小笠原父島に向け出航

⇒エコツアー 2014年04月26日 09:59

140426_0943~01.jpg140426_0943~02.jpgよい天気です。
絶好の航海日和です。
昨年,一昨年と台風で断念。
三年ぶりです。

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未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅[ご案内]

⇒エコツアー 2014年02月07日 00:15

080619おーい@エコカフェ.JPG父島南部を縦断する未開のコース、小港海岸から東海岸を踏破しよう。森、海、太陽、闇、落差の大きい自然の圧倒的なパワーを満喫しよう!大洋島の植物進化のなぞに迫ろう!!

日 程2014年4月26日(土)〜5月1日(木)
・4月26日 9:00竹芝桟橋集合、10:00出航
・4月27日 11:30二見港入港、19:00ナイトツアー
・4月28日 8:00一日中海、南島上陸、ドルフィンスイミング080621南島扇池@エコカフェ.JPG
・4月29日 8:00父島縦断トレッキング
・4月30日 13:00二見港、14:00出航100507丸山方面眺望@傘山山頂.JPG
・5月 1日 15:30竹芝桟橋入港
代 金:106,800円(4名部屋)〜114,800円(2名部屋)
宿 泊:クレセント
船 舶:おがさわら丸2等船室
定 員:9名

主催:特定非営利活動法人エコロジー・カフェ
旅行企画・実施:株式会社ナショナルランド

詳細案内はこちら⇒
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小笠原エコツアー

⇒エコツアー 2013年07月18日 15:23

2006小笠原データ 136.jpg固有種の森の横断ハイクと沈水カルストの南島をめぐる父島の旅

 2011年に世界自然遺産登録地になり、観光客で賑わいをみせている小笠原諸島ですが、今回のエコカフェのエコツアーは小笠原父島をメインに山に海にそしてナイトツアーと盛りだくさんです。山のコースは、小港海岸から東海岸までを横断的に歩くコースになります。このコースは通常のツアーでは訪れない秘境です!小笠原固有の植物やボニナイトなど世界で小笠原でしか見ることのできない地質と植生を観察するツアーです。
 また、南島は貝の化石ヒロベソカタマイマイや扇池の幻想的な景色を堪能できます。陸上の小笠原固有の植物や、海の動物を地球規模の視点から自然を感じることができるエコツアーにぜひご参加ください。

【旅行期間】2013年9月14日(土)〜 9月19日(日) 6日間
【エコカフェ会員旅行代金】99,800円(1室3名利用)〜109,800円(1室1名利用)
【利用宿泊施設】父島ビューホテル(シャワー・トイレ付)
【利用船舶】おがさわら丸 2等船室(相部屋)
【募集定員】8名

 詳細情報   

●主催/特定非営利活動法人エコロジー・カフェ
●旅行企画・実施/株式会社ナショナルランド(東京都知事登録旅行業2-2174)
東京都千代田区神田和泉町1-3-7
TEL:03-3851-3377  FAX:03-3851-3477
総合旅行業務取扱管理者 松崎哲哉

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アコウ(榕)との共生進化は

⇒エコツアー 2013年05月25日 14:13

130411アコウ@エコカフェ奄美大島エコツアー_405_s.jpg奄美大島の大熊展望台は眼下に名瀬港が一望でき、東シナ海を遥か遠く地平線まで眺望することができる。そんな断崖の高台にアコウの大木が鎮座している。この島は台風の通り道でもあるから、時に相当の風雨に見舞われることだろう。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

アコウ(榕、赤榕、学名:Ficus superba (Miq.) Miq. var. japonica Miq.)はイラクサ目クワ科イチジク属の亜熱帯性の半常緑高木。130411アコウ果実@奄美大島エコツアー_404_s.jpg130411アコウの前で@エコカフェ奄美大島エコツアー_409_s.jpg分布は本州紀伊半島・山口県、四国南部、九州、南西諸島、国外では台湾、中国南部、東南アジアなどに及び、暖帯から亜熱帯・熱帯の海岸近くなどに自生。樹高は10mから20mほど、樹皮は灰褐色で平滑、よく分枝し樹冠が大きく、幹や枝から気根を下垂させ露岩などに張り付きます。葉は互生し厚く滑らか、葉身10cmから15cmほどの長楕円形、全縁で葉先は尖ります。通年、不定期に数回、落葉と芽吹きを繰り返すが、3月頃一斉の場合もあるという。花期は5月頃、不定期一斉に、幹や枝から直接に柄の短い径約1cmの球形の隠頭花序(花蓑とも。内部に雌雄異花)を密につけます。幹生花ともいいます。むろん外からは内部に咲く花は見えないが、共生進化して花蓑に寄生したアコウコバチのみがポリネーター。メスが花蓑に入り込み中の種子に産卵、孵化した幼虫は種子の中で成長した後に種子から脱出し、オスは果実の中で交尾しそこで一生を終え、メスは果実の外へ飛び出し、別の花蓑に入り込み雌花に産卵します。果実は径約1cmの球形の果蓑、黒紫色に熟すと食べられます。宮古島・八重山ではヤエヤマオオコウモリの好物でもあります。

奄美大島ではアコウにはケンムンという赤毛の幼怪が住んでいると伝承があります。「絞殺しの木」と呼ばれます。鳥散布、鳥が排泄とともにたまたまアコウの種子を他の木に付着させることがあります。するとその場所で発芽して気根を垂らしながら成長し、やがて披着生木を飲み込んで枯らしてしまいます。特異な生活様式による戦略で種を紡いでいるのです。


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ムッチャガラはシマイヌツゲとも

⇒エコツアー 2013年05月23日 08:38

130411ムッチャガラ@エコカフェ奄美大島エコツアー_235_s.jpg奄美大島の金作原原生林の深い森でムッチャガラという不思議な名前の樹を見ました。「ムッチャ」とは「くっつく」、「ガラ」とは「そうでない」という沖縄方言、つまり「くっつかない」という意味なのです。「鳥もち」を取るモチノキを「むっちゃ」ということの反対語のようなものですね。別名にシマイヌツゲとかナガバイヌツゲともいうそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー阿部]

ムッチャガラ(学名:Ilex maximowicziana var. kanehirae (Yamamoto) Yamazaki)はモチノキ科モチノキ属の常緑小高木。130411ムッチャガラ樹皮@奄美大島エコツアー_236_s.jpg分布は南西諸島、台湾に及び、山地の林内などに自生。樹高は2mから5mほど、樹皮は灰褐色で縦裂、葉は互生し光沢のある革質、葉身2pから5pほどの倒披針形から長楕円形、葉縁上部に鋸歯がつきます。犬黄楊の葉に似るが、葉裏は灰緑色で葉脈が目立たないという。花期は6月から7月頃、雌雄異株、新枝の葉腋から花柄を伸ばし数個の白色の花を咲かせます。花は4弁、雄蕊4本、雌蕊1本。雄花で葉雌蕊が退化し、雌花では雄蕊が退化。果実は球形の核果で黒く熟します。

エコカフェでよく訪島する小笠原諸島には小笠原固有種ムニンイヌツゲが自生しますが、ムッチャガラが近縁種と考えられれているようです。植物の系統分類を知ることはルーツを辿ることにもなるのです。


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アデクは亜熱帯性

130411アデク@エコカフェ奄美大島エコツアー_254_s.jpg奄美大島の金作原原生林は鬱蒼とした亜熱帯性照葉樹林、そんな森の主役のひとつにアデクがあります。アデクといえば小笠原諸島の島々でも見られます。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー阿部]

アデク(学名:Syzygium buxifolium Hook. et Arn.)はフトモモ科フトモモ属の亜熱帯性常緑小高木。分布は九州南部、南西諸島奄美大島以南、小笠原諸島、国外では台湾、中国南部、インドシナに及び、山野のやや乾燥した日当たりのよい場所に自生。130411アデク樹皮@エコカフェ奄美大島エコツアー_255_s.jpg樹高は3mから10mほど、樹皮は茶褐色で縦裂、小枝は細く4稜を生じます。葉は対生で硬い革質、葉身2pから3pほどの楕円形から倒卵状広楕円形で全縁、葉先は鈍頭。側脈は目立たず、葉裏に腺点がつく。花期は5月から7月頃、枝先に集散花序をだし、たくさんの白色の小花を咲かせます。小花は径約3oで萼片は鐘状4裂、花弁4枚、たくさんの雄蕊が目立ちます。果実は径約oの球形の液果、秋に黒紫色に熟します。甘く食用にできるそうです。

小笠原諸島にはアデクが古く移入し種分化し、固有種として扱われるヒメフトモモが知られています。ヒメフトモモの花は淡いピンク色ですよ。小笠原諸島の森と奄美大島の森にはどちらもアデクが自生しますが、全体としては全く異なった様相していますよ。


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アマミノクロウサギ(奄美野黒兎)は生きた化石

⇒エコツアー 2013年05月22日 00:47

130413アマミノクロウサギ@エコカフェ.JPG奄美大島には島固有の生き物が数多く生息しています。多くは亜熱帯性照葉樹林の森、ハブの棲む森でひっそりと人との遭遇を避けるように暮らしています。今回のツアーにおける話題の主人公はアマミノクロウサギです。国特別天然記念物、国内希少野生動植物に指定されています。写真は後ろ姿で残念です。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@芳賀めぐみ]

アマミノクロウサギ(奄美野黒兎、学名:Pentalagus furnessi (Stone))はウサギ科アマミノクロウサギ属の兎。1属1種で奄美固有種、絶滅危惧TB類(EN)。分布は奄美大島と徳之島に限り、山地や海岸の崖地などの深い森に生息。体長は42cmからcmほど、体重は1.3kgから2.7kgほど、全身は長く艶のある毛と短く柔らかい毛で覆われ、背面は黒色から暗褐色、腹面が灰褐色です。眼や耳介が小さく、四肢は短く、後脚は脚力が弱いなど原始的な形態を留め「生きた化石」ともいわれます。出産直後の幼獣はほとんど体毛が無く、眼も閉じているという。夜行性、昼間は巣穴や岩の隙間、木洞などで休む。食性は植物食で、ススキ、ボタンボウフウウ、エゴノキなどの葉、樹皮、果実、筍などを食します。繁殖期は春と秋の2回、1回に1頭を出産するそうです。

遭遇当夜、満点の星空のもと、森は漆黒の闇を抱え、運不運が私たちを待ち構えるにふさわしかった。急峻な崖にへばり付いた砂利道を小さな車をゆっくり走らせる。懐中電灯の明かりを頼りに、小道脇の前方に広がる藪を凝視する。小さな黒い影がとっさに現れたかと思うと闇に素早く消えてゆく。足の遅い小兎は斜面を何度かずり落ちたのち、こちらを振り向く仕草でさようなら。つかの間の兎たちとの遭遇に感激でした。


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アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔)は

⇒エコツアー 2013年05月12日 22:59

130411アラハシラガゴケ@エコカフェ奄美大島エコツアー_192_s.jpg奄美大島の金作原原生林のやや乾きぎみの林床でシラガゴケらしき苔をところどころで見かけました。調べてみると茎に中心束が認められることからアラハシラガゴケのようです。雨が直接激しく当たらない湿度の安定する大木の根元近くなどなどでパッチをつくっているようです。見ごたえがあります。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

アラハシラガゴケ(粗葉白髪苔、学名:Leucobryum bouringerii Mitt.)はシラガゴケ科シラガゴケ属の蘚類。130411アラハシラガゴケ@エコカフェ奄美大島エコツアー_348_s.jpg分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では、東南アジアに広く、山地の岩上、倒木上、腐木上などに自生。草丈は2pから3pほど、茎に中心束があり、葉身10oほどの披針形、葉先の方向は不揃いで尖ります。葉は絹のような光沢があり、湿ると緑になり、乾くと白銀色になるそうです。


名前の由来は葉が乾燥すると翁の白髭のように見えることにあるという。参考までに、似ているホソバオキナゴケは茎に中心束がなく、葉身4oでやや太く、葉先は乾燥しても揃うそうです。日本に自生するこの仲間は、ほかにシラガゴケ、オオシラガゴケ、シロシラガゴケ、ジャバシラガゴケなどがあるそうです。


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クチナシ(梔子)は照葉樹林の森で

⇒エコツアー 2013年05月07日 21:16

130411クチナシ@奄美大島エコツアー_238_s.jpg奄美大島の金作原原生林は典型的な亜熱帯性照葉樹林の森です。高木層、亜高木層、低木層、草本層と一年中、葉をつけた多様な植物たちが地勢的だけではなく階層的にも棲み分けをしています。ここでは低木層を構成するクチナシを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

クチナシ(梔子、学名:Gardenia jasminoides Ellis)はアカネ科クチナシ属の耐陰性の強い常緑低木。分布は本州千葉県以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、インドシナ半島などに広く、照葉樹林内に自生。130411クチナシ樹幹@奄美大島エコツアー_239_s.jpg樹高は1mから3mほど、樹皮は灰褐色で平滑、葉は対生か3輪生で厚く、葉身3pから6pほどの倒卵状楕円形から楕円形で全縁、葉先は短く尖ります。クチクラ層が発達し光沢があり、無毛、葉表は濃緑色で葉脈がくぼんでみえ、葉裏は淡緑色です。花期は6月から7月頃、葉腋から短い花柄をだし、径約5pから7pほどの白色の花1個咲かせます。花は基部が筒状で花冠が6深裂します。果実は長径約2pの稜が6個ある楕円形の漿果(多肉質の液果)、中に多数の種子が入り、10月から11月頃に赤く熟します。

名前の由来は果実が裂開しないことを「口無し」としたことにあるそうですよ。この果実にはカロチノイド系色素のクロシンが含まれることから古く飛鳥時代から黄色染料として利用されてきました。今日、国内では「クチナ黄色素」(食品添加物)としてたくあんなど食材・食品の着色に利用されています。


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シマウリカエデ(島瓜楓)とは

⇒エコツアー 2013年05月05日 01:25

130411シマウリカエデ@エコカフェ奄美大島エコツアー_251_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の森であるが、わずかながら落葉広葉樹が混生。カエデの仲間ではアマミカジカエデとシマウリカエデ、どちらも奄美固有種として貴重である。ここではアマミウリカエデを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

シマウリカエデ(島瓜楓、学名:Acer insulare Makino)はカエデ科カエデ属の落葉小高木、奄美固有種。分布は奄美大島と徳之島(わずか)に限り、低地から山地の林縁などに自生。130411シマウリカエデ樹肌@エコカフェ奄美大島エコツアー_252_s.jpg樹高は5mから10mほど、樹皮はマクワウリにように淡緑色に暗緑色の縦筋が入り、葉は対生し葉柄は長く、葉身6pから12pほどの卵状三角形で全縁または浅く3裂か5裂、葉先は尾状に尖ります。葉は見事に黄葉します。花期は3月頃、雌雄異株、本年枝先の葉腋から細長い総状花序をだし10個から15個の黄緑色の花を咲かせます。果実は翼果で風散布します。、

アマミウリカエデは屋久島固有種のヤクシマオナガカエデ(屋久島尾長楓)、本州福島県以南、四国に分布するホソエカエデ(細枝楓)、さらに、本州、四国、九州と屋久島に分布するウリハダカエデ(瓜膚楓)に似ているというが、隔離により環境適応の結果として種分化が進んでいる形態のひとつと考えてよいのではないでしょうか。


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古代植物、マツバラン(松葉蘭)

⇒エコツアー 2013年05月04日 19:46

130411マツバラン@エコカフェ奄美大島エコツアー_220_s.jpg奄美大島の金作原原生林で珍しいシダ植物を観察しました。古代植物のマツバラン、江戸時代には各大名がこぞって池泉回遊式庭園づくりとともに愛でた逸品です。松の葉に似ていていつも青々としていて縁起が良いということでしょう。エコカフェでも小笠原の森で稀に見たことがあるが、他の地域で樹幹に着生しているところを見るのは初めてでした。ちなみに宿主は渓流近くにあったヒカゲヘゴで樹幹を覆う気根をうまく利用していますね。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

130411マツバラン@エコカフェ奄美大島エコツアー_218.jpgマツバラン(松葉蘭、学名:Psilotum nudum (L.) Griseb)はマツバラン目マツバラン科マツバラン属の常緑性シダ植物。環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)。分布は本州中部地方以南、四国、九州、南西諸島、国外では熱帯地域に広く、樹上や岩上などに溜まった腐植などに着生。草丈(茎丈)は30pほど、胞子体の茎は二叉し、細い枝には稜があり所どころに突起ができます。胞子体の地下部分は髪の毛のような仮根がたくさん生え、仮根には菌根菌が共生します。ソーラス(胞子嚢群)は分枝した先端部の枝のありこちにつき、熟すと黄色くなり、破れ胞子が放出されます。胞子は腐食物中で発芽し、配偶体になり、菌根菌から栄養をもらって造卵器と造精器を生じます。各器官で造られた卵と精子が受精することで地上部を持つ胞子体が誕生し、成長して光合成をするようになります

マツバランの仲間は1属2種しか存在せず、葉も根もない原始的な形態を維持しているシダ植物なのです。このブログでも原始的な形態を維持しているシダ植物として他にイワヒバヒバゴケヒカゲノカズラを紹介しましたが、何とも不思議ですね。


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ハドノキも照葉樹林を

130411ハドノキ@奄美大島エコツアー_206_s.jpg130411ハドノキ樹皮@奄美大島エコツアー_207_s.jpg奄美大島の金作原原生林の亜熱帯性照葉樹林のハドノキは低木層を構成している樹種のひとつと思いきや、何と亜高木層まで進出しているようです。出逢ったハドノキもかなりの高さがありました。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ハドノキ(学名:Oreocnide pedunculata (Shirai) Masamune)はイラクサ科ハドノキ属の常緑低木。分布は本州伊豆半島・紀伊半島、四国、九州南部、南西諸島、台湾に及び、山地の樹林内の明るい沢筋などに自生。樹高は4mから5mほど、樹皮は赤褐色で多い皮目が目立ち、上部でよく枝分けれします。葉は互生し、葉身5pから10pほどの長楕円状披針形、葉縁に粗い鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉は無毛か短伏毛が生え、3脈が目立ち、葉柄と葉裏の葉脈は紅色を帯びます。花期は2月から4月頃、雌雄異株、前年枝の葉痕腋から、雌花は4o前後の柄を伴う団集花序に、雄花は無柄の団集花序に、たくさんの極小さな花を咲かせます。雌花の紅色の花被は筒状で柱頭の縁には白い微毛が生え、雄花は花被片3枚が開きます。果実は多肉質の花被が合着した径約1.5mmの卵形の痩果、11月から翌年3月頃に熟します。

奄美大島は台風の通り道にあたり、暴風雨による大きな土砂崩れもしばしば発生してきたらしい。そのため森の新陳代謝もしばしば起こり、多様な植生が維持されてきたのであろう。もちろん、シカなど四足の草食動物を欠いていることが、一番森の低木層や草本層の緑を豊かに保てていることになるのでしょう。佐渡島の森もそんな森ですよ。


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サンゴジュ(珊瑚樹)は照葉樹林を

130411サンゴジュ手前@エコカフェ奄美大島エコツアー_195_s.jpg奄美大島の金作原原生林、亜熱帯性照葉樹林の代表格であろう。ここにはイジュタブノキホルトノキなどの高木層の下にフカノキクロガネモチショウベンノキカクレミノなどとともに亜高木層や低木層を構成する樹種のひとつにサンゴジュがあります。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

サンゴジュ(珊瑚樹、学名:Viburnum odoratissimum var. awabuki (K.Koch) Zabel)はマツムシソウ目スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木。130411サンゴジュ樹幹@エコカフェ奄美大島エコツアー_196_s.jpg分布は本州関東地方南部以南、四国、九州、南西諸島、朝鮮半島南部、台湾に及び、海岸近くの山地などに自生。樹高は5mから12mほど、樹皮は灰黒色から灰褐色で皮目が多く目立つ。葉は対生し分厚く光沢があり、葉身は7pから20pほどの長楕円形で全縁(時に葉縁上部に波状の鋸歯)で葉先は尖ります。若葉は褐色、後に濃緑色に変化。花期は6月から7月頃、本年枝先に円錐花序を伸ばし、たくさんの白色の花を咲かせます。花冠が5裂し反り返り、5本の雄蕊が目立ちます。果実は長径約8oの卵形の核果、秋に果柄とともに赤く熟します。

分厚い葉や柔らかな木質には水分が多く含まれること、芽吹き力が旺盛なこと、から耐火性に優れることから、防潮林のほか生垣、公園樹によく利用されています。名前の由来は真っ赤な果実が房のようにつく様をにあるというとおり、数珠なりしている様子は見事です。


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ヒメジャノメ(姫蛇目)は森の忍者

130411ヒメジャノメ@エコカフェ奄美大島エコツアー_318_s.jpg奄美大島の金作原原生林は亜熱帯性照葉樹林の典型的な深い森です。そんな森の植生観察をしている時に登山道脇に散った落葉の上にじーっとしている小さな生き物を発見。調べてみるとヒメジャノメのようです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒメジャノメ(姫蛇目、学名:Mycalesis gotama Moore)はタテハチョウ科コジャノメ属の蛇目蝶の仲間。分布は日本では北海道渡島半島以南、東アジア、東南アジアに広く、山地や盆地などの明るい疎林内や周辺などに生息。前翅長は18mmから31mmほど、翅裏を縦に走る白色帯がほぼ直線的に入り、後翅裏面の大きな目玉斑紋の上に並ぶ小さな目玉斑紋の数が3つです。似ているコジャノメは白色帯が湾曲し、小さな目玉斑紋は4つとなります。発生時期は5月から10月頃、成虫は吸密せず腐果や獣糞に集まり、幼虫の食草はアズマネザサ、ススキなどのイネ科植物になります。

最近の研究によると、ヒメジャノメはひと括りにせず、日本本土・対馬・屋久島・種子島産を亜種(学名:M. g. subsp. fulginia Fruhstorfer)、奄美大島・沖縄産を亜種(M.g.subsp. amamiana Fujioka)とする報告もなされているようです。分類学は専門家に任せるにしても、地理的に生息地が分断し集団の交流が途絶えることで、各集団は独自に分化、進化のプロセスを辿るというのは興味深い自然の摂理なんですよね。


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アマミシリケンイモリ(奄美尻剣井守)は

⇒エコツアー 2013年05月03日 22:49

130411アマミシリケンイモリ@エコカフェ奄美大島エコツアー_364.jpg奄美大島の深い森、金作原原生林のしたたかな小さな住人。それはフグ(河豚)毒と同じテトロドトキシンを体内に忍ばせアマミシリケンイモリだ。アマミイシカワガエルと同様、沖縄本島や渡嘉敷島に生息する個体とは別種とされ、シリケンイモリから改められるたのです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

アマミシリケンイモリ(奄美尻剣井守、奄美尻剣蠑螈、学名:Cynops ensicauda ensicauda)はサンショウウオ目イモリ科イモリ属の両生類。130411アマミシリケンイモリ腹@エコカフェ奄美大島エコツアー_371_s.jpg奄美固有亜種(シリケンイモリ基亜種)。分布は奄美大島に限り(徳之島では絶滅か)、平地から山地までの沼地や水田、湿った林床、林道の水溜まりなどに生息、半水生だが陸生が強いという。体長は11cmから15cm(雌は雄より一回り大きい)、尾が険のように長く、体色は背面が暗褐色、腹面は指先までほぼ橙色です。オキナワシリケンイモリのように体表に斑紋はなく無地、あっても体側にオレンジ線が入る程度です食性は動物食でミミズ、昆虫類、カエルなどを食します。産卵期は1月下旬から7月頃、浅い水中の水草に産卵。孵化した幼生は鰓呼吸し、変態して肺呼吸するようになり、水中を離れ森内などで暮らし、3年から5年で成熟し、産卵のために水域に戻るんですよ。

沖縄本島から奄美大島までがユーラシア大陸と陸続きの頃に移入してきた動物たちの多くは、地殻変動や気候変動により地勢的に島嶼として分断されて以降、環境に適応できなかったり、競争に敗れたり、運良く独自の分化・進化プロセスの中にあったりしている訳です。奄美大島の深い森はそんな貴重な生き物たちの唯一のワンダーランドなのですね。


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オットンガエルとは是不思議

130412オットンガエル案内板@エコカフェ.JPG奄美大島には9種類のカエルが生息しているという。このうち、先に消化したアマミイシカワガエルと今回のオットンガエルのみが奄美大島に限り、ハロウエルアマガエル、リュウキュウアカガエル、ヌマガエル、アマミハナサキガエル、アマミアオガエル、リュウキュウカジカガエルは他の地域にもセイズ抗すそうです。奄美博物館の飼育水槽にいるはずのオットンはもぬけの空でした。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オットンガエル(学名:Rana subaspera Barbour)はアカガエル科オットンガエル属の大型の蛙。絶滅危惧TB類(VU)。分布は奄美大島、加計呂麻島に限り、丘陵地や山地に林内や草地などに生息。体長は9.3cmから14cm(雌は雄より一回り大きい)、体色は背面が黄褐色、腹面は淡黄色、何れも暗色の不規則な斑紋が入ります。皮膚表面に大小不定の多数の疣(イボ)がつきます。四肢は頑丈、後肢に暗褐色の縞模様、前肢には指5本、普通の指4本のほかに第1指の内側に肉質の拇指1本あって襲われたりすると棘状の骨を突き出し攻撃してくるという食性は動物食で昆虫類、節足動物。甲殻類、陸生貝類などを食します。繁殖期は4月から8月頃、渓流や水溜まりの近くに堆積した水の沁みる土砂にオスが径30cm、深さ5cmほどの穴を掘り、その中にメスが800個から1300個も産卵します。幼生は秋か翌年初夏に変態し幼体になるそうです。

開発による自生地の環境破壊や侵略的外来種マングースによる捕食圧により生息数は減少しているそうです。固有種・固有亜種の多くがマングースの捕食圧の犠牲になっていることから、駆除のためマングース・バスターズが結成され、職業として成り立っていると聞き正直驚きました。


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アマミイシカワガエル(奄美石川蛙)は渓流の宝石

⇒エコツアー 2013年05月02日 08:46

130412イシカワガエル@エコカフェ.JPGここ数日はヒンヤリで過ごしやすいですが、陽の光が少ないのは残念です。奄美大島の深い森の深い渓流にわたしらは人間様とは無関係に棲んでいます。それゆえ森ではヒュー、ヒューとやや高い鳴声のみ。わたしらとはイシカワガエルです。かつては沖縄本島産と同種とされていたが、数年前、アマミイシカワガエルとして別種とされました。奄美博物館の飼育水槽は窮屈でたまらんな。友だちもいないし....。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

130412イシカワガエル案内板@エコカフェ.JPGアマミイシカワガエル(奄美石川蛙、学名:Odorrana splendida Kuramoto, Satou, Oumi, Kurabayashi et Sumida)はアカガエル科ニオイガエル属の大型の蛙。奄美固有種で絶滅危惧TB類(EN)。分布は奄美大島に限り、深い森の渓流やその周辺の林内などに生息。体長は88cmから120cmほどでメスのほうがやや大きめです。体色は日本の蛙の中では最も美しいといわれ、黄緑色で黒褐色や紫褐色の斑紋が、腹面は白色で網目状に黒褐色の斑紋が入ります。背面の皮膚は円錐形の大型隆起や顆粒状の小型隆起で覆われるのも特徴です。前脚指は5本、普通の指4本のほか棘状の骨質の指1本。指趾の先端は吸盤があり、趾間には水掻きが発達するため、木登りも泳ぎも達者です。成体は夜行性で繁殖以外は渓流近くの林内で暮らします。食性は肉食性で昆虫、ザトウムシ、多足類、甲殻類などを食します。繁殖期は4月から5月頃、渓流源流の岩の間隙などの伏流水のあるような場所で産卵するそうです。

ちなみに沖縄本島北部(やんばるの森)産のイシカワガエルは体色が緑色であり、奄美産のものより濃いそうです。地理的に隔離分布しているが、古くは陸続きであったことが偲ばれる生きた証拠でもあるのです。


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オーストンオオアカゲラ(オーストン大赤啄木鳥)

⇒エコツアー 2013年05月01日 22:32

130412オーストンオオアカゲラ@エコカフェ.JPG奄美大島金作原原生林の観察散策の帰り、林道脇の薄暗い茂みで木々を渡る様子を鳥の姿を発見。時折、周囲からドラミング音が森に響きます。国天然記念物指定のオーストンオオアカゲラです。奄美大島に生息するキツツキはもう一種アマミコゲラが知られています。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オーストンオオアカゲラDendrocopos leucotos owstoni (Ogawa))はキツツキ目キツツキ科の中型の啄木鳥。オオアカゲラの奄美固有亜種。環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は奄美大島に限り、亜熱帯性照葉樹林に生息。体長は約29cm、翼長は15.3cm前後、体色はクロージャーの法則に従い全体に暗色、背面は黒色で翼に小さな白斑を生じ、頬から胸部にかけて濃褐色、腹部は赤色で太い黒色縦斑が入ります。雄の頭部は赤色。体型に比べ嘴が小さいことから柔らかい木を好んでつついていると考えられています。食性は雑食性で朽ち木に中にいるカミキリムシ類など甲虫類の幼虫、節足動物、陸生貝類、果実、種子などを食します。繁殖期は4月から5月頃、大木の樹幹に穴を空け巣を作り、一腹産卵数は4、5個、1ヶ月ほどで巣立ちます。

オーストンオオアカゲラは大木、老木、枯木などが多い森を好むため、奄美大島に生息する希少種4種の中で最も生息域が狭いといいます。高度成長期の森林開発やハシブトガラスなどの食圧で個体数を減らし、現在は種の保存法に基づき国内希少野生動植物に指定され、保護管理事業が行われています。


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ルリカケス(瑠璃橿鳥)は飛ぶ宝石

130411ルリカケス@奄美大島エコツアー_515.jpg奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)観察散策の帰り、林道脇の茂みで木々を渡る様子を鳥の姿を発見しました。何と素晴らしい紺碧の色彩でしょう。主は国天然記念物(1921年指定)で奄美の森の女王様ルリカケスです。なんと近縁種はヒマラヤに生息とか。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ルリカケス(瑠璃橿鳥、学名:Garrulus lidthi (Bonaparte))はスズメ目カラス科カケス属の陸鳥。奄美固有種分布は奄美大島、加計呂麻島に限り、亜熱帯性照葉樹林に生息。体長は38cm、体重は180g前後、翼長15cmから18cmほどで頭部から頸部にかけ紫を帯びた濃青色、背中と胸部から腹部は赤褐色、尾羽や翼は濃青色で尾羽には黒色の横縞模様が入り、尾羽先端と風切羽先は白色と見事な色彩です。食性は雑食性で昆虫、クモ、爬虫類、両生類や鳥の卵、果実、種子などを食します。種子の貯蔵行動を取ります繁殖期は2月から5月頃、小規模な群れを解きペアで行動し、樹幹のや隙間などに小枝や葉、コケを集めてお椀状の巣を作ります。一腹産卵数は3個から5個、抱卵期間は約20日、子育てに約25日を要するそうです。

奄美大島では人的開発に生息地の減少、野猫や侵略的外来種のマングース、ハシブトガラスの捕食圧で一時期は著しく数を減らし、絶滅危惧U類(VU)に指定されたが、その後、自然林回復やマングースの駆除により数を増やしつつあり解除されています。引き続き経過観測が必要ですね。


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ヒリュウシダ(緋竜羊歯)

⇒エコツアー 2013年04月30日 01:37

130411ヒリュウシダ@エコカフェ奄美大島エコツアー_170_s.jpg奄美大島の「金作原原生林」の深い森には照葉樹林内にヒカゲヘゴやヘゴの木生シダ植物がニョキニョキとジュラシックパークのような雰囲気をつくっています。もちろん、林下や林床にも多様なシダ植物が繁茂していたりもします。ここではヒリュウシダを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒリュウシダ(緋竜羊歯、学名:Blechnum orientale L.)はウラボシ目シシガシラ科ヒリュウシダ属の南方系の大型の常緑性シダ植物。分布は南西諸島屋久島以南、小笠原諸島、国外では台湾、中国南部、東南アジアからオセアニアの熱帯・亜熱帯地域に広く、低地から山地の明るい林床、林縁、道路脇などに自生。130411ヒリュウシダ@エコカフェ奄美大島エコツアー_169_s.jpg草丈は2m超、根茎は塊状で短く斜上、葉は根茎から叢生し葉柄基部は褐色の鱗片に覆われます。葉柄は50pほどで突起が散生、葉身1m以上の一回羽状複葉、羽片は最大長約30pほどの披針形で30対から50対ほどつきます。新葉は赤っぽく、新芽は食用になるそうです。ソーラス(胞子嚢群)は羽片裏の羽軸に沿って伸び、 胞膜は成熟する前に裂けてしまいます。

北海道から屋久島までに分布するシシガシラと同じ仲間ですが、超大型であること、胞子葉がないこと、など似てもにつきませんね。ただし、新葉が赤っぽいのは似ていると思います。


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