第45回草花教室の御案内(再)

⇒草花教室 2011年04月10日 22:32

IMGP9887.JPG3月12日開催予定の第45回草花教室につきましては、11日に発生した東北地方太平洋沖地震により中止させていただきました。この大震災による太平洋沿岸部の被害は甚大であり、未だ多くの方々が避難生活を余儀なくされ、復旧・復興の道のりが明確になっているとは言えません。エコカフェでは会員を中心に支援活動を実施させていただいております。

このたびは、小山博滋先生とも御相談し、4月16日に戸外で開催すること致しました。春の草木の花を観察しながら、小山先生のするどくユニークなトークに耳を傾けてください。新緑の頃になりますので森の生命エネルギーをいっぱい感じとることもできるでしょう。雨天のためテーマを「帰化植物について」とし開始時間と場所を変更します。(4/15)

日時:2011年4月16日(土) 10:30〜(昼食を挟んで、3時間程度)
 ⇒ 14:00〜に変更(4/15)
場所: 21世紀の森と広場(集合:公園管理事務所周辺、地図はこちら⇒
・住所:千葉県松戸市千駄堀269 
・電話:047-345-8900
[地図と行き方はこちら⇒]
(電車)新京成電鉄…八柱駅南口下車、JR武蔵野線…新八柱駅下車、徒歩15分

 ⇒ エコカフェ事務所(御茶の水)に変更(4/15)

※ご参加希望の場合は、事前に事務局までご連絡ください。
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第45回草花教室の御案内

⇒草花教室 2011年03月01日 15:48

110205伊豆大島 046.jpgそろそろ虫も動き出す季節となってきました。
2月に20度を超えてしまう日もあり、一気に花粉の飛散が始まったようです。
昨日、今日のように一雨ごとに春が近づいているところなのでしょうか。

梅が香に追ひもどさるる寒さかな 松尾芭蕉
 梅が咲いたからといって、即、春が来たというわけにはいかない。寒の戻りということがあるといった内容のようだ。
 まだ少し、寒さも続くようですね!

日時:2011年3月12日(土)午後2時より
場所:エコカフェ事務所


参加ご希望の方は、事前に事務局までご連絡ください。

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多様なツバキの花を披露

⇒草花教室 2011年02月12日 02:55

第44回草花教室で撮影したツバキの花たちです。
可憐、華美、清楚、無言、高貴、精神、純真、純潔などの言葉が似合いそうだ。
IMGP0029.JPGIMGP0031.JPGIMGP0032.JPG

IMGP0051.JPGIMGP0040.JPGIMGP0030.JPG

ああ、愉しき哉、愉しき哉。







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ヤブツバキ、多様な椿の花に魅せられて

ヤブツバキ@エコカフェ.JPG先週末、2月5日に、第44回草花教室を実施していてよかった。今週末にしていたら天候が悪く辛かっただろう。「ツバキは日本人の心」と題して記事を書いたが、九州の久留米地方では400年も前から椿栽培がはじまり、数々の園芸品種が作られてきたという。ツバキの原種はヤブツバキである。

ヤブツバキ(藪椿、学名:Camellia japonica)はツバキ科ツバキ属の常緑高木で照葉樹林を代表する樹種でもある。分布は本州以南、四国、九州、琉球列島、台湾、朝鮮半島などで、温暖な海岸地域などによく自生。樹高も高く15mにもなる。花は紅色、まれに白色やピンク色。花弁は基部でつながっているため、柱頭と雌蕊を残してぽとりとまとまって落ちる。鳥受粉に適し、雄蕊は筒状に密集しているのが特徴である。本州日本海側の寒冷地には日本固有種のユキツバキが自生。こちらは雄蕊が筒状ではなくバラバラであるという。

ちなみに、大島ではスダジイ、タブノキなどの照葉樹林が繁茂していた。エコカフェでは第1回自然観察会(江の島)に続き、第9回自然観察会(湘南)を実施し、照葉樹の海岸林などについても観察をすることにしていますのでふるって参加をしてください。

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イソギク(磯菊)のぼんぼりに

⇒草花教室 2011年02月07日 23:18

IMGP0081.JPG第44回草花教室で伊豆大島の笠松の海浜植物群落を観察しました。この季節は波音と風音ばかりの静かな時間が流れ、イソギクの残党が目を和ませてくれます。

イソギク(磯菊、学名:Dendranthema pacificum)はキク目キク科キク属の半常緑多年草で日本固有種。分布は、房総半島や伊豆諸島、伊豆半島から静岡県御前崎に至り、海岸の崖地、岩場などに自生。耐乾性、耐塩性であって、場所によって株状やカーペット状に生育する。IMGP0082.JPG葉は楕円形で、大きな丸い鋸歯が入り、表面は緑色で、裏側は白く細毛が密生し、分厚い。一輪の花は筒状花のみであって、ぼんぼりの様で、外側に舌状花を伴わないのが特徴である。

近縁種に徳島から高知の海岸に自生すシオギク(潮菊、学名:Dendranthema shiwogiku (Kitam.) Kitamura)は花が大きく、その変種の紀伊半島南岸に自生するキノクニシオギク(紀伊国潮菊、学名:Chrysanthemum shiwogiku Kitam. var. kinokuniense Shimotomai et Kitam.) は花の大きさは中位ほどだそうだ。

関連記事(大島海浜植物群@)⇒
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伊豆大島は椿ざかり

⇒草花教室 2011年02月05日 23:10

110205伊豆大島 026.jpg110205伊豆大島 009.jpg雨の心配をして向かった伊豆大島。
暖かな日差しがふりそそぎ、なんとか一日大丈夫な予感。
椿園に到着し、早速本日の本題へ!
椿が冬に咲く秘密を探りました。
以前に少しふれたように、鳥媒花であるといわれていた。
入口で講義をきいていると、木の上でメジロなどの鳥が椿の花の中に頭を入れているのが見えた。
甘い蜜を吸うために一生懸命な様子。
まさしく鳥媒花を目にした瞬間だった。

椿は園芸種として楽しまれているため、種類も豊富にあった。
なかでも珍しいのが、中国にしかないといわれている黄色い椿。
中国の雲南省で見られるそうだが、日本が輸入し勝手に増やしてしまったそうだ。
まだまだこれからが椿の本番といった季節。
足をのばして実際に目にしてみてはいかがですか。



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第44回草花教室の御案内(伊豆大島)

⇒草花教室 2011年01月13日 16:01

100612伊豆大島ツアー 088s-.jpg今回の草花教室は、フィールドです。
場所は、伊豆大島。
前回予定しておりました「冬に咲く花」をフィールドに出て学ぶ予定です。
以前にも少しふれましたが、なぜ植物にとって効率の悪い冬の時期に花を咲かせるのか?
といったことをぜひ観察してみたいと思い、今回は少しは暖かいであろう伊豆大島をフィールドに開催予定です。

日時:2011年2月5日(土)
場所:伊豆大島

スケジュール
 8時00分  竹芝桟橋出航 高速船で大島へ
 10時30分 大島到着
        この間、島内はレンタカーで移動
        椿園や植物園などで草花教室を開催
 15時20分 大島出航
 17時35分 竹芝桟橋到着

参加費:往復の高速船代、お昼代

なお、天候により出航できない場合などございますので、あらかじめご了承ください。

参加ご希望の方は、1月21日までに事務局までご連絡ください。
お待ちしております。100612伊豆大島ツアー 035.jpg
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冬に咲く花の秘密

⇒草花教室 2010年12月14日 11:30

090305春の花 011.jpg12月11日に予定されていた草花教室は、都合により休講とさせていただきましたが、テーマであった「冬に咲く花」について少しふれてみたい。

植物は、基本的には芽を出し、葉を出し、茎を伸ばし花を咲かせ、実をつける。
最終目標は、効率よく子孫を反映することにあるのだ。
植物は無駄がなく効率よく育つのだと、いつも小山先生がおっしゃっている。

本来、花の役割は人間にキレイに見てもらうためにあるのではない。
花は受粉の目的のために、虫を引き付けるような色鮮やかであったり、匂いや蜜をだして誘っているのである。
中には、風によって受粉を助けられている植物もある。
しかし、上記の植物は主に春や夏に咲く花々である。
虫も冬になると動きが鈍くなったりするので助けを借りられない。
(国立科学博物館の昆虫に詳しい人の話では、昆虫は変温動物なため冬は活動しているものが非常に少ない。植物もそうであるが、冬の陽だまりなどは成長も早くなったりするが昆虫も同様に暖かい場所では活動することができるそうだ。)

でも、冬に見事に咲いている花もあるではないか。
ツバキなどは代表的な冬の植物だ。
ツバキは、暖かい場所も寒い場所でも咲いていることがある。
では、どのように受粉をすることができるのだろうか?
ツバキの特徴は、花びらがくっついている合弁花で真ん中に束になっている雄しべがある。
そこに、比較的小さいメジロなどの鳥が飛んできて蜜を吸う行為が受粉につながるらしい。
これを鳥媒花という。

梅にうぐいす

ということわざもそういった行動をみていたから生まれたのだろうか?



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第44回草花教室について

⇒草花教室 2010年12月07日 16:16

IMGP7029.JPG12月11日に予定しておりました「第44回草花教室」は、都合により中止とさせていただきます。
今回のテーマとして取り上げられていた「冬に咲く花」は、後日ブログにてご紹介いたしますので、楽しみにお待ち下さい。
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第44回草花教室の御案内→中止

⇒草花教室 2010年11月18日 13:54

090305春の花 011.jpgいよいよ冬本番を迎える時期になりました。
これからの木々は冬芽をつくり寒さをしのいでいます。
しかし、冬にきれいに咲く花もあります。
どのように受粉し、種子をつくるのでしょうか?
今回は、「冬に咲く花」をテーマに開催します。


日時:2010年12月11日(土)午後2時より
場所:エコカフェ事務所

参加ご希望の方は、12月10日までに事務局(info@ecology-cafe.netもしくは03-5280-2377)までご連絡下さい。

皆様のご参加をお待ちいたしております。


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カエデの仲間たちは

⇒草花教室 2010年11月06日 19:36

101106_1506~01.jpg小山先生のお話はわかりやすく楽しい。さずが大御所。目から鱗(うろこ)だ。
カエデとは古くはモミジともいっていたもの、今は分類上はカエデに統一されているという。
この種類は世界に約200種、主として北半球の温帯山地、熱帯山岳地帯に分布する。特に、中国に140種、日本に30種と集中している。
ベーリング海峡を越え北米にも進出。サトウカエデからとれるメイプルシロップはホットケーキにつきもの。

この仲間は氷河期が始まる258万年よりも古い第三紀の時代に栄え、今日まで分化・進化を遂げてきている植物の一つと考えられるそうだ。

関連記事(第43回草花教室の御案内)⇒      関連記事(ハウチワカエデの緑と紅のふしぎ)⇒

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第43回草花教室の御案内

⇒草花教室 2010年10月05日 17:55

091031L 049.jpg最近、道を歩いているとキンモクセイの香りが漂っていることにお気づきですか?
先日の草花教室で学びましたが、ギンモクセイもあるそうです。
香りを辿り、どちらの種類か確かめてみるのもおもしろいですね。

次回の草花教室は「かえでの仲間たち」をテーマに開催します。
これから紅葉を楽しむ季節ですが、葉が色づく仕組みなどを学んでみたいと思います。


日 時:2010年11月6日(土)午後2時より
場 所:エコカフェ事務所
テーマ:かえでの仲間たち

参加ご希望の方は、11月4日までに事務局(info@ecology-cafe.netもしくは03-5280-2377)までご連絡下さい。

皆様のご参加をお待ちいたしております。


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キンモクセイ(金木犀)の謎は

⇒草花教室 2010年10月02日 22:53

IMGP9447.JPG今日の草花教室は「仲秋、街中で見られる樹木・盛夏、街中で見かけた樹木」と題して講義であった。

お彼岸のころから街中を歩いているとこの花の香りに出逢う機会が多くなるそうです。しかし、最近では排気ガスの関係で開花しない株が多いらしいですよ。
キンモクセイ科にはギンモクセイ(銀木犀、学名:Osmanthus fragrans )、キンモクセイ(金木犀、学名:Osmanthus fragrans var. aurantiacus)、ウスギモクセイ(薄黄木犀、学名:Osmanthus fragrans var. thunbergii)がある。前二者は中国原産で、雌雄異株の常緑樹であるが、日本への移入時期は不明で、しかも日本には雄株しかなくとされている。ギンモクセイの花は白色、キンモクセイの花は橙黄色、いずれも花冠は4深裂、雄花には2個の雄蕊と不完全な雌蕊があるという。ウスギモクセイは中国・インドに分布し、西日本では庭に植栽されているが、こちらは結実するそうだ。

盛夏、街中で見られた樹木の花は、古くから日本に移入されたとされるノウゼンカズラ(凌霄花)、キョウチクトウ(夾竹桃)、フサフジウツギ(房藤空木)、サルスベリ(百日紅)、フヨウ(芙蓉)、ムクゲ(木槿)、ブッソウゲ(仏桑花)、ナンキンハゼ(南京黄櫨)、エンジュ(槐)。これらは中国やインドが原産。日本に分布するクサギ(臭木)、シャシャンボ(小小ん坊)、リョウブ(令法)、シナノキ(科の木)、サンショウ(山椒)、ミヤギノハギ(宮城野萩)、バクチノキ(博打の木)、ホザキナナカマド(穂咲七竈)、タマアジサイ(球紫陽花)、ノリウツギ(糊空木)、ソテツ(蘇鉄)の花も見られたはずであるという。残念ながら、そもそも気づいていないか、すっかり忘れてしまっているかである。(笑)

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第42回草花教室の御案内

⇒草花教室 2010年09月24日 16:04

0909265R?@ 009.jpg9月22日は、仲秋でした。
先日の暑さがウソのように急に涼しくなり、体もびっくりしているのではないでしょうか?

今回の草花教室では、今年の暑さの中どんな植物が花を咲かせているのかに焦点をあててみたいと思います。

日 時:2010年10月2日(土)14時より
場 所:エコカフェ事務所
テーマ:仲秋、街中で見られる樹木と盛夏、街中で見られた樹木


参加ご希望の方は、10月1日までに事務局(info@ecology-cafe.netもしくは03-5280-2377)までご連絡下さい。

皆様のご参加をお待ちいたしております。
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アサガオにつるべ取られて貰い水

⇒草花教室 2010年09月04日 19:06

IMGP9042.JPG本日の草花教室は「つる性の植物の世界観」について学習しました。つる性の植物には、茎が他物に巻き付いて伸びる「巻きつき茎(回旋茎)」のもの、巻きひげや付着根を出し他物にすがりついて伸びる「よじ登り茎(登攀茎)」のもの、などがあると言います。

ところで、植物の茎(軸)は正の屈光性(向日性)あるいは負の重力屈性(背地性)の性質を持っています。この特性は極性と呼ばれ、地球上で生育する生物の基本構造とされます。単細胞の生物であっても極性があります。一気に奥の深いお話です。
IMGP9044.JPG
しかし、一部の植物では、それら茎が垂直に伸びことなく、習性や形などに多様性を示しています。ただし、これらの植物も発芽から数枚の本葉を付けるまでの幼植物の茎は全て直立しています。つる性の植物については冒頭に触れました。その他に斜上茎、横臥茎、傾伏茎、葡匐(ほふく)茎など植物がその競争戦略、差別化戦略の末に生きる方法として獲得した生態環境上の特徴と考えられるのです。この植物界の競争戦略・差別化戦略の奥にある真理こそが、今私たちが「生物多様性」の本質として学ぶべきものだと思います。

関連記事(第41回草花教室の御案内)⇒   関連記事(国際生物多様性年)⇒

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第41回草花教室の御案内

⇒草花教室 2010年08月31日 15:41

2006}f[^ 011.jpg夏休みはどんな自由研究をしましたか?
夏といえば「アサガオ」でしょうか?

今回の草花教室は、「つる性植物」に迫ります。
アサガオやヘチマ、キュウリにインゲンと夏野菜の代表的なものもつる性です。
どんな謎が隠されているのでしょうか?

日時:2010年9月4日(土)午後2時より
場所:エコカフェ事務所(千代田区神田駿河台2-1-34-304)  地図はこちら⇒
参加ご希望の方は、9月3日(金)まで、ご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちいたしております。


※写真は、小笠原で撮影したグンバイヒルガオです。
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サトイモ科の世界

⇒草花教室 2010年07月03日 21:35

100703_1458~02.jpg今回の草花教室は自然界ではなんでもないことだが、私たちが理解するとなるとかなりの難易度であった。

サトイモ科(Araceae)は被子植物単子葉類、多肉な多年草、葉は根生で、茎に付く葉は互生、葉身は網状脈となるものが多い。花は小さく、両性、又は単性、2〜3数よりなる完全花、又は退化して1雄蕊1雌蕊となり、肉穂花序に付く。花序の下には仏炎苞がある。子房上位、1〜3室、胚珠は1以上、果実は漿果、外珠皮は肉質、胚乳はあるか又はない。
100703_1458~01.jpg 110属、約1800種、広く分布するが、種として熱帯に産する。日本産の属は、花被があるショウブ属、ミズバショウ属、ザゼンソウ属、花被がなく花序の上部に付属体のないサトイモ属、クワズイモ属、ヒメカユウ属、花被がなく花序の上部に付属体のあるコンニャク属、リュウキュウハンゲ属、ハンゲ属、テンナンショウ属が知られている。

qgcoeiVEA.JPGこのうちテンナンショウ属のマムシグサ性表現が最も複雑になった植物群である。つまり、雌花は花被が全く無く、雌蕊だけになって花軸の周りにぎっしり着いた肉穂花序を付けて雌株となる。雄花も同様に雄蕊が花軸の周りにややまばらに着いた肉穂花序を付けて雄株となる。稀に雄花と雌花を着けた両性株が出現するという。面白いことに、その性表現は無性から雄性を経て雌性への変化する、また、この逆の変化も起こる。しかも、性表現は個体毎に限定されず、性転換は球茎の重さに加え、前年の同化量(どれだけ増えたか)が決定因子となるという(前川、1924)。仮説として、小さな個体ほど果実重が全体に対して占める割合は大きくなり、偽茎直径10mm以下の小さな個体が仮に果実を付けると負担が大きくなり正常な生活を営むことが出来なくなる、そのために雌雄調整がされているという(木下、1981)。

何とも自然界における生命の維持とその種の維持(生殖)の不思議を目のあたりにした気がした。何と自然は賢いことか!

@第40回草花教室
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ダイミョウセセリの不思議

⇒草花教室 2010年06月21日 00:03

IMGP8068.JPG6月5日、昆虫生態園の昆虫館脇の草地で数種の蝶を確認したのだが、一種のみすぐに判明しないので放置していた。今回、富士山登山の準備登山として「川乗山」をアタックした。この時にも林間や林縁を飛翔するアサギマダラジャノメチョウの仲間、ヒカゲチョウの仲間、モンシロチョウを観察することができた。ついでに蝶のことを調べてみた。

最初はイチモンジチョウアサマイチモンジだと思っていたのだがダイミョウセセリだと確認できた。頭も躰も触角の先端まで真っ黒である。
ダイミョウセセリ(大名せせり、学名:Daimio tethys)はチョウ目セセリチョウ科の蝶。北海道渡島半島から長崎まで、離島では佐渡、隠岐、対馬、五島列島のみに分布し、山地の林縁や雑木林などに棲息。朝鮮半島、中国北・東北部、ロシア南東部にも同種が分布。前にも書いたが地理的な分布にはこの蝶の生い立ちの不思議が隠されている。幼虫はヤマイモ科の単子葉類を餌とする。成虫は筋肉質で慌ただしく羽ばたき飛行するようだ。

@第39回草花教室in赤城自然園
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第40回草花教室のご案内

⇒草花教室 2010年06月14日 10:30

IMGP7839.JPG今日から関東地方も梅雨入りのようです。
平年に比べて遅れての入梅は、夏の天候にどのような影響を与えるのでしょうか?

次回の草花教室は、「マムシグサの不思議」をテーマに開催します。
前回の赤城自然園でたくさん見かけた「マムシグサ」不思議な特徴がありました。それを詳しく学んでみたいと思います。

日時:2010年7月3日(土)午後2時より
場所:エコカフェ事務所(千代田区神田駿河台2-1-34-304)  地図はこちら⇒

参加ご希望の方は、7月2日(金)まで、ご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちいたしております。
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昼間なのにシャクガ

⇒草花教室 2010年06月09日 23:06

IMGP8067.JPG昆虫館脇の林縁の草むらには白い花が咲いていた。
ここにはアサギマダラウスバシロチョウが吸蜜に訪れたりもしていた。
ところが真昼間なのに本来夜行性ヒメシャクガの仲間が吸蜜に分け入ってきた。フトベニシジヒメシャク(太紅条姫尺蛾)、ウスベニスジヒメシャク(薄紅条姫尺蛾)、コベニスジヒメシャク(小紅条姫尺蛾)の何れかだと思うが判別できずです。
北海道、本州、四国、九州の平地から山地にかけ樹林や林縁、水田などに生息。コベニは対馬、ウスベニは対馬、奄美大島、沖永良部島にも分布するという。幼虫はシャクトリムシとして知られている。

草むらで休んでいるところをカマキリなどの天敵にでも襲われかけたのだろうか。日中こうして見られるのは何とも不思議です。

@第39回草花教室in赤城自然園

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