高山植物の魅力(19)/ショウジョウバカマ(猩々袴)

ビーグル号の航海日誌 2011年07月08日 00:35

ショウジョウバカマ@エコカフェ.JPG折角の七夕様もあいにくのお天気でした。今週末に鳳凰三山に出掛けますが天気はいまひとつのようです。3年前の立山では多くの高山植物を観察しました。立山新室堂乗越(標高2511m)を下る途中でショウジョウバカマが遠慮がちに咲いていました。[2008年7月12日撮影:新室堂乗越付近@寺中]

ショウジョウバカマ(猩々袴、学名:Helonias orientalis (Thunb.) N.Tanaka)はユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、樺太に及び、低山帯から高山帯の湿地に自生。複数の地域亜種が知られています。
草丈は10cmから20cmほど、根生葉はへら形でロゼット状に広がり、葉身は5cmから20cmほど、花茎には直立した鱗片葉が互生し、頂端に総状花序を横向きにつける。花期は低山では3月から4月頃、高山では雪解け後の6月から7月頃、花弁6枚がやや窄まり、花の色は淡紅色、紫色、白色など変化に富み、花弁6枚、花被片6枚、雄蕊6本で先端の葯は黒紫色、雌蕊1本の柱頭は鮮紫色。綺麗な色合いですね。
果実は3裂した刮ハで、糸くずのような種子のほかセイロンベンケイソウ(ハカラメ)のように葉の先端にできる「不定芽」によって無性生殖でも増えるという繁殖戦略をとります。

名前の由来は葉に霜があたると紅葉し、これを中国の伝説上の酒を好み、顔を赤らめる霊獣「猩々」とロゼット状の葉を「袴」に見立てたことによるという。「猩々」とはオランウータンをも意味しますよね。なんとも面白いですね。


関連記事(高山植物の魅力(18)/オオヒョウタンボク)⇒
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東京のおみやげには・・・

ビーグル号の航海日誌 2011年07月07日 17:58

F1000121.jpgF1000119.jpg












「カレーどら焼」を知っていますか?



どら焼の中があんこではなく、カレーパンの具で挟まれた



カレーどら焼。



カレー部部長からの差し入れだ。



最近、活動が滞っていたので・・・



 



「微妙だよ」と言われながら一口。



以外においしい気がする。



いろんなお土産があるものですね。









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ひらがなとカタカナ

ゆっけ札@エコカフェ.JPG日本語には、漢字・ひらがな・カタカナとたくさんの伝達手段がありますね。

先日あるお店に行きましたら、ひらがなで「ゆっけ」とメニューに書いてありました。
「ゆっけ」とは、昨今色々な問題が起きている「ユッケ」ですよね?
ひらがなで表記されていると別の料理に思えてきませんか?
赤字で「安心安全」とまで書いてあります。
ここは、一まず注文をしました。

マグロのゆっけ@エコカフェ.JPG出てきたお料理は、「ユッケ」そのもの。
生肉を食べたらマグロでした。
あれ?
生魚は「ゆっけ」で、あの生肉は「ユッケ」でしょうか?
酔いが回っていますね〜

正式に調べてみました。
ユッケとは?
漢字では「肉膾」と書き、「肉」はユク・「膾」はフェと韓国語で読みます。これが訛って「ユッケ」となりました。
生肉(獣や魚)を刻んだものに卵黄やゴマ・キュウリ・松の実を添えてお皿に盛り、混ぜて食べるお料理です。

すべては同じものでした。「ひらがな」はお店の気配りですね!


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高山植物の魅力(18)/オオヒョウタンボク

ビーグル号の航海日誌 2011年07月06日 13:29

080711オオヒョウタンボク@立山雷鳥エコツアー 079.jpg室堂平リンドウ池から雷鳥荘に向かう途中、ハイマツの林縁でオオヒョウタンボクの白い可憐な対花を見つけました。[2008年7月11日撮影:リンドウ池@阿部]

オオヒョウタンボク(大瓢箪木、学名:Lonicera tschonoskii Maxim.)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。日本固有種。分布は関東地方北部と中部地方、亜高山帯から高山帯の雪渓に近い所などに自生。
樹高は1mから2mほど、葉は対生、倒卵形か楕円形、葉身は5cmから13pほど、全縁で両面に軟毛を散生。花期は7月から8月頃、葉腋から葉の主脈に沿って長い花柄を出し、2個対で寄り添って白い花をつける。080711オオヒョウタンボク蕾@立山雷鳥エコツアー 080.jpg花冠は2cmほどで2唇形とスイカズラの花に似る。果実は2個の漿果が合着し瓢箪のように見え、8月から9月頃に真っ赤に熟す。名前の由来は1対の果実を瓢箪に見立てたことによる。

なお、毒成分は不明らしいが、美味しそうに見える果実のほか全株に毒があり痙攣、昏睡を引き起こし危険ですよ。別名に「嫁殺し」の名があるそうです。ドクウツギの果実も猛毒でしたね。なんとも。

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高山植物の魅力(17)/イワツメクサ

080711イワツメクサ@立山雷鳥エコツアー 101.jpg立山一ノ越の周辺も雪解け後、真っ先にお花畑が出現します。クモマスミレのほかイワツメクサの清楚な白い花も咲いていました。[2008年7月11日撮影:一ノ越@阿部]

イワツメクサ(岩爪草、学名:Stellaria nipponica Ohwi)はナデシコ目ナデシコ科ハコベ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部、高山の岩場の砂礫地に自生。
草丈は5cmから20cmほど、葉は細長く、葉身は3cm、葉幅は2mmほど。花期は7月から9月で、白い花を咲かせる。5弁花であるが、真ん中が深裂し花弁が10枚あるように見えます。雄蕊は10本、萼片は披針形で細い脈線3本があるそうです。
名前の由来は岩場に自生し、葉の形が鳥の爪のようなことにあるという。「ツメクサ」とつくが富士山でよく見られるツメクサ属のシロツメクサなどとは異なることに注意しましょう。

ちなみに花言葉は「初恋」だそうですよ!

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タグ:日本固有種
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高山植物の魅力(16)/コバイケイソウ(小梅尅吹j

080711コバイケソウ@立山雷鳥エコツアー 129.jpg立山室堂平でよく群生している姿を目にします。筍のように若葉がクルンと包んでいるのがかわゆいです。中にはしっかりした白い花穂が入っています。コバイケイソウです。[2008年7月11日撮影:室堂平リンドウ池@阿部]

コバイケイソウ(小梅尅吹A学名:Veratrum stamineum Maxim.)はユリ科シュロソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から北海道に及び、亜高山帯から高山帯の湿った草原などに自生。雪解けの後、群生地では素晴らしい景観を見せてくれます。
080711コバイケイソウ@立山雷鳥エコツアー 072.jpg草丈は50cmから100cmほど、葉は互生、基部では茎を包み、独特な姿です。花期は6月から8月頃、花茎の頂に花序を伸ばし、中央部の花穂に多数の白い両性花を、下部の横に伸びる花穂には多数の白い雄花をつける。花は小さく花径は8mmほど。毎年咲くわけではないという。名前の由来は、バイケソウより小さく、花が梅の花に似ていることとシランの葉(惠)に似ていることにあるという。

なんと、全草にジェルビン、シクロパミン、ベラトラミン、プロトベラトリンなどの毒成分を含むため家畜有毒植物とされます。若芽が山菜のオオバギボウシやノカンゾウの若芽に似ているので注意が必要ですね。

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高山植物の魅力(15)/ツガザクラ

ビーグル号の航海日誌 2011年07月05日 20:47

ツガザクラ@エコカフェ.JPG雷鳥荘から雄山に向かう途中、一ノ越(2705m)付近の岩礫地でツガザクラが花を観察することができます。[2008年7月11日撮影:立山一ノ越付近@寺中・阿部]

ツガザクラ(栂桜、学名:Phyllodoce nipponica Makino)はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。日本固有種。分布は本州福島県以南から鳥取までと四国に及び、亜高山帯から高山帯の岩場や岩礫地に自生します。
樹高は10cmから20cmほど、茎は地面を這い、上部が斜上。葉は密に互生し、線形で葉縁に微鋸歯、葉身は4mmから7mmほど。080711ツガザクラ@立山雷鳥エコツアー 105.jpg
花期は7月から8月頃、枝先に散形花序をつけ、淡桃色の鐘状花を数個つける。花冠は4mmから5mmと小さく、先端が浅く5裂、花柄は紅色で腺毛が生える。花が終わると萼が成長し、扁球形の刮ハを包む。初めは小さな刮ハの先に花柱が残るが、やがて消え、5深裂し中から種子が飛散するという。
名前の由来は葉が栂の葉に似ていて、花の色が桜色であることにあるという。

そう言えば写真(下)には花柱が残る若い果実や深裂している果実、まだ鐘状花にとどまっているものなどが確認できますよね。それにしてもちっちゃくて可愛らしい花です。


関連記事(高山植物の魅力(14)/コケモモ)⇒
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高山植物の魅力(14)/コケモモ

コケモモ@エコカフェ(安達太良山山頂).JPG安達太良山山頂西側岩場で出会った小さな愛らしい釣鐘状の花。コケモモの花です。真っ赤な果実を紡いでジャムやジュース、コケモモ酒にします。[2005年6月14日撮影:安達太良山山頂@山崎]

コケモモ(苔桃、学名:Vaccinium vitis-idaea L.)はツツジ目ツツジ科スノキ属の常緑小低木。広域種。分布は本州中部以北から北海道と四国に及び、亜高山帯から高山帯のハイマツなどと混生。北半球一帯の亜寒帯、寒帯に広く分布します。
樹高は10cmから40cmほど、根茎が地中で伸びて株を拡大し、直立した幹はびっしりと密集。葉は互生し、長楕円形で全縁、葉身は10mmから25mmほど。貧栄養土壌でも生育できるが、酸性土を好み、アルカリ性土を嫌う
花期は6月から7月頃に枝先に総状花序をつけ、淡桃色がかった白色の鐘状花を数個つけます。果実は直径10mmほどの液果で8月から9月頃に真っ赤に熟します。

この熟した果実を桃に見立てて、苔のように地面を四方に這うことからコケモモと名付けられたそうです。少し無理がありそうな気がしますね。

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高山植物の魅力(13)/ツマトリソウ(褄取草)

080711ツマトリソウ@立山雷鳥エコツアー 048.jpg室堂平ミクリガ池の周辺にはハイマツのブッシュが広がっています。その林縁には多様な高山植物が咲いています。写真はツマトリソウです。[2008年7月11日撮影:ミクリガ池周辺@阿部]

ツマトリソウ(褄取草、学名:Trientalis europaea L.)はサクラソウ目サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。広域種。分布は日本では北海道、本州、四国に及び、亜高山帯の草地、半陰地、林縁に自生。草丈は10cmから15cmほど、葉は茎に互生、茎上部のものは輪生。
花期は6月から7月頃で、葉腋から花茎をスーッと伸ばし、先端に花をつけます。花冠は花弁状に7深裂、雄蕊7本、雌蕊1本。花弁先端部によく淡い紅色の縁取りができ、これが鎧の威色目の一つである褄取りに似ていることから名付けられたという。

ツマトリソウはアラスカ、北アメリカ、ヨーロッパ、シベリア、朝鮮半島などの寒帯にも広く分布するというから、氷河期を耐え環境変化に適用し、競争に勝ち抜き、今日的に進化過程において安定的なポジションにいると考えてよいのではないだろうか。


関連記事(高山植物の魅力(12)/ゴゼンタチバナ)⇒
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高山植物の魅力(12)/ゴゼンタチバナ(御前橘)

ビーグル号の航海日誌 2011年07月04日 23:36

080711ゴゼンタチバナ@立山雷鳥エコツアー 050.jpg室堂平ミクリガ池の近くは高山植物の宝庫のようです。ハイマツの林縁にはマイヅルソウやコイワカガミゴゼンタチバナも咲いていました。[2008年7月11日撮影:室堂平ミクリガ池付近@阿部]

ゴゼンタチバナ(御前橘、学名:Chamaepericlymenum canadense (L.)Aschers. et Graebn.)はバラ亜網ミズキ目ミズキ科ゴゼンタチバナ属の多年草。分布は北東アジア、北米、国内では北海道、本州、四国に及び、亜高山帯の針葉樹林内や林縁に自生。奈良県と愛媛県に隔離分布しているというが、氷河期の生き残りであろう。
草丈は5cmから15cmほど、地下茎は長く、葉は、無花茎では頂端に対生葉を2対輪生状につけ、有花茎では頂端に対生葉を1対とその葉腋の短枝に1対ずつ、計6枚つくが輪生して見えるのが特徴。葉脈はミズキ科特有ではっきりしている。花期は6月から8月頃、花弁に見えるのはヤマボウシと同じように総包片で4枚、その内側に小さな花が10個から30個ほど密集。小さな花は花弁4枚、雄蕊4本、黒紫色の雌蕊1本というが写真ではよく分かりませんね。

石川県白山の最高峰「御前」と赤い実をカラタチバナの実に例えて名付けられたという。それにしても不思議な構造をしている花ですね。

関連記事(高山植物の魅力(11)/ハクサンイチゲ)⇒
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高山植物の魅力(11)/ハクサンイチゲ

080711ハクサンイチゲ@立山雷鳥エコツアー 062.jpg雪解けの季節を迎える室堂ではあちらこちらでお花畑が見られます。ハクサンイチゲコイワカガミハクサンフウロなどとともに、日本アルプスのお花畑を代表する高山植物のひとつですが、室道周辺では固体数は少ないようです。[2008年7月11日撮影:室堂みくりが池付近@阿部]

ハクサンイチゲ(白山一華、学名:Anemone narcissiflora var. nipponica Tamura)はモクレン亜網キンポウゲ目キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。日本固有種。分布は中部地方以北から東北地方の亜高山帯・高山帯の湿った草地や砂礫地に自生。草丈は15cmから40cmほど、根生葉3出葉複葉で小葉は掌状に避ける。茎の途中に柄のない深く避ける線状の総包葉が直接取り巻き、そこから数本の花柄が伸び、その先端に一輪の花をつける。花柄は柔らかな毛が密生。柔らかな毛は雲霧から水分を集め、寒さから身を守る役目も果たしているといいます
花期は6月から8月頃、花は花径3cmほど、花弁は無く、白色の萼片が5枚から7枚つく。黄色の雄蕊が螺旋状に密生し、中央の緑色の複数の雌蕊を囲む。はっきりした目立つ花ですね。

日本各地に近縁種・変種があり、萼片が緑色のミドリハクサンイチゲや草丈が低いヒメハクサンイチゲ、東北地方以北から北海道にエゾハクサンイチゲとイチリンハクサンイチゲ、四国に絶滅危惧TB類(環境省レッドデータブック)のシコクイチゲが知られています。この夏、皆さんのぜひ観察して下さいね。

関連記事(高山植物の魅力(10)/ミツバオウレン)⇒
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高山植物の魅力(10)/ミツバオウレン(三葉黄蓮)

080711ミツバオウレン@立山雷鳥エコツアー 082.jpg夏山シーズンも間近、週末の鳳凰三山が楽しみです。室堂雷鳥荘近くの雪田跡の砂礫地、ハイマツ林縁にシラタマノキやアカモノなどに混じってコイワカガミ、ミツバオウレンなどが低く薄い草本層を形成しています。写真のミツバオウレンもシラタマノキの葉が写っていますよ。[2008年7月11日撮影:室堂雷鳥荘付近@阿部]

ミツバオウレン(三葉黄蓮、学名:Coptis trifolia (L.) Salisb.)はキンポウゲ目キンポウゲ科オウレン属の多年草。分布は本州中部地方以北から北海道に及び、亜高山帯から高山帯の針葉樹林内・林縁、湿地や湿原に自生。草丈は5cmから15cmほど、根茎が地中で伸び、根生葉が3出複葉。この葉がミツバに似ていることからミツバオウレンと名付けられたそうだ。
花期は6月から8月頃、細い花茎の先端に特徴的な花径1cmほどの白い花をつける。花弁に見えるのは白い萼片5枚(まれに4枚、6枚)、花弁は退化したのか、萼片より短くごく小さなスプーン形の黄色いもの数枚がそうです。この花弁は蜜腺を伴い蜜を分泌し虫を呼び込む。雄蕊は多数、雌蕊は複数で規則性はないという。次回はもう少し詳細に観察してみようと思う。

オウレン属は北半球に約15種、日本に6種が分布しているという。何れも根茎にベルベリン(アルカロイドの一種)を多量に含むことから下痢止めなど民間薬として用いられたりもしているそうだ。処方には専門家の指導が必要でしょうが。


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高山植物の魅力(9)/イワイチョウ(岩銀杏)

ビーグル号の航海日誌 2011年07月03日 21:34

080711イワイチョウ@立山雷鳥エコツアー 070.jpg立山室堂リンドウ池の近くの雪解けした雪田ではタテヤマリンドウやミヤマリンドウなどが見られます。イワイチョウの可愛らしい花も咲いていました。[2008年7月11日撮影:室堂リンドウ池付近@阿部](参考:立山雷鳥エコツアー報告書はこちら⇒

イワイチョウ(岩銀杏、学名:Nephrophyllidium crista-galli(Menz. ex Hook.) Gilg)はナス目ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草。1属1種分布は本州中部以北、北海道、南千島から北アメリカ北西部に及び、多雪地帯の亜高山帯、高山帯などの湿原に自生。草丈は20cmから40cmほど。葉は根生するが葉柄と伴い密生し、一つひとつは肉厚で腎臓形、葉縁には鋸歯がある。 葉の形が銀杏の葉に似ていることから名付けられたというがあまり似ていないというのが定説のようです。
080711イワイチョウ花@立山雷鳥エコツアー 069.jpg花期は6月から8月頃、花茎の先に数個の小さな花をつける。白色の花弁は5深裂し、花弁の中央に縦ひだが縁にフリルが入り、雌蕊の花柱と雄蕊の構造上の相違から異型花柱性の特徴を示すという。つまり、長花柱花といって柱頭が長く雄しべの短いものと、短花柱花といって雄しべが短く柱頭の長いものがあり、個体により異なることで自家受粉を避ける戦略をとっていると考えられているようだ。不思議なことに短花柱花のほうは結実しないというから雌蕊が退化する途上と考えることはできないものだろうか。雌雄異株の前段階を歩んでいるようにも思えるのですが....。

このような種を残すための戦略はミツガシワ科だけでなく多くの植物で見られるそうです。両性花が雌雄異株に移行していく途上であるのかは何とも言えませんが、遺伝的な多様性が生物多様性の重要なファクターであることに違いはありませんね。(参考:第5回シンポジウムの白山先生の特別講演から⇒)

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我はキダチチョウセンアサガオ

ビーグル号の航海日誌 2011年07月02日 12:38

キダチチョウセンアサガオ@エコカフェ.JPG最近、民家の庭先でよく見かけるようになりました。トランペットの様な大きな黄色い花がぶら下がっている姿を。キダチチョウセンアサガオの仲間のようです。

キダチチョウセンアサガオ(木立朝鮮朝顔、学名:Brugmansia suaveolens (Humb. et Bonpl. ex Willd.) Bercht et C.Presl)はナス目ナス科キダチチョウセンアサガオ属の常緑低木。中南米が原産。樹高は2mから4mほど。花期は6月から9月頃までで、花冠長は30cmにも及びます。キダチチョウセンアサガオ花@エコカフェ.JPG名前に朝鮮がつくのは同じく大きな花を上向きに咲かせる「チョウセンアサガオ」に似ているからでしょうか。

別名に「天使のトランペット」という素敵な名前をいただいているようです。名前とは裏腹に毒成分(スコポラミン、ヒヨスチアミンなど)を含むことから十分に注意が必要だそうですよ。それにしても大きな花は圧倒的ですね。

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イイギリ物語

110626イイギリ葉@エコカフェ.jpg歩道橋を渡っているとイイギリの花が咲いているのに気付きました。

イイギリ(飯桐、学名:Idesia polycarpa Maxim.)はイイギリ科イイギリ属の落葉高木。1属1種分布は、本州、四国、九州、南西諸島から朝鮮半島、台湾、中国に及ぶが、山地にまれに自生するほか、公園樹木として植生されることが多い。樹高は15mから20mほど、葉は互生、枝先で束生。葉の形状はハート型、葉縁に鋸歯があり、葉身は10cmから20cmほど、葉柄は赤色で先端に1対の花外蜜線をもつという。110626イイギリ雄花と葉@エコカフェ.jpg110626イイギリ雄花@エコカフェ.jpg
花期は5月頃、雌雄異株で若枝の先端に円錐花序を垂らす。雄花も雌花も花弁はなく5枚程度の萼片がつき、雄花は多数の雄蕊と退化した子房からなり、役割を終えると落下する。雌花は花柱3本から6本、退化した短い雄蕊がわずかに確認できる。果実は漿果、直径10mm程度の球形で、多数の種子が詰まっており、秋には赤く熟す。鳥散布の典型ですね。
名前の由来はこのハート型の葉でおにぎりを包んだことにあるそうですよ。

葉の構造にアカガシワ(トウダイグサ科アカガシワ属)との類似点が認められることから平行進化の例に上げられるように、進化の物語が詰まっているようです。へーですね。

関連記事(第32回草花教室をおえて)⇒     関連記事(風と光と緑たち)⇒

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車の下で、昼寝中

ビーグル号の航海日誌 2011年06月29日 19:04

F1000116.jpg今日は、猛暑日となった!外にでると、息苦しい暑さがまとわりついてくる。
ふと、下をみると車の影でお休み中のネコがいる。
人間だけが暑いのではないよと…
近寄っても動かないところをみると、ネコもお疲れのようだ。
熱中症にご注意を!

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家庭で紡いだ小さな命

へえ、こんなことができるんだ、と思い紹介しますね!エコカフェのWSでお世話になっている芳賀さんからのお便りです。

110623_蝶々.jpg110621_蛹2.jpg110621_蛹1.jpg110612_青虫.jpgベランダ菜園の二十日大根の葉っぱについた青虫がすごい勢いで葉っぱを食べるので、飼育してみたら、蝶々になりました。

関連記事(ヒキガエル成長記(最終回))⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

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塩釜で聴いた復興の小さな音

塩釜市街エコカフェ.JPG塩釜は、海と山しかない典型的なリアス式海岸の1つの町です。
沿岸は掃除が終わり更地になっています。
山を切り開いた住宅密集地は、屋根の破損の仮措置のブルーシートが見えますね。
笹かま工場も再稼動し、浦霞も出荷を始めたようです。
これでも仙台市の隣町ということで復興もペースも速いように思います。
被災地によっては復旧の足音はまちまちで避難生活で焦燥しきっている人びとの心労が痛いです。
塩釜港@エコカフェ.JPG塩釜夕日@エコカフェ.JPG小さな力が大きな力になるには少し被災の規模が大きすぎるのです。
ぬくぬく都会で暮らしていては申し訳なく思いませんか。

雨上がり、雲の切れ目からの美しい夕日は、塩釜にパワーを送っていました。


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小笠原母島を涼むツバメウオ

ビーグル号の航海日誌 2011年06月28日 09:25

小笠原諸島母島沖にはダイビングスポットが多くある。亜熱帯のブルーを優雅にツバメウオ(Platax teira(Forsskål))の群れが漂っています。ゆっくりろ、ゆっくりと、人に恐れることもなく。こうも連日暑いとダイビングが嬉しいですね!
母島ツバメウオ@エコカフェ.jpg
[2010年9月11日撮影@小笠原諸島母島沖]
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JR仙石線の復旧・再開

仙石線まつしまかいがん@エコカフェ.JPG仙石線は「仙台市中心地−塩釜−松島−石巻」の文字通りの路線です。
よくある始発と終着の駅名から一文字ずつ取って仙石線としています。
仙台市内−松島海岸(まつしまかいがん)、その一つ先の高城町駅まで、仙石線全長の半分は再開しています。
バスの駐車場の都合でしょうか?松島海岸駅からは臨時バスが出ています。
石巻まで臨時バスで1時間20分と聞きました。
矢本―石巻の8.8キロの復旧工事が急ピッチで進められているそうです。

仙石線漫画列車@エコカフェ.JPG仙石線代行バス@エコカフェ.JPG仙石線は、石ノ森章太郎の漫画列車がたくさん走っています。
本名は小野寺さんですが、登米郡石森町にちなんで石ノ森となさったとか。
石ノ森漫画館は1階の半分が泥に埋まりました。
3月下旬にはフロアの掃除は終わり、今は癒しの復興のシンボルとして子供達のみならずカメンライダーなどの大人のファンにも勇気を与えていますよ。

このたびの復興計画に、鉄道も盛り込まれています。
人や物をたくさん運搬できるエコな乗り物の一日も早い完全復旧・完全再開を期待しています。


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