佐渡宿根木集落の白山神社は

⇒エコツアー 2012年09月16日 20:27

120805白山神社@エコカフェ(宿根木).JPG周回遅れ記事です。佐渡島3日目、最南端にある国重要伝統的建造物保存地区に選定されている宿根木集落の白山神社を御参りしました。佐渡島では白山神社は時宗と同じように船に乗るものの信仰を集めているそうです。もちろん、小木中学校の1年と3年の生徒さんのボランティア案内でした。[2012年8月5日撮影:佐渡エコツアー@阿部・山崎]

この白山神社の創建は嘉元2年(1304年)、建治3年(1277年)に加賀白山本宮から勧請し本間家私邸で祀られていたものを遷座し全村の鎮守としたという。120805白山神社@エコカフェ(宿根木).JPGご神体は海中から上がった菩薩像。主祭神は菊理姫命、佐奈岐尊、伊佐奈美尊、金刀比羅宮、天満宮(菅原道真公)、鹿島神、竜宮殿を配祀します。現本殿は寛永元年(1661年)に建立、棟札に大工は若狭小浜住人牛田治兵衛と残されているそうです。10月15日、16日には県無形文化財に指定「ちとちんとん」や大獅子、鬼太鼓が奉納されます。

小木宿根木には尾道産花崗岩の石造物が多く残っており、白山神社の石鳥居は安永2年(1773年)に宿根木の船主高津勘四郎の寄進であることが彫刻されています。石工は広島県尾道出身の与三郎だそうです。この頃は瀬戸内の石工職人は全国的に活躍していたといいます。今はまったく途絶えた歴史の足跡、残像が感じられます!


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タグ:佐渡島
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ミノムシはオオミノガの幼虫

⇒エコツアー 2012年09月04日 08:03

ミノムシ2@エコカフェ.JPG佐渡島1日目。佐渡島の佐渡トキ保護センターの林内で最近あまり見かけることにないミノムシ(蓑虫)を見つけました。ミノムシは一般にオオミノガの幼虫を指すが、このガ(蛾)の仲間は雌雄の個体がまったく異なる形態で生殖活動を行うので紹介したい。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

オオミノガ(大蓑蛾、学名:Eumeta japonica Heylaerts)はチョウ目(鱗翅目)ミノガ科に属する蛾の仲間。日本固有種。ミノムシ@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島に及び、幼虫の食草であるバラ科、カキノキ科などの樹木のある林などに生息。開帳は35mm、蓑長は40mmから50mmほどの紡錘形で、表面を小枝や木の葉で覆います。幼虫は終令(8令)のまま蓑の中で越冬し、4月から6月にかけ蛹化し、6月から8月頃に羽化します。成長して蛾になるのは雄のみだが、口は退化してない。雌は成長しても無翅、無脚で小さな頭と胸、大半が腹で口も退化しているという格好で、蓑内部の蛹の殻の中に留まるそうです。この雌の出すフェロモンを頼りに雄は雌の蓑内部に入り込み、交尾をします。雌は蓑の中でたくさん産卵し、卵が孵化すると地上に落下し一生を終えるという。孵化した1令幼虫は糸を垂らし風に乗ってバルーンし、新天地で小さな蓑を造り、7回脱皮を繰り返し、終令になります。蓑の中が子孫を紡ぐ上で最も安全で効率の良い戦略として選ばれたのです

ところが1990年代後半より、オオミノガに寄生するオオミノガヤドリバエが中国から移入したと考えられており、この影響でミノムシが激減しているといいます。当たり前に民家近くでもどこでも見られたのですが、貴重な存在になってしまっているのです。


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アカスジカメムシ(赤条亀虫)の交尾

⇒エコツアー 2012年08月31日 20:05

120804アカスジカメムシ2@エコカフェ(尖閣湾).JPG佐渡島2日目。尖閣湾揚島遊覧のため船着場まで崖地を下りる途中でアカスジカメムシを見つけました。単独で散歩中のものオスとメスが交尾中のものもいました。もちろんセリ科の植物が彼らの生活の場ですね。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

アカスジカメムシ(赤条亀虫、学名:Graphosoma rubrolineatum (Westwood))は半翅目カメムシ科の警戒色をもったカメムシ。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島、中国に広く、平地の草地などに生息。120804アカスジカメムシ@エコカフェ(尖閣湾).JPG体長は9oから12oほどで黒地に5本の橙色の縦縞模様が入ります。発生時期は6月から8月頃で、食性は草食性でシシウドなどのセリ科の花穂や種子の汁を吸うそうです。

クサギカメムシなどカメムシの仲間には前足の付け根に付近に臭腺をもっていて警戒時に臭い液体を噴射しますが、本種は臭くないカメムシだそうです。


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タグ:広域種
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ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉)

120803ノシメトンボ@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島1日目。トキの森公園で柵代わりに張られたロープ上にノシメトンボが翅を休めていました。といってもほんのわずかな時間で、直ぐに飛び立ってしまいました。[2011年8月3日撮影:トキの森公園@阿部]

ノシメトンボ(熨斗目蜻蛉、学名:Sympetrum infuscatum (Selys))はトンボ科アカネ属のトンボ。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国、ロシアに広く、丘陵地や低山地の水辺や水田の近くなどに生息。体長は4pから5pほどで、体色は黄褐色から暗赤色で、腹部が長く黒色の斑紋があり、翅の先が黒色になっているのが特徴です。名前の由来は腹部の黒斑が熨斗目模様に似ていることにあります。発生時期は6月から11月末頃まで食性は肉食性で虻などを食べます。アキアカネのように集団で高地へ移動することはないといいます

佐渡島では里でも山でもトンボの姿をよく見かけました。山ではオニヤンマなどの大型のトンボが多く見られました。自然が豊かなのでしょうね。


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タグ:広域種
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高山植物の魅力(70)、ミヤマワラビ(深山蕨)

⇒エコツアー 2012年08月26日 13:28

080711ミヤマワラビ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg立山新室堂乗越(標高2511m)の直下には直立したハイマツ林やベニバナイチゴなどちょっとしたこんもりした小さな森が発達しています。そんな林床にはミヤマワラビなどがよく見られます。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]

ミヤマワラビ(深山蕨、学名:Thelypteris phegopteris (L.)Slosson ex Rydb)はヒメシダ科ヒメシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、山地帯から高山帯の明るい林内や林縁に自生。本州中部地方以北に多い。根茎は地上や岩上をよく這う。葉の長さは約20pで2回羽状複葉、葉裏は白い毛が密生。中軸、羽軸、小羽軸には毛と鱗片がつきます。葉軸上部には翼が発達します。ミヤマワラビには有性生殖型と無性生殖型の2タイプがあり、中部日本の針葉樹林体内に全者が残存しているという。胞子嚢群(ソーラス)は小羽片の裏側の縁寄りにつき、円形で包膜をもたないという。胞子嚢にも毛が生えるといいます。なんとも毛深いのです。

ミヤマワラビは私たちが山菜として食するワラビ(蕨)の仲間なのでしょうか。答えは全く別ものです。ワラビはコバノイシカグマ科ワラビ属に分類される夏緑性シダ植物なのですよ。


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高山植物の魅力(69)、ヒメクワガタ(姫鍬形)

080711ヒメクワガタ@立山雷鳥エコツアー 118.jpg残暑厳しいです。夏山シーズンも終わりかけ、会員の皆さんも大いに満喫しているようです。ずい分前に立山連峰に登った時に撮影した高山植物で名前が分かったものがあるので紹介します。可憐な花を咲かせるヒメクワガタです。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]

ヒメクワガタ(姫鍬形、学名:Veronica nipponica Makino ex Furumi)はゴマノハグサ科クワガタソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州(鳥海山、月山、飯豊山地、北アルプス中北部、白山)で高山帯の草地や雪田近くの礫場などに自生。草丈は10pほどで茎は根元で分枝、葉は対生し無柄、葉身1pから2pほどの卵状楕円形で葉縁に浅鋸歯がつきます。茎や葉両面に疎らに毛が生えます。
花期は7月から8月頃で、茎頂や茎上部葉腋に総状花序をだし、数個の淡青紫色の小さな花を咲かせます。花は径約5o、花冠4深裂し、雄蕊2本は短い。果実は楕円形の刮ハで先端が凹みます。


名前の由来は果実につく萼片が兜のまびさしの上に2本立っている角のような鍬形に似ていることから「鍬形」、全体に小型なことから「姫」がついかという。なんとも以前紹介した私たちが畦道や街中などでよく見かける帰化植物オオイヌノフグリと同じ仲間だそうです。ふーんですね。


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タグ:日本固有種
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佐渡島宿根木の共同井戸は

⇒エコツアー 2012年08月22日 21:23

120805十王坂の下@エコカフェ(宿根木).JPG120805共同井戸@エコカフェ(宿根木).JPG佐渡島3日目。小佐渡の最南端に位置する宿根木集落は西廻りの千石船(北前船)の寄港地として発展。宿根木の国重要伝統的建造物保存地区の街並みと建築物については先に紹介したのでここでは「共同井戸」について紹介したい。[2012年8月5日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

宿根木集落の発展は同時に人口の増加を意味し、江戸時代中ごろからは急速な人口増加に伴って、旧集落のあった「谷の中」には収まりきらず、「高の山地区」や「新田地区」へと集落全体が拡大していったという。120805十王坂上のお地蔵様@エコカフェ(宿根木).JPG120805十王坂の上@エコカフェ(宿根木).JPGしかし、海岸段丘上に位置する「高の山地区」にあっては、水不足が起こり、解決のために「共同井戸」が建造された。当時はつるべによる汲み上げだったのでしょう。近代化してからの手押しポンプは今も利用でき、汲み上げられた水は冷たく澄んでいます。
「共同井戸」の右手脇に下りてくる「高の山地区」からの十王坂の石段のすり減りが当時の人びとの毎日毎日の暮らしと遠い年月を感じさせます。十王坂の上、集落の出口にはお決まりの「集落の結界の守護神」である「お地蔵様」が今も鎮座しています。ちなみに十王信仰の閻魔王は地蔵菩薩でもありますよ。

宿根木集落をはじめ佐渡島の集落は神仏習合の信仰と直結した街並みや雰囲気を今に色濃く残しているのではないでしょうか。


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佐渡島の名刹、妙宣寺の縁起は

120805妙宣寺二王門@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島3日目。宿根木集落から真野港に向かう途中に妙宣寺に立ち寄りました。天候に恵まれ、空は青く遠く真夏の太陽がギラギラしています。森はこんもりと深い緑を抱え、蝉の声ばかりがうるさいほどに耳つきます。時折の海から吹く風ばかりが、気持ちを落ち着かせてくれます。[2012年8月5日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

妙宣寺は古くから北陸道七ヶ国法華の棟梁で、寛文年中延・池上・中山三ヶ寺の輪番所となり、1878年(明治11年)に独立本山と定められた日蓮宗佐渡三本山のひとつです。120805妙宣寺五重塔を@エコカフェ(佐渡島).JPGこの寺は1221年(承久3年)に佐渡に流された順徳上皇の護衛侍の遠藤為盛(阿仏房日得上人:1271年の日蓮聖人の配流の際に直弟子に)が開基、山号を蓮華王山、本尊は釈迦如来です。はじめは新保(金井町)にあったが、嘉暦元年(1326年)に雑太城主本間泰昌の居城付近に写し、1589年(天正17年)に現在の地に移ったといいます。

境内には、1825年(文政8年)に建立された五重塔(高さ24.1m)があり、国重要文化財に指定され、新潟県内では唯一のものだそうです。120805妙宣寺五重塔@エコカフェ(佐渡島).JPG120805金剛力士(阿行)@エコカフェ(妙宣寺).JPG120805金剛力士(吽行)@エコカフェ(妙宣寺).JPGこの塔は日光東照宮の五重塔を模し、相川宮大工の茂三右ェ門・金蔵の親子が30年かけて完成させたというが、各層に勾欄がないことから未完ともいわれています。面白いですね。

仁王門は1677年(延宝5年)に建立、大願寺の山門と同じで茅葺屋根で当時は朱塗りされていたようです。この寺の守護神である阿形(右)と吽形(左)の仁王尊(金剛力士)が鎮座しています。


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パイオニア植物、リョウブ(令法)はハタツモリ

⇒エコツアー 2012年08月21日 08:41

120804リョウブ蕾@エコカフェ(大佐渡石名).JPG佐渡島2日目。大佐渡石名天然杉遊歩道までの林道脇で見ることができました。リョウブの白い花です。別名に花の咲く様子からハタツモリ(旗積り)。リョウブの葉はキンモンガの幼虫のえさですが、飢饉のときには救荒植物として利用されたそうです。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

リョウブ(法令、学名:Clethra barvinervis Sieb. et Zucc.)はツツジ目リョウブ科リョウブ属の落葉小高木。 分布は北海道南部、本州、四国、九州、済州島に及び、山中の落葉樹林帯の尾根筋など明るいやや乾燥した場所や二次林などに自生。120804リョウブ全景@エコカフェ(佐渡島).JPG樹高は3mから7mほどで樹皮はよく剥離し淡城緑色と薄茶色の紋様をつくります。葉は互生し枝先にやや集生、葉身は10pほどの倒卵形で葉縁に細鋸歯がつき先が尖ります。葉表つやは無く無毛、葉裏は灰白色で微毛が生え、葉軸が褐色で目立ちます。花期は7月から9月頃で枝先に総状花序をだし白い小さな花をたくさん咲かせます。花は萼片、花弁とも5枚、雄蕊10本、雌蕊柱頭は先端で2裂。蜜が多く、樹皮も甘くシカが好みます。実は刮ハで熟すと褐色になります。

リョウブの根は浅いため風に弱く、倒木の危機に会うと根元にある休眠状態の不定芽をさかんに発芽させて再生を図ります。したがって表土の薄い尾根筋や斜面地でも進出することができるのです。また、リョウブは旧金属鉱山などの貧栄養の土地では群生したりすることも多く、そんな場所ではウツギ、クズ、イタドリ、ヘビノネゴザ、ササ、ヨモギ、ホンモンジゴケなど、重金属を体内で無毒化(メタロチオネイン)したり、根に根粒菌を共生させるパイオニア的な植物が見られるといいます。確かにそんな場所でした。


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シモツケ(下野)の愛らしさに

120804シモツケ花@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島1日目。トキの森公園で保護飼育中のトキを観察した後に公園内を少しだけ散策しました。公園内のスギ林の林縁ではヤマユリが見事な白い花を咲かせていたし、植栽ゾーンではハクサンシャクナゲは花は終わっていて、シモツケが愛らしいピンク色の花をぼんぼりのようにつけていました。[2012年8月3日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

シモツケ(下野、学名:Spiraea japonica L. fil.)はバラ科シモツケ属の落葉低木。120804シモツケ@エコカフェ(佐渡島).JPG分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に及び、山野の日当たりのよい場所を好んで自生。樹高は約1mで株立ちしよく分枝、葉は互生、葉身は3pから8pほどの狭卵形から楕円形で葉縁に重鋸歯があり葉先が尖ります。葉表は無毛か短毛がつくき、葉裏は白色の軟毛が生えます。花期は5月から8月頃で、本年枝の先端に複散房花序をだし、径5mm前後の淡紅色か紅色、白色の花をたくさん咲かせます。

この仲間にはホザキシモツケ、コシジシモツケソウ、オニシモツケ、イブキシモツケ、マルバシモツケのほかコデマリ、ユキヤナギなどが知られています。


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大願時で子どもたちの明るい未来を祈願

⇒エコツアー 2012年08月20日 23:51

120805大願寺本堂と住職の話@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡大願時は南北朝時代の貞和元年(1345年)に託阿上人を開基として創建。山号を満松山。本尊の阿弥陀如来は鎌倉時代初期の名作。宿根木にある称光寺と同じ時宗です。文和4年(1355年)に府中本間氏に招かれ当地に念仏道場を開基。佐渡八十八ヶ所礼所の第八十八番札所です。天満宮を習合し佐渡連歌の寺としても有名です。[2012年8月5日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

臼木悦生住職のお話では、天正17年(1589年)に越後の上杉景勝による天正の乱による佐渡攻略の兵火で一山消失したそうです。120805大願寺山門と鐘楼堂@エコカフェ(佐渡島).JPG120805大願寺鐘楼で鐘つきを@エコカフェ(佐渡島).JPG江戸時代に入ると佐渡は金銀山があったことから徳川幕府の天領とされ、初代佐渡奉行になった大久保長安が慶長13年(1608年)に、現在の本堂と茅葺の赤い山門、鐘楼堂などを再建したという。また、佐渡奉行は金銀山のある相川にも大願時を開き鎮守天満宮(菅原道真公)を祀ったそうです。120805天正の乱供養塚@エコカフェ(佐渡島).JPG明治時代に入ると政府による神仏分離令、廃仏毀釈によって相川大願時は大願時に統合され、天満宮も大願時敷地内に移設されたそうで、かつての神仏習合の慣習を今に伝えています。

本堂に上がり天正の乱を乗り越えた阿弥陀如来様を前に、ご住職がご厚意で私たちのための発展祈願をしてくださいました。私たちは心の中で子供たちに明るい未来をと何度も何度もお祈りさせていただきました。そののちに鐘楼堂で鐘をついて煩悩を取り去っていただきました。ありがたいことです。合掌!


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佐渡金山は世界遺産暫定リスト記載

120804佐渡金銀山相川道遊の割戸@エコカフェ .JPG佐渡島2日目。尖閣湾遊覧でおおらかになった一行は佐渡金山に向かいました。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗]
佐渡金山の開山は、慶長6年(1601年)、山師により鶴子銀山の発見に遡ると伝えられています。当時の露頭掘跡が相川「道遊の割戸」として国指定史跡になっています。山頂を2つに割った姿は痛々しくも思えます。割戸の壁面には多くの坑道跡が見られ、地下には400年に渡る大規模な開発跡が残されています。

120804佐渡金さんジオラマ@エコカフェ.JPG120804宗太夫坑@エコカフェ.JPG東西約3000m、南北約600m、深さ約800mに範囲に、幾筋もの金銀を含む鉱脈が何枚も平行に貫入しているのです。坑道口からは地下深くからの冷気が噴出していてとてもひんやりしています。「宗太夫坑コース」では当時の手掘りによる厳しい労働が偲ばれるジオラマが展示されています。120804北前船@エコカフェ.JPG

江戸幕府の財政を支え続け、明治時代に入ると明治2年(1869年)、新政府により佐渡鉱山を官営化し、西洋人技術者を招き大規模な近代化に着手します。佐渡金山の周辺には、今でも時代ごとの産業遺産が数多く残っており、鉱山技術の変遷を学ぶことができます。


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外海府海岸の尖閣湾の景勝を

120804尖閣湾全景@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島2日目。大佐渡の西側に50kmに渡り続く外海府海岸は、隆起運動によって発達した海岸段丘が日本海の荒波にあらわれたため一帯に奇岩、奇勝を造りだしています。佐渡彦根山国定公園の代表的な景勝地のひとつだそうです。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

大佐渡石名天然杉の森をトレッキングした後でもあったので、駐車場わきのレストハウスに入って各自好みのランチを食べた。ながもそば、イカ定食、貝卵丼だったり。暑さしのぎにアイスまで。
120804立雲峡湾@エコカフェ(佐渡島).JPG120804大岬峡湾@エコカフェ.JPG腹ごしらえしてから、20分ほどのグラスボートに乗って尖閣湾揚島遊園に興じました。尖閣湾は幾つもの小さな湾に分かれていて、幽仙峡湾、立雲峡湾、金剛峡湾、膳棚峡湾、大岬峡湾など名称がつけられ、それなりのうんちくが披露されていました。
120804カモメ@エコカフェ(佐渡島).JPG大岬峡湾の揚島と陸を結ぶ橋を「幽仙峡」というが、昭和28年に映画「君の名は」のロケ地となってからは「真知子橋」と呼ぶようになったそうです。この映画6時間を超える大作で、主演を岸恵子、佐田啓二というから時間のあるときにチャレンジしてみてはどうだろう。
それにしても照りつける日差しは厳しく、潮風ばかりが心地良さを誘ってくれていました。カモメたちも岩上で羽をすっかり休めていましたよ。

佐渡島は金銀山があったり、地質学的にも興味を湧かせる地域です。佐渡島の形成は日本列島の形成と同時期に遡り、2300万年前から1800万年前の火山活動により堆積したグリーンタフが基礎となり、同時に花崗岩類の貫入が起こり、海食による海底堆積物が重なり、隆起運動によって誕生したと考えられているのです。詳細は別途。


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大佐渡石名天然杉の巨樹の森に

⇒エコツアー 2012年08月19日 23:07

120804四天王杉@エコカフェ(佐渡島).JPG120804象牙杉@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島2日目。大佐渡山脈主稜線近くの石名(標高約900m)を目指した。
この森は沖合を対馬暖流が北上し年間を通じて雲霧が発生しやすく、冬期は季節風が強く降雪量も多いため、杉の生育環境としては極めて厳しいといえます120804家族杉@エコカフェ(佐渡島).JPG120804大黒杉@エコカフェ(佐渡島).JPGこの森には300年を超える天然杉の風雪に耐えた奇怪な形状の巨樹たちが生命をつないでいます。この杉は裏杉(ウラスギ)といってアシウスギやタテヤマスギと同じで葉が下向きになっていて雪が滑り落ちるようになっています。
写真は上段、左側から順に次の通りです。

・象牙杉[胸高周囲:9.6m、樹高:18m]
・四天王杉[胸高周囲:12.6m、樹高:21m]
・大黒杉[胸高周囲:3.5m、樹高:19m]
・家族杉[胸高周囲:6.3m、樹高:16m]
・羽衣杉[胸高周囲:6.2m、樹高:18m]

120804羽衣杉@エコカフェ(佐渡島).JPG佐渡島にはシカなどの大型草食動物を欠いているので森の下層植生もとても豊かでした。そのためこの森で出会うハチやアブ、トンボの個体数が多いのには驚かされました。もっとも現状では人があまり立ち入らないためか蚊はいませんでした。とても心地よい素晴らしい森です。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗]


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トリアシショウマ(鳥脚升麻)の登場

⇒エコツアー 2012年08月16日 18:24

120804トリアンショウマ花@エコカフェ(大佐渡石名).JPG佐渡島2日目。大佐渡石名遊歩道手前の林道脇の林縁でエゾアジサイの足元にちらほらと小さな群落をつくりトリアシショウマが花を咲かせていました。ミツバチやハナアブ、シジミチョウなどが多くの昆虫が吸蜜に訪れていました。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗]

トリアシショウマ(鳥脚升麻、学名:Astilbe thunbergii (Sieb. et Zucc.) Miq. var. congesta H. Boiss.)はユキノシタ科チダケサシ属の多年草。日本固有種。120804トリアンショウマ@エコカフェ(大佐渡石名).JPG分布は北海道、本州中部地方以北に及び、山地の林縁や草原などに自生。草丈は40pから100pほどで、葉は互生し、3回3出複葉、小葉は葉身5cmから12cmほどの卵形で葉縁に不規則な重鋸歯がつき、葉先が尾状に尖ります。
花期は6月から8月頃で、茎先に長い円錐花序をだし、白い小さな花を咲かせます。花弁は5枚でへら形、雌蕊2本、雄蕊10本で葯も白い。。花序は下部の方でよく分枝します。果実は刮ハで熟すと下部が開裂し種子を散布します。

この仲間には基本種のアカショウマのほかチダケサシ、アワモリショウマなどが知られています。似た花にバラ科のヤマブキショウマ、キンポウゲ科のサラシナショウマ、イヌショウマなどがありますよ。


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キンモンンガ(金紋蛾)

120804キンモンガ2@エコカフェ(大佐渡石名).JPG120804キンモンガ@エコカフェ(大佐渡石名).JPG佐渡島2日目。大佐渡石名天然杉遊歩道入口付近の林縁で見知らぬ蝶らしきものに出会いしました。すぐに蛾かなとも思ったのですが。オカトラノオトリアシショウマの花に吸蜜に訪れたり、葉影を好んでは忙しく飛んでいました。調べてみるとキンモンガという蛾です。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗]

キンモンガ(金紋蛾、学名:Psychostrophia melanargia Butler)はチョウ目アゲハモドキ科の蛾の一種。分布は本州秋田・岩手地方以南、四国、九州に及び、山地のリョウブが多い林内や林縁などに生息。体長(開張)は32mmから39mm、触角は微毛状、翅は黒地に黄色の紋が入ります。九州北部地方には白色の個体が多いとされ、紋の大きさや色合いの濃淡には個体差が見られます。出現時期は4月から6月頃の春型と7月から8月頃の夏型の年2回、九州などの暖地では9月から10月頃の3回目があるという。越冬は蛹(さなぎ)でします。昼行性で、幼虫の食性はリョウブの葉、成虫は花の蜜です。

蛾はよく夜行性だというのですが、なかにはセセリチョウの仲間のように昼行性と夜行性の中間タイプやキンモンガのように昼行性のものもあって、何事も固定観念をもっていると失敗しますよね。


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タグ:日本固有種
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オカトラノオ(丘虎の尾)とは何とも

120804オカトラノオ@エコカフェ(大佐渡石名).JPG佐渡島エコツアー2日目。大佐渡石名天然杉遊歩道入口付近の林縁でオカノラノオの小群落があり、ちょうど見事に花を咲かせていました。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

オカトラノオ(丘虎の尾、学名:Lysimachia clethroides Duby)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草。分布は北海道、本州、九州、朝鮮半島、中国に及び、山野の日当たりのよい草原などに自生。草丈は50pから100pほどで、地下に長い地下茎をもち、茎は直立し基部でやや赤味を帯びます。葉は互生し有柄、葉身は6pから13cmほどの長楕円形か狭卵形で全縁、先が尖ります。
120804オカトラノオ花@エコカフェ(大佐渡石名).JPG花期は6月から7月頃で、茎の先に最大約30pもの総状花序を伸ばし、下部から先端に向かって白色の小さな花を順次たくさん咲かせます。花は径約1pで花冠は5深裂、雄蕊5本、雌蕊1本。名前の由来でもあるように長い花序は虎の尾のように垂れさがります。果実は長径約25oの刮ハです。

この仲間には湿地に自生し花序の垂れないヌマトラノオ(沼虎の尾)、茎に長毛が生え葉が細いノジトラノオ(野路虎の尾)、オカトラノオとヌトラノオの雑種とされ花が疎らなイヌヌマトラノオ(犬沼虎の尾)が知られています。


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佐渡宿根木の小さな観光ボランティアガイドさん

120805小木中学校ボランティア@エコカフェ(宿根木).JPG佐渡島エコツアー3日目。最南端にある国重要伝統的建造物保存地区に選定されている宿根木集落を訪ねました。江戸時代後期から明治初期にかけて全盛期であった北前船の寄港地として発展した港町です。小木中学校の1年と3年の生徒さんがボランティアガイドをしてくれました。[2012年8月5日撮影:佐渡エコツアー@叶拓斗]

船大工が建築した小粋な民家と入江の奥に海に面した以外の三方向を海岸段丘に囲まれた小さな土地に所狭しに当時の面影を今に伝える町並みが残っています。120804三角屋@エコカフェ(小木).JPG120804三角屋内部@エコカフェ(小木).JPGとりわけ狭い路地の形状を活かして建てた「三角屋」と呼ばれる船型の民家は船大工の力作と言えましょう。屋根は「石置木羽葺屋根」といって板を何重にも重ね、その上に石を置いています。壁も板張りで一見すると質素な作りだが、内装は豪華な仕上げになってます。

鎌倉時代に入り、1263年(弘長3年)頃にはこの地に本間氏の羽茂出城が築かれ、1304年(嘉元2年)、宿根木白山神社が創建されています。江戸時代、1614年(慶長19年) 小木港が開港し、1672年(寛文12年)、北廻り航路が開かれ北前船と呼ばれる千石船の寄港地となった。これにより宿根木集落の繁栄がはじまり、1885年(明治18年)に政府により五百石積以上の和船建造が禁止され、鉄道輸送に政策転換されると廻船業は衰退の一途をたどり、人びとは農業に転換していったという

120805世捨小路@エコカフェ(宿根木).JPG長者橋をから宿根木集落に入り、最後は出棺のため棺をかついで歩いたという世捨小路から集落の外に出ました。宿根木集落の町並みをどのような視点をもって体験するかは個々人の心に任せることにしました。きっと何かを学んだに違いありません。真夏の太陽にも負けない小木中学校生徒さんの明るい笑顔がとても印象的でした。ありがとう! 

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佐渡小木港のたらい舟の今昔

⇒エコツアー 2012年08月15日 22:45

120804たらい舟@エコカフェ(尖閣湾).JPG佐渡島エコツアー2日目。大佐渡石名天然杉を観察してから尖閣湾に向かいました。そこでの出来事です。小さなプールにブリキの「たらい舟」があり、好奇心任せに試乗してみました。なんともです。

今回の佐渡エコツアーでは、時間的余裕があれば、本物の「たらい舟」にぜひ乗ってみたいと思っていたのですが、大観寺詣でなど飛び入り案件が急きょ入ってきたので叶いませんでした。唯一、尖閣湾での出来事が最初で最後でした。結局、またの機会までのおあずけとなりました。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@叶拓斗]

120804サドガシマン@エコカフェ(尖閣湾).JPG「たらい舟」は「はんぎり」ともいって、江戸時代から佐渡南端の小木半島で漁のために使われてきた舟のひとつです。岩礁と小さな入り江の多い海域にあっては、桶を半切りにしたこの形の舟のほうが安定感があり、操作性にも優れているということらしいのです。

「たらい舟」は現在でも貝や藻を採るために使われているそうです。観光用のものは大人二人がゆったりと座れる空間があり、意外と安定感もあるようですが、魯を漕ぐのが和舟と違って難しく、思うように前に進むことはないと聞きます。何事もプロフェッショナルが大切ということなのでしょう

いま一つ意味のわからなかったのが、「離島戦隊、サドガシマン&ズルガシマン」の記念写真撮影用の看板です。ここは「郷に入れば郷に従え」で佐渡お助けマンになりました。


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高山植物の魅力(67)、ハイマツ(這松)

⇒エコツアー 2012年08月14日 10:05

080711ハイマツ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg先に亜高山帯針葉樹林を構成するシラビソオオラビソコメツガなどについて紹介しました。ここではその上部、中部地方では標高2500m以上の森林限界を超える高山帯の植生のうち常緑針葉樹のハイマツを紹介します。ハイマツは森林限界ではハイマツ帯といってごく普通に見られますが、氷河期の生き残り(氷河遺存種)とされるため富士山では見られません。[2008年7月11日・12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]

ハイマツ(這松、学名:Pinus pumila (Pall.) Regel)はマツ科マツ属の常緑針葉樹で低木。分布はシベリア東部、カムチャッカ半島、中国東北部、朝鮮半島などの寒冷地、日本では北海道と本州中部地方以北の亜高山帯から高山帯に自生。080711ハイマツ2@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg樹高は亜高山帯で灌木状で約2m、高山帯の風衝地では矮小化しひざ下で地面を這う。これが名前の由来で、高山帯では優先種とされます。葉は針状で長さ3pから7pほどで枝に5枚ずつ束生したものが密生します。ゴヨウマツ(五葉松)と同じですね。花期は6月から7月頃で、雌雄異花、本年枝下部に長径約15oの穂状の黄色い雄花序がたくさんつき、本年枝先に長径約6mmの松笠状の暗紫色の雌花序が数個つきます。果実は長径約5pの長卵形の球果で翌年秋に熟します。ホシガラスの好物です。

高木層を欠く高山帯のハイマツ群落の中には亜高山帯針葉樹であるモミ属やトウヒ属の樹種が低木化、矮小化して混生しているのをよく見かけます。ハイマツは亜高山帯の明るいダケカンバ林などでは直立して混生することから、環境に適応して変幻自在する逞しさを象徴しているかのようですね。

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