無形文化遺産、佐陀神能

ビーグル号の航海日誌 2012年01月13日 00:55

佐太神社@エコカフェ.JPG2011年11月27日、バリ島で開催されたユネスコ無形文化遺産保護条約第6回政府間委員会において、「佐陀神能」が「壬生の花田植」とともに、ユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されることが決定しました。人類の無形文化遺産の代表的な一覧表。日本では20番目となります。

佐陀神能とは、島根県松江市鹿島町にある「佐太神社」にて毎年9月24日夜通しで行われる「神楽」です。出雲国風土記(733年)にも佐太神社は記載があり、出雲大社・日御碕神社とあわせて出雲国三大社とされています。10月の神在月に出雲大社にいらっしゃった神様方は、一度佐太神社に立ちよされて、佐陀神能@エコカフェ.jpg佐太神社神楽殿@エコカフェ.JPG万九千神社から各国に旅立たれます。
荘厳な出雲造りの御本殿三社に主祭神に佐太大神(猿田彦大神)・伊奘諾尊・伊奘冉尊、北殿(右の館)には天照大神、南殿(左の館)には素盞嗚尊をはじめとして様々な神様が祭られています。

佐陀神能の特徴は、御座替祭です。文字通り、御座を敷き替えるための舞です。岩戸・恵比寿・八幡・日本武・八重垣などの舞もここから始まり、石見神楽、能、狂言、歌舞伎へと伝わっています。このたびは、佐太神社にお参りし、能楽堂を見つめてきました。古代日本の人の思いを受けて

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見えないものを見抜く力を

ビーグル号の航海日誌 2012年01月12日 01:13

陸前高田@エコカフェ.JPG昨夜はこの冬一番の冷え込みとか。東北、気仙沼や南三陸の知人たちはどうしているだろうか。[2011年5月6日撮影:自衛隊通信車両、大船渡警察署高田幹部交番@陸前高田避難所]

10日午前、野田総理が東日本大震災で被害を受けた石巻市の水産加工施設と仮設住宅を視察し、被災住民の人たちと意見交換するとともに、午後には大船渡市でセメント工場や仮設住宅を視察したとの報道があった。総理は視察後に記者団に対して「前向きな話が多く、感動した。県や市町村と役割分担しながら被災者の声に応えていきたい」と語ったと続くが、実際は、住民からは仮設住宅の寒さ対策などの要望が出されと別の報道もある。何をやっているのか、何をやりたいのかと、嘆かわしくなる。

大船渡警察署高田幹部交番@エコカフェ.JPG厳しく辛い思いをこらえ、けん命に笑顔でこたえてくれる人びとに言葉を失ってしまう。このところめっきりボランティアの数も減ってしまったと聞くが。私たちにはいったい何ができるのだろうか、何をしなければならないのだろうか。一人ひとりの声や活動は小さくとも、大きな社会的なうねりを起こしていくことはできそうだ。2月には復興庁が始動することになっている。さあ、立ち上がろう!!


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食文化、お雑煮

ビーグル号の航海日誌 2012年01月05日 12:00

十六島(うっぷるい)の海苔.JPG正月に食す「お雑煮」は、地域によって面白いほど異なる象徴的なメニューです。東日本は切り餅、西日本は丸餅、、、何冊か食文化の本もありますよ。
例えば、四国の瀬戸内側では、丸餅と小豆と砂糖を一緒に煮ます→おしるこ。
同じ四国でも高知では、丸餅と魚のアラと一緒に煮ます。
さて、出雲では、鶏肉を出汁に薄口醤油で味をつけて丸餅を煮ます。仕上げに海苔をあぶってふりかけます。一番シンプルなお雑煮です。
海苔は十六島(うっぷるい)の海苔を使いますが、冬の日本海の荒波の中でおばちゃん達が岩に付いた海苔を摘み取り広げて乾燥させて作ります。
近年は最高級海苔として知れ渡り、普通にスーパーでは買えない存在になりました。
シンプルなれど高級なお雑煮になったようです。
ありがたく、いただきます!

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宍道湖七味

ビーグル号の航海日誌 2012年01月03日 20:48

島根県松江市と出雲市に囲まれた宍道湖には、魚介類のうち特に際立ったのを「宍道湖七味」といい、名物にしています。「すもうあしこし」という覚え方がありますよ。
大竹屋川魚店@エコカフェ.jpg鯉刺身@エコカフェ.JPG1すずき
2もろげえび
3うなぎ
4あまさぎ
5しらうお
6こい
7しじみ
ここで、「6こい・鯉」は今が旬なんですよ。お刺身にして食べます。フナも同様に。
独特のご当地料理です。
宍道湖魚介類専門店があり、捕れたてのを好きに調理してくれます。
こんなにてんこ盛りですが、1000円なんですよ。サービスで付けてくれる、あら(お刺身の残り)を味噌汁にしますと、何とも例えられない出汁のコクとサッパリとした身は、絶品です。
お刺身は、生臭さも泥臭さもなく、特別な調理法があるかもしれません。
冬の楽しみな味です。
あ!カラフル色でなくて黒色の鯉ですよ!

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コバノアカテツ(小葉之赤鉄)

ビーグル号の航海日誌 2011年12月29日 18:13

080101コバノアカテツ葉@エコカフェ.jpgこの季節、小笠原諸島父島の乾性低木林ではムニンシャシャンボシマシャリンバイシマイスノキの花が咲いています。また、コバノアカテツは赤茶けた錆色の葉が目立ち、独特の景観を与えています。[2007年12月31日撮影:初寝浦高台ベンチ付近@山崎]

コバノアカテツ(小葉之赤鉄、学名:Planchonella obovata (R. Br.) Pierre var. dubia (Koidz. ex Nakai) Hatusima. )はアカテツ科アカテツ属の常緑の低木。絶滅危惧U類(VU)分布は小笠原諸島父島、兄島、弟島、母島、向島、姪島、大東島で乾燥した岩石地や尾根筋などに自生。樹高は約3m、風衝帯では1m前後、幹は直立し上部で多数枝分かれし、葉は分厚く革質で狭長楕円形、葉身は5cm以下、葉裏と新葉には茶色の毛が密生。新芽は6月から7月頃に萌えます。
花期は6月から7月頃で、葉腋や葉痕腋に小さな白色の花を束生。雌雄異株で雄花は径約6mmで花弁があり、雌花は径約3mmで花弁を欠く。果実は11月頃に黒っぽく熟す。

コバノアカテツは亜熱帯地域に広く分布する高木のアカテツ(学名:Planchonella obovata (R.Br.) Pierre)が乾燥に適応して矮小化した変種。アカテツは小笠原父島や母島にも自生し、土壌条件の良い場所では10mを超える高さを誇っています。


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シマカナメモチ(島要黐)

シマカナメモチ果実@エコカフェ.JPGこの季節、小笠原諸島父島の乾性低木林が広がる山稜などではムニンシャシャンボシマシャリンバイオガサワラグミの白色の花のほか、シマカナメモチの赤い果実を見ることができます。[2010年1月2日撮影:傘山山頂付近@山崎]

シマカナメモチ(島要黐、学名:Photinia wrightiana Maxim.)はバラ科カナメモチ属の常緑低木。絶滅危惧U類(VU)分布は小笠原諸島父島、琉球列島の山地のやや乾燥した尾根筋などに自生。樹高は約3m、風衝帯では1m前後、株状で葉は枝先に集まって互生し、葉柄が長く皮質で長楕円形、鈍頭で葉縁に鋸歯がつく。
花期は5月から6月頃で、枝先に散房花序がつき小花がたくさん咲く。小花は白色で5弁、雄蕊20本、雌蕊2、3本。良い芳香がします。果実は液果で径約5mm、11月から12月頃に赤く熟す。

カナメモチの仲間のカナメモチ、オオカナメモチ、シマカナメモチを紹介したが、分布の北限がそれぞれ東海地方、岡山・愛媛、徳島以南と異なるのが面白いですね。


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オガサワラグミ(小笠原茱萸)

071231オガサワラグミ@エコカフェ.jpgこの季節、小笠原諸島父島の乾性低木林ではムニンシャシャンボシマシャリンバイのほか、まれにオガサワラグミの白色の花を見ることができます。[2007年12月31日撮影:中央山東平付近@山崎、以下追加(12.1.14)段2012年1月1日撮影:旭山@山崎]

オガサワラグミ(小笠原茱萸、学名:Elaeagnus rotundata Nakai)はバラ目グミ科グミ属の常緑半つる性低木。小笠原固有種分布は小笠原諸島聟島、父島、兄島、弟島、母島、硫黄島で、土壌の深い適湿潤地を好むが、山頂付近などでも自生。戦前には民家庭や畑に植えられたのでその跡地でも見られますオガサワラグミ花@エコカフェ.JPGオガサワラグミ果実@エコカフェ.JPG枝は金茶色で、細くよく分枝。葉は互生し楕円形から倒卵形、葉柄は長く全縁、全体が銀白色の鱗片毛に覆われ、葉裏面では銀白色が強い。
花期は11月から12月頃で、葉腋から長い花柄を伸ばし、数個の小花を咲かす。小花には花弁はなく白色の萼筒の先が4裂し中に黄色い雄蕊が多数つく。甘い芳香がします。果実は液果で、3月頃に頂部に花冠を残したまま赤く熟し、渋味がありますが甘味もあり食べることができます。

オガサワラグミは九州南部以南から台湾にかけて分布するタイワンアキグミ(学名:Elaeagnus thunbergii Serv.)に近いとする考えがあるそうです。


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シマイスノキ(島蚊母樹)は東南アジア系

ビーグル号の航海日誌 2011年12月28日 08:56

080101シマイスノキ花@エコカフェ.jpgこの季節に小笠原父島を訪島すると見られる花のひとつです。シマイスノキの花は目立たないため気づかないことが多いようです。シマシャリンバイとともに乾性低木林の優占種であって、コバノアカテツ−シマイスノキ群集を構成します。

シマイスノキ(島蚊母樹、学名:Distylium lepidotum Nakai)はマンサク目マンサク科イスノキ属の常緑小高木。東南アジア系、小笠原固有種。分布は父島列島で広く、母島、姉島では一部で150m以上の山地の日当たりのよい平坦地などに自生。
100101シマイスノキ@果実@エコカフェ.JPG樹高は約7m、乾燥した風衝帯や岩石地で1mから2mほどで、枝は細かく分かれ、葉は互生し、楕円形から倒卵形、分厚く葉先は円形でやや尖り、基部は鈍いくさび形、葉表は黄褐色から茶褐色で星状毛が生える。
花期は11月から12月頃とたまに3月から5月頃、枝先に近い葉腋に総状花序をつけ、紅色の小さな花をたくさん咲かせます。イスノキと同じように、基部に雄花、先に両性花がつくと思われ、花には花弁はなく萼片も小さく、赤い雄蕊が目立つ。果実はふけ状に黄褐色の星状毛が覆い、6月頃と12月頃に熟すと先が2つに裂開します。

本州関東以西から南西諸島、台湾などに分布する常緑高木の「イスノキ」の仲間だそうです。島嶼の厳しい環境下で小さく、乾燥に強く、進化させているのですね。


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シマシャリンバイ(島車輪梅)とシャリンバイ(車輪梅)

ビーグル号の航海日誌 2011年12月27日 10:54

シマシャリンバイ花@エコカフェ.JPGこの季節、小笠原諸島の島々ではシマシャリンバイの花が咲いているのを観察することができます。シマシャリンバイは乾性低木林に優占していることから「お正月の旅小笠原」に参加の皆様は必ず目にするでしょう。かつて小笠原固有種とされたこともあったが、生育環境により葉などの形態に変異が大きいことから南西諸島などシャリンバイと同一種と整理されています。[2010年1月1日撮影:中央山@阿部]

シマシャリンバイ花2とセイヨウミツバチ@エコカフェ.JPGシマシャリンバイ(島車輪梅、学名:Rhaphiolepis wrightiana Maxim.)はバラ目バラ科シャリンバイ属の常緑小高木。分布は本州から南西諸島、朝鮮半島に及び、小笠原諸島では海岸部から山頂の日当たりのよい場所に広く自生。
樹高は5m、風衝帯では1m前後、樹幹は下部でよく枝分かれし、葉は互生し、革質の肉厚で表面にクチクラ層があり光沢、裏面は褐色の網状脈が目立つ。葉身は5cmから10p、楕円形から長楕円形で、全縁だったり上部に鋸歯がついていたりします。
花期は12月から3月頃で、枝先に円錐花序をつけ、径約1.5pの白色の花弁の先が尖った5弁花を咲かせます。花は梅の花に似ていて芳香がします。果実は液果で径約10mm、11月頃に黒紫色に熟します。花と果実ともについていることも多いです

葉が厚いので別名「アツバシャリンバイ」とも、材が堅く島では「Ax handle」(斧の柄)が転訛し「アレキサンドル」と呼称されています。このように、小笠原では人びとに身近な樹木をしばしばユニークな名称で呼んでいます。写真に写っている蜂は外来種のセイヨウミツバチです。


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ムニンシャシャンボ(無人小小ん坊)

ビーグル号の航海日誌 2011年12月26日 00:41

ムニンシャシャンボ@エコカフェ.JPGこの季節に小笠原父島を訪島すると見られる花です。「お正月の旅小笠原」の参加者の皆様にもぜひ見ていただきたいですね。なんと高山植物として知られるコケモモの仲間であるそうです。

ムニンシャシャンボ(無人小小ん坊、学名:Vaccinium boninense Nakai)はツツジ科スノキ属の常緑低木。小笠原固有種、ポリネシア系。環境省レッドリスト[2007)で「絶滅の危険が増大している種」である絶滅危惧II類(VU)に登録。分布は小笠原諸島の父島、兄島の一部で、日当たりのよい乾燥した土壌の浅い山頂や斜面に自生。乾性低木林を構成する樹種です。
ムニンシャシャンボ花@エコカフェ.JPG樹高は1mから2mほどで、葉は互生し、葉柄は短く楕円から長楕円形、葉縁は全縁。葉裏面の主脈上に短毛がつきます。本州で見られる「シャシャンボ」より葉も実も小さいそうです。
花期は12月から翌4月頃で、枝式に総状花序をつけ、先端が小さな5裂状で鐘状の多くの白色の花を咲かせます。果実は液果で、10月から11月頃に青緑色から暗い紫色に熟す。果実は結実することは少なく、仮にしてもあまり甘くはないようです。

コバノアカテツーシマイスノキ群落の乾性低木林内には、シマシャリンバイのほかアデク、ハウチワノキなどが混生しています。父島の三日月山、中央山、旭山などの植生を観察してみましょう。

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小笠原諸島の貴重な湿性高木林

ビーグル号の航海日誌 2011年12月25日 18:23

湿性高木林@母島.JPG小笠原諸島を特徴づける森としては、先に紹介した「乾性低木林」とともに「湿性高木林」があります。
母島列島の母島は最高峰標高462.6mの乳房山がそびえ頂上付近は雲霧帯をともないます。父島の乾燥した土壌と異なり、一年を通じて森の中は湿度が高く、降水量も多くなります。[2009年9月10日撮影:乳房山頂上から湿生高木林を@阿部、2005年4月30日撮影:母島の湿生高木林と沸き立つ雲@山崎]

母島の湿生高木林と沸き立つ雲.JPG母島の石門や桑ノ木山には、シマホルトノキアカテツオガサワラグワウドノキモクタチバナムニンエノキセンダンなど樹高20mを超える湿性高木の森が広がっています。東南アジア系の樹種が多いようです。
・ウドノキーシマホルトノキ群集
が最も発達し、特に、石門周辺の森にはセキモンノキヒメタニワタリセキモンウライソウなど局所分布する種が存在するのが特徴です。


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小笠原諸島の貴重な乾性低木林

小笠原諸島の父島列島は温和な亜熱帯気候で降水量が少ないため、全体として地中海の乾燥に強いクチクラ層がある分厚い葉をもつ硬葉樹林のような森を発達させています。これを乾性低木林の森といいます。背の低い林で島の乾燥した気候にあわせて葉の形を変えるなどの適応のため分化・進化が進んでいます。[2006年7月22日撮影:長崎展望台から乾性低木林の森@山崎]

長崎展望台から乾性低木林を望む.jpg父島兄島の山頂やその緩斜面などには、乾性低木林としてシマイスノキシマシャリンバイが優占しています。この乾性低木林は場所によって3タイプに分類され、内全体として69 種の固有種が確認され、固有種率は67%に及ぶといいます。
・コバノアカテツ−シマイスノキ群集
・ムニンヒメツバキ−コブガシ群集
・岩上荒原植物群落

また、母島の土壌条件の悪い尾根筋や緩斜面などでも、乾性低木林としてコバノアカテツシマシャリンバイが優占しています。こちらは、コバノアカテツーシマイスノキ群集に母島固有種のハハジマトベラが混生しているのが特徴です。

昨年の「お正月の旅小笠原」は天候悪化で父島に上陸することができませんでしたが、今回は穏やかな天候に恵まれそうですね。そう願っています。

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タグ:小笠原 父島
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遺伝子組み換えパパイアを考える

遺伝子組み換えパパイア@エコカフェ.JPG今月から遺伝子組み換えパパイアが国内解禁となった。
8月31日に厚生労働省が生食でも安全であるとして認可し、消費者庁がシールをパパイア表面に貼りって「遺伝子組み換え(GM)」である旨を知ることができるようにする方針を決定していた。このたび、輸入を求めていた米国ハワイ州政府において準備が整ったという。
この遺伝子組み換えパパイアは「レインボー・パパイア」と呼ばれ、パパイヤ・リングスポット・ウイルス抵抗性があり、対病性作物とされ米国、カナダなどではすでに発売されているものだそうです。米国では「遺伝子組み換え(GM)」表示は義務化されていませんが、日本人の国民性は「食の安全・安心」に対し感応度が高いといえます。

遺伝子組み換え(GM)作物」の問題は「食の安全・安心」以上に、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)」が求める遺伝子組み換えなどのバイオテクノロジーにより作製された生態系、生物多様性に悪い影響を与えないよう規制するこも大切である。単に、@競合における優位性、A有害物質生産性、B交雑性、の観点だけではなく、GM作物が遺伝子レベルで獲得した性質は、「水平伝搬(HGT)」といってウィルスなどが自らの遺伝子に取り込む可能性が指摘されています。農薬などと同じように耐性のあるウィルスの出現が起こりうるということです。生態系への汚染の懸念が指摘されます。

問題は、「生命の安全・安心」レベルでの議論があることです。ウィルスの遺伝情報はレトロウィルス、ボルナウィルスのように人間(ヒト)にも取り込まれる可能性を否定できないといった慎重な議論があるということですよ。とんでもない時代になってしまっています。消費者にとって大切なことは「安ければよい」ではなく、まずは「安全・安心」が優先だということですね

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神戸ルミナリエ「希望の光」

ビーグル号の航海日誌 2011年12月23日 15:51

神戸ルミナリエ@エコカフェ.JPG神戸ルミナリエは、1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災による犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、大震災の起こった年から開催されているそうです。
今年のテーマは「希望の光」です。
約20万個の電球を使用して、東日本大震災のことも思いながらの点灯です。
神戸チックなデザインと雰囲気ですね。
綺麗ですね〜
光とは魂に通じる道筋でしょうか?
静かに、安らかに。
エコカフェの皆さんには暖かな光がありますね。

コタより

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ムニンアオガンピ(無人青雁皮)

ビーグル号の航海日誌 2011年12月22日 17:40

100508ムニンアオガンピ雄花@エコカフェ.JPG世界自然遺産登録された小笠原諸島。そこにはそこでしか見られない生き物たちが多くいます。島嶼での厳しい環境下のため絶滅の危機に瀕しているものも少なくはありません。ムニンアオガンピもそのひとつ。現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては「絶滅危惧」に移行する可能性のある種とされています。[2010年5月8日撮影:雄花@旭山、2010年1月1日撮影:雌花@中央山]


100101ムニンアオガンピ雌花@エコカフェ.JPGムニンアオガンピ(無人青雁皮、学名: Wikstroemia pseudoretusa Koidz)はジンチョウゲ科アオガンピ属の常緑小低木。東南アジア系、小笠原固有種分布は父島列島、母島列島、聟島などの乾燥した日当たりのよい尾根筋や岩場などに自生。樹高は1mから2mほど(風衝帯では矮小化)、葉は対生し、枝先に密生。葉柄は短く、倒卵形で基部も先端も丸く、分厚く全縁で葉身は約4cm。葉の表面は濃緑色で粉白色を帯びます。
花期は4月から5月頃と10月から12月頃と断続的。枝頂に花柄を伸ばし黄色い小さい花を複数つける。雌雄異株とされるが、花は雌花、雄花、両性花の性表現が知られています。雌花には葯はあるが花粉の発芽力はない。雄花には柱頭がない。雌花と両性花は結実し、核果は冬に結実します。これらの分化は小笠原において起こったと考えられています。

別名にサクラコウゾと呼ばれるように、戦前には樹皮を紙の原料にしたそうです。南西諸島に分布する近縁種のアオガンピは両性花のみです。これは島嶼では送粉昆虫の飛翔力が乏しいことから自家受粉による遺伝的リスクがあるための防御戦略であると考えられています。なお、雌花の無発芽性の葯は送粉昆虫へのご褒美ということになりそうです。

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神代植物園の雪吊は

ビーグル号の航海日誌 2011年12月21日 18:16

神代植物園雪吊@エコカフェ.JPG神代植物園には、日本庭園があります。
池には鯉がたくさん泳ぎ、水面には落ち葉が浮かんで綺麗ですよ。
対岸には、風物詩の「雪吊」が見えます。
雪の重みで枝が折れないようにするんですよね〜
雪吊は、金沢の兼六園特有のものかと思っていたのに、ここにもあるんだ〜と。
樹木の幹の近くに柱を立て、柱の先端から各枝へ放射状に縄を張ってあります。
調べてみると、明治時代、西洋リンゴの栽培が始まり、リンゴの実の重さで枝が折れないようにしたのが始まりなんですって。

あらあら、それならば兼六園の雪吊は?
私の今までの考えの、前田家による九谷焼と同じく伝わっている日本庭園の技法だなんてのは、思い込み。
伝統は付随の進化もするんですね!


コタより

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小さな親切から、一日一善

IMGP0968.JPG明日は大一級の寒波がやってくるそうですよ。
昨夜は中野坂上駅で下車したあとにふらりと近くの白玉稲荷神社に寄りました。
ここの神社はお世話が行き届いておりいつも綺麗になっていますが、もとは宝仙寺境内内にあったものです。
ご祭神は稲荷神、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)で五穀豊穣、商売繁盛にご利益があるとされます。
総本社は京都の伏見稲荷大社ですよ。

神社前の歩道をひとりのご婦人が長い白い杖を頼りに歩かれていました。
どうも杖の先で何か探しているかのようです。
足取りがおぼつかず、しばらく足を止めてみると行ったり来たりと。
道行く人は結構いるのですが...
寒空、気にかかり近づいて「どうなさいましたか」と声をかけました。
ご婦人「この辺にマクドナルドがあるはずなんですが。どうも。」とポツリ。
そっと耳越しに「通り過ぎていますよ。よろしければご案内させていただきますね。」
少し戸惑いがちに「ええ、はい。」と。
隣のビルには下に降りる階段があり危ない。そっと10数歩、マクドナルドの入口先に誘導させていただい。「ドアを開けますよ。こちらです。」
ご婦人「ありがとうございます。」と小さな安堵の声。
心の中で「お腹すいていたのかな。気をつけて帰ってね。」と私。
駅から流れ、駅へ向かう人びとの流れ、歩道は何もなかったかのように人びとが行きかう。不法駐輪の自転車、危ないなと。


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ユッケに続いて牛レバ刺しまでもが

ビーグル号の航海日誌 2011年12月20日 01:22

ユッケ@エコカフェ.JPGユッケが焼肉店のメニューからすっかり消えて2ヶ月半以上が経ちます。最近の報道によると牛レバー内部からも病原性大腸菌O157が検出されたとあります。
牛レバ刺しについては、本年7月以降、厚生労働省により調査が必要であるとし、暫定的にその提供をしないよう都道府県を通じて各お店に指導されていましたが、これでユッケに続き、レバ刺しも本格的に提供ができなくなりそうです。
鳥刺しについては、現時点では規格や表示に関する基準はないが、カンピロバクターの汚染が疑われる事故が発生していることから、厚生労働省で規格基準の策定に向けて現在検討中だそうです。
馬刺しについては、馬は腸管出血性大腸菌を捕菌しないことから、これまでどおり衛生基準通知に基づき管理すれば提供してよいこととされています。
その他、鹿肉の刺身や鯨肉の刺身などは現時点ではこれまでどおりのようです。

遡ること本年4月、富山県の焼肉チェーン店で発生したユッケに付着した腸管出血性大腸菌による集団食中毒を受け、10月1日、厚生労働省と消費者庁より食品衛生法に基づき生食用牛肉の規格基準と表示基準が制定されたのです。違反の場合は業務停止処分などのほか、懲役・罰金も課せらるそうです。

今日のように量販店やチェーン店などのように誰が調理しているのか分からない、顔の見えないサービスが普及している以上、国民の食の安全・安心を守るためにはやむを得ない措置なんでしょう。

これまでの街の飲食店は、顔が見えるサービスを提供し、消費者との間に長い年月をかけて濃密な信頼関係を醸成してきたのです。老舗はみんなその結果生き残ってきたのです。それは深い経験と知識に裏付けられたプロフェッショナル意識によるものであり、お客様への真心、誠意そのものなのです。

食事は単に腹を満たすだけのものではなく、五感で確かめ、自然に感謝し、人との会話を通じて人生を幸せに導くものでもあるはずですが、選択の幅が狭まることは誠に残念であると思います。

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TOKYO SKY TREE/東京スカイツリー

ビーグル号の航海日誌 2011年12月19日 23:34

スカイツリー@エコカフェ.JPG12月18日、寒空、快晴です。
浅草から少し足を伸ばし、武蔵野国の634mに到達した「東京スカイツリー」の真下に行ってきました。
真っ青な冬空の下、名前の通りの「空の木」でしたよ。
見物客も多く、みんなが笑顔で空を見上げる姿も美しく見えました。
スカイツリーも輝いていますね。
首痛くないかしら。

スカイツリー2@エコカフェ.JPGスカイツリー3@エコカフェ.JPG隣接する東武東上線業平駅は、東京スカイツリー駅に変わりますよ。
これから新らたな時代が始まりますね。
どんな東京なのかな〜?


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