芦生の森の動物たち@

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月21日 21:42

IMG_8916.JPGIMGP7923.JPG京都大学の芦生研究林は「芦生の森」と呼ばれている。長谷川尚史先生から地質形成史気候条件植生分布に続き、動物たちの講義があった。

芦生の森には多様な動物が棲息しているという。大型哺乳類ではツキノワグマ、カモシカ、ニホンジカ、ニホンザル、イノシシ、タヌキ、キツネ、アナグマ、ノウサギなど、小型哺乳類ではヤマネ、ムササビのほかクロホオヒゲコウモリやミズモグラなど生物地理学上分類学上貴重な種が確認。ツキノワグマの個体は少ないが、この森にはクマが冬眠することのできる大きな洞のあるミズナラやトチノキの大木がある。また、後日触れるが、ニホンジカが森の植生に与えるインパクトの興味深い研究がなされている。

鳥類では33科111種に及び、コノハズク、ヤマセミ、アカショウビン、オシドリ、アオバトや猛禽類のオオタカ、ハイタカ、クマタカ、ハヤブサ、ハチクマなどのほかに稀にイヌワシも見られるそうだ。何と上空高い所をヘビを脚に掴んで旋回するクマタカの姿を確認することができた。続く...

@第5回エコの寺子屋in芦生の森
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オオカメノキの花

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月11日 23:04

IMGP7931.JPGへえ、オオカメノキの花ってアジサイに似ているんだね。
これまでに蕾や果実を見ることはあったが花は初めてのお目見えだ。
由良川源流の流れの河岸はシカの食害で低木層の樹木は少ない。
白色の可愛い小さな花々を5弁の飾り花が縁どっていますよ。
@第5回エコの寺子屋in芦生の森

関連記事(オオカメノキの花蕾)⇒    関連記事(何とも痛々しいが)⇒

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森と里山の白い泡立ち

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月09日 19:25

IMG_8938.JPG芦生の森、由良川源流域では蛇行する流れに沿って小さな湖沼が点在している。
その水面をトチノキ、ミズナラなどの大木の枝が覆っている。
この季節、その枝葉のあちらこちらに白く泡立ったシャボンの塊が目立つ。
モリアオガエルの泡で包まれた卵塊だ。

由良川源流は幾つもの谷から支流を集めて下る。
美山かやぶきの里北村では、5月16日に「お田植祭」が奉納されたそうだ。
IMG_9044.JPG田んぼの畦にも白く泡立つシャボンの塊がある。
シュレーゲルアオガエルの泡で包まれた卵塊だ。

この泡は受精卵の粘膜をオスたちが踏みつけによるものだという。
この泡に守られながら卵は孵化し、オタマジャクシは雨を待って水面に落ちる。こうすることで卵を天敵から守っているという。

モリアオガエル(森青蛙、学名:Rhacophorus arboreus)、シュレーゲルアオガエル(学名:Rhacophorus schlegelii)ともアオガエル科アオガエル属の日本固有のカエル。前者は本州、佐渡の森林に、後者は本州、四国、九州と対馬以外の離島の森や水田に棲息するがいずれもIUCNレッドリストで軽度懸念(LC)に指定。棲み分けをしているようだが、離島の分布状況が異なることから大陸からの侵入時期が違うことがが考えられるのではないか。不思議ですね

@第5回エコの寺子屋

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ウスバシロチョウの物語り

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月08日 12:30

EXoV`E.JPG5月29日に京都府芦生研究林(写真上)、6月4日に群馬県赤城自然園(写真下)で相次いで見知らぬチョウを確認した。アサギマダラと追いかけっこをする姿も印象的だった。調べるとウスバシロチョウだと分かった。

ウスバシロチョウ(薄羽白蝶、学名:Parnassius glacialis glacialis Butler)はアゲハチョウ科ウスバアゲハ亜科の北方系のアゲハチョウ。北海道、本州、四国のほか中国揚子江中下流域に地理的に分断して分布。この仲間はパルナシウスといい高山に棲息するものが多い。
100605EXoV`E.JPGライチョウと同じように氷河期に大陸から侵入し、温暖化とともに高山で生き延びた。成虫はギフチョウと同様にこの時期にしか見られないという。

高山蝶に相応しく細い体毛が密集する。翅は丸味を帯び、鱗粉が少ないため半透明で白く、黒い斑紋を伴う。地域変異も多く日本海側のものは黒味を帯びるものが多いという。草むらでは葉や茎の間を結構歩きまわり移動したりもする。ギフチョウとこのチョウは交尾後に雌は腹部先端部に交尾板(受胎囊とも)を自らの粘液でつくり、再交尾を防ぐという。

近年、このチョウは数を増やし、分布も山地平野部に広げているという。エサはムラサキケマン、エンゴグサの仲間などケシ科の植物。ヴュルム氷期が終焉し、地球的規模の温暖化を高山に生息地を見出し生き延びてきた貴重な生き物である。このチョウが今日的な地球温暖化に耐えて種を紡ぐことができるかは、人為的保護のみならずその環境適応能力にかかっているのかも知れない。

@第5回エコの寺子屋in芦生の森     @第39回草花教室in赤城自然園

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芦生の森の植生分布

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月07日 18:47

1005295GRq 043.jpg芦生の森と呼ばれる京大芦生研究林は、すでに長谷川先生の講義内容で紹介したが日本海側気候太平洋岸気候移行帯に位置しているため年間降水量が多く、冬季に多く雪が降る。
このため植生区分の上は暖温帯林冷温帯林移行帯に属し、植生の多様性は高く、木本植物243種、草本植物532種、シダ植物85種を数えるそうだ。

積雪の多い環境に適応したことで知られるアシウスギアシウテンナンショウのように「芦生」の地名を冠した学術上貴重な植物が分布するほか、葉が小さかったり、枝が伏状したりする多雪地帯特有のエゾユズリハ、ヒメアオキ、ヒメモチ、ハイイヌガヤなどが自生。1005295GRq 045.jpg氷河期の生き残りであるニッコウキスゲやリュウキンカも見られ、年間降水量が多いため、ナメコやヒラタケ、ツキヨタケなど多様なキノコ類が繁殖しているそうだ。

幽仙谷(標高600m)を境に高いところではコナラやウラジロガシ、ツクバネガシ、イヌブナ、ソヨゴ、モミなどの暖温帯林構成種が見られ、低いところではブナ、ミズナラなどを主体とした冷温帯林構成種が見られるが、その境界は必ずしも明瞭でないという。また、斜面に対応して樹木が分布しており、斜面上部ではアシウスギの分布密度が高く、中腹ではブナやミズナラなどが優先し、沢筋ではトチノキやサワグルミなどが多く分布する。

芦生の森で困っていることはミズナラカシノナガキクイムシによってナラ枯れを起していることだという。本格的な対策が始まったばかりであるが効果を期待したい!

@第5回エコの寺子屋


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芦生の森の気候条件

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月02日 12:30

IMGP7906.JPG第5回エコの寺子屋(5月29日、30日)は京都大学の芦生研究林で開催しました。京都の北部に位置し福井県と滋賀県に接する奥深い低山であるが秘境となっている。地質形成史については先に触れたが、長谷川尚史先生のこの地を理解するための講義は続く。

この地は日本海側気候太平洋岸気候の移行帯に属するため、事務所(標高356m)付近で年平均気温11.7℃、年降水量2353m、寒暖の差が大きく年間を通じて降水量は多い。特に、冬季の北西からのモンスーンによる降雪量が多く、事務所(標高356m)付近で積雪1m、長治谷小屋(標高640m)付近で2mと豪雪地帯でもある。12月半ばから4月初旬までは根雪に閉ざされ森は純白の静寂に包まれるという。

関連記事(芦生の森の地質形成史)⇒
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芦生の森の地質形成史

⇒寺子屋/学びツアー 2010年06月01日 00:57

IMG_8993.JPG先週末に行われた「第5回エコの寺子屋」の初日(5月29日)プログラムは、長谷川尚史先生による講義から始まった。ここでは芦生研究林が位置する丹波高地について触れておきたい。

丹波高地は、隆起準平原であって、面積の約7割が標高600mから800m、浸食のため独立峰が多く急峻な地形を伴っているという。最高峰は959mの三国岳。そう言えば昨年5月末に調査に行った大台ケ原も隆起準平原であるのだ。
IMG_8987.JPG 地質は大台ケ原よりずっと古く、3億年から1億5千万年前、古生代ペルム紀から中生代ジュラ紀の地層からなる。砂岩や泥岩の基盤岩に海底プレート上の放散虫の死骸からなるチャートが陸側に付加し、東西に延びるチャート層が形成されているという。

チャートは硬いためこの層に山と尾根筋がのび、渓谷も東から西に走っている。その渓谷沿いには氾濫原、沼地湿地が出現する。屋久島の渓谷も岩盤の弱いところに走っているが、なるほど、なるほどである。

関連記事(第5回エコの寺子屋ご案内)⇒   関連記事(大台ケ原のレポート)⇒
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芦生研究林と芦生神社

⇒寺子屋/学びツアー 2010年05月31日 00:03

IMGP7938.JPG京都大学フィールド科学教育研究センターの森林ステーション・芦生研究林とは何ぞや?
2003(平成15)年4月の同研究センター発足に伴い、森里海連環学における由良川流域系源流域の研究林として研究価値が再考された。
この研究林は、1921(大正10)年、学術研究と実地演習を目的として、旧知井村九ヶ字共有林の一部(4179.7ha)に99年間の借地権を設定したことに始まるという。
IMGP7905.JPGあと10年で契約期限がくるが、この芦生の森は研究林としては生物多様性や生態系を考える上でも極めて価値が高いと考えられる。このことは別に報告したい。

さて、芦生研究林事務所は心臓部で山小屋のような風格の建物。臨地は美山町北の八幡宮の飛地境内で芦生神社が鎮座。一行の入山の安全をここで祈願することにした。創建由緒は不明とされるが、この地に人が踏み入った歴史の証であり、そんな分野も研究林としての森里海連環学の研究対象と加わることを期待したい。

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散策日より

⇒寺子屋/学びツアー 2010年05月30日 13:09

20100530112920.jpg20100530112542.jpg木漏れ日がキレイに輝くなか、寺子屋の二日目は自然との私たちの関わりを高柳先生に講義をいただき、その後木だしに使われたトロッコ道を散策。
暖かな日差しが心地よい。

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芦生の森でエコの寺子屋

⇒寺子屋/学びツアー 2010年05月29日 17:50

20100529143540.jpg京都駅から車で二時間。
芦生研究林へついたら、涼しい風に吹かれ、思わず身震いをしましたか゛、天気には恵まれました。
芦生研究林の概要を長谷川研究林長よりお話いただき、さっそく森の中へ!
下草がキレイに無くなっており、歩きやすいと思っていたら、それは不自然な森だと気づきました。
本来ならいろんな植物が森の中に育っているはずがみあたりません。
なぜでしょう?
また、答えは報告とともに後日掲載します!

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第5回エコの寺子屋のご案内

⇒寺子屋/学びツアー 2010年05月10日 17:35

g24.jpgg23.jpg身近なテーマから環境について考えるエコの寺子屋。今回は手つかずの自然が残る広大な芦生の森(天然林)を散策し、固有植物や自然の変化などについて学び、体感します。大樹が宿る天然林はパワースポットでもあります。[写真は芦生研究林HPより]

会 場:京都大学フィールド科学教育研究センター/森林ステーション/芦生研究林(京都府南丹市美山町芦生)
定 員:15名
参加費:1,000円(交通費・宿泊費を除く)

講 師:京都大学フィールド科学教育研究センター里山資源保全学分野 長谷川尚史 准教授
    京都大学農学研究科 高柳敦 講師

[お申込・お問合せ先]
○NPO法人エコロジー・カフェ 関西事務所(пF075-344-8067、Mail:kansai@ecology-cafe.net)
詳細[リーフレット]はこちら⇒


主 催:NPO法人エコロジー・カフェ/京都大学フィールド科学教育研究センター
後 援:京都府/京都市/京エコロジーセンター
特別協力:潟Wェイ・エス・ビー   協力:潟xネフィット・ワン/潟香[ソン

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旬を味わう

⇒寺子屋/学びツアー 2009年08月31日 23:08

IMG_7599.JPGIMG_7608.JPG
今回の学びツアーでは、メバルとアナゴ釣りに挑戦しました。
前日、宿のおばさんに「明日はメバル釣ってくるから、から揚げにしてね」とお願いまでしていたので、釣らないわけにはいかなかった。しかも一人5匹のノルマ!
釣れるかな〜と、不安な中いざ釣り糸をたらしてみると、針に食いついているのがみえる!
すごい勢いで釣れ始め、気づいたらノルマの2倍は釣れている。
大漁、大漁!

つぎの日の夜は、アナゴ釣りに出かけた。
昨年は、かわいそうなぐらい細いアナゴが釣れたが今年は・・・。
イカを餌に、2隻の船に分かれ始めた。
月明かりと遠くにイカ釣り漁船が照らす明かり。
静かな波音が湾内に響くなか、「やったー」、「大物だ!」という声が耳に入る。
私たちの船も場所をかえ、何本か釣った。
みんなで合わせてみると、タライいっぱいに!今回は、食べごろな大きさが揃っていた。

もちろん、メバルは唐揚げで、アナゴは塩焼き、天ぷら、アナゴ丼と・・・お腹いっぱい堪能しました。

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学びツアーを終えて

⇒寺子屋/学びツアー 2009年08月28日 17:45

IMG_7635.JPGIMG_7630.JPG
最終日の本日は、森里海連環学をしっかりとフィールドで学びました。
「森は海の恋人」をスローガンに活動されている畠山さんから、
海と森とのつながりを歴史や活動をとおして学んだことなど川や山で実際に目にしながら教えていただきました。
今年は、植林も行いイワテヤマナシとカマツカの2種類を植えました。
来年も少しづつ植えていくそうです。
朝から夜まで盛りだくさんですが、自然の恵み(海の幸、山の幸など)を堪能し、私たちが自然からどれだけの恩恵を与えられているのかを感じることのできるツアーでした。
来年は、土日も入れたスケジュールにする予定ですので、ぜひご参加ください。
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早起きは・・・

IMG_7609.JPGIMG_7614.JPG
朝、早起きをし気仙沼魚市場に見学に行ってみました。
ふかひれで有名なところですが、カジキマグロや旬のサンマなどもたくさんみることができました。
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挑戦!

⇒寺子屋/学びツアー 2009年08月27日 16:03

20090827154117.jpg20090827160232.jpg午後は、湾内の生物調査を行いました。
エビやヒラメなどがいました。
そのエビをつかい、メバル釣りに挑戦!
見事ノルマ達成!

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うみのむし

20090827093857.jpg三日目。
カキの付着物を観察しています!
ウロコムシ、ウミクワガタなどなど
いろいろ付いていました!

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舞根湾より

⇒寺子屋/学びツアー 2009年08月26日 16:52

20090826161449.jpg2日目も終わりました。
午後は、和船やロープ講習、梓の木についてのお話がありました。

悪戦苦闘のロープ講習でしたが、いざというときになんとか使えるまで練習しました。

明日は、舞根湾の藻場調査やカキに付着している生物の観察等、盛りだくさんの予定です!

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和船を漕ぎました

20090826135954.jpgみんな上手です!

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気仙沼到着!

20090826110300.jpg学びツアー二日目
お天気は、快晴!

畠山さんの養殖場に到着。早速、海と山との関係について講義開始。

先客に某県の市議会議員さんが視察に訪れていました。

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調査実施!

⇒寺子屋/学びツアー 2009年08月25日 20:10

20090825115841.jpg波が高くて〜と、言っていたのですが、干潮を待ちきれずに開始。
サンプルは、多くもなく少なくもなく、ほどよい時間に終わりました。
今回は、イワフジツボ、ヒザラガイなどが主でした。フクロフノリがちょっとあったかな…
明日からは、気仙沼畠山重篤さんのところで開催します!

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