ミウライノデ(三浦猪の手)は交雑種

⇒自然観察会 2014年06月10日 06:53

140531アスカイノデ@エコカフェ.JPG真鶴半島の魚付き保安林の手前の車道脇でみたアスカイノデに似たシダ植物。調べてみると、この地域にはアスカイノデのほかにアスカイノデとイノデの自然交雑種であるミウライノデも自生するらしい。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

ミウライノデ(三浦猪の手、学名:Polystichum ×miuranum Sa. Kurata)はオシダ科イノデ属の常緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南から中部地方以北に限り、丘陵地の照葉樹林林下などに自生。草丈は90pから120pほど、葉柄につく鱗片はアスカイノデのようにやや捻じれ、イノデのように幅広で縁に刺がつく。140531アスカイノデ葉柄@エコカフェ.JPG葉軸ではアスカイノデと同じように下部の鱗片は披針形で突起があり上部では毛状となります。胞子嚢群(ソーラス)は中間性です。

イノデ属は世界に200種以上、日本にイノデ、イノデモドキ、ツヤナシイノデ、サイゴクイノデ、カタイノデ、アスカイノデ、アイアスカイノデ、キンモウイノデなど約30種、自然交雑種も多く、なかなかに奥が深いです。


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ハシゴシダ(梯子羊歯)は虫食いに

⇒自然観察会 2014年06月09日 20:51

140531ハシゴシダ@エコカフェ.JPG真鶴半島先端部の魚付き保安林の林床でみられるシダ植物のうち、虫食いで痛々しい多くのシダがあった。調べてみると、シダ植物を食草とするツマキリヨトウという蛾の仲間がいるらしい。ヤブソテツ属やイノデ属、ヒメシダ属を好んで食す。この林床に自生するシダの種類と写真の個体の全体の雰囲気からすると、ミドリヒメシダの可能性も否定できないが、ここではハシゴシダとしておきます。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

140531ハシゴシダ虫食い@エコカフェ.JPGハシゴシダ(梯子羊歯、学名:Thelypteris glanduligera (Kunze) Ching)はヒメシダ科ヒメシダ属の常緑性シダ植物。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島奄美大島以北、国外では朝鮮半島、中国、台湾、インド、ベトナムなどに及び、暖地の山地のやや乾燥した林床に自生。草丈は40pから60cmほど、根茎は長く這い、葉は柔らかい紙質か革質、葉柄は藁色で基部に褐色の鱗片がつき、葉身18cmから40pほどの披針形、単羽状複葉、羽片基部は楔形で無柄。羽片は互生し、各裂片は狭楕円形、最下の第一裂片がやや長くなるのが特徴です。胞子嚢群(ソーラス)は円形で裂片の辺縁寄りにつき、包膜は円腎形で毛が密に生えるという。

近縁で似たものに、最下の第一裂片が短いコハシゴシダ、葉柄に光沢があり葉裏に黄色い腺点があるハリガネワラビ、裂片に鈍鋸歯があるヤワラシダが知られるようです。どちらも真鶴半島の魚付き保安林では見られないようです。


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ヤマイタチシダ(山鼬羊歯)は点々と

⇒自然観察会 2014年06月04日 20:00

140531ヤマイタチシダ@エコカフェ(真鶴半島).JPG真鶴半島先端域に位置する魚付き林の森林浴遊歩道脇の林縁で点々と見られたイタチシダの仲間を紹介します。初めはオオイタチシダがと思ったのですが、裂片に鋸歯がないことから一応、ヤマイタチシダとします。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

ヤマイタチシダ(山鼬羊歯、学名:Dryopteris bissetiana (Bak.) C.Chr. /Dryopteris setosa (Thunb.) Akasawa)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、暖温帯の丘陵や山地の林縁や林床に自生。140531ヤマイタチシダ@エコカフェ.JPG草丈は40cmから70cmほど、根茎は短く斜上、葉柄にも狭披針形の淡褐色か黒色の鱗片がつき、基部では密となる。葉は革状草質、葉身20pから40cmほど、2回羽状浅裂か全裂、先端にかけ先細ります。最下羽片の後第1小羽片は無柄で大きく、羽片先端の辺縁は全縁、羽軸裏には袋状の鱗片がつくのが特徴です。胞子蓑群(ソーラス)は大形、包膜は円腎形、小羽片の中肋と辺縁の中間につくという。

近縁種にはオオイタチシダ、ヒメイタチシダ、ナガバノイタチシダ、ナンカイイタチシダ、イワイタチシダ、ミヤマイタチシダが知られます。一部に中間的な存在も知られ、なかなか同定は難しいようです。


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真鶴港の長閑な風景

⇒自然観察会 2014年06月03日 07:46

140531石材所@エコカフェ.JPG140531魚網@エコカフェ.JPG真鶴港は真鶴半島の北側に位置し、半島陰の天然の良い港です。古くから近くに石切り場があって、積み出し港にもなっています。江戸城築城に大きく貢献したといいます。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

140531市場@エコカフェ.JPG140531市場風景@エコカフェ.JPG訪ねた時は昼過ぎでしたので、魚市場は閑散としていました。建屋内は薄暗いのですが、きれいに清掃してあり、魚の生臭いにおいもありませんでした。日当たりのよい場所には魚網が干してあって、漁港の風景を印象付けていました。

お昼ごはんは、昼過ぎになりましたが、キンメダイの煮付けやお刺身をたらふく食べました。散策後の至福の一時です。みなさんも、真鶴半島にお出かけください。


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フモトシダ(麓羊歯)はごく普通に

⇒自然観察会 2014年06月02日 21:43

140531 フモトシダ@エコカフェ.JPG真鶴半島先端部の魚付き林の林縁でイタチシダの仲間とともによく見られたのがフモトシダです。名前の由来は山麓ややや乾いた林床に生じることにあります。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

フモトシダ(麓羊歯、学名:Microlepia marginata (Panzer ex Houtt.) C.Chr.)はコバノイシカグマ科フモトシダ属の常緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、台湾、インドシナ半島、ヒマラヤなどに広く、乾いた林下に自生。140531フモトシダ@エコカフェ.JPG140531フモトシダ葉裏@エコカフェ.JPG草丈は60cmから100cmほど、根茎葉細く赤褐色の毛が密生、葉柄は藁色で基部には毛が生え、葉は紙質から革質、葉身70cmほどの卵状披針形から披針形で先は尖ります。羽片は25対もつき、長さ5,5pから8pほどの線状披針形で先が尖り、羽片基部は耳状。胞子嚢群(ソーラス)は裂片縁に沿い、包膜はポケット状で長毛が生えます

近縁種でよく似たものに、葉柄や中軸に毛が密生し、羽片が全裂するケブカフモトシダ、フモトシダとイシカグマの自然雑種で中間的な性質をもつクジャクフモトシダ(旧名称をコバノイシカグマ)が知られます。後者は真鶴半島の海岸近くで見られるそうです。


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真鶴半島の照葉樹林の魅力

⇒自然観察会 2014年06月01日 15:44

140531クスノキ樹冠美@エコカフェ(真鶴半島).JPGかつて真鶴半島先端部は一面に萱原が広がっていいたという。1657年(明暦3年)、振袖火事(明暦の大火)のより江戸の町の大部分が焼失、幕府は江戸の町が火災にあった際の復興のための木材確保に備える、各藩に植林を命じた。小田原藩はこの地に3年がかりで松苗15万本を植林。それが、今日の真鶴半島の鬱蒼とした照葉樹林、魚付き保安林の由緒とされます。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

140531クスノキ巨木@エコカフェ.JPG鬱蒼とした森に入ると、クロマツクスノキスダジイタブノキなどの樹冠が頭上を覆い尽くします。高木層の下には、亜高木層があり、ヤブツバキシロダモヤブニッケイイヌビワヤマハゼカラスザンショウアカメガシワなどが占め、低木層には、アオキヒサカキヒメユズリハハコネウツギトベラヤツデ、ヤブムラサキ、ヤブコウジ、アズマネザサ、ススキなど、草本層にはホウチャクソウジャノヒゲ、チヂミザサ、キチジョウソウ、ホシダツワブキキヅタ、オオイタチシダ、テイカカズラナツヅタフウトウカズラ、アリドウシ、フユイチゴツユクサなどが見られます。

高木層の樹冠の縁は重なり合うことなく、隙間をあけているため、縁取りが美しいシルエットを浮き上がらせています。クロマツはそれらの樹冠の上にちょこんと頭一つ出ているに過ぎません。これも自然の摂理の美しさのひとつです。林内には松の幼樹は見られず、ここの森は、森林遷移の最終段階にあるようです。


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東海道線車中で休息を

⇒自然観察会 2014年05月31日 15:00

140531_1434~02_0001.jpg各々ネットで暫しのバーチャルフォローです。
そのあとは他愛もないおしゃべりです。

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再び照葉樹林の森の中を

140531_1140~01.jpg140531_1139~01.jpg140531_1138~01.jpg黒松の古木がよく残っています。圧倒されます!

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森を抜けると海が

140531_1102~02.jpg140531_1102~01.jpg照葉樹林の鬱蒼とした森を抜けると海が広がっていました。

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真鶴駅に着きました

140531_0959~02.jpg140531_0959~01.jpg夏日です。途中海が蒼く輝いていました。これからバスに乗り換えます。

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第20回自然観察会in真鶴半島(ご案内)

⇒自然観察会 2014年04月21日 00:00

100612伊豆大島@エコカフェ.JPG真鶴半島の先端部に15万本の松苗が植栽されたのが江戸時代初め。小田原藩が江戸幕府の用材確保の命によるものだったといいます。当時、真鶴半島はすでに森林伐採が進み、茅原だったそうです。
明治時代には「御領林」、「魚付保安林」として下草刈など管理がされていたが、戦後になり払い下げられ町有林となると管理が行届かなくなり、森の遷移がゆっくりと進んでいるといいます。
そんな森の遷移、クロマツ、アカマツの針葉樹林からスダジイ、クスノキ、イスノキ、タブノキをはじめとする海岸性照葉樹林への遷移の様子を観察します。のんびりと説明を聞きながら潮風と暖かな日差しのなか散策するのも楽しいですよ。皆さんの参加をお待ちしております。

〇日 程:2014年5月31日(土)10:00集合厳守(真鶴駅)
〇場 所:真鶴半島
〇参加費:無料、但し、往復交通費は各自負担
〇対 象:会員、一般
〇協 力:株式会社ベネフィット・ワン

◎行 程
 10:05 真鶴駅→(バス移動:所要10分)→中川一政美術館
 10:20 美術館→森林浴遊歩道→番場浦遊歩道→潮騒遊歩道→真鶴岬→三ツ石海岸→ケープ真鶴→御林遊歩道(小鳥の池)→森林浴遊歩道(灯明山)→岬入口
 12:45 岬口→(バス移動:所要8分)→魚市場
 13:00 昼食、解散   

※雨天の場合は、中止になることがあります。

参加ご希望の方は、5月29日(木)までに、事務局までご連絡ください。



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ケゼニゴケ(毛錢苔)は二刀流

⇒自然観察会 2014年04月03日 08:50

140316ケゼニゴケ@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田の周辺のスギ二次林をぬう小道脇の斜面地でジャゴケと何やら子器に毛をつけたゼニゴケの仲間を確認しました。調べてみて分かったのですが、ケゼニゴケというようです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ケゼニゴケ(毛錢苔、学名:Dumortiera hirsuta (Sw.) Nees)はアズマゼニゴケ科ケゼニゴケ増の苔類。分布は日本全土(小笠原諸島を含む。)、世界各地に広く、低地の湿った土壌や岩上に生育。140316ケゼニゴケ@エコカフェ(大草谷津田).JPG草丈は3pから15pほど、幅は1pから2pほど、表面に微小な乳頭状の白い毛が密生。雌雄同株。秋頃、葉状体の先端に雌器托がつき、翌早春に柄を3pから5pほど伸ばすという。雌器床は円盤形で毛が生え、縁が幾つも浅裂。雄器床も葉状体の先端につき、円盤形で柄は極短く、周囲に長毛がつく。また、先端近くに小さな円形の杯状体ができ、中には多数の無性芽が形成されます。

名前の由来は、ゼニゴケに似ていること、雄器托に長毛がつくことにあるという。ケゼニゴケは胞子でも増殖し、無性芽でも増殖する二刀流のようです。


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ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭)も薬用植物

⇒自然観察会 2014年04月02日 07:06

140316ナガバジャノヒゲ果実@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田周辺のスギ二次林縁でヤブランとともにみられるナガバジャノヒゲ。指導員の山岸さんの説明によると、こちらもヤブランと同様に塊根を漢方として利用するそうです。碧色の種子が草叢に隠れた宝石のように美しいですね。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭、学名:Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl. var. umbrosus Maxim. in Mel.Biol.)はユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草。140316ナガバジャノヒゲ@エコカフェ.JPGジャノヒゲの変種。分布は北海道南部、本州、四国、九州、国外では東アジアに広く、山野の林内や林縁などに自生。葉は全て根生葉で叢生、ジャノヒゲのような走出枝は出さない。葉身30pから40pほどでジャノヒゲより長く、葉幅は2o前後と細い。花期は6月から7月頃、根生葉の間から花茎を伸ばし、穂状花序をつけ、白色か淡紫色の小花を下向きにたくさん咲かせます。小花は花被片6枚、雄蕊6本。果実は径約8oの球形、冬に熟すと果皮が脱落し、碧色の種子が露出します。

ジャノヒゲ属は世界では東アジアからインドにかけて約65種、日本ではノシラン、ジャノヒゲ、ナガバジャノヒゲのほか日本固有種のオオバジャノヒゲなどが知られます。


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ヤブラン(藪蘭)は薬用植物

140316ヤブラン@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田周辺に広がるスギ二次林縁で見られるヤブランとホソバジャノヒゲを紹介します。指導員の山岸さんに教えていただきました。どちらも塊根を乾燥させたものが、漢方「麦門冬(ばくもんどう)」として扱われ、強壮、咳止め、解熱、利尿やリウマチなどに効能があるそうです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ヤブラン(藪蘭、学名:Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey)はユリ科ヤブラン属の多年草。分布は本州関東地方以西、国外では東南アジアに広く、山地や浜にある半日陰の疎林内や林縁などに自生。根茎は太く、ひげ根があり、所々に小塊(塊根)がつく。葉は全て根生葉で叢生、濃緑色、葉身30pから50pほど、幅1p前後の線形、全縁で葉先は鈍頭。花期は8月から9月頃、根生葉の間から花茎を伸ばし、円柱状の花穂をつけ、多数の紫色の小花を咲かせます。小花は径約7o、2個から5個が集まり、上向きに平開、花被片6枚、雄蕊6本、雌蕊1本。果実は径約7oの球形、熟し果皮が破れ、黒い種子が露出します

名前の由来は藪に生育し葉がシュスランに似ていることにあるという。ちなみにシュスランは葉先が尖っているのが特徴です。似ているジャノヒゲは葉幅が約3oと細く、葉縁に細鋸歯があることで区別できます。もっとも種子ができていれば碧色であるのでより確かでしょう。


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シュレーゲルアオガエルの目覚め

⇒自然観察会 2014年04月01日 22:30

140316シュレーゲルガエル@エコカフェ(大草谷津田).JPG冬眠から目覚めたばかりのシュレーゲルアオガエル。すっかり痩せ細ってしまっていて動きもまだまだ緩慢だ。ここは大草谷津田、つい1週間前までは春雪が所々残っていた。ようやく遅い春が来た。田んぼの水たまりにはニホンアカガエルのオタマジャクシが一杯、これからが蛙たちの季節なのです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

シュレーゲルアオガエル(学名:Rhacophorus schlegelii (Günther))はアオガエル科アオガエル属の蛙。日本固有種、IUCNレッドリストで経度懸念(LC)に指定。140316シュレーゲルガエル@エコカフェ.JPG分布は本州、四国、九州、五島列島に及び、水田や森林に生息。体長は雄では3pから4p、雌では4pから5.5pほど、体色は腹側で白っぽく、背中側で黄緑色、時に褐色化(保護色)。光彩は黄色。繁殖期(4月から6月頃)には、水田や湖沼に集結、水辺や土中に産卵。卵塊は泡で包まれ3pから10pほど、中には200個から300個ほどの卵が産みつけられます。食性は肉食性、昆虫類や節足動物などを食します。

名前の由来は、オランダのライデン王立自然史博物館長だったヘルマン・シュレーゲルにちなんだという。鳴き声が最も美しい蛙と言われています。


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ハンノキ林の末路は

⇒自然観察会 2014年03月25日 20:00

140316ハンノキ@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田は、都市化が進む中、地主の理解と行政や地域の人びとの熱意により守られてきたという。そんな谷津田には田んぼが広がり、一角にハンノキ林が残されています。材は「はざ架け」や油成分が多いため薪炭に利用してきたという。湿地で唯一、林をつくる樹木です。谷津田が放置され乾燥が進むとハンノキ林は新陳代謝し消えてゆくでしょう。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

140316ハンノキ案内板@エコカフェ.JPGハンノキ(榛の木、学名:Alnus japonica (Thunb.) Steud.)はブナ目カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。分布は日本全土、国外では台湾、朝鮮半島、ウスリー、満州に及び、山野の湿地や沼に自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は暗灰褐色で浅縦裂し剥離、葉は互生し、葉身5pから13pほどの卵状長楕円形、葉縁に不整の鋸歯、葉先は尖ります。葉表は無毛で光沢、葉脈波裏面に隆起し、脈上に毛が残ります。花期は12月から2月頃、雌雄異花、枝先に黒褐色で尾状の雄花花序が2個から5個ほど下垂し、雌花序は紅紫色の楕円形で雄花序のすぐ下の葉腋に1個づつ、複数個付きます。果実は毬果状の果穂、秋に暗褐色に熟します。ミドリシジミの食草になります。

ハンノキ属は、根にフランキア属放線菌が共生した根粒菌をもち、先駆的植物と考えられています。ヤマハンノキ、ケハンノキ、カワラハンノキミヤマハンノキ、ヒメヤシャブシ、アルダー、オオバヤシャブシヤシャブシなどが知られます。



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ウスタビガ(薄足袋蛾)の繭

⇒自然観察会 2014年03月20日 23:02

140316ウスタビガ繭@エコカフェ.JPG千葉市の大草谷津田の周囲はすっかり宅地開発されてしまっています。そんな中で地主の方のご好意で残され、自然観察ためのよきフィールドとなっています。丘陵崖下の散策路に張り出した小枝に繭がぶら下がっていました。ウスタビガの繭だそうです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ウスタビガ(薄手火蛾、薄足袋蛾、学名:Rhodinia fugax Butler)はチョウ目ヤママユガ科のやや小型の蛾。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ロシア南東部に及び、都市部以外で普通に生息。140316ウスタビガ@エコカフェ(大草谷津田).JPG成虫の出現時期は10月から11月頃、開張は♂75-90o、♀80-110o、体色は♂暗褐色から黄褐色、♀黄色、共に翅に半透明の目玉状斑紋がつく。卵で越冬し、4月頃に孵化、6月頃に繭、幼虫の食草はブナ科(クヌギ、コナラ、カシワ)、バラ科(サクラ)、ニレ科(ケヤキ)など。幼虫に触れると「キュー」と音を発するという。

繭は淡黄緑色、上部に折蓋、下部には雨水を流す小さな穴があります。上部を触れると蓋が折れ中はもぬけの殻でした。名前の由来は繭が提灯「手火」や「足袋」に似ていることにあるそうです。


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ヨモギ(蓬)は健康万能薬

140316ヨモギ@エコカフェ.JPGヨモギと言えば草餅。指導員の山岸さんの説明。古くは春の七草のひとつであるハハコグサ(母子草)を利用したという。沖縄そばに入れるフーチバーは近縁種ニシヨモギのことです。ヨモギはお灸のもぐさや漢方の原料としても使われるなど、私たちにとって健康維持のために役立ってきたのだそうです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ヨモギ(蓬、学名:Artemisia princes Pamp.)はキク科ヨモギ属の多年草。分布は本州、四国、九州、小笠原諸島、国外では朝鮮半島に及び、草地や道端などに自生。草丈は50pから120pほど、地下茎は横に伸び、茎はよく分枝。地下茎からアレロパシー物質をだす。葉は互生し、茎上部で披針形、茎中部以下で菊葉のように羽状深裂、裂片縁に不規則な鋸歯。葉裏には茎と同様に白い綿毛が密生。葉の付け根には仮托葉がつくのが特徴です。花期は8月から10月頃、茎下部の葉は枯れ、枝先に複総状花序をだし、下向きに頭状花を幾つも咲かせます。風媒花。頭状花は径約1.5oの中心部に両性花2個、周囲に雌性花4個がつく。果実は長さ約1.5oの痩果、冠毛はつきません。

独特の香りはシオネール、ツヨン、ボルネオールなどの成分による。茎葉を乾燥したものを民間薬「艾葉(がいよう)」といい、胆汁分泌促進、食欲増進、止血、胸焼け、便秘・下痢などに効くという。また、クロロフィル殺菌作用、免疫のインターフェロン増強作用、血中コレステロール低下作用、浄血作用なども知られるそうですよ。


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キヅタ(木蔦)は膿み出しに

140316キヅタ果実@エコカフェ.JPG大草谷津田にある雑木林の林縁でキヅタの観察です。指導員の山岸さんから「キヅタは葉をごま油で練って患部に湿布して膿を出すために利用したんですよ。」と説明。別名にフユヅタともいう。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

キヅタ(木蔦、学名:Hedera rhombea (Miq.) Bean)はウコギ科キヅタ属の常緑つる性木本。分布は北海道南部、本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島南部に及び、照葉樹林内や林縁、原野などに自生。140316キヅタ@エコカフェ.JPG茎は太さ径約6pにもなり灰色で皮目、不定根をたくさん出し、他の樹木や岩などを這い上がります。葉は互生し厚く革質で光沢、葉身3pから7pほど、花序のつく枝の葉は菱形状卵形か卵状披針形、花序のつかない枝の葉は浅3裂か5裂、全縁。若葉は褐色の星形の鱗状毛、やがて脱落。花期は10月から12月頃、茎先に径約3pの球形の散形花序を数個だし、黄緑色の5弁花を多数咲かせます。雄蕊5本。果実は径9o前後の球形の液果状核果、中に種子が5個、翌春に黒紫色に熟します。

葉にはヘデリン(サポニン)を含み抗菌作用などがあることから、腫れ物(寄生性皮膚病)に効能があるということらしいです。


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ノビル(野蒜)はお料理に

⇒自然観察会 2014年03月19日 07:03

140316ノビル@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田の林縁で見られる野草にノビルがあります。人里近くに自生することから史前帰化植物とも考えられています。観察会終了後に指導員の方が料理してくれた酢味噌和えにしたノビルを食しましたが、とても美味しいものでした。お好み焼きにしても良いそうです。地域によっては「のびろ」「ネビル」とも呼ぶようです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ノビル(野蒜、学名: Allium grayi Regel)は ユリ科ネギ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、国外では東アジアに広く、畦道、土手、耕地などに自生。140316ノビル@エコカフェ.JPG草丈は50pから80pほど、地中の白い鱗茎は丸く、茎は単一で円柱形、葉は数枚が互生し下部で茎を抱き、葉身20pから30pほどの狭線形で中空、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、茎頂に散形花序をだし、淡紅紫色の花を多数つけます。果実ができる系統は稀という。花序には小さな紫褐色のむかご(珠芽)がたくさん着きます。むかごの散布のほか分球でも増殖します

ノビルには含硫化合体が含まれ制菌作用があるため、鱗茎をすった汁を虫刺され患部に塗ると効くそうです。中国では鱗茎を生薬「薤白(がいはく)」として使うそうです。カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄分などのミネラルも含まれるそうですよ。


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