オガサワラシコウラン(小笠原指甲蘭)

ビーグル号の航海日誌 2011年09月03日 22:06

オガサワラシコウラン@エコカフェ.JPG9月16日からの小笠原諸島ツアーでは2005年実施の第2回小笠原フィールド調査以来の母島石門へ足を踏み入れることになる。石門山をはじめ母島の山々の標高は低いが雲霧のかかる綺麗な深い森をつくっている。オオタニワタリ、オガサワラシコウランなど着生植物が樹上に見られます。写真は残念ながら花の季節ではありませんでした。[1005年4月30日撮影:母島ロープの上付近@山崎]

オガサワラシコウラン(小笠原指甲蘭、学名:Bulbophyllum boninense(Schltr.) J.J.Sm.)はラン科マメヅタラン属の着生・常緑の多年草。小笠原固有種。絶滅危惧TB類(EN)。南西諸島に自生するシコウランの近縁種。分布は小笠原諸島で湿気の高い谷間や雲霧帯の岩壁や樹幹などに着生。
草丈は15cmから20cmほど、根茎が伸びた節に約1pのやや丸いバルブ(偽鱗茎)ができ、その先にクチクラが発達し革質で光沢のあるの長楕円形の葉身18cmほどの単葉がつく。
花期は6月から8月頃まで、バブルの基部から約20cmもの長い花柄を垂れ下げ、その先端の花序に3個から5個程度の花をつける。花は縦長で約2.5cm、構造的には濃黄色の唇弁、暗赤色の複雑な斑紋のある側花弁、淡黄色の背萼片、2枚の先端部が合着した淡黄色の側萼片からなるという。

小笠原諸島を何度も訪問しているのですがいまだ花が咲いている姿を見たことがありません。野生個体数の減少も心配されます。ラン科の植物は根細胞に菌根菌を共生させ、栄養分の供給を受けており、その種子も未成熟な胚のみのため発芽には菌根菌による栄養供給が必要と言われていますが、着生ランに限っては人工発芽の技術が確立されているそうです。保護増殖が期待されます。

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小さい秋、見つけた。

ビーグル号の航海日誌 2011年09月02日 00:42

IMG_0764.jpgIMG_0766.jpg




新千歳空港から札幌に行く車窓から外を眺めていると、「すすき」を散見。もう北国は秋の匂いを感じます。「すすき」別名「尾花(おばな)」。花穂が獣の尾に似ていることから言われているらしい。花言葉は「心が通じる」(薄)という意味がある。何か良い言葉ではないだろうか?秋の七草で、秋の月見のおそなえとして欠かせないもの。  【中秋の名月】には収穫物と一緒に供えられる。 収穫物を悪霊から守り、翌年の豊作を祈願する意味がある。 「すすき」にはこんなに素敵な意味があるのに、私はどうしても「すすき」を見て「すすきの」(由来は諸説あるらしい。周辺にススキが生い茂っていたから、という説が広く知られているが、他にも開拓判官であった岩村通俊が遊郭建設に携わった開拓監事の薄井龍之の名をとって命名した説などがある。)を連想してしまう。不純だろうか?

 

さあ1年半ぶりの「すすきの」。きっとまだ、「心が通じる」だろう。いざ出陣!

 

ヤマより



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台風から遠く離れた円の外で

ビーグル号の航海日誌 2011年09月01日 07:07

00haIMGP1157.JPG今日は防災の日ですが、台風が接近しています。
何年か前の夏、台風が東京に直撃しそうな最中に、東京→函館に飛び立ちました。
東京は雨。
写真にあるテレビに映っているレーダーを見ると、かなり大きな台風で紀伊半島に上陸していますね。
飛行機は風速が無いよりは有る方が操作をしやすいと聞きますが〜
地上付近の局地風のダウンバーストが気になりますね。

02soIMGP2562.JPGさて、到着した函館では、台風の残骸の雲が広がっていました。
車で北海道南端にある松前あたりをドライブしていましたら、遠くに小島が見えました。
小島と大島があり、小島という島です。
笠雲が綺麗に乗っていますね。
漁船は、サンマを捕っていますでしょうか?
ホッケでしょうか?
津軽海峡は潮の流れが激しいので、美味しいお魚が捕れるのでしょう。


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ナツズイセン(夏水仙)

ビーグル号の航海日誌 2011年08月31日 01:02

ナツズイセン2.JPG過酷な猛暑も峠を越えたようですね。暑さ寒さも彼岸まで。夜になると虫の音がどこからともなく聞こえてきて少しだけ秋の気配を感じられるようになりました。
数年前に赤城自然園で「子ども自然体験プログラム」を実施した時に季節の草花を記録しておいたものがありますのでそのひとつを紹介しましょう。
ナツズイセンです。スイセン(水仙)というと宮沢賢治の短編小説水仙月の四日」を思い出すように2月に咲く花である。ナツズイセンは夏に咲きスイセンの花に似ていることから名付けられたというが、どこをどう見ても見ているようには見えない。何ともです。

ナツズイセン(夏水仙、学名:Lycoris squamigera Maxim.)はユリ目ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草、単子葉植物。原産地は中国で日本には古く移入。帰化植物として本州以南の里山に広く自生。草丈は50cmから70cmほど、秋から春にかけて地下の鱗茎から葉を伸ばし、夏には葉は枯れ、花茎をスーッと伸ばす。花期は8月から9月頃、茎頂に直径10cmほどのラッパ状の淡紅色の花を数個つける。花はスイセンというようりユリに似ていて葉が無いため、別名に「ハダカユリ」という。

スイセン(スイセン属)、ヒガンバナ、キツネノカミソリ(以上、ヒガンバナ属)などのヒガンバナ科の単子葉植物には有毒成分のアルカロイドの一種(リコリン)が含まれていることは、このブログでも何度か紹介させていただいている。食することはないと思うが注意が必要ですよ。

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カメ子、その後・・・・・。

ビーグル号の航海日誌 2011年08月30日 02:20

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カメ子はその後、どうしただろう。

無事に帰れたのだろうか?翌日公園を探したが、結局見つからなかった。きっと皆の所に帰ったのだろう。カメ子は元々アメリカ南部から来たらしい。学術名「亜種ミシシッピアカミガメ」と呼ばれており、ミドリガメとは、幼少期の別名。(アメリカでは1950年代から南部で養殖が始まったと。日本では1960年代後半から飼育個体が捨てられたり、逃げ出したりして全国で野生かしている。生存本能が強く在来種のカメを駆逐したり、捕食により在来生物群に悪影響を与えている。日本では亜種ミシシッピアカミガメが日本生態学会により侵略的外来種ワースト100に指定されている。)まあ、見た目とは逆で、結構結構獰猛な子だったので、何となくほっとしたのも事実だった。カメ子の、あの行動には、いろいろ考えさせる事があった。特にあの逞しく「生きる」「本能」については、私も欲しいと本気で考えたけれども・・・・・。「在来種と外来種」、「弱肉強食」の世界だよな。そう言えば民主党代表選挙があったけど、カメ子達の世界とちょっとダブってしまうのは、ボクだけかな?

ヤマより




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ムニンセンニンソウ(無人仙人草)

ビーグル号の航海日誌 2011年08月29日 00:47

100910ムニンセンニンソウB@乳房山山頂付近.JPG小笠原にはムニン(無人)が名前につく植物が多く知られている。これは江戸時代に小笠原諸島のことを無人島と呼んでいたことに由来する。
昨年9月に母島乳房山で外来種のオオバナセンダングサの駆除作業を実施した。その近くにムニンセンニンソウが小さな群落を形成していました。この9月、父島と母島を訪島した際にも花を見ることができるでしょう。[2010年9月10日撮影:乳房山@山崎]

100910ムニンセンニンソウ花@乳房山山頂付近.JPGムニンセンニンソウ(無人仙人草、学名:Clematis terniflora DC.var. boninensis (Hayata) Tuyama)はキンポウゲ科センニンソウ属のつる性の多年草。小笠原固有種。絶滅危惧U類(VU)。本土(本州)系。センニンソウの変種。分布は父島と母島のみ、日当たりのよい林縁などに自生。
草丈(つる長さ)は約3m、長く茎を伸ばし、基部は木性化、節ごとに葉が対生し、葉は羽状複葉で2、3枚の小葉をつけ、小葉は卵状楕円形で全縁。長い葉柄が蔓として巻きつきます。
100910ムニンセンニンソウ花散@乳房山山頂付近.JPG花期は7月から9月頃で茎の先端に近い葉腋から(三出状)散房花序をつける。センニンソウより花数は少ないが、花は大きく花径約3cm、花弁は無く4枚の白色の萼片と沢山の雄蕊がよく目立ちます。果実は刮ハで5裂、各白いひも状の髭がつくことから、種子は風散布するのでしょう。写真は髭1本しか残っていませんね。

小笠原で「毒蔓(どくづる)」と呼ばれているように全草に毒成分を含むようです。おそらくセンニンソウの毒成分(プロトアネモニン)と同じで、汁がつくと皮膚炎などを起こすので注意が必要ですね。ノヤギも食べないですね。

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こぶの木とシマホルトノキ

ビーグル号の航海日誌 2011年08月28日 12:33

シマホルトノキ@エコカフェ.JPG9月実施予定の小笠原ツアーで湿性高木林の深い森を訪ねますが、島民から「こぶの木」と呼ばれるシマホルトノキのこぶだらけの大木を目にすることができます。かつては湿性高木林のウドノキ、アカテツ、オガサワラグワモンテンボクなどとともに主役だったのですが近年では外来種のアカギの圧迫やクマネズミの食害で分布域を狭め数も減る傾向にあります。果実はムニンシロダモ、モクタチバナ、アコウザンショウなどとともにアカガシラカラスバトの餌となります。[2005年4月30日撮影:母島石門@山崎]

シマホルトノキ(学名:Elaeocarpus photiniaefolius Hook.et Arn.)はホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木。小笠原固有種。東南アジア系。分布は母島の石門山・桑ノ木などの湿性高木林内や父島の三日月山や東平などの湿った山地内に自生。
樹高は10mから肥沃な湿った低地では20mにもなり、老木になると幹に大きな瘤ができたり、板根が発達。葉は互生し、枝の先端に集まり、長楕円形から倒披針形、葉縁に鋸歯がつき、やや肉厚だが葉脈が明瞭。葉は5月から6月頃に紅葉し落葉、その後に新葉がでる。
花期は6月から7月頃、房状花序で王冠を逆さにしたように黄白色の小さな花をたくさんつける。果実は核果、11月頃に黒紫色に熟す。昔は子供たちが食べたと言います。

母島にはノヤギが生息していないので実生からの幼樹が見られますが、父島ではノヤギの食害もあって台風などで倒木しても世代更新することはなく危機的な生育環境下に置かれていると言えます。母島でもアカギの純林が形成されている場所が見られます。この貴重な自然を守ることは私たちの責任でもあるようです。

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石門とセキモンノキ

セキモンノキ@エコカフェ.JPG世界遺産登録後初めての小笠原エコツアーで「石門」を目指します。
母島の石門一帯は隆起カルスト地形という石灰岩特有の凹凸のある地形が見られ、鍾乳洞も形成されている。また、小笠原諸島の中では霧が発生しやすく多湿な地域であり原生的な状態で自然が残されている。石灰岩性の土質とも相まって、多くの固有植物の限られた生育地ともなっていて、極めて個体数の少ないセキモンノキセキモンウライソウなどの唯一の生育地でもある。さらに、小笠原諸島の固有亜種であるアカガシラカラスバトなどの鳥類の重要な生息地となっている。多様な昆虫類、固有陸産貝類もこの地域に見られる。[第2回小笠原フィールド調査報告書抜粋]

セキモンノキ(石門の木、学名:Claoxylon centinarium Koidz.)はトウダイグサ科セキモンノキ属の常緑高木。小笠原固有種で絶滅危惧TA(CR)。分布は母島の堺ヶ岳(標高444m)から石門山にかけてのみで、肥沃な湿性高木林内にわずかに自生。
樹高は4、5mから8mほど、樹皮は暗褐色だが若枝は緑褐色か濃緑色、葉は互生、枝の先端に集中。葉身は10pから20cmほど、長楕円形から広倒披針形、葉縁には微鋸歯があり、全体として波状に波打つ。開花時期は3月から4月頃、葉腋から総状花序をつけ、小花をつける。雌雄異花で、雄花は花径約3mm、ぼんぼり状で緑白色、雌花は半球形、球形の子房が目立つ。果実は朔果は三角状球形でいぼ状の黒い点ができ、熟すと黄褐色になる。結実しても発芽環境が難しいらしく実生で生えることは稀である。アフリカマイマイクマネズミの食害も深刻という。なお、挿し木で増やすなどの取組みがなされているようだ。

小笠原の植物の起源は東南アジア系、ポリネシア系、日本本土系、特殊固有系に整理されるが、セキモンノキ属約80種のうち半分がマレーシアに分布することからも東南アジア系と考えられている。

関連記事(祝世界自然遺産登録・エコカフェ小笠原諸島ツアーのご案内)⇒

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浦内川を遡上しハマセンナを

ビーグル号の航海日誌 2011年08月27日 18:40

100812船着場終点上流を@浦内川.JPG西表島は八重山層群(砂岩)の風化残積土からなる台形状の島で、標高400m台の山地が連なり、面積の90%以上が亜熱帯ジャングル(原生林)です。年間降水量は2000を超え、河川や沢筋が発達し、水量も多く、浦内川にはマリュドゥカンピレーといった滝が見られる。
浦内川を遡った船着き場終点の近くでハマセンナが花をつけていいました。周囲を探しましたがこの株1株しかありませんでした。近年、野生株は数を減らしているといいますから心配ですね。[2010年8月12日撮影:西表島浦内川岸辺]

100812ハマセンナ@浦内川船着終点.JPGハマセンナ(浜せんな、学名:Ormocarpum cochinchinense (Lour.) Merr.)はバラ目マメ科ハマセンナ属の常緑小高木。分布は奄美大島以南の南西諸島、台湾、中国南部、東南アジアに及び、海岸近くの林縁などに自生。
樹高は2mから4mほど、葉は奇数羽状複葉で9から17枚、小葉は互生し、葉身は15oから30mm、長楕円形から狭倒卵型、先端はつぶれる。表面はやや光沢があり、裏面に網状脈が目立つ。
花期は6月から9月頃、花は葉腋に総状花序か束生状に2個から6個ほどつき、蝶形花(旗弁、翼弁)で淡黄色地に紫褐色の脈がよく目立つ。果実は長さ約10pにもなり、マメ科らしく5個から8個ほどの小節のある豆果となる。

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オオバナアリアケカズラは園芸品種

オオバナアリアケカズラ@エコカフェ.JPG沖縄でよく見られる黄色い花はいろいろあるが、右納(ユウナ)に似ているがまったく別物です。オオバナアリアケカズラといって今や沖縄を代表する花のひとつになっています。ユウナはオオハマボウともいい、花は朝咲き、夕方にオレンジ色に変色し落下してしまう一日花で風情があるように思います。[2010年8月12日撮影:西表島]

オオバナアリアケカズラ(大花有明蔓、学名:Allamanda cathartica cv. hendersonii)はキョウチクトウ科アラマンダ属のつる性の常緑低木。園芸品種。つる性と言っても枝は巻きつくでなく垂れ下る感じ。基本種のアリアケカズラの原産地は南米ギアナ。樹高は3mから5mほど、葉は長楕円形で先が尖る。
花期は4月から11月頃と言うが一年中咲いている感があり、花は漏斗状で5裂し、花径は10cm以上にもなる。花弁の内側には何本もの赤褐色の縦縞が入る。

挿し木で簡単に増やすことができ丈夫であることから垣根やブロック塀に寄り掛からせて楽しまれているようですね。太陽のもと南国情緒たっぷりの花です。

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銚子港町に醤油醸造がある訳

ビーグル号の航海日誌 2011年08月26日 02:03

RIMG9374.JPG銚子には「ヒゲタ」と「ヤマサ」の老舗の大手醤油醸造が2軒もあります。
なぜ?銚子の港町に?

RIMG9319.JPG戸時代に現在の千葉県太平洋海岸へ和歌山から多くの人が移民をしたそうです。
確かに地名だけでなく駅名に「那智勝浦駅(和歌山)=勝浦駅(千葉)」と同じ地名が入るのは何よりの証拠ですね。

RIMG9335.JPGさて、醤油醸造の発祥地は?というと和歌山なんです。
そうです!醤油醸造も人とともに銚子にやって来たわけでね。
和歌山県有田郡広川町にある久保田醤油醸造によると、
「鎌倉時代に、法灯国師が中国から味噌を伝え、味噌の樽に溜まった液体をアレンジしたのが醤油」とあります。
関西の京都の料亭では、今でもわざわざ和歌山まで買い求めて出向かれると聞きます。
銚子では、江戸幕府の旗の下で醤油造りは保護され、現在に至っています。

サイロのようなタンクは、現在の醤油樽です。
ニューヨークのステーキ屋さんに行くと、いつも醤油を出してくれます。
日本人のスパイスは「醤油」と思われているんでしょう。


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侵入者、アフリカマイマイ

ビーグル号の航海日誌 2011年08月25日 00:45

アフリカマイマイ@エコカフェ.JPG世界自然遺産登録となった小笠原諸島の父島、母島で見かける厄介ものにアフリカマイマイがいる。侵入者といっても父島、母島ともに1935年頃に食用としてジャワ島から人為的に持ち込まれたものが、定着し、雑食で貪欲、繁殖力旺盛なため小笠原固有の植物・陸産貝の仲間を絶滅もしくは絶滅の危機に追い込んでいるという。[2005年5月1日撮影:母島北村小学校跡@山崎]
南西諸島でも定着しているが、とりわけ沖縄では徹底的に駆除し数を減らしているという。父島でも最近では駆除とは関係なく数が自然減しているという。これは天敵でやはり侵入者であるニューギニアヤリガタリクウズムシやプラナリアの影響とかんがえられているようだ。一方、影響の無い母島では見かける頻度は高く、活発に繁殖していると思われる。

アフリカマイマイ(阿弗利加蝸牛、学名:Achatina fulica (Ferussac))は軟体動物門腹足網柄眼目アフリカマイマイ科アフリカマイマイ属に分類される世界最大の陸産巻貝。東アフリカのモザンビークやタンザニア付近のサバンナ地帯が原産だが、熱帯地方のほとんどに定着。
雌雄同体だが交尾受精、双方が約10日周期で100個から1000個の卵を産むため、繁殖力は抜群。寿命は3年から5年。一般には夜行性で昼間は土中や落葉下に潜んで夜に移動しながら貪欲に摂食。雑食性のためあらゆる植物の芽、若葉、果実のほか菌類、昆虫の死骸、生きた固有陸産貝類に及ぶ。雨上がりの日中、摂食活動している姿を目撃することもありますよ。IUCNでも世界の侵略的外来種ワースト100に選定しているほどだ。
小笠原に定着のアフリカマイマイには広東住血線虫という寄生虫が寄生し、これが人に寄生すると好酸球性髄膜脳炎を引き起こす危険があるという。触れた手を洗うなどの注意が必要だ。

9月に小笠原諸島の父島、母島を訪問し、森の散策をする際に気をつけて観察しましょう。特に、母島では石灰岩質の石門に行きますので注意してみましょう。アフリカマイマイの殻は石灰質でしたね。

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足摺岬への道しるべ

ビーグル号の航海日誌 2011年08月24日 21:41

おへんろ分岐@エコカフェ.JPG高知県足摺岬の手前の国道の脇に面白い標識がありました。
そもそも足摺岬の由来はお遍路の一番距離のあるこの区間を足を引き摺り歩く〜ということから。
その意味は、

 真っ直ぐ進むと国道をこのまま進み土佐清水市内経由で足摺岬へ
 左に行くと海岸の崖の脇にある獣道を通り窪津経由で足摺岬へ
足摺岬灯台@エコカフェ.JPG
さて、皆様はどちらをお選びなさいますか?
本来のお遍路道は窪津経由です。こちらが断然人気ですよ。冬から春には椿の花が咲き誇る風光明媚なルートです。お遍路道にはよくあるのですが畦道獣道です。

土佐清水市内を経由すると、道は舗装され歩きやすく楽チンなルートです。→人の手によって加工された道です。

弘法大師は山を登ったり海岸を歩いたり区間距離の長短も全て修行の計算の上でルートをお造りになられています。
また四国の住民の皆様もよくご承知で、お遍路さんの姿を見ると優しい声をかけ手厚くお世話も無償でなさいますよ。
近年若者が多いのも頷けますね。

結果は同じでも経由を途中の足取りを大切にしたい!思うこの頃です。


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生野菜バーニャカウダのすすめ

RIMG8309.JPG先日、野菜をメインにしたビュッフェに行ってきました。
バーニャカウダ(イタリア語で冬野菜)がイチ押しのお店で〜
チーズ、アンチョビ、ニンニク、オリーブオイル、生クリームなどを混ぜ合わせてディップで温め、
季節の野菜を浸してフォンデュ風にして食します。
日本にティラミスを広めた室井克義氏がバーニャカウダも密かに広めなさったとか。今では夏野菜でも。

福島原発事故以降、風評被害も加わり、野菜をお客に提供することについて、店主は随分と気をお使いでした。
この日は、当日朝取れたトウモロコシが空輸で届いたと伺いました。
RIMG8324.JPG生のトウモロコシはこんなに甘いのか!と感激し、ズッキーニの水々さに脱帽しました。
本来の野菜の味を堪能し、お勉強しました。
野菜はどんなに食べてもはなかなかお腹は一杯になりません。
ビタミンやミネラルが多く摂取でき、そしてデトックス効果が抜群にありますね。
でも、人間の体内での有効期限は1日間と短いため、野菜は毎日食べるのが必須の食物なんですよね。

このお店のあるロビーに素敵な言葉がありました「元気!FOR JAPAN


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高山植物の魅力(29)/ミネウスユキソウ

ビーグル号の航海日誌 2011年08月22日 22:56

1107101016ミネウスユキソウ@エコカフェ.jpg梅雨明けとともに登った鳳凰三山でミネウスユキソウに出会いました。まだ開花には少し早いようでしたが、日本のエーデルワイス7種か8種のうちのとひとつのようです。ウスユキソウが北海道から九州までの低山帯から亜高山帯に分布するのに対して他の種は高山帯に限定的に分布するという。全身に薄い綿毛をまとっているのが印象的でした。[2011年7月10日撮影、鳳凰三山@阿部]

ミネウスユキソウ(峰薄雪草、学名:Leontopodium japonicum Miq. var. shiroumense Nakai ex Kitam.)はキク科ウスユキソウ属の多年草でウスユキソウの変種。日本固有種。分布は本州中・北部(南・中央・北アルプス、八ヶ岳、上越地方)と比較的広く、高山帯のやや乾いた礫地などに自生。草丈10pほど、芽や蕾を包み保護する役目の苞葉の綿毛も比較的薄く、根生葉は花期には枯れ、花茎につく葉は互生し多数、披針形または狭楕円形で先はとがり、葉の幅は基部に近いほうが中央よりも広い。花期は7月から8月頃で、花茎の先に花径約4oの頭花が7個ほど密集し、各頭花は沢山の黄色い舌状花からなる。果実には乳頭状突起がまばらにつくという。

ミネウスユキソウ以外のウスユキソウの仲間は花弁に見える苞葉に綿毛が密生し雪をかかぶったように見えるのが特徴です。早池峰山のハヤチネウスユキソウや中央アルプスのコマウスユキソウ、上越地方のホソバヒナウスユキソウなど各地に足を運ぶインセンティブになりそうですね。


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ヒマワリは大輪の花を咲かせたが

ビーグル号の航海日誌 2011年08月21日 01:11

110815_0917~01.jpg空地にヒマワリ(向日葵)がたくさん咲いていました。誰かが植えたのでしょう。
そう言えば、避難地域など各地でヒマワリの放射能物質(セシウム137、ストロンチウム90)の吸収能力による土壌浄化の実験的な取組みがされているはずであるが、とんとメディアによる続報がありません。
南相馬市で「ひまわり畑プロジェクト」、郡山市で「ひまわりプロジェクト」、いわき市で「福島ひまわりプロジェクト」、そのほかにも「福島ひまわり里親プロジェクト」、「笑顔ひまわりプロジェクト」などが立ちあがっています。農林水産省も農地除染の実験的な取り組みをしているはずですね。
放射性物質を吸収したヒマワリなどの汚染植物の最終処分はどのようにするのでしょうか。各プロジェクトの取組み状況が分かるとよいのですが....。

最近になって政府も本格的な除染作業に取り組む姿勢を見せていますが、政権交代直前の発表に遅きに失した感があります。ぜひ本気で取り組んでいただければと思います。

関連記事(「内閣不信任決議案」福島県南相馬市にて)⇒
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コミュニケーション

11-thumbnail2.08.17_02.png2009-rfr-ran-at-the-fastnet-rock.jpg









2年に一度開催されるファストネットレースは、英国南端にある英国王室避暑地であるワイト島カウズをスタートして、アイルランド南西海岸端にあるファストネット岩礁をまわる608マイルのオフショアレース。これまでの海難事故の数から荒天のレースとしても知られ、1979年大会では参加303艇中5艇が沈没、15名の命が失われる事故が発生しました。
こんなレースに私は懲りもせず1989年、2001年と2回も連続で出てしまった。仕事だから仕方ない。クルー構成は2回とも英国人、ニュージーランド人、オーストラリア人、日本人。もちろん船の上での公用語は英語だったが、ブリティッシュとダウンアンダーの英語の発音の違いに、ここまで手間どるとは夢にも思わなかった。例えは悪いが、東北弁と鹿児島弁がぶつかっているような感じだった。(各地方の方々、誠にすいません。)もちろんクイーンズイングリッシュは綺麗でしたが、育ちの悪い私にはちょっと綺麗すぎた。そんな事は横において、この二つの混成チームに参加して、非常に印象に残った事柄があった。
それはコミュニケーション。以前艇の上で静かなチームは早い(強い)と紹介したが、今回は全く異なっていた。レース中(約60時間から70時間)艇長(スキッパー)とタクティシャン(戦略担当)が常に会話し決定事項をクルーに伝達していた。刻々と変わる気象と海上について、「今の気象がこうだから、このコースを進む」「今の海上がこうだから、このコースを進む」と決定した理由を説明し、クルー同士が疑心暗鬼にならないように努めていた。各クルーは豊富な経験と優れた技術を持ち合わせたプロ達、それぞれ一流の考えを持っている。
しかし論理的に冷静に、そして丁寧にコミュニケーションされると、なぜだか納得させられてしまうのが不思議だった。だから、たとえ判断が結果的に間違えていても、誰も彼らを責める事はしなかった。その時、その時同意したからだ。誰でもそうだと思うが、議論が白熱すると声を荒げたり、感情的になりがちだ。しかしこのような状態は決して良い結果は導けない。指示に異論があればその場で言う、後だしじゃん拳はかっこ良くない。
何事にも冷静さと丁寧さを持ってコミュニケーションを取れば、殆どはうまく物事が運べる。しかし、人間はどうしても生理的に会わない事や対人関係がある。その時はその時で考えよう。そんな組織、また作りたいな。

ヤマより






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宵闇に浮かぶ京都五山送り火

ビーグル号の航海日誌 2011年08月20日 12:00

大文字2@エコカフェ.jpg大文字1@エコカフェ.jpgこの夏のお盆はいつになく鎮魂の思いが強かったのではないでしょうか。[2011年8月16日撮影、京都五山送り火@大石・青柳]
16日、京都五山送り火も今を生きる人びとの心に先祖の霊とのつながりを深く思い起こさせたのではないでしょうか。
お盆に「迎え火」の導きで帰ってきた死者の魂をあの世に再び送るための「送り火」は先祖供養の原始宗教・古神道に起源があり、やがて仏教の盂蘭盆会と習合していったという。
110816舟形@エコカフェ.JPG110816妙法@エコカフェ.JPG宵闇に浮かぶ炎は奥山に死者の魂を導くにはちょうどいいようだ。

東日本大震災で旅立たれたあまたの御魂の安らかならんことを心からお祈りします。合掌。

関連記事(ウヤガン(先祖祭)は)⇒      関連記事(チノミシリ(我ら祭るところ))⇒ 

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現役そろばん

ビーグル号の航海日誌 2011年08月19日 21:07

RIMG9267.JPG銚子駅の前には、お気に入りの「魚料理かみち」があり、このたびも訪ねました。
卸も商って手広く事業をなさっているようですよ。
金目鯛はじめイワシやハマチなど、いつも季節折々の新鮮な美味しいお魚を食べさせてくれます。

大きく取りざたはされていませんが、千葉県の九十九里浜海岸も津波の被害を大きく受けました。
RIMG9354.JPGそして、今は放射性物質の拡散も懸念され、海産物も大きな打撃を受けていると聞きました。

ここまで来てよかった!
美味し〜
あぁ〜幸せな美味しさです。

精算のレジで女将がそろばんを使ってる姿を見ました。
現役そろばん!
女将は電卓やパソコンよりもそろばんが正確なんだろう。


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カメ子

IMG_2632.jpgIMG_7753.jpg




ワン子達をつれていつもの公園に行くと、我が家の親分「りゅうくん」豆柴が、突然立ち止まり動かなくなった。彼の目線の先には、大きく成長した緑ガメがいるのではないか。(彼はこの公園で蛇やガマガエルと遭遇する。)しばらくカメの様子を見ていると、後ろ足で必死に穴を掘っていた。どこかで見た光景だ、そうだウミガメの産卵シーンだ。まさかこんなところでカメの産卵が見れるなんて。しかし待てよ、良く考えると、この場所は、カメ達がいる池から高低差20m、直線距離にして200mはある。夜の間にゆっくりここまで来たのだろうか。カメ子の本能恐るべし。しかしまた、ふっと考えが浮かんだ。暑いからこのままでは死んでしまう、池まで運ぼう。いや待てよ、彼女はここに産卵に来たのだから、大きなお世話になるだろう。少々自問自答し、結局そっとしておく事にした。(見なかった事にしたのかもしれない)しかし今日一日、ず〜とカメ子の事が気になった。彼女はただ本能に従っていただけだなのだが。

人間達のエゴで買われ、人間達のエゴで捨てられ、人間達の偽善に振り回されたカメ子だった。(今の政治?)

なんかカメ子から、いろいろな事を考えさせられた一日だった。

ヤマより



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