勇気ある撤退を

⇒自然観察会 2012年06月16日 11:45

120616_1137~02.jpg120616_1111~01.jpg阿夫利神社は雨の中に煙っていました。
ここは大きな杉が林立しています。
林下にはマムシグサがたくさん見られました。
どこからか天狗が現れそうな。
雨脚は強く勇気ある撤退となりました。
詳細は後ほど!

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雨降り、ケーブルカーは救いの神

120616_1016~01.jpg第13回自然観察会はフィールドを大山にしました。
ここには雨降りの神様がおわします。
どうりで恵みの雨!
これから雲の中を進みます。

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第13回自然観察会in大山の御案内

⇒自然観察会 2012年05月25日 17:12

新緑のまぶしい季節となりました。
天候不良はありますが、外で過ごすのが気持ちのいい季節です。
雨の心配はありますが、高尾山に次ぐ人気のハイキングコースをゆっくり
散策してみましょう。

集合日時:6月16日(土)午前9時30分
集合場所:小田急線伊勢原駅
     (参考:新宿駅8:21発→相模大野駅8:58着/9:03発→伊勢原駅9:22着)

予定コース
小田急伊勢原駅→大山ケーブル駅(バス移動)→大山山頂→下山
(天候などによってコースの変更あり)

参加ご希望の方は、6月13日(水)までに事務局までご連絡ください。110514第10回自然観察会 045.jpg
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ジャゴケ(蛇苔)の小さな協奏曲

⇒自然観察会 2012年04月09日 01:42

ジャゴケ@エコカフェ.JPG南房総の鋸山一帯もシカ、サル、タヌキ、ウサギ、イタチなどの野生動物の生息地との案内看板があった。姿形は見えねども獣臭に敏感に反応したのは芳賀さんと阿部さん。イノシシの踏み荒らし跡やシカの糞便など言われてみれば確かに。沢筋の崖地は一面にジャゴケが音符のような雌器托(胞子体)を伸ばし、小さな協奏曲を奏でているようでした。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

ジャゴケ(蛇苔、学名:Conocephalum conicum (L.) Dum.)はゼニゴケ目ジャゴケ科ジャゴケ属の苔類。雌雄異株。分布は北半球に広く、日本全土に及び、平地から亜高山帯かけての清流の湧きでる岩上などに自生。ジャゴケ胞子体の協奏曲@エコカフェ.JPG葉状帯は厚く扁平で幅1、2p、長さ3pから15pほどで、よく二又分枝をし、折り重なるように密に群生。腹側に仮根をだし岩などにしっかり張り付きます。背面はつやのある深緑色、網状の区画模様があり、区切られた中心に灰色の点が目立つ。この区切りは気室の区切りに相当し、中心の気室孔が灰色に見えるのだそうです。春先に雌株の葉状体の先端から3、4pの透明の柄が伸び先に円錐形の雌器托をつけ、雄株の葉状体の表面には楕円形に盛り上がった雄器托ができます。雌器托の内側から成熟した黒色の凵i胞子嚢)がはみ出て裂けると、内部の弾糸が球形の極小の胞子を外へ飛ばして種を紡ぐのです

他のゼニゴケ類が無性芽で増殖するが、ジャゴケは無性生殖を行うことはなく、すべて有性生殖で増えるのだそうです。種を紡ぐ方法は外見が似ていても、異なることが多いのも面白いですね。


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お見事、ヤブレガサ(破傘)

⇒自然観察会 2012年04月08日 23:52

ヤブレガサ@エコカフェ.JPG南房総の鋸山にJR浜金谷駅から通ずる「安兵衛井戸と沢コース」には沢筋、涸沢から斜面地、尾根筋と多分に変化があって面白いでしょう。今回、沢筋では多くのヤブレガサの芽吹きの季節を迎えていました。それにしてもルート上の広範囲な場所で観察することができました。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

ヤブレガサ(破傘、学名:Syneilesis palmata (Thunb.) Maxim.)はキク科ヤブレガサ属の落葉性の多年草。分布は本州、四国、九州と朝鮮半島、中国頭部に及び、林下の斜面などに自生。ヤブレガサ芽吹き@エコカフェ.JPG草丈は70cmから120cmほど、若い時は根出生葉1枚、根茎に栄養が蓄積すると花茎を直立し、分枝しない。茎葉は互生し、2、3枚で下方の葉は有柄、上は無柄で葉身は最大径約50p、円形で7から9裂片に掌状深裂、各裂片はしばし中裂し、縁に鋭い鋸歯がつく。若い葉には絹毛が生えるが、後に脱落します。
花期は7月から9月頃で、花茎の先に円錐花序がつき、白色から淡紅色の頭花をまばらに咲かせます。頭花は10個ほどの小さな筒状花からなり、筒状花は長さ約2p、径約1p、花冠が5裂し平開、雄蕊は葯が突き出て、雌蕊の柱頭は突き出て先が2裂し反り返ります。

ヤブレガサの芽吹いて葉が展開する前の傘が閉じたような若葉を山菜として、おひたし、和え物、天ぷらなどにして食します。こちらも美味しいそうですよ。


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高山植物の魅力、フキ(蕗)の美味に感謝を

フキの花@エコカフェ.JPG鋸山山中にある日本寺参道脇の岩場からは清水がしみ出ているようで、フキが群生し大きな丸いハート形の葉を広げ地面をおおっていました。中にはすーっと花茎を伸ばし、その先に花を咲かせていました。ここのフキはきっと人が植栽したものなのでしょう。山中の谷沿いにもわずかに確認できましたがそちらは天然のものでしょうか。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

フキ(蕗、学名:Petasites japonicus (Sieb. et Zucc.) Maxim. )はキク科フキ属の多年草。雌雄異株分布は本州岩手県以南、四国、九州、南西諸島から朝鮮半島や中国の一部に及び、平地から亜高山帯の沢沿いや河川中州、川岸などの水が豊かで強風のあたらない場所に自生。草丈は約80cm、早春を告げるように地下茎から花茎が芽吹き、これをフキノトウ(蕗の薹)と呼んでします。やがて花茎は伸び、葉が展開します。葉身は約15pから30p、ハート形(丸い腎臓形)で長い葉柄をもち、葉縁に鋸歯、葉両面に綿毛がつきます。この葉や葉柄を佃煮など食用にします。「キャラブキ(伽羅蕗)」美味しいです。最近、水煮のものがスーパーなどで売られていますね。一方、「蕗の薹」は山菜として天ぷらにしたり、「ばっけ味噌」にしたりするとほろ苦く美味ですよね。蕗の薹にはクエルセチン、ケンフェロール、精油、ブドウ糖、アンゲリカ酸などが含まれ、胃痛、咳痰などに用いられてきたそうです。
花期は3月から5月頃で雄株には不捻の両性花が集合した雄頭花がつく。ただし、雄花周辺に雌花がついているものもあるという。雌株には糸状花である多数持った雌花と中央に数個の両性花がつく雌頭花が咲きます。これは雌雄同株から異株への分化の途上にあると考えてよさそうです。キク科らしく綿毛のある種子を風で散布します

さらに日本には亜種で東北北部から北海道にかけて自生する人の背丈を超えるアキタブキ(秋田蕗)が知られていますね。アイヌ語で「コロコニ」といい、この葉の下に住む妖精が「コロポックル」です。秋田や宮城などでは「バッケ」と呼んで、地域の人びとに好まれているのです。


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タグ:鋸山 広域種
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キブシ(木五倍子)は先駆的

キブシ@エコカフェ.JPG鋸山山頂までの道のり、沢筋でも尾根筋でもキブシの花が真っ盛りでした。個体数はまばらな感じでしたが何れも日当たりのよい場所で見ることができました。[2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

キブシ(木五倍子、学名:Stachyurus praecox Sieb. rt Zucc.)はスミレ目キブシ科キブシ属の落葉低木。日本固有種。雌雄異株。分布は北海道渡島半島、本州、四国から九州に及び、山地の明るい林縁や谷沿いなどに自生。樹高は3mから5mほど、株立ちで樹幹は細くよく分枝、樹皮は赤褐色で皮目が白く目立つ。キブシ花@エコカフェ.JPG葉は互生し、葉柄は長く密器官は無く、側脈が6対前後で目立つ。葉身は6cmから12pほどで卵形から卵状楕円形、葉縁に鋭い鋸歯、葉先は尖ります。花期は3月から4月頃で葉の展開に先立ち、昨年枝の葉腋に穂状花序を下垂、たくさんの淡黄色の径約8mmの花を咲かせます。雄花は雄蕊が8本。雌花は花穂が短めで雄蕊が退化しています(写真参照)。果実は径約8mmのやや楕円形の液果、黄褐色に熟します。果実はヌルデの虫こぶ、五倍子(うつふし)の代わりに染料として利用されてきたそうです。

キブシはアカメガシワ、ヌルデ、カラスザンショウ、リョウブ、ムラサキシキブなどとともに落葉樹でありながら成長が早く、先駆植物(先駆的樹種)であることから、照葉樹林に混じることが多いのです。三宅島の照葉樹林の森でもオオムラサキシキブ、カラスザンショウなどをよく見かけました。


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鋸山山頂からの眺望!

⇒自然観察会 2012年04月07日 22:20

鋸山山頂からの眺望@エコカフェ.JPG先週末に春の嵐のため延期していたが、今日は風が少し冷たいもののよい天気に恵まれました。
鋸山(標高:329.5m)の植生観察のため浜金谷駅から「安兵衛井戸と沢コース」を選択し、尾根筋の「関東ふれあいの道」を辿った。鋸山は海底に堆積した凝灰岩(グリーンタフ)が隆起し、風雨で風化してできた山です。

沢筋の登山道は先週の強風のためか倒木や折れ枝があちらこちらに見られました。アオキとクマザサ@エコカフェ.JPGキブシ、ヤブニッケイ、シロダモ、ヒサカキ、イスノキ、シイ・カシなどの照葉樹林の森が展開していました。マムシグサ、シダ植物や蘚苔類もしっかり観察することができました。
尾根筋では加えてタブノキ、ヤブツバキ、カシの大木、キブシ、トベラ、アセビなどが見られました。林縁の明るい場所には常緑の針葉樹のモミの幼樹をしばしば見かけました。

鋸山山頂からの眺望は照葉樹林、常緑樹の生い茂る山並みの向こうに東京湾をのぞかせていました。山頂にはアオキ、クマザサなどが生い茂っていました。


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ハリスギゴケ(針杉苔)

⇒自然観察会 2012年02月25日 11:59

ハリスギゴケ@エコカフェ.JPG三寒四温。今日は一転して雨模様の寒い一日になっています。富士山山体全体がはまだまだ真っ白な雪を被ったままです。富士山のコケ類は青木ヶ原の樹海に集中しているといわれますが標高の高い山腹でも見られます。七合目付近の乾燥した岩上にクロゴケとともに取り付いているハリスギゴケがの小さなパッチを見つけました。[2010年7月10日撮影:富士山@山田聡]

ハリスギゴケ(針杉苔、学名:Polytrichum piliferum Hedw.)はスギゴケ科スギゴケ属の蘚類。雌雄異株。分布は亜高山帯で日当たりのよい岩礫地の岩上などに自生。草丈は2、3pほどで、葉は茎上部に集生、乾燥時には茎に密着。葉身は約5mmに満たず、葉縁は裏面側に折り畳まれ、基部は褐色を帯び、葉先には長く透明な芒が伸びるのが特徴です。凾ヘ円筒形で4稜があり、絹毛が密生した帽をもちます。

ハリスギゴケが富士山の亜高山帯で直射日光を浴び、乾燥にも耐えることができるのはコケ植物の形質にその理由があります。変水性といって、乾燥時には細胞が一律にちじむことで原形質分離が生じることなく、休眠状態になることができるのです。要するに朝露を吸収し葉を開き、たちまちのうちに光合成を開始し、日が照りつく頃には仮眠してしまうのです。凄いやつなのですね。


◎第7回自然観察会
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チズゴケ(地図苔)の亀甲は亀の歩み

⇒自然観察会 2012年02月20日 01:09

チズゴケ属1@エコカフェ.JPG空気が乾いて澄んでいるため雪化粧の富士山が遠くよく見えますね。富士山には日本の地衣類約1000種のうち250種近くが生育しているといわれています。地衣類の多くは蘚苔類とともに環境指標植物であり大気や水質などの変化や汚染に敏感に反応します。ということは富士山は自然度がまだまだ高いということでしょう。
五合目から頂上を目指す岩場にはチズゴケの仲間がよく目につきます。チズゴケ属は日本で13種が知られているが同定は素人には困難。富士山には「フジヤマチズゴケ」が知られており、ここでは仮にそうしておきます。[2010年7月10日撮影:富士山@山田聡]

フジヤマチズゴケ(学名:Rhizocarpon fujiyamae Rasanen)はヘリトリゴケ科チズゴケ属で痂状地衣。チズゴケの仲間の分布は北半球に広く、高山帯の岩上に固着して生育しているという。チズゴケの仲間は菌糸藻類が複合(共生)していて、菌糸が地衣体の周辺に下生菌糸を放射状に伸ばし、外側を黒色にの縁取りながら放射状に広がります。その後を追っかけ地衣体が成長するが、地衣体自体は亀甲して小分画します。名前の由来は亀甲模様が地図のように見えることにあるそうです。

第1回南紀白浜学びツアーで訪ねた和歌山県古座川の一枚岩にあるヘリトリゴケの成長が1年に0.1mmから1mmほどと推定されていることから、チズゴケも菌糸を伸ばして増える痂状地衣であることから同じように成長は極めて遅いものと考えられます。

◎第7回自然観察会
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タグ:地衣類
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ハリガネゴケ(針金苔)

⇒自然観察会 2012年02月19日 22:36

ハリガネゴケ.JPG第42回草花教室で「植物の分類」について学んではいるのですが、蘚苔類・地衣類の分類はとても難しいと思います。兎に角、植物の生活史、特に種を残すための器官の構造、仕組みの違いにより分類するのですが、外見からでは全く分からない場合が多いのです。富士山六合目付近での記録写真の中にハリガネゴケらしきものがありました。実際のところオオハリガネゴケ、ホソバハリガネゴケかも知れませんが。[2010年7月10日撮影:富士山@山崎]

100710ハリガネゴケ胞子体@エコカフェ.JPGハリガネゴケ(針金苔、学名:Bryum capillare Hedw.)はマゴケ目ハリガネゴケ科ハリガネゴケ属の蘚類。雌雄異株。分布は全世界でやや酸性の土壌や岩上、木の根元、屋根の上などにふつうに自生、群生します。茎長は1pから3p、葉は卵状披針形で中肋が目立ち、葉身は2oから5mm、乾燥時にはねじれややらせん状に配列します。春から夏に赤い剳ソは約3p伸び、先端に円筒形の長さ約5mm内の凾ェつく。凾ヘ緑色からやがて赤茶色に変化します。剋浮ヘ内側と外側に2列で内剋浮ヘよく発達します。生活史については(「カガミゴケの凾ェいっぱい」⇒、または「緑色植物に見られる生活史」⇒)を参照ください

参考までにハリガネゴケ科には日本ではカサゴケ属やヘチマゴケ属、ホソバゴケ属など9属59種が知られています。森の新陳代謝はミミズ、ダンゴ虫などのほかに蘚苔類や菌類などの働きがのんびりですが大きく作用しているのですね。


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第12回自然観察会の御案内

⇒自然観察会 2012年01月31日 17:36

DSC_0097.jpg
日本海側を中心に広い範囲で大雪に見舞われている。
400センチを超えているところもあるようだ。
子どもの頃は、雪が降ると嬉しく外で遊んでみたりしたが、今は寒いと部屋に引きこもっていることが多いのではないでしょうか。
次回は、春先の南房総鋸山を歩きます。
大きな大仏なども見ることができます。

集合日時:平成24年3月31日(土) 10:40分
集合場所:浜金谷駅(内房線)

「南房総の鋸山の自然と歴史を満喫しよう!」
コース:鋸山登山道入口 → 観月台 → 日本寺 → 百尺観音(地獄のぞき) → 鋸山山頂 → 千五百羅漢 → 浜金谷駅解散

参加ご希望の方は、3月28日までに事務局までご連絡ください。
お待ちしております。


延期のお知らせ:荒天のため、4月7日(土)に延期いたします!!
(by 事務局)

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明月院でナンテン(南天)を

⇒自然観察会 2011年11月22日 23:07

ナンテン@エコカフェ.JPG第11回自然観察会、雨降りでコース変更したために時間に余裕ができたので、北鎌倉駅に近い「明月院」に立ち寄りました。「明月院」は別の名を「あじさい寺」とも呼ぶが、寺内敷地にはいろいろな紫陽花が植えられています。花の季節はとうに終わり、夏の間に葉を茂らせた紫陽花はすっかり小奇麗に剪定されていました。植え込みの一角にそっとナンテンが赤い実をつけていました。

ナンテン(南天、学名: Nandina domestica Thunb)はメギ科ナンテン属の常緑又は半常緑の低木。原産は中国、日本に庭木として古く移入したものが本州中部以南の暖地で野生化したと考えられています。一方、シロナンテン、キンシナンテン、オタフクナンテン、ウルシナンテンなど多くの園芸品種があることから、ナンテンが多くの人びとに愛されてきたことが見てとれます。
樹高は2、3mほどで、たくさんの幹がまっすぐに株立ちします。葉は互生、数回羽状複葉で、短い葉柄は基部が膨れ鞘状に茎を抱き、中軸には間接があります。小葉は革質で全縁、被針形で先端が尖ります。 
花期は5月から7月頃で茎の頂点から花軸を伸ばし、先に円錐花序をつけ、たくさんの白い小さな花を咲かせます。花径は6mm、萼片は3枚づつ輪生、花弁6枚、雄蕊6本。果実は液果で中には種子2個が入っていて、小鳥が好みます。
実にはアルカロイドの一種(ドメスチシンなど)が含まれ、これを乾燥させたものは咳止め効果があり、葉に含まれるナンジニンは加水分解すると微量のチアン水素が発生するため殺菌効果があり昔から御赤飯、おせち料理などに添えて、利用されてきたそうです。

昔の人は経験値から自然と学び取ってきたのですね。名前の由来は中国名の「南天竹」を音読みにしたもので、「難が転ずる」の意味となり縁起の良いものとされています。厄除けのため鬼門にあたる方位に植えたりもします。さらに、赤い実は仙人が食べるとされ、子どものお食い初めに南天材の箸と御赤飯に南天の葉を添える風習があるのも実に奥が深く面白いですね。


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ミズヒキ(水引)

第11回自然観察会、北鎌倉駅の近くでミズヒキ(水引)が赤い蕾を膨らませていました。
ミズヒキはタデ科ミズヒキ属の多年草。分布は日本全土から朝鮮半島、中国、インドシナ、ヒマラヤに及び、低地の日当たりのよい林床や林縁、道端などに普通に自生。エコカフェの野外活動でもよく見かけます。細長い総状花序を伸ばし、たくさんの上半分が赤く下半分が白い小花をつけます。名前の由来は花の咲く様を御祝儀封筒や御進物に懸ける水引に見立てたことにあります。ミズヒキ@エコカフェ.JPG

学名:Antenoron filiforme (Thunb.) Roberty et Vautier
花期:8月〜11月
草丈:30cm〜80p
特徴:@茎には髄があり、節が膨らむ
A茎や葉全体に粗毛がつく
B葉は互生し、広楕円形で柔らかく、表面にV字の黒い斑点が入ることが多い
C茎頂と葉腋から総状花序を伸ばし、まばらにつく米粒のような小花は托葉鞘の中からでる
D小花には4裂した萼片があり、上半分が赤色で下半分が白色となる
E萼片は果実が落下するまで赤色で残る


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冬に咲く花、ツワブキとヤツデ

⇒自然観察会 2011年11月21日 22:52

疏水石組@エコカフェ.JPG第11回自然観察会、銭洗弁財天から地番で佐助2丁目を市役所通りまで歩いていると右手に断続的に疎水が現れます。

疎水の底は深く大雨で上流から一時に雨水が流れても大丈夫に考えられているのでしょう。
疎水の壁面の石組には蘚苔類や地衣類、シダ植物などが見事に着生していました。
疎水を流れる水は普段は湧き水で清く、辺りの空気も排気ガスの影響が少なく澄んで綺麗なのでしょう。
ヤツデ花@エコカフェ.JPG斑入りツワブキ@エコカフェ.JPG
疎水を挟んで向こう側には民家が並んでいて、庭先に斑入りツワブキヤツデの花が咲いていました。
どちらも花の少ないこの季節に咲きます。
冬に咲く花です。

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土砂降りの中で山路杜鵑草を

⇒自然観察会 2011年11月20日 21:51

ヤマジノホトトギス@エコカフェ.JPG葛原岡神社で雨宿りした一行は雨脚が弱まった隙に銭洗財天を目指す。この行程は砂利道と舗装道路で足元はしっかりしていて安心だ。
葛原岡神社を出てまもなくして、偶然に道路脇の崖下に数輪の目立つ花をつけているヤマジノホトトギス(山路杜鵑草)の複数の株を見つけました。
すでに花の時期は過ぎていて、葉腋には緑色の果実もでき始めている。しかし、よーく見るとなかにはまだ蕾のものもあり、まだこれから咲くのかと驚かずにはいられなかった。ヤマジノホトトギスについては、このブログですでに取り上げているのでそちらをご覧ください。[解説はこちら⇒

ヤマジノホトトギス@エコカフェ.JPG写真の出来栄えがいま二つなので赤城自然園で撮影したものを下に掲載します。[2011年9月11日撮影:赤城自然園@阿部]
ヤマジノホトトギス特徴である、@葉腋に花がつくこと、A6本の雄蕊の下の柱部分に紫色の斑点がないこと、が分かりますね。
ちなみに、ヤマホトトギス(山杜鵑草)の花は散房花序につくこと、紫色の斑点があることから両者の違いは明らかですよ。

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葛原ヶ岡ハイキングコースに変更し

IMGP0550.JPGあいにくの雨、しかも本降りの様相。昨日の自然観察会は天園コースから山間の少ない葛原ヶ岡ハイキングコースに変更した。
したがって、北鎌倉駅から浄智寺、葛原岡神社を経由し、銭洗弁財天を目指すことにした。
途中、山中で雨脚があまりに激しくなったので、葛原岡神社まで急ぎ社務所軒先で雨宿りをしなければならなかった。

この山間のコースはスダジイ、タブノキ、ヤブニッケイ、ヤツデなどの常緑広葉樹とムクロジ、イヌシデ、エノキ、ヤマモミジ、アオキなどの落葉広葉樹の混交林のようだった。しかい余裕はありませんでした。IMGP0556.JPGIMGP0560.JPG

山道は木の根が走っていたり、露出した凝灰岩が多くの人が歩くことでえぐれているため雨水が川のように流れ、とても歩きづらかった。
表土が洗われている場所が多く、凝灰岩の基盤が多いことから滑りにくいことからスリップせずに歩くことができたのが幸いであった。


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第11回自然観察会in鎌倉の御案内

⇒自然観察会 2011年10月17日 17:52

071225鎌倉 012.jpgキンモクセイも香り、秋もいよいよ深まり始める頃です。
枇杷の花もこれから咲き始め、来年の初夏には甘い実をつけます。
月日は、あっという間に過ぎていくのが少し寂しい感じがする今日この頃です。

次回の自然観察会は、晩秋の鎌倉を散策します。
鎌倉というと、賑やかな小町通りやお寺めぐり、海岸散策など楽しい場所もたくさんありますが、今回は違う角度からみる鎌倉散策を予定しています
日時:平成23年11月19日(土)午前10時集合
場所:鎌倉
   JR北鎌倉駅ー円覚寺ー明月院ー勝上献山(147m)・展望台ー十王岩ー百八やぐらー大平山(157m)−天園(昼食)−獅子舞の谷ー永福寺跡ー鎌倉宮・荏柄天神社ーJR鎌倉駅

10時に北鎌倉駅に集合、出発でのんびりと歴史を探訪し、寺の庭園の紅葉、尾根筋の照葉樹林を観察しながらトレッキングします。
所要時間は5時間程度を想定しています。
途中、勝上献山山頂からは富士山や相模湾を眺望することができます。
昼食は天園の茶屋で食べることもできますが、お弁当、飲み物を持参することをお勧めします。
行程の都合上、天園での昼食は午後1時を過ぎる場合がありますので、昼食場所の変更もあり得ます。

071225鎌倉 013.jpg071225鎌倉 015.jpg
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繊細なミヤマキケマン

⇒自然観察会 2011年05月28日 18:35

110514ミヤマキケマン@エコカフェ.JPG5月14日、高山不動尊で霊験な雰囲気に包まれながら小休止しました。深い林間を渡る風が優しく、汗をぬぐうにはちょうど良かった。
高麗川源流の渓谷沿いの車道を下りながらシダ植物の中に黄色い花を発見。パチリ!ミヤマキケマンらしいです。この仲間は日本に20種近く知られ、地域的な棲み分けをしているものもあるようです。

ミヤマキケマン(深山黄華鬘、学名:Corydalis pallida (Thunb.) Pers. var. tenuis Yatabe)はケマンソウ科キケマン属の越年草。フウロケマンの変種で、日本固有種?。分布は本州近畿地方以北で、山地の日当たりのよい林縁、崩壊地や谷筋の礫地に自生。ちなみに基本種フウロケマン(風露華鬘、学名:Corydalis pallida (Thunb.) Pers.)の分布は本州中部地方以西、四国、九州のほか中国大陸の暖温帯に及ぶ。
110514ミヤマキケマン群落@エコカフェ.JPG草丈は20cmから50cm、。葉は根元に根生葉が、伸びた茎から葉は2回3出複葉、小葉は三角形で羽状に深裂。花は4月から7月頃に花茎の上部に総状花序(フウロケマンより花序は大きい)をつけ、長さ2cmほどの黄色の小花を多数咲かせる。花弁は上下とそれに包まれるように左右1枚ずつ計4枚、上部の1枚にラッパ管状の距(きょ)が後方に発達、雄蕊は2本でそれぞれ葯が3個、左右に萼片が2枚つく。
ムラサキケマンの紹介でも説明しましたが、全草にアルカロイド系毒成分を有することや種子の付着物(エライオソーム)アリが好むことで広く種子散布されること、などの特徴があります。

このアルカロイド系毒成分(プロトピン、サングイナリン、テトラハイドロコリサミン、コリサミン等)は、これを食草とするウスバシロチョウも体内に取り込まれ、外敵からの防御機能となるそうです。

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清楚なセリバヒエンソウ

110514セリバヒエンソウ@エコカフェ.JPG5月14日、西武池袋線西吾野駅を下り立つと駅前のベンチ脇に薄紫色の清楚な花が咲いていた。セリバヒエンソウといって、明治時代に中国から移入し、野生化した帰化植物だそうです。[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@阿部]

セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草、学名:Delphinium anthriscifolium Hance)はキンポウゲ科オオヒエンソウ属の1年草。中国原産ですが日本各地で野生化、丘陵地の道端や雑木林縁などでよく見かけます。
草丈は15cmから50cm、茎は直立し上部で枝分かれし、短い屈毛が覆う。葉は長柄の先に互生。茎葉は2、3回3出複葉、小葉は羽状に深裂する。明るい黄緑色の深裂した葉は薄紫色の花を引き立て清楚な美しさを見事に演出しています。
花期は4月から6月、花枝は長い柄の先の総状花序にまばらに2から5個の青紫色の花がつく。花径2cmほどで、外側に萼片で5枚が開き、上部1枚の萼片から後部へ1pほど、距(きょ)が突き出る。内側に花弁4枚、上部に2枚は白っぽく距に包まり、左右1枚ずつは合掌し、雄蕊10本、雌蕊3本を包む。
名前の由来は、葉が芹の葉に、花が燕が飛ぶ姿に似ていることによるそうです。

ケマンエンゴサクスミレトリカブトなどの山野草に近い感じがして、自然の中で見ていても不思議と違和感がありませんね。この季節、低山や丘陵地の散策は最高ですよ。

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