06月04日

高山植物の魅力(6)/クロウスゴ

080711クロウスゴ@立山雷鳥エコツアー 124.jpg高山植物は厳しい生育条件の中で生き延びてきた連中である。したがって子孫を残すために究極の工夫を凝らしているものが多い。写真は立山雷鳥エコツアーので納めたクロウスゴである。[2008年7月12日:標高2511m、新室堂乗越付近で撮影@阿部]] クロウスゴ(黒臼子、学名:Vaccinium ovalifolium J. E. Smith)はツツジ科スノキ属の落葉低木。分布は北海道、本州中部地方以北、千島、アリューシャン列島、北アメリカ北部に及び、国内では亜高山帯の林縁や高山..
posted by エコ・カフェ事務局 at 01:36

2011年06月03日

高山植物の魅力(5)/クモマスミレ

080711クモマスミレ@立山雷鳥エコツアー 102.jpgこの夏は高山の散策を楽しむのはいかがでしょうか。高山といえば短い夏を謳歌するお花畑ですよね。写真は葉が腎円形で葉が開いているのでクモマスミレでしょう。ちなみにタカネスミレは葉が表側にやや漏斗状に巻くそうですよ。[2008年7月11日:一ノ越周辺で撮影@阿部] クモマスミレ(雲間菫、学名:Viola crassa Makino subsp. alpicola Hid.Takah.)はスミレ科スミレ属の多年草、タカネスミレ(高嶺菫)の亜種。分布は本州中部地方(北アルプスと中..
posted by エコ・カフェ事務局 at 03:01

2011年05月30日

高山植物の魅力(4)/ヨツバシオガマ(四葉塩釜)

080711ヨツバシオガマA@立山雷鳥エコツアー 064.jpgこの冬は雪が多かったというから室堂平でもまだまだ残雪は深いのではないだろうか。ヨツバシオガマを紹介しよう。[2008年7月11日:ミクリガ池周辺で撮影@阿部] ヨツバシオガマ(四葉塩釜、学名:Pedicularis chamissonis Steven var.: japonica (Miq.) Maxim.)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北の亜高山帯から高山帯で雪田周辺や湿地の草原に自生。 080711ヨツバシオガマ@立山雷鳥エコツアー 063.jpg草丈は20cmから50cm、葉は茎..
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2010年08月01日

高山植物の魅力、イワヒゲ(岩髭)だって

100710イワヒゲ花@エコカフェ.JPGCqQ.JPG富士山7合目付近で小さな釣鐘状の白い花を撮影した。 気になっていたのだが時間が出来たので調べてみるとイワヒゲということが分かった。 イワヒゲ(岩髭、学名:Cassiope lycopodioides D. Don)はツツジ科イワヒゲ属の常緑小低木の高山植物。北海道から中部以北の本州の高山の日当たりのよい岩場に自生するが、樺太やカムチャッカ半島などでも見られるという。 茎はひも状に伸び、ヒノキのような鱗片状の葉が密生するのが特徴。葉腋から花柄を伸ばし、花冠がやや5裂し..
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2010年07月12日

高山植物の魅力、タカネスギゴケも日本一

IMGP8393.JPG富士山登山で八合目目前の岩場で見たことのないコケ類(蘚苔類)に出会った。さっそく図鑑で調べてみた。タカネスギゴケというらしい。 タカネスギゴケ(高嶺杉苔、学名:Pogonatum sphaerothecium Besch.)はスギゴケ科ニワスギゴケ属の蘚網(蘚苔類の一群)の仲間。ちなみにコケ類は蘚綱、苔綱、角苔綱の3網に分類される。[屋久島の蘚苔類・地衣類を参照⇒] 100710タカネスギゴケ@エコカフェ.JPGタカネスギゴケは、極東から北米西部に分布し、高山の火山岩上に自生する。富士山では山頂付近まで自生し..
posted by エコ・カフェ事務局 at 01:03

2010年07月04日

高山植物の魅力(3)/チングルマ(珍車、稚児車)

080711RGRcA[ 074.jpgチングルマ」とは可笑しな名前が付いたもんだ。「珍車」とも「稚児車」とも書くらしい。 この季節、立山室堂付近では多様な高山植物が見られる。チングルマのその一つ。 チングルマ(珍車、稚児車、学名:Geum pentapetalum (L.)Makino.)はバラ科ダイコンソウ属の落葉小高木の高山植物。北海道から本州中部以北のほかアリューシャン列島、カムチャッカ半島に分布。高山帯の雪渓周辺の草地や砂礫地によく群落を形成。花は白く花弁は5枚、多数の黄色い雄蕊と雌蕊がつく。受粉す..
posted by エコ・カフェ事務局 at 23:12

2010年07月04日

高山植物の魅力(2)/マイヅルソウ(舞鶴草)

080711RGRcA[ 137icoIgj.jpg立山室堂で撮影したものです。標高にして2450m。 マイヅルソウ(舞鶴草、学名:Maianthemum dilatatum (Wood) Nels. et Macbr.)はユリ科マイヅルソウ属の多年草。ユーラシア北東部と北アメリカ北西部に分布。日本では北海道から九州までの山地帯上部から亜高山帯までの林床などに自生。雲霧のまく低山帯にも出現するため必ずしも高山植物とは言い得ない。葉がハート形で葉脈が走り鶴が舞う姿に似ていることから名付けられたという。したがって、「マイズルソウ..
posted by エコ・カフェ事務局 at 16:37

2010年07月04日

高山植物の魅力(1)/コイワカガミ(小岩鏡)

080711RGRcA[ 061.jpg今日は天気予報は外れです。東京は梅雨の晴間が広がったような天気です。 そろそろ梅雨明けが待ち遠しく、夏山シーズンが到来します。エコカフェでは来週末に「第7回自然観察会」を富士山をフィールドとして実施します。富士山は実は高山植物が乏しいため風衝帯に耐えるカラマツなどを観察することになるでしょう。 写真はコイワカガミです[@立山雷鳥エコツアー]。 コイワカガミ(小岩鏡、学名:Schizocodon soldanelloides Siebold et Zucc. f. a..
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2008年05月05日

高山植物の魅力/シラネアオイ(白根葵)

080504VlAIC.JPG赤城自然園で見つけた。 名前は、日光白根山に多く、花がタチアオイに似ていることに由来しているそうだ。 シラネアオイ科(キンポウゲ科とも)の多年草であって、1科1属1種で日本固有の植物でもある。 栃木、群馬、山形、北海道などでは自生種は絶滅危惧種とされ保護対象である。 学名:Glaucidium palmatum 別名:ハルフヨウ(春芙蓉),ヤマフヨウ(山芙蓉) 分布:北海道から本州中北部の日本海側の雪深い山野の林床 花期:春〜初夏 草丈:20〜60cm ..
posted by エコ・カフェ事務局 at 01:16