スダジイは照葉樹林の代表樹

⇒森林づくり+α 2012年08月26日 01:22

スダジイ巨木B@エコカフェ.JPG三宅島は度重なる雄山噴火で島の至る所で森が何度も更新を余儀なくされています。もちろん火山噴火や火山性ガスの噴気による被災をうまく免れた森も残っています。エコカフェの三宅島をフィールドとした「エコカフェみんなの森づくり」は溶岩原から植生回復する自然の力に少しだけ継続的にお手伝いしようというものです。逞しい植生遷移の様子を年月を追って体感していこうというものです。難を逃れた森では照葉樹林の代表樹のひとつ、スダジイの巨木が尾根筋を中心に残っていて観察することができます。[2011年11月26日撮影:第3回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

スダジイ巨木@@エコカフェ.JPGスダジイ巨木D@エコカフェ.JPGスダジイ(学名:Castanopsis sieboldii (Makino) Hatus. ex T.Yamaz. et Mashiba)はブナ科シイ属の常緑高木。分布は本州(福島県以南、新潟県以西)、四国、九州、南西諸島と朝鮮半島済州島に及び、海岸沿いの山地などに多く自生。北限は佐渡島、南限が波照間島という。樹高は約25m、樹皮は黒褐色で縦割れに深い筋が入り、よく分枝します。葉は互生し厚くクチクラ層が発達、葉身は5pから10pほどの広楕円形、葉縁上半分に鋸歯がついたりし、葉先は尖ります。葉裏は白色から赤銅色。樹冠はこんもりとドーム型になります
花期は5月から6月頃で、雌雄異花、本年枝下部の葉腋から雄花序をだし、淡黄色の小さな雄花を密に咲かせ、先端部の葉腋から上向きに長さ約8pの雌花序をだし雌花をたくさん咲かせます。雄花序は芳香が強く虫を誘引することから、風媒花から虫媒花に進化したと考えられています。果実は翌年の秋に長径1pから1.5pほどの円錐状卵形の堅果が熟します。灰汁がなく生で食べられます。

奄美諸島以南に分布するスダジイを亜種オキナワスダジイと区別する考えがある。これはオキナワスダジイの堅果の殻斗の先端が完全に合着する点が異なるためだそうです。


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オオバエゴノキ(大葉野茉莉)は大づくり

⇒森林づくり+α 2012年08月25日 15:39

120527オオバエゴノキ@エコカフェ.JPG120527オオバエゴノキ花@エコカフェ.JPG本年5月に三宅島に植林ボランティアで訪れた時に大路池の湖畔で咲いていた白い花はウツギ(ウノハナ)の花だと思っていました。よくよく調べてみると花は一見似ているが全く別のオオバエゴノキであると分かりました。[2012年5月27日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

オオバエゴノキ(大葉野茉莉、学名:Styrax japonica Sieb. & Zucc. var. jippei-kawakamii (Yanagita) H. Hara)はカキノキ目エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木。エゴノキの変種。分布は本州(伊豆諸島、和歌山県大島)、琉球、台湾、フィリピンに及び、海岸から山地の二次林内などに自生。樹高は8mから10mほどで、エゴノキに比べて葉や花が大きいのが特徴とされます。両者を見比べないと単体で区別するのはおよそ無理でしょう。花期は5月から6月頃で下向きに白色の花を咲かせます。果実は核果で果皮には有毒成分エゴサポニンを含みます。

エゴノキ科で日本に分布する植物には2属5種、アサガラ属のアサガラ、オオバアサガラ、エゴノキ属のハクウンボクエゴノキ、コハクウンボクが知られています。

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タグ:広域種
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第5回エコカフェみんなの森づくり

⇒森林づくり+α 2012年07月27日 17:49

4年に渡り三宅島森林組合の方々のご指導の下で植林を行なってきました。
1年目に植えた樹木もずいぶん大きくなり、2年目、3年目とも枯れることなくしっかりと根付いているようでした。
そこで、そろそろ根付いた木々の周りの草を刈って、さらに大きくなれるよう手入れをする時期になってきました。
しっかりとメンテナンスもしないといけませんね。120526第4回三宅島 013s-.jpg


・日 程:2012年8月31日(金)〜9月2日(日)
・定 員:8名
・参加費:【エコカフェ会員価格】30,000円、【一般価格】35,000円
     (往復船[特2等船室、2等船室]、宿泊、仮眠朝食)
・行 程:8月31日 21:45 竹芝桟橋集合 受付(第一待合所)
           22:20 竹芝発(さるびあ丸)【特2等船室】
     9月1日  5:00 三宅島着
                 仮眠休憩朝食
           10:00 草刈(今まで植林したところの草を刈る)
           12:00 昼食
                 溶岩遊歩道や島内散策、海水浴や釣りなど
           16:00 温泉:「ふるさとの湯」(500円別料金)、その後宿にて夕食
     9月2日 午前中  フリー
           (オプション:釣り、アカコッコ館、長太郎池、大路池等で鳥や魚、植物の観察)
           14:20 三宅島発(さるびあ丸)【2等船室】
           20:30 竹芝着

 

【主催】NPO法人エコロジー・カフェ
【協力】三宅島森林組合、三宅村役場、三宅島観光協会、株式会社旅職人
【旅行に関するお問い合わせ】
 株式会社 旅職人  TEL:03-3710-7747  mail:info@tabi-shokunin.co.jp   担当:村上
120526第4回三宅島 091s-.jpg
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昨年の三宅島植林地で草刈りを

⇒森林づくり+α 2012年05月29日 20:00

草刈り@エコカフェ.JPG三宅島における今年度の植林は昨年度の植林地の隣接地で行いました。サルトリイバラオオバヤシャブシハチジョウススキなどの生い茂るスコリア原でヒサカキとヤブツバキを合計200本植林しました。[2012年5月26日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]
本年度の植林終了後に昨年度の植林地においてハチジョウススキなどの下草刈りを実施しました。昨年秋に植林した幼木は無事に定着しているようでした。
昨年の植林@エコカフェ.JPG下草刈りの基本として植樹林の山側のハチジョウススキなどは火山性ガスの影響を抑えるために残し、海側のものは日当たりを考慮して綺麗に刈り取りました。

大粒の汗が海から吹きあげる潮風でひんやりとして気持ちの良い作業時間を過ごすことができました。


関連記事(三宅島の森林再生の意義)⇒
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三宅島の森林再生の意義

⇒森林づくり+α 2012年05月28日 08:11

120526苗木は200本@エコカフェ.JPG120526植林風景@エコカフェ.JPGエコカフェが三宅島の森の再生のサポート活動をはじめて4年になります。[2012年5月26日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]
三宅島は火山島として古くから雄山噴火をはじめ島のあちらこちらで噴火があり、そのたびに豊かな森は大きく破壊され再生を繰り返してきました。
現在、三宅島ではここ1983年と2000年の2度の噴火による溶岩流、火山礫、火山灰などの噴出物による爪痕から森が再生するプロセスを観察することができます。溶岩原などでは遷移の初期段階として、
ハチジョウイタドリ・ユノミネシダ→ハチジョウススキ・サルトリイバラ→オオバヤシャブシ→オオバイボタ・ヒサカキ・ヤブツバキ・・・・・→スダジイ
命をつなぐ新芽@エコカフェ.JPGを辿ります。そこでオオバヤシャブシやヒサカキの実生侵入まで再生が進んでいることから、次のステップへの遷移を少しだけ加速するために、ヤブツバキとヒサカキの2、3年木を植林するのです。

昨年秋に植林した幼木の中には潮風が強く厳しい環境のせいか、常緑樹であるにかかわらず葉をすっかり落とし、それでも枯れずに懸命に新芽を宿し命をつなごうとするものも観察されました。すごい逞しさに頭が下がります。そんな移り変わる自然の営みから私たちが感じ、学びとることはたくさんあると思います


関連記事(第13回自然観察会in大山の御案内)⇒
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東京湾を航行中

⇒森林づくり+α 2012年05月27日 18:31

120527_1823~01_0001.jpg三宅島から六時間の船旅。
充実の時間を過ごしました。
森は力強く再生中でした。

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植林おわり

⇒森林づくり+α 2012年05月26日 23:10

DSC_0174.jpg植林四年目!
今年も200本植えました!
ヤブツバキとヒサカキです。
終わり、釣りをしました。
ムロアジを少々。
宿でさばいてもらい、食卓へ。
鮮度ももちろん、味も抜群でした。
やっぱり、ここまでこないとね。

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さるびあ丸デッキにて

⇒森林づくり+α 2012年05月25日 23:13

120525_2307~01.jpg三宅島に向け出航です。
みんなで盛り上がっています。
イヤー楽しいですね。
腹から笑うのも。

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第4回エコカフェみんなの森づくり

⇒森林づくり+α 2012年04月26日 18:34

111125第3回三宅島 016s-.jpg111125第3回三宅島 099s-.jpg今回で4回目を数える三宅島での植林活動。
初年度に植えた樹木も身長を超えるほど大きくなりました。
少しずつですが、島の緑も増え昆虫も戻ってきているようです。
5月の三宅島は、バードアイランドです。
鳥の声をシャワーのように浴びながら植林をしてみませんか。

・日 程:2012年5月25日(金)〜27日(日)
・定 員:8名
・参加費:【エコカフェ会員価格】30,000円、【一般価格】35,000円
     (往復船[特2等船室、2等船室]、宿泊、仮眠朝食)
・行 程:5月25日 21:45 竹芝桟橋集合 受付(第一待合所)
           22:20 竹芝発(さるびあ丸)【特2等船室】
     5月26日  5:00 三宅島着
                 仮眠休憩朝食
           10:00 植林(ヤブツバキ、ヒサカキ、ハチジョウイボタなど地元の植物を植える)
           12:00 昼食
                 溶岩遊歩道や島内散策
           16:00 温泉:「ふるさとの湯」(500円別料金)、その後宿にて夕食
     5月27日 午前中  フリー
           (オプション:釣り、アカコッコ館、長太郎池、大路池等で鳥や魚、植物の観察)
           14:20 三宅島発(さるびあ丸)【2等船室】
           20:30 竹芝着

 

【主催】NPO法人エコロジー・カフェ
【協力】三宅島森林組合、三宅村役場、三宅島観光協会、株式会社旅職人
【旅行に関するお問い合わせ】
 株式会社 旅職人  TEL:03-3710-7747  mail:info@tabi-shokunin.co.jp   担当:村上

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三宅島長太郎池で生物観察−その2

⇒森林づくり+α 2011年12月11日 14:39

11月26日、「第3回エコカフェみんなの森づくり」では坪田地区の長太郎池で生物観察をしました。その続報です。ウニの仲間とヒザラガイの仲間を紹介します。

ウニの仲間@エコカフェ.JPGウニ(海胆、海栗)は棘皮動物門ウニ網に属する底生動物の総称で、食用に加工した場合には「雲丹」という漢字をあて区別しています。食用にするのは、ムラサキウニ、バフンウニ、エゾバフンウニ、アカウニなどだそうです。沖縄ではシラヒゲウニを食するのが一般的であるという。この仲間は世界中に広く分布します。ウニは発生学的にユニークな生物で、海中で精子と卵子が体外受精すると、受精膜ができ卵割を繰り返し、プリズム幼生へ、さらにプルテウス幼生に進む。ここまでがおよそ64時間。プルテウス幼生になると海底に固着して、変態してウニの生体と同じ形になります。
白山先生から「地球温暖化の海洋への影響について」教えていただきましたが、幼生期に炭酸カルシウムの殻を形成する必要がありますが、海水温度が上昇すると二酸化炭素が海水に取り込まれ、海水が現在よりも酸性化することになるので、殻の形成がうまくできなくなるといいます。地球温暖化の影響を評価できる指標動物でもあるのですね。

ヒザラガイ@エコカフェ.JPGヒザラガイは軟体動物門多板綱に属する底生動物で、一般にヒザラガイ類とも呼ばれ、軟体動物としては最も多くの殻をもつそうです。この仲間は世界中に広く分布します。ヒザラガイもウニと同様な発生形態を有し、体外受精し、卵割を経て、トロコフォア幼生となり繊毛帯で遊泳するプランクトン生活し、やがて海底に固着し、変態してヒザラガイの生体と同じ形になります。こちらも幼生時代の殻の形成が大切なことに変わりはありません。

エコカフェが京都大学フィールド科学教育研究センターの白山教授(当時)と協働して潮間帯の生物(ベントス)調査をしてきたのも、地球温暖化と海洋生物(特に、殻を形成する生物)の関係に興味があったからですよ!!


関連記事(地球温暖化最前線!最終打合せ)⇒
     関連記事(小笠原写真集【海編】)⇒ 

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三宅島長太郎池で生物観察

長太郎池@エコカフェ.JPG11月26日、「第3回エコカフェみんなの森づくり」でよい汗をかいたあとの島内視察。坪田地区にある長太郎池を訪ねました。長太郎池は引潮のときはタイドプールになって潮間帯の生き物の観察ができます。訪ねた時は残念ながら満潮の時間帯でした。
クロフジツボマガキ、カメノテ、ヒザラガイの仲間、ウニの仲間などが観察されました。ここではカメノテを紹介しよう。[2011年11月26日撮影、長太郎池@阿部]

カメノテ@エコカフェ.JPGカメノテ(亀の手、学名:Pollicipes mitella(Linnaeus))は節足動物門顎脚綱完胸目ミョウガガイ科の固着動物、フジツボの遠戚でもある。分布は北海道南西部以南、本州、四国、九州、南西諸島から東アジアのマレー半島に及び、潮間帯岩礁の割れ目などに群生。
全長は5cmほどで、柄部と頭状部からなり、頭状部はは殻板と呼ばれる「亀の手」の形状に似た石灰質の大小の硬い殻で覆われている。名前の由来もここからくる。波により運ばれてくるプランクトンなどの餌を蔓脚(まんきゃく)を広げて捕食するという。

マガキ@エコカフェ.JPGクロフジツボ@エコカフェ.JPG殻の中の肉は食用となり、西日本では塩茹でにして食べたり、東北地方三陸沿岸などでも味噌汁にして食べたりするそうですよ。

関連記事(「NaGISA project」in 母島は、)⇒      
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三宅島にある円形劇場とは

⇒森林づくり+α 2011年12月07日 08:21

コシキの穴看板@エコカフェ.JPG11月26日、三宅島で実施した「第3回エコカフェみんなの森づくり」では、次回に向けた調査も行いました。そのひとつ、阿古地区にある自然が造形した円形劇場です。正式の名称は「コシキ(甑)の穴」といいます。

三宅島出身の旅職人村上さんに案内いただきました。
すり鉢状になっている「コシキの穴」は1643年(寛永20年)の噴火口の跡とのことです。
コシキの穴1@エコカフェ.JPGコシキの穴壁面@エコカフェ.JPG言われてみれば周囲は火口壁があり、底は埋土で平らになっているに過ぎません。
今は綺麗に整備されていますが数年前までは孟宗竹が占有し、古く一角には炭焼き小屋もあったそうです。
ここは子どもたちの遠足の場になっているそうです。
子どもたちの走り回る姿や大声で叫び合う姿が幻影として広がります。
天井がすっぽりと抜け、まるで円形劇場そのものです。

村上さんたち村の人びとのこの三宅島で生活しているお年寄りや子どもたちへの思いを実現できるよう、エコカフェとしても来年度の活動の中で活用方策の具体化を提案いたします。

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海浜植物、ワダン(海菜)

⇒森林づくり+α 2011年12月05日 13:25

ワダン@エコカフェ.JPG11月26日、三宅島で実施した「第3回エコカフェみんなの森づくり」では海浜植物を観察しました。イソギクやワダンが花を咲かせ、アブの仲間が吸蜜に訪れたりしていました。

ワダン(海菜、学名: Crepidiastrum platyphyllum (Franch. & Sav.) Kitam. )はキク科アゼトウナ属の越年草(2年草)。日本固有種。分布は房総半島南部、三浦半島、伊豆半島に及び、海岸の崖地、岩場などに自生。
ワダン小花@エコカフェ.JPG草丈は320cmから30cmほどで、茎は太く短い。葉は無毛で重なり合って密生するが、根生葉は肉厚で倒卵形かへら形で先は丸く、全縁であって、根生葉の葉腋から伸びた側枝の葉はやや小さめである。茎は木質化する。キク科らしく茎や葉を切ると白い液がでます。
花期は9月から11月頃で、側枝の先に散房状に黄色い5枚の舌状花からなる頭状花を密生。小花は雄性期から雌性期に性転換することで自家受粉による遺伝劣化を避ける戦略を取っている考えられます。名前の由来が面白い。古語日本語に「海」を意味する「ワダツミ」がるがこれから来ているとする説がありそうです。

ちなみに小笠原母島のみに自生するワダンノキは、島嶼効果による雌雄異株という戦略を取って遺伝劣化を避けているそうです。植物の子孫繁栄のための戦略にはひと工夫もふた工夫もあるんですね。

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侵入者、サツマゴキブリ

⇒森林づくり+α 2011年12月04日 12:25

サツマゴキブリ@エコカフェ.JPG11月26日、三宅島で実施した「第3回エコカフェみんなの森づくり」で出逢った小さな命です。宿「さつき」の玄関先で動かずにかたまっていました。
旅職人の村上さんのお話ですと、正体は「サツマゴキブリ」、三宅島では移入種で、近年、観葉植物とともに入りこんでしまったのではないかと考えられているようです。家に入りこむことはないため、現時点では島民からは不快害虫とはされていないようです。

サツマゴキブリ(学名:Opisthoplatia orientalis (Burmeister))はマダラゴキブリ科サツマゴキブリ属のゴキブリの仲間。日本固有種。分布は四国南部、九州南部、南西諸島の森林や道端の倒木や石の隙間などに生息。伊豆諸島、小笠原諸島のほか千葉県南部、神奈川県、和歌山県南部などに移入し、生息が確認されているという。ペットで飼われたりもしているという。
出現期は通年。夜行性、雑食性で草木や死骸などを食するのだろう。不完全変態、成体には2年ほどかかり、卵鞘を体外に産み、その後に体内器官に納めて保護するのが特徴であるという。確実に孵化することができるのですね。
体長は30o前後、雌がやや大きい。体型は小判形で、翅は退化し鱗状に残る程度で、体色は光沢のある漆黒色。前胸部に白黄色、腹部に赤褐色の縁取りがあるという。

ゴキブリの仲間は、世界中で熱帯を中心に約4000種、日本でも南西諸島を中心に約50種が知られているという。この仲間は中生代三畳紀に出現し、脈々とこの地球上に種を分化、進化させながら原形をつないできているすごいやつなのであります。生きる化石でもありますね。

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朽木の住人、クチキコオロギ

クチキコオロギ成体メス@エコカフェ.JPG11月26日、三宅島で実施した「第3回エコカフェみんなの森づくり」で出逢った小さな命です。火山性ガスで立ち枯れした照葉樹林の森は時の経過とともに朽木と化し、微生物などによって分解され土に戻っていく運命にあります。偶然に朽木を足を取られたら、中からこの朽木を棲みかとしているクチキコオロギが出てきました。三宅村役場の鎌田淳史主事のお話しですと朽木が多くあるため普通に見られるそうです。[上メス、下オス、2011年11月26日撮影:三宅島雄山中腹@山崎]

クチキコオロギ成体オス@エコカフェ.JPGクチキコオロギ(朽木蟋蟀、学名:Duolandrevus ivani (Gorochov))はバッタ目マツムシ科クチキコオロギ属の大型のマツムシの仲間。かつてコオロギ科に分類されていたことがあるが今はマツムシ科に分類されているという。日本固有種。分布は本州、四国、九州の平地から山地、島嶼では伊豆諸島、対馬、隠岐、南西諸島に及び、市街地を除き広く朽木の中などに生息。
出現期は7月から11月頃で越冬するとされるが、暖かい地域では一年中見ることができるようだ。不完全変態で、2年で卵から幼虫期を経て成虫になる。成虫は頭が大きく、翅は短かく、腹部は扁平。夜行性でグィーグィーと鳴くという。食性は雑食性で植物の葉や昆虫の死骸などを食するという。天敵はカマキリ、スズメバチ、大型のクモ類などです。

1983年(昭和58年)の雄山噴火、2000年(平成12年)の噴火に伴う火山性ガスの噴出により三宅島の照葉樹林の森は大きく傷んでしまったが、植林活動により再生スピードを速めてあげることで、森を棲みかとする多くの昆虫をはじめ生き物たちが戻ってくる様子を観察できるのも学び、気づきのよい機会となりますね。

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三宅島阿古漁港でにわか太公望

⇒森林づくり+α 2011年12月01日 06:14

太公望4@エコカフェ.JPG太公望1@エコカフェ.JPG先月26日「第3回エコカフェみんなの森づくり」でススキの茂る溶岩原で植林活動をした後は散策チームと釣りチームに分かれました。
エコカフェには自主的な「釣り部」がありますが、今回はそのメンバーはおりません。
昨年の植林活動の際に少しだけ桟橋で釣りをトライしたのがきっかけで、今回は釣り竿一式を新調してのチャレンジです。
お刺身盛り付け@エコカフェ.JPG太公望3@エコカフェ.JPG場所は宿「みさき」の近く、阿古漁港桟橋です。
玉置さん、片山さん、今村さん、高橋さんの四人のにわか太公望です。

ムロアジ6匹、ブダイの幼魚、熱帯魚(島の人は猫の餌にするそうです)などが釣れました。この日の夕食の食卓にお刺身を盛りつけた大皿が一枚加わりました。

森は海の恋人」ではありませんが、三宅島の森はすべて魚付き森です。森が豊かな漁場をつくってくれているのです。にわか太公望の皆さんは、次回に向けて腕を磨いておくそうです。感謝、感謝ですね。


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アオノクマタケラン(青野熊竹蘭)

⇒森林づくり+α 2011年11月29日 12:07

アオノクマタケラン@エコカフェ.JPG三宅島雄山の標高の低い火山性ガスの影響の少ない山腹はスダジイやタブノキ、ヤブバキなどの照葉樹林の森がよく残っています。
三宅島でもエコカフェの活動を担当してくださっている蒲キ職人の村上さんに坪田林道から入った山道を案内していたがきました。そこはスギなどの二次林も一部に展開していましたが、原生的な照葉樹林の森が広がっていました。その林床や林縁で果実をつけたアオノクマタケランをよく見かけました。
植林活動をサポートしてくださった森林組合の方から、最近、カラスとヒヨドリが増えて悪さをするので困っていると聞きましたが、ヒヨドリはこの果実が好物です。そのためアオノクマタケランの分布も島内で広がっているようです。

アオノクマタケラン(青野熊竹蘭、学名:Alpinia intermedia Gagnep.)はショウガ科ハナミョウガ属の常緑性多年草。分布は、伊豆七島、紀伊半島、四国、九州、南西諸島、台湾から中国南東部で海岸に近い低地や山地の林床などに自生。
草丈は約1mで、偽茎といって互生する葉の基部が重なり合った葉鞘が直立。葉は無毛。花期は4月から6月頃で、偽茎の先に約20pの真っ直ぐに伸びた花序をつけ、白色で薄紅色が混ざる清楚な花をたくさん咲かせる。長さ2p弱の唇弁は3裂、中央裂片はさらに2裂、雄蕊6本のうち1本は長く先に葯をもち、花柱も長く突き出ている。果実は刮ハで秋に赤く熟す。

名前の由来は、九州南部から南西諸島にかけて分布するクマタケラン(熊竹蘭)に似て青みが強いことからという。小笠原父島・母島にはシマクマタケランという固有亜種が自生していましたね。

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雄山中腹で植林活動を

⇒森林づくり+α 2011年11月27日 23:03

植林用苗床@エコカフェ.JPG良い汗をかきました@エコカフェ.JPG昨日、快晴のもと「第3回エコカフェみんなの森づくり」を三宅島で実施することができました。
一昨年に実施した場所からさらに標高の高い場所での植林となりました。
植えた樹種は、ハチジョウイボタ、ヤブツバキ、ヒサカキの3種類。いずれも地元の樹種から実生させた苗200本です。

植林地は火山ガスで立ち枯れしたスダジイタブノキなどを伐採した跡にハチジョウススキが侵入して群生しているような場所でした。
アカメのおやつ@エコカフェ.JPG参加者は昨年も参加しているのでベテランぞろい。せっせっせっせと鍬を入れ、土を起こし、穴を掘り、苗を入れ、土をかけ、足で踏み固め、芒の枯葉をかけて、はいお終い。架け予定所要時間1時間半のところを45分ほどで終えてしまいました。

今回は森林組合の皆さんから島のサツマイモとアカメ(サトイモに似ているがねっとりしていない)を蒸かしたおやつを戴きました。さっぱりしてほど良い甘さがなんとも美味しかったです。


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雄山中腹から御蔵島を眺望す

⇒森林づくり+α 2011年11月26日 18:00

三宅島雄山中腹の植林地から遠く御蔵島を眺望しました。
快晴と思いきや、いつの間にか御蔵島方面には雲が湧いていました。
海からの風が山の斜面を駆け上がり、爽やかでとても気持ちよいです。

御蔵島遠影@エコカフェ.JPG


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うまいもんだな「島ずくし」

⇒森林づくり+α 2011年11月25日 00:25

御蔵島を望む@エコカフェ.JPG今夜、三宅島に向け出発します。三宅島の溶岩原の植生回復のボランティア「第3回エコカフェみんなの森づくり」のためです。
のんびりした船旅は非日常を体験させてくれます。もちろん三宅島での滞在も私たちにとっては非日常的なものであるのです。そこで暮らしている人びともいらっしゃるというのに....。
今回は三宅島の歴史や風俗も少し学んでこれたらと思っています。
写真は三宅島から御蔵島を遠く望んだ景観です。[2009年5月16日撮影:三宅島植林地@阿部]
伊豆七島や小笠原諸島など有人の島々を唄った「島ずくし」があるそうですよ。

島のはじめは大島よ 利島つまんで新島よ 神は式根のとまり島 親はなけれど神津島 親の行方を訪ねんと 三本岳をば杖にして 御蔵島をば脚絆たび おんばせ指して行きたいが 銭州、銭州でゆかれない こんな所にゃいなんば島 行く先暗い青ヶ島 私の訪ねる父島よ 母を訪ねて母島よ 姉と妹の泣き別れ 八丈丹後をついに着て めでたくおさまる三宅島


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