小笠原への準備

⇒エコツアー 2011年03月08日 14:43

2006小笠原データ 073.jpg昨年末から来年度の事業計画を立てるために、いろいろと悩んでいます。
一度はじめたことは、継続していくことを目標に(見直しもありますが)毎年苦しいスケジュール調整をしております。
来年度もそんな中、より多くの方々に参加していただきたいため現在奮闘中です!

取り急ぎ、来年度の小笠原エコツアーの日程が決まりましたのでご報告いたします。

2011年5月3日(火)〜8日(日)5泊6日

今回は、父島、母島、南島をめぐる旅を企画しています。
母島では、一日限定人数しか入ることができない石門へ。
南島も、滞在時間や人数が限られている島で「○の豚」の一部モデルになった場所?
父島の夜は、島料理を堪能。

世界自然遺産登録直前の訪島です。

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

成長する硫黄島

⇒エコツアー 2011年01月05日 18:54

IMGP9909.JPG沖縄諸島の火山列島の真ん中に位置するのが東京から南へ約1200kmの距離にある硫黄島です。今回の『お正月の旅小笠原』では父島上陸が果たせなかった代わりに洋上から南硫黄島硫黄島の姿を眺望することにあいなりました。

硫黄島は数千年前の海底火山活動による火砕物が海中に沈んだカルデラ部分に堆積し、数百年の隆起活動により誕生した島で、最高標高は擂鉢山(パイプ山)の169m。観測によると現在でも年平均で約25cmの隆起活動が続いているという。火山島のため地熱が高く、島の至る所で硫黄温泉が湧き、硫黄ガスがが噴出しているそうだ。遠目に見ていると緑も見えるので、そこまで不毛の地には思えないのだが。。。。。

R0010079.JPGところで、映画『硫黄島からの手紙』は特別許可により硫黄でも撮影されたそうですが、第二次世界大戦では日米両軍で2700人以上が戦死し、擂鉢山の南側山体は米軍の砲撃により大きく崩れてしまったといいます。擂鉢山の頂上でジョー・ローゼンタールが撮影した報道写真『硫黄島の星条旗』はピューリッツァー賞を受賞しています。広島の原爆ドームなどと同じように戦争の惨状を伝えるには相応しい場所だなと思いました。

戦後は米軍が、返還後も自衛隊の基地として使われており、格納庫やレーダー、タンクなど白い建物が見えましたが、一般の人は墓参と遺骨収集以外には上陸できないそうですよ。

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

きそ船内での講演U

⇒エコツアー 2011年01月04日 18:39

R0010090.JPGお正月の旅小笠原』の「きそ」船内での今回の講演Uは最終日ではなく元旦に行いました。講師は講演Tと同じでエコカフェ運営評価委員の山崎さんです。

「日本の食料・農業・農村の現状と未来」と題して、
1 持続可能な安全な食の確保という視点からの輸入食料の事情
2 日本の農業・農村が直面する現実と主要作物などの自給率向上のための今後の取り組むべき方向性
R0010093.JPG3 ヨーロッパの教育現場の事例を紹介しながら子どもたちが夢を持てるように、自然との触れ合いや農業体験などを通じて農業に対する意識改革をすること
4 お米などこれまでより少しだけ食べるなど私たちができること
についてプレゼンをしました。

会場からは、これまでの農政について痛烈な批判的な意見があったり、都市近郊農業と山間地農業の在り方、休耕田を含む農地利用制度の在り方については講師との間で活発な意見のやり取りがあり、最後にはしっかり取り組んでもらいたいとのエールもいただき、新年早々、大変有意義でした。ほくほく!

関連記事(きそ船内での講演T)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

南硫黄島の島影の奥に

IMGP9896.JPG30日に東京晴海ふ頭を出港した太平洋フェリー「きそ」は、悪天候のため小笠原諸島父島二見港への31日午前中の入港を断念。7mの高波を避け一路、火山列島の近海を南下し、最南端の南硫黄島を北方から遠く洋上観察しながら北上。遥か洋上にピラミッドが出現したかのようだ。

南硫黄島は東京から南に約1300kmに位置する海面下約2000mの海底からそびえ立つ成層火山の孤立峰の海上部分。最高峰は916mで皇居ほどの面積。北東約5kmには最浅水深22mの福徳岡ノ場があり、時折り海底火山活動がみられ、過去に3回新島を形成したがいずれも海没。2010年9月29日にも薄乳白濁の変色水を確認しているという。

2007年6月に東京都と首都大学東京の共同により25年ぶりの学術調査が行われ、これまでに人為的な影響がない原生自然下における適応放散などの進化過程を解明するため、植物、陸産貝類、昆虫類、クモ類、ササラダニ類など100種1000サンプルを採取したという。[東京都関連HPはこちら⇒]
南硫黄島は、亜熱帯海洋性気候の下にあり、熱帯・亜熱帯性植生、海蝕地形や海鳥の生息に特徴があるとされる。海岸部にはタコノキなどの乾性低木林、中腹部にはオオバシロテツなどの山地常緑広葉樹林、500m以上の上部には雲霧林が広がり、コブガシ、エダウチムシンヘゴの群落には種子植物、シダ類、コケ類の着生が見られるという。標高の高いところでは、小笠原群島には見られない日本本土や伊豆七島に起源のススキ群落やガクアジサイ、ヒサカキの群落が発達しているそうだ。植物の7割は東南アジア起源で海流散布か鳥散布によるものだろう。哺乳類は植物植生のオガサワラオオコウモリのみで、天敵が全くいないため、アカガシラカラスバトやオガサワラカワラヒワの陸鳥、クロウミツバメやセグロミズナギドリなど希少な海鳥の繁殖地にもなっている。

南硫黄島の形成史は解明されていないが、第四紀の海底火山活動によるもので島が形成してからほんの数十万年しか経過していないと考えられるため、島の面積、標高の割に他の海洋島に比較し種数が少ないそうだ。ふーんでしょ。

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

硫黄島摺鉢山を

⇒エコツアー 2011年01月03日 09:43

110101_1234~01_0001.jpg結局のところお正月船の旅は天候不良のため小笠原父島二見港に入港できず、従って上陸も出来ませんでした。
北海道東沖の発達した低気圧のため十三メートルの西北西の風が吹き上は六メートルを超える波が立つっていました。
乗船している『きそ』は高波を避け南下したため元旦には南硫黄島、硫黄島の近海を航行しました。
写真は元旦12時34分に硫黄島を南西方向から撮影したものです。摺鉢山の岩肌が荒涼としていて当時の激戦の跡が忍ばれます。
祖国のために散ったあまたの英霊の冥福を祈り、合掌!

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

きそ船内での講演T

⇒エコツアー 2010年12月31日 12:30

R0010004.JPG30日に東京晴海ふ頭を出港した潟iショナルランドさんの『お正月小笠原の旅』において、エコカフェとしては「小笠原諸島の固有な生態系」と題して1回目の船内講演をしました。講演の趣旨は小笠原諸島父島に上陸するにあたって、小笠原諸島の自然について基礎的なレクチャーをしようというものです。30日15時35分から16時45分までの予定でしたが前のイベントがずれたためやや遅れての開始となりました。山崎さんもスライドを用いて、分りやすい言葉で、ゆっくりと説明されていました。

1 小笠原諸島の地勢的な特徴(遠い、小さい、海洋島)
2 個性的な生き物たち(樹木、花、哺乳類、鳥、爬虫類、魚類、甲殻類、昆虫、貝類)
R0010007.JPG3 小笠原の生態系の特徴(低い多様性、高い固有性)
4 脅かされる生態系の現状と対応(豊富な外来種の存在)

講演後の質疑応答では、会場からは、世界自然遺産登録に関することから硫黄島の自衛隊に関することまでのことまで幅広い質問が出され、丁寧に回答していました。アンケートを実施しましたが、初めて乗船したお客様も多く、少しはお役に立てたようです。パチパチ!

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

遠くに見えるは

IMGP9871.JPG20101231120912.jpg楽しみにしてきた父島への上陸。
なんと低気圧の影響もあり、上陸断念。
どうやら、今回は不運で一度も上陸出来ずに終わりそう。
空き時間のイベント作りに忙しい。

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

冬の旅はじまる

⇒エコツアー 2010年12月30日 10:18

101230_1010~01.jpg
どんより曇り空のなか、晴海ふ頭から小笠原に向けて出航しました。
年越し寒波がくるとの情報に、戦々恐々としている心境です。
明日の昼に、小笠原からご報告できることを楽しみにしてます!
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

「お正月の旅小笠原」船内プログラムのご案内

⇒エコツアー 2010年12月19日 00:34

080101小笠原(お正月) 035.jpgエコカフェでは年末年始休暇をのんびりと小笠原までの船旅をされるお客様向けに船内プログラムを実施しています。今回で5回目です。
この船旅は、潟iショナルランドさんによるもので、通算34回となります。とんでもない記録です。昭和43年の日本返還とともに実施し、小笠原を多くの人たちに紹介してきたのです。

小笠原は世界自然遺産登録に向けて、世界的に貴重とされる固有種の保護やそのための外来種の駆除に取り組んでいます。080101小笠原(お正月) 037.jpg
来夏を前に結論が出されるといわれています。
今回は「きそ」の船内で、世界自然遺産登録に向けての小笠原の自然の魅力や課題などにつてお話をする予定です。また、子どもたちのための自然をテーマにしたプログラムも予定しています。

船旅に少しだけアクセントをつけさせていただき船旅をより楽しんでいただければと思います!
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

クワズイモ(不食芋)は食えず芋

⇒エコツアー 2010年11月16日 21:46

IMGP9578.JPG宮古島の亜熱帯の森にはシダ類やサトイモ科の植物が多く自生している。なかでもクワズイモは大人の背丈ほどにもなり、その大きな葉は雨傘替わりになるほどです。

クワズイモ(不食芋、学名:Alocasia odora(Lodd.) Spach)はサトイモ科クワズイモ属の常緑多年草の一種。分布は四国や九州の南部から南西諸島のほか海外では台湾、中国南部、東南アジアであって、暖帯から亜熱帯の常緑広葉樹の谷筋や林縁によく出現する。
IMGP9610.JPG近縁種には、小笠原諸島や琉球列島にやや小型のシマクワズイモ(島不食芋、学名:A. cucullata (Lour.) G.Don)が、西表島に大型のヤエヤマクワズイモ(八重山不食芋、学名:A. atropurpurea Engler)が自生。クワズイモの仲間は耐寒性があり、観葉植物として親しまれているが、インドなど外国産のものがほとんどであるという。

クワズイモの花は4月から8月に咲くが、緑色の苞の中に円柱状の花序が包まれ、花序の最上部は仮雄蕊、次に雄花、中間に仮雄蕊、下部に雌花が配置し、雌花のみが結実する。トウモロコシ状の赤い果実でテンナンショウのそれに似ている。また、芋などにはテンナンショウと同じようにシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれることから毒草とされ、食えません。

関連記事(コウライテンナンショウの果実)⇒    関連記事(サトイモ科の世界)⇒

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オオタニワタリ(大谷渡)

IMG_0520.JPG宮古島本島や来間島、大神島でもオオタニワタリは鬱蒼とした林内や岩陰などで比較的見ることができた。ただし、宮古島を含む琉球諸島ではシマオオタニワタリヤエヤマオオタニワタリのほうが個体数は多いという。特に先島諸島ではすべてがヤエヤマオオタニワタリだそうだ。そう言えば、オオタニワタリ以外は小笠原父島・母島でも見ることができる。

オオタニワタリ(大谷渡、学名:Asplenium antiquum Makino)はシダ植物門チャセンシダ科に属する南方系の常緑多年生シダの一種。分布は伊豆諸島、紀伊半島、四国(太平洋岸)、九州(南部・西部)から南西諸島のほか台湾以南の東南アジアに及び、樹木や岩上に着生。環境省レッドリストで絶滅危惧TB類に記載。近縁種にシマオオタニワタリ(島大谷渡、学名:A. nidus L.)とヤエヤマオオタニワタリ(八重山大谷渡、学名:A. setoi N.Murak. et Seriz.)があるが、見た目ではなかなか区別がつかないという。
これらの違いをあえて言うならば、オオタニワタリが葉の裏の胞子のう群(ソーラス)が葉の中央軸(中肋)から葉縁近くまで伸びるのに対し、シマオオタニワタリもヤエヤマオオタニワタリも葉縁の半ばに満たないという。 [訂正(2012.7.2):ヤエヤマオオタニワタリは半ばより伸びるものもあります。]また、シマオオタニワタリは中肋の盛り上がりが扁平で、ヤエヤマオオタニワタリは著しく盛り上がり二段に見えるという

こんど機会があったらしっかり観察して見ようと思う。

宮古島エコツアー
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

十二湖鶏頭場の池に一羽の鵜

⇒エコツアー 2010年11月15日 07:39

071012白神山地 046.jpg紅葉のシーズンですがお出かけになりましたか。
地域によって異なりますが北から山の高い所からやってきます。
都心も一番手のイチョウが黄葉に萌え始めました。

十二湖をのんびり散策した時の鶏頭場(けとば)の池の写真です。
10月半ばですから紅葉には早い時期です。
湖面にさざ波が立ち池の向こう側の湖岸にはブナやミズナラなどの広葉樹がうっそうと茂っています。
水量が少し少ないですがその湖面上にまで枝を伸ばしています。

紅葉になると見事でしょうね。
湖面に突き出た折れた大木でしょうか。
一羽の鵜がじーっと佇んでいます。
まるで彫刻のようです。

この心洗われる素晴らしい自然の贈り物を子どもたちにもプレゼントしたいですね!

2007白神山地エコツアー
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ユキザサ(雪笹)の赤い実

⇒エコツアー 2010年11月14日 15:44

PIC_0094.JPGこの季節、ブナなどの落葉樹の深い森の下草にはユキザサが透明感のある真っ赤な実をついている。
写真は十二湖のブナを中心とする森を散策した時に撮影したものである。十二湖とは、白神山地の北西山麓の標高150mから200mに広がる盆地状の台地に自生するブナを中心とした落葉樹の深い森とそこに点在する大小33の湖沼群のことをいう。

ユキザサ(雪笹、学名:Smilacina japonica A. Gray) はユリ科ユキザサ属に属する多年草の一種で雌雄異株。分布は北海道から九州のほか朝鮮、中国、東シベリア。花は5月から7月にかけて円錐花序に小花がたくさん咲くが、花弁も雄蕊も純白で雪の結晶のように見えるという。
名前は、葉の形を笹の葉に、白い花を雪にたとえたことに由来するという。若芽や若葉は山菜として食されるが、茹でた時にアズキの匂いがすることから「アズキナ」として親しまれているという。

2007白神山地エコツアー
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

コウライテンナンショウ(高麗天南星)の果実

⇒エコツアー 2010年11月13日 02:26

071012白神山地 065.jpgこのブログでもテンナンショウ(天南星)の仲間であるウラシマソウ(浦島草)マムシグサ(蝮草)アシュウテンナンショウ(芦生天南星)ヒトツバテンナンショウ(一葉天南星)について紹介してきた。

2007年秋白神山地エコツアーを実施した時に、十二湖名水センターの近くでコウライテンナンショウが赤い果実をつけているのを写真におさめた。コウライテンナンショウ(高麗天南星、学名:Arisaema peninsulae Nakai)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草。分布は北海道、本州、九州のほか東アジア、山地の暗い林内に自生。草丈は80pにもなり、仏炎苞は葉より高い位置となる。偽茎に蝮模様が入ることから広義でマムシグサとされるらしい。5月から6月にかけて仏炎苞が開き、その中に無数の小花のついた肉穂花序が見られる。もちろん、雌雄異株で、幼株は全て雄株であり、栄養よく成長すると雌株に性転換するという。

果実などにはシュウ酸カルシウムの針状結晶の毒成分が含まれることから口に含まないよう注意が必要だ。晩秋、落葉した林内で誰からも見向きもされなかったトウモロコシ状の赤い果実が目立っているのは異様な気がするであろう。

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

黄金のさなぎ

⇒エコツアー 2010年11月04日 18:05

IMG_0561.JPG
オオゴマダラは、大きなちょうちょ。
しかしサナギは、ちっちゃくてきれいな黄金色。
言われていたけど、想像以上にまぶしい。

でも抜け殻は・・・透明。
IMG_0567.JPG

ちょうちょは、白い。黄金色はどこへ・・・?





関連記事(オオゴマダラの楽園に)⇒
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

イリオモテアザミ(西表薊)

⇒エコツアー 2010年10月29日 10:50

IMG_0261.JPG10日午前、宮古島東平安名崎で海岸植生観察をしました。びっくりしたのはイリオモテアザミの花が一輪咲いていたことです。開花は3月から5月頃とされているからです。もちろん多くの株はロゼット状に地面にギザギザの葉を広げていました。ここは一年中、海からの強い風が吹くためどの株も背丈は低いです。[2010年10月10日撮影:宮古島東平安名崎@阿部]

イリオモテアザミ(西表薊、学名:Cirsium brevicaule A. Gray var. irumtiense Kitamura)はキク科アザミ属に属する多年草。イリオモテアザミ@エコカフェ.JPG分布は宮古列島、八重山列島で、海岸付近の砂地や岩場に自生する。南西諸島に分布するシマアザミ(C. breviaule A. Gray)の固有変種。茎と葉裏に白毛が密生する点がシマアザミとの違いだそうです。花期は3月から5月頃とするが、実際には一年中みられます。[下線部追記:2014.10.26]アザミの仲間は世界に約300種、日本だけでも約100種あるとされ、日本はアザミの多様性のメッカといえる。



人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

タイワンカブトムシ

IMGP9590.JPG10月11日、宮古島のナイトツアーを決行し、東平安名崎で満天の星空を仰いだ。あまりに星が多くて、星座の判別ができない。天空を北から南に走るミルキーウェイ(天の川)がよく見える。この川に沿ってカササギが死者の魂をゆっくりと静かに天国に運んだのだろうと。

闇の中で蠢きに気づく。なんとタイワンカブトムシである。タイワンカブトムシ(台湾兜虫、学名:Oryctes rhinoceros)はコウチュウ目カブトムシ亜目コガネムシ科サイカブト属のカブトムシの一種。原産地はインドシナ半島周辺地域と推測されるが、分布はインドから中国南部、日本では南西諸島に及ぶ。今日的には人為的な農作物の移動に伴うものと考えられており、日本には石垣島に上陸したものが、世代を紡ぎながら北上を続けているという。カブトムシに比べ、全体に外皮が厚く強固であり、角はサイの角のように湾曲し短くオスよりメスが小さく、脚は太く短めであるという。ヤシやサトウキビの害虫とされているようだ。

繁殖力が旺盛で、温暖化の進行とともに分布域を北上させているという典型例のようだ。面白いですね。

関連記事(深夜にミヤコヒキガエルを)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ミステリーに包まれた大神島を

⇒エコツアー 2010年10月26日 02:13

IMG_8114.JPG
島尻断層崖と上部に広がる海食台から沖合を眺めた。
遥か遠くにミステリアスなベールに包まれた美しい大神島が見える。
つい数時間前まで島の霊的パワーに魂が清められる心地よさを感じたばかりである。
ふしぎと懐かしさや愛おしさといった感情が湧き上がってくる。

昔、母が大神島の神様となり、長女が島尻の神様に、長男が狩俣の神様になった。
祭りの時には島尻と狩俣からお婆あが集まった。ある時、狩俣の神様が悪いことをしたので大神島には以後踏み入れさせないことにしたという。
やがて島尻のお婆あも年老いて、祭りを紡げなくなったという。
大神島では6月から10月までお婆あが神様になるという。
もはや後継者はなく、数人のお婆あしかいないそうだ。
やがていろんなことが伝説になっていくと。
島尻お爺いにまた会おう。

手前に見えるのは50万年前から20万年前に堆積した琉球石灰岩が隆起した露岩である。宮古島の形成史を調べるのも面白いかもしれない。

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オキナワコアオハナムグリ(沖縄小青花潜)

荷川取牧場近くの「宮古島のヘソ」といわれている石庭に許可を得て立ち寄った。ここは宮古島の中心にあたりパワースポットでもあるという。少し入ったところでハナムグリが吸蜜しているのに気付いた。

IMGP9572.JPG図鑑で調べると「オキナワコアオハナムグリ(宮古島亜種)」だと分かった。オキナワコアオハナムグリ(沖縄小青花潜)は、コウチュウ目コガネムシ科ハナムグリ亜科ハナムグリ属に属する甲虫の一種。本土に生息する近縁種のアオハナムグリ(青花潜、学名:Cetonia roelofsi)より小型で、コアオハナムグリ(小青花潜、学名:Gametis jucunda)に似ているが、腹部が黒色ではなく赤から緑の金属光沢色をしていることで見分けることができる。さらに、日本に生息するオキナワコアオハナムグリは次のように4亜種に分類される。

・基亜種(学名:Gametis forticula forticula)、分布:本州西部・四国・九州の沿岸部、対馬、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、徳之島、沖縄本島、伊平屋島、久米島、阿嘉島
・宮古諸島亜種(学名:Gametis forticula miyakoana)、分布:宮古諸島
・八重山諸島亜種(学名:Gametis forticula ishigakiana)、分布:八重山諸島(石垣島、竹富島、小浜島、西表島)
・与那国島亜種(学名:Gametis forticula yonakuniana)、分布:与那国島

ハナムグリ亜科に属するハナムグリやカナブンの仲間はキク科植物の花の花粉や蜜、樹液、発酵した果実汁などを摂取するものが多く、昼行性であるのに対して、ハナムグリ亜科を除くコガネムシの仲間は草食で、夜行性であるという。広くコガネムシの仲間に属するこれら甲虫は、棲み分けが進み極めて多様性に富んでいるといえよう。

関連記事(これなんだシリーズ(25))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

マングローブ林とサギたち

⇒エコツアー 2010年10月25日 07:46

IMG_8089.JPG宮古島島尻マングローブ林です。干潮の時間帯ですのでエサを求めてサギやシギの仲間が集まっています。
シオマネキの仲間やハゼの仲間が干潟に顔を出して、エサを求めたり、日光浴をしています。
警戒心の強い小さな生き物たちですが、静かに近づき素早くくちばしでついばむのです。
マングローブ林に広がる干潟は潮が満ちてくるとやがて水没します。
毎日毎日、潮の満ち引きに呼応して、マングローブ林の生き物たちは暮らしているのです。

関連記事(マングローブ林は)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ






posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ