西御門白旗神社は明治に

ビーグル号の航海日誌 2015年02月06日 20:59

150201西御門白旗神社@エコカフェ.JPG源頼朝の墓のある大倉山の麓、かつて法華堂があった場所に白旗神社があります。創建は明治5年(1872年)、主祭神は源頼朝です。[2015年1月31日撮影:鎌倉@山崎]

江戸時代までは鶴岡八幡宮の相承院が別当を務めていたが、明治初期の神仏分離令により法華堂は廃され、白旗神社が創建されたという。白旗とは源氏の二引きの「白旗」に由来して名付けたそうだ。雪ノ下の松源寺(廃寺)にあった「源頼朝公古牌」が奉納されているそうです。それまで法華堂に安置されていた仏像は、現在は近くの来迎寺に移されています。150201白旗神社由緒看板@エコカフェ.JPG150201西御門白旗明神@エコカフェ.JPG

法華堂は、当初は源頼朝の墓の場所にあったそうで、宝治元年(1247年)の宝治合戦の後で現在の白旗神社の場所に移されたと考えられているそうです。今は住宅地が迫っていて当時を偲ぶのは難しいです。


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鶴岡八幡宮は観光メッカに

ビーグル号の航海日誌 2015年02月05日 20:00

150201本殿(上宮)@エコカフェ.JPG鎌倉駅で下車、改札を出て正面少し歩くと左手から八幡宮の参道(若宮大路)が真っ直ぐに伸びている。寒空の下だが大勢の観光客が参拝に来ている。境内の一角では、多くの護摩が焚き上げ行われていた。全国に八幡宮は4400社ほどあり、総本社は大分県宇佐市の宇佐神宮。鶴岡八幡宮は三大八幡宮の一社とされます。[2015年1月31日撮影:鎌倉@山崎]

創建は康平6年(1063年)、源頼義が前9年の役の戦勝を祈願した京都石清水八幡宮護国寺(又は、河内源氏氏神の壺井八幡宮)を鶴岡若宮として勧請。150201若宮(下宮)@エコカフェ.JPG150201舞殿@エコカフェ.JPG主祭神は応神天皇、比売神、神功皇后。治承4年(1180年)、源頼朝が宮を材木座から現在地に遷宮、建久2年(1191年)、上宮と下宮の体制に整備。武家の崇敬を集めたが、鎌倉幕府衰退後は里美氏による焼き討ちなどもあり一時衰退。北条氏綱により再建、江戸幕府の庇護のもと、仁王門、護摩堂、神楽殿、愛染堂、六角堂、観音堂、法華堂、弁天堂、薬師堂、鐘楼、楼門などが整備。明治に入ると神仏分離令(廃仏毀釈)により、仏塔は破壊され、多くの諸仏、仏具などが焼却処分、散佚し、一部の仏像は他寺院等で保管されているという。

このブログでも寺社仏閣を紹介する時に、神仏分離令による出来事が多く触れられているが大変な精神的革命がもたらされた時期だったのだと想像されます。古く培った神仏習合という知恵こそ日本人の精神なのではないでしょうか。


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西御門八雲神社は氏神様でも

ビーグル号の航海日誌 2015年02月04日 16:21

150201八雲神社全景@エコカフェ.JPG鎌倉西御門(にしみかど)にある来迎寺参道の左手前に小さな社があります。八雲神社とあり、西御門自治会館が併設されています。むろん、この地域の氏神様を祀っているのです。[2015年1月31日撮影:鎌倉@山崎]

主祭神は須佐男命/素戔嗚尊(スサノオノミコト)で、総本社は出雲にある須佐神社。創建年代は不詳だが、『風土紀』にある「字大門の天王社」が前身と推察。現社殿は天保3年(1832年)に建立とあるが。鳥居をくぐって社殿の手前右側には江戸時代の庶民信仰(庚申信仰)を今に伝える150201八雲神社@エコカフェ.JPG150201庚申塔3基@エコカフェ.JPG庚申塔が3基並んでいます。左側の庚申塔は元禄5年(1692年)に建立、主尊の青面金剛とその下に三猿が彫られています。中央は延宝8年(1680年)、邪気に乗る四手を持つ青面金剛と下には三猿。右側は時代が下がり文化5年(1803年)、青面金剛と上に日月、下に三猿が彫られています。

鎌倉には八雲神社は大町と山ノ内にもあるようです。明治初期の神仏分離令が出るまでは神仏習合に本地仏は薬師如来とされたという。疫病が流行する時代、人びとは熱心に厄除け祈願したのでしょう。


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節分の日

ビーグル号の航海日誌 2015年02月03日 20:27

ecocafe-2015-02-03T20_27_57-1.jpg箱根は、シンシンと雪が降り積もる。
どおりで寒いはず。


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荏柄天神社は鎌倉鬼門の守護を

150201荏柄天神社拝殿@エコカフェ.JPG鎌倉下調べ、第2弾は荏柄天神社(古く荏柄山天満宮とも)です。太宰府天満宮、北野天満宮とともに日本三大天神社のひとつです。従って、主祭神は菅原道真公ですね。[2015年1月31日撮影:鎌倉@山崎]

創建は長治元年(1104年)。治承4年(1180年)、源頼朝は住いである大蔵幕府(大蔵御所)の開府にあたり、鬼門方向の守護社とし崇め、社殿を寄造。以後、時の幕府の庇護を受けてきたが、明治に入り神仏分離令で村社に列せられたそうです。
150201荏柄天神社山門@エコカフェ.JPG150201荏柄天神社@エコカフェ.JPG手摺のついた急な階段を上りきると、正面に拝殿、本殿、左手に社務所、右手には樹齢900年の御神木、大銀杏が鎮座。本殿は三間社流造、銅板葺きであって、寛永元年(1316年)、鶴岡八幡宮若宮の旧本殿を移築したものだそうです

右手奥の崖地には内部が薄暗い「やぐら」2か所があります。左手奥の開放的な場所には、昭和46年(1971年)に建立された漫画家154名のレリーフが飾られた「かっぱ筆塚・絵筆塚」があって、不思議な空間を演出しています。


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満光山来迎時の仏像は

ビーグル号の航海日誌 2015年02月02日 19:58

150201来迎時本堂@エコカフェ.JPG週末半日を費やし、古都鎌倉の下見。テーマは「仏教寺院群と自然の調和」とでもしようかと思案するが。ここでは鶴岡八幡宮の北北東、西成門に大倉山を背後とする来迎寺を紹介します。[2015年1月31日撮影:鎌倉下見@山崎]

鎌倉三十三所観音霊場、第五番札所如意輪観音。時宗藤沢清浄光寺末。創建は永仁元年(1293年)、開山は一向上人。本尊は阿弥陀如来坐像。同年5月の鎌倉大地震で亡くなった村民の霊を慰めるために建てられたのだそうです。150201来迎時参道@エコカフェ.JPG本堂には、明治初期の神仏分離のため鶴岡八幡宮が管理していた法華堂(=源頼朝の持仏堂)から移された地蔵菩薩坐像如意輪観音半跏像が安置されています。前者は報恩寺(1371年創建、100年余で廃寺)の本尊(1384年作)で大平寺(1283年創建)を経て法華堂にあったもの。後者は尼将軍雅子の持仏で安産の守護尊、鎌倉地方限定の装飾技法「土紋」が施され、大変に珍しく貴重とされています。

鎌倉は三方を低山に囲まれ、南方が海に面し開け、自然も豊かなのです。来迎寺の檀家墓地には山が迫り、境内には大銀杏があります。鎌倉の材木座にも別の来迎寺と名のつく寺院があります。


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さびしいマグロの水槽

ビーグル号の航海日誌 2015年02月01日 22:19

DSC_1463.jpgDSC_1459.jpgDSC_1465.jpg話題の葛西臨海水族館に行ってみた。
マグロの回遊水槽がメインの水族館。

60数匹いたマグロやカツオの水槽は、いまは3匹のマグロが占領していた。
大きな水槽をグルグルと回遊しているものと思ったら、わずか数メートル内でグルグルと。
大きな群れだと、回遊する輪も大きいが少ない数だと小さくなるのだろうか?

その他、深海生物に触れられる企画があり、ラブカやノコギリザメなどを直に触ることができた!
冷たい風が吹いていたが、外ではペンギンが日なたぼっこをしていて穏やかな昼下がりだった。

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グレビーシマウマは危機的に

ビーグル号の航海日誌 2015年01月31日 20:00

150125グレビーシマウマ@エコカフェ.JPG多摩動物公園に展示飼育している動物の中からゲレビーシマウマを紹介します。シマウマ3種のうちの1種です。古代ローマ時代にサーカスで展示されたのも本種だそうです。[2015年1月25日撮影:多摩動物公園@山崎]

グレビーシマウマ(学名:Equus grevyi Oustalet)はウマ科ウマ属の奇蹄類。IUCNレッドリストで絶滅危惧T類(EN)、ワシントン条約附属書Tに指定。分布はエチオピア南部、ケニア北部に限り、サバンナや砂漠地帯に棲息。ジズチ、スーダン、ソマリアでは絶滅。体長は240cmから300cmほど、肩高は140cmから160cmほど、体重は350kgから450kgほど。頭部や頸部はやや長く、全身は白い体毛に覆われ、背面に細い黒色の縞模様が入るのが特徴です。薄明薄暮性、昼間は木陰で休息。1頭のオスにメスと幼獣からなる10頭ほどの中規模の群れで生活。食性は草食性です。

幼獣は生後約10分で直立し、約45分後には走ることができるようになります。外敵から身を守る最大の武器は、鋭い嗅覚と健脚ということになるのでしょうか。


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インドサイ(印度犀)は逞しく

ビーグル号の航海日誌 2015年01月30日 20:00

150125インドサイ@エコカフェ.JPG多摩動物公園に展示飼育されている動物の中からインドサイを紹介します。建物の壁面をどんどんと頭で叩く音が響いていましたが、ストレスが貯まっているのでしょうか。放飼場には多数のインドガンが放たれ、仲よくしています。[2015年1月25日撮影:多摩動物公園@山崎]

インドサイ(印度犀、学名:Rhinoceros unicornis Linnaeus)はウマ目サイ科インドサイ属の哺乳類。IUCN レッドリストでは絶滅危惧U類(VU)、ワシントン条約附属書Tに指定。150125インドサイ放飼場@エコカフェ.JPG分布は印度北東部、ネパールに限り、草原や湿地、森林に棲息。体長は310cmから420cmほど、肩高は150cmから200cmほど、体重は1.5tから3.5tほど、メスよりオスが大型となる。体色は暗灰色、皮膚が分厚く鎧状で肉食獣の爪や牙を容易には通さないという。視力は弱いが、嗅覚と聴覚は鋭いという。夜行性、食性は草食性で草や葉、小枝、果物、水生植物などを食します。オスは縄張りを持つが、多くは単独で暮らします。性格は普段はおとなしいが、子供と一緒のメスは荒々しいそうです。

サイの仲間は世界に5種、インドサイの他にアフリカ大陸にシロサイ、クロサイが、東南アジアにジャワサイ、スマトラサイが知られます。体格や風貌だけでなく、社会性や性格なども異なるようです。


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愛宕山の愛宕神社は

ビーグル号の航海日誌 2015年01月29日 20:20

150124愛宕神社@エコカフェ.jpg愛宕神社は標高わずか26mの愛宕山の山頂に鎮座。江戸幕府を開くに際し、創建は慶長8年(1603年)、江戸の防火・防災の守り神とし、主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)とされます。配神に水の神である罔象女命(みずはのめのみこと)、山と海の神である大山祇命(おおやまづみのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)が祀られています。[2015年1月24日撮影:愛宕山@山崎]

社殿は江戸大火、関東大震災、東京大空襲と焼失、再建を繰り返し、現在のものは昭和33年(1958年)に再建されたものです。150124愛宕神社池@エコカフェ.jpg当初は、神仏習合のため、徳川家康が信仰した将軍地蔵菩薩(愛宕権現の本地仏)を勧請、愛宕神社の別当寺として円福寺があった。明治初期の廃仏毀釈により廃寺となり、将軍地蔵菩薩は近くの真福寺に移されたが、関東大震災で焼失、現在の銅製のものは復元されたものという。愛宕神社境内には太郎坊社があり、その主祭神は道の神、旅行の神、開拓の神でもある猿田彦命です。ほかに、福寿稲荷神社(寿老人)、弁財天社、大黒天神祠、恵比須神祠があり、七福神の一部などが祀られています

愛宕神社には86段の階段の男坂、斜面に緩やかに取りついた女坂があります。今は周囲の高層ビル群に眺望を妨げられていますが、江戸時代、遠くに富士山、近くに江戸湾が広がり、江戸城が絶対的で、桜が美しく、さぞ見晴らしの良かったことでしょう。


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ライオンは百獣の王というが

ビーグル号の航海日誌 2015年01月28日 20:00

150125ライオン@エコカフェ.JPG多摩動物公園に展示飼育されているライオン。なんと20頭近くいます。メスが多いようです。案内はシャトルバスで飼育場の中を周遊しながら見学できます。[2015年1月25日撮影:多摩動物公園@山崎]

ライオン(Lion、学名:Panthera leo (Linnaeus,))はネコ科ヒョウ属の哺乳類。IUCNレッドリストで絶滅危惧U類(VU)、ワシントン条約附属書Uに指定。分布はアフリカ大陸(サブサハラ)、インドに限り、草原(サバンナ)や砂漠に棲息。150125ライオン♀@エコカフェ.JPGインドでは絶滅の危機にある。体長はオスで260cmから330cmほど、メスで240cmから270cmほど、体重はそれぞれ150kgから250kg、120kgから185kg。オスの成獣は鬣(たてがみ)が発達。夜行性でハーレム(5頭から20頭ほど)を形成、縄張りは20kuから400kuと広く、大きなハーレムは縄張り内で小規模な群れに分散して行動。食性は肉食性、主に中型から大型の哺乳類だが、小型哺乳類や鳥類、爬虫類なども捕食。

百獣の王と言われるが、素晴らしく狩に長けているわけでもなく、人間との生活圏争いで、北アフリカ、西南アジアでは有史時代に絶滅。かつては西ヨーロッパからユーラシア、アメリカ大陸西部に広く見られたが今はいない。もはや野生下では各国の国立公園や保護区でしか生きてゆけないまでに追い込まれてしまっているのが現実のようです。


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コアカソ(小赤麻)は草にあらず

ビーグル号の航海日誌 2015年01月27日 17:47

141115コアカソ@エコカフェ.JPG檜原村の中央にある浅間尾根(古甲州道)散策中に道端で見かけたヤブマオに似た植物。調べるとその特徴からコアカソと思われます。[2014年11月15日撮影:第21回自然観察会@山崎]

コアカソ(小赤麻、学名:Boehmeria spicata (Thunb.) Thunb.)はイラクサ科ヤブマオ属の常緑小低木。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、モンゴルに及び、日当たりの良い湿った谷沿いやスギ林などに自生。樹高は1mから2mほど、樹皮は灰褐色、枝は多数分枝し株立ち状、枯れ枝が多数残るのが特徴。葉は対生し有柄、葉身4pから8pほどの菱状卵形で葉縁に8対の鋸歯、葉先は尾状に尖ります。葉表は光沢があり短毛が散生、葉裏は脈状に白色の毛が生えます。葉柄は帯赤色で無毛。花期は8月から10月頃、枝上部に雌花序、下部に雄花序がつき、たくさんの花を咲かせます。果実は長径約13oの倒卵形の痩果、冬に熟します。

クサコアカソは茎が木質化せず、鋸歯が10対あら20対と多いことから区別が可能です。ちなみにアカソは葉が大きく多年草ですよ。分布については、アカソは日本海側の山地に多く、クサコアカソは内陸から太平洋側の山地に多く、コアカソは西日本の太平洋よりの山地に多いそうです。


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ヨーロッパオオカミ(欧羅巴狼)

ビーグル号の航海日誌 2015年01月26日 20:00

150125ヨーロッパオオカミ拡大@エコカフェ.JPG多摩動物公園で展示飼育されている動物からヨーロッパオオカミを紹介します。訪ねた日は冷え込みの強く、日溜まり中、睡眠していました。オオカミはイヌの起源ですね。[2015年1月25日撮影:多摩動物公園@山崎]

ヨーロッパオオカミ(欧羅巴狼、学名:Canis lupus lupus Linnaeus)はイヌ科イヌ属のオオカミ。タイリクオオカミの亜種。分布はヨーロッパ中部・北部、シベリア地方に広く、森林や平原、山地に棲息。150125ヨーロッパオオカミ@エコカフェ.JPG体長は114cmから138cmほど、肩高は76cmから91cmほど、体重は32kgから48kgほど。体色は灰褐色、黄褐色など多様。狼爪(ロウソウ)といって脚の踵に5本目の爪があるのが特徴です。夜行性で5頭から20頭の群れで生活。食性は肉食性、小型から大型の草食動物。繁殖は一夫一婦型、群れの最上位のペアのみが行う。寿命は野生化では5年から10年ほどです。

ニホンオオカミ(日本狼)は絶滅種であるが、12万年前から13万年前に分化したタイリクオオカミの亜種だそうです。食物連鎖の頂点にいたのですが、絶滅してから生態系に大きな変化がもたらされたようです。


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山岳育ちのムフロンは羊の原種

ビーグル号の航海日誌 2015年01月25日 22:58

150125ムフロン♂@エコカフェ.JPG多摩動物公園に飼育展示している動物の中からムフロンを紹介します。家畜である羊の先祖種3種うちのひとつだそうです。他にアジアムフロン、アルガリだそうです。ヒツジの家畜化は紀元前7000年の中頃、西アジアやタウルス南麓、ザグロス西麓にかけての地域で進んだと考えられています。[2015年1月25日撮影:多摩動物公園@山崎]

ムフロン(学名:Ovis orientalis (Linnaeus))はウシ目ウシ科ヤギ亜科ヒツジ属の偶蹄類。150125ムフロン説明看板@エコカフェ.JPG150125ムフロン♀@エコカフェ.JPGIUCNレッドリストで絶滅危惧U類(VU)に指定。分布はコーカサス北部・東部、イラク、イラン北西部に及び、険しい山岳地帯の森林限界付近(冬期は標高の低い場所に移動)に棲息。天敵(オオカミ)からの防御行動です。体長は110pから130pほど、肩高は70pから80pほど、体重はオスで50s、メスで35sほど、体毛は赤褐色から黒褐色で短い。成熟したオスの角は下部で太く一回転し、長さ約85pにもなります。昼行性、薄暮夕暮に活発。食性は草食性。繁殖期以外は雌雄別の群れを形成、群れは50頭から100頭。雌の性成熟は2、3年。平均寿命はおよそ10年と考えられています。

紀元前1000年頃まではアナトリア半島、クリミア半島、バルカン半島など広く棲息していたという。現在、ドイツ、スペイン、スイスなどで野生化している固体は、古くコルシカ島、サルジニア島に導入したものを再移入したものだそうです。なんだかなですね。


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イトハイゴケ(糸這蘚)は緻密に

ビーグル号の航海日誌 2015年01月23日 19:51

130323イトハイゴケ@第15回自然観察会in箱根_35.jpg箱根駒ヶ岳(標高1356m)の山中登山道は所々大きく土壌が削られ塹壕のようになっています。山麓南西側に芦ノ湖を抱え水分条件が良いため、樹幹や地上を蘚苔類が豊かに覆っているのが観察できます。ここではイトハイゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

イトハイゴケ(糸這蘚、学名:Hypnum tristo-viride (Broth.) Par.)はハイゴケ科ハイゴケ属の小型の蘚類。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の腐木や樹上、岩上などに自生。草丈は5pから7pほど、茎は細く羽状に分枝し這う。枝は5oから10oほどで中心束はなく、偽毛葉は密。茎葉は1oから1.5oほどの楕円状披針形か三角状披針形、先は細くなり、上部が鎌形に曲がります。雌雄異株、剳ソは15oから35oほど伸び、凾傾けます。

大台ヶ原では台風によるトウヒ林の林床をすっかり覆い尽くし、乾燥化に強く緻密にマットを形成するため、トウヒの種子が散布、発芽をしてもうまく着床できないという報告があるようです。箱根の山中では見た限りそんなことはないようです。


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高台寺の茶室の趣きは

ビーグル号の航海日誌 2015年01月21日 06:46

091219高台寺茶室@エコカフェ.JPG卿と東山にある高台寺は豊臣秀吉の正室北政所が秀吉の冥福を祈るために建立した寺である。霊廟の須弥壇などに施された蒔絵紋様は桃山様式「高台寺蒔絵」として芸術性が高いことが知られます。ここでは寺領にある茶室を紹介します。[2009年12月19日撮影:京都視察@阿部]

境内東方の高台にある安閑窟は傘亭と称されます。名前の由来は宝形造茅葺きで内部天井が竹組みであることにあります。091219高台寺茶室に@エコカフェ.JPG傘亭の南隣、土間廊下続きになっているが、珍しい二階建ての時雨亭があります。二階南側の上段の間は柱間に壁や建具の一切ない吹き放しになっています。開放感にあふれ自然と一体となる工夫が凝らされていると考えられます。どちらも伏見城から移築されたもので、千利休作と伝わります。他にも、田舎屋風で丸窓が特徴の小規模な遺芳庵と四畳半の鬼瓦席があります。明治41年(1908年)、江戸時代の豪商・灰屋紹益邸から移築されたものだそうです。

入り口を入ってすぐ右手に湖月庵、庭園を眺めることのできる雲居庵という茶室もり、茶を楽しむことができます。


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冬の生き物観察会に

ビーグル号の航海日誌 2015年01月20日 00:39

冬の生き物観察会.JPG大宮第三公園.JPG先週末に大宮第三公園に家族で出掛けました。気付かなかったのですが、「冬の生き物観察会」をやっていたようです。気づくのが遅くて残念でした。[2015年1月18日撮影:埼玉県さいたま市内@和田晃]

公園内の雑木林では、ツグミ、モズなどの野鳥のほか、足元のでは春の七草のひとつホトケノザや成体で越冬をするクビキリギスが観察できるようです。つばき.JPG私たちは椿の花が咲いているのを観察することができました。植物のことや生態系のことを知らないとただただ散策して気持ちよいな、と感ずるのが精一杯です。寒空の下、生き物たちの生命力wそ理解するには基本的な知識が少しは必要なようです。


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円覚寺から日本人の精神性を

ビーグル号の航海日誌 2015年01月16日 21:45

111119円覚寺@エコカフェ.JPG古都鎌倉にある円覚寺は、鎌倉五山第二位、臨済宗円覚寺派の大本山です。創建は弘安5年(1282年)、北条氏の氏寺的性格が強く、山号を瑞鹿山、開山は無学祖元、開基は北条時宗という。本尊は宝冠釈迦如来です。[2011年11月19日撮影:第11回自然観察会@阿部]

鎌倉幕府第8代執権・北条時宗は、南宋から僧無学祖元(仏光国師)を招き、元寇(「文永の役(1274年)」と「弘安の役(1281年)」)による日本と元(蒙古)の多くの戦死者を弔うために建立したのだそうです。日本側だけでないのが日本人の特異な精神性を示すものと考えます。元寇では対馬や壱岐は常に壊滅状態となり、備前沿岸も多くの犠牲を出したと伝えられています。昨年の対馬を訪島した時に島の人たちからそんな歴史の一編をお聞きする機会を得ました。

伽藍は禅宗様で総門、三門、仏殿、法堂、方丈が一直線に並びます。舎利殿は国宝に指定。塔頭19院(隆盛期には42院)。そのひとつ仏日庵は本尊を地蔵菩薩、開基廟に北条時宗、子の貞時、孫の高時の尊像が安置されています。


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長昌寺は開拓地の象徴に

ビーグル号の航海日誌 2015年01月15日 20:00

150108長昌寺山門@エコカフェ.jpgJR東小金井駅で下車し、北口から暫く歩いた沿道から少し入ったところに長昌寺という曹洞宗の寺があります。群馬県館林市にある茂林寺の末寺に当たるとある。三門を入ると、本堂は昭和50年(1975年)建立でコンクリート造りと新しい。[2015年1月8日撮影:小金井市@山崎]

創建は明和4年(1767年)、この地(梶野新田)を開拓し、菩提寺として、埼玉県栢間村(現埼玉県久喜市)から引寺したという。山号は恵日山、開基は梶野藤右衛門貞昌、開山を茂林寺住職の寶鑑。150108案内板@エコカフェ.jpg150108薬師堂@エコカフェ.jpgなるほど、当初より末寺だったということだ。境内には薬師堂があり、応永29年(1422年)に鋳造された薬師如来立像が安置されています。境内はよく清掃されていて、山門脇のアカマツの樹肌が美しく見事でした。

駅を中心に都市化が進んでいますが、寺の周辺には大きな構えの農家が並び、さらにその周りには花卉栽培ハウスや畑、公園も見られます。中央線沿線の土地利用は、環境共生型の農を活かすなどみどりとゆとりに満ちた街づくり目指しているんだそうです。


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ナツロウバイ(夏蝋梅)はしっとりと

ビーグル号の航海日誌 2015年01月14日 22:11

111119ナツロウバイ黄葉@エコカフェ.JPG古都鎌倉、「あじさい寺」の名前で有名な明月院。以前、初冬に自然観察会で訪れた時に、お庭を散策しました。その竹林の手前にしっとりと雨水を含んだナツロウバイの黄葉が印象的であったのを覚えています。別名にシャラメイ(夏梅)と呼びます。[2012年11月19日撮影:第11回自然観察会@阿部]

ナツロウバイ(夏蝋梅、学名:Synocalycanthus chinensis )はロウバイ科ナツロウバイ属の落葉低木。111119ナツロウバイ果実@エコカフェ.JPG原産地は中国浙江省、山岳地帯に自生。原産地では絶滅に瀕しているようです。樹高は1mから2mほど、葉は対生し柔らかく光沢、葉身10pから20pほどの長楕円形、葉縁は大きく波打ち、葉先は尖ります。葉脈は目立ちます。花期は5月から6月頃、雌性先熟、枝先に径7pから9pほどの八重の花をやや下向きに咲かせます。花弁は、外側がピンク色を帯びた白色、内側が小さく黄色です。果実は刮ハ、熟すと先部が裂け、種子が重力散布します。

花言葉は「はにかみ」だそうです。花の香りは無く、早春に咲くロウバイが芳ばしい香りがするのとは対照的なようです。


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タグ:鎌倉 外来種
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