コメツガ(米栂)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月26日 12:58

071117コメツガ@自然体験健康プログラム 044.jpg八ヶ岳の山麓に清里は広がっています。そこには自然観察路などが整備されています。風と草原を楽しむことができるのですが雑木林もあります。標高1500m以上の亜高山帯の針葉樹林の構成種のひとつにコメツガがありますが、そこではひときわ大きなコメツガの大木が存在感を誇示しています。[2007年11月17日撮影:清里@阿部]

コメツガ(米栂、学名:Tsuga diversifolia (Maxim.) Mast)はマツ科ツガ属の常緑針葉樹。日本固有種。軽度懸念。分布は本州青森地方から紀伊半島までと四国の石鎚山・剣山、九州の祖母山に隔離し、冷温帯上部から亜高山帯の山地に自生樹高は約30m、樹皮は灰褐色で亀甲状には剥離します。葉は葉柄があり米粒のようで、冬芽の先は丸い。花期は6月頃で枝先に雌花と小さめの雄花を別々につけます。果球は径約2pで9月頃熟しますが、松ぼっくりの中では小さい部類であります。

コメツガはツガと似ていますが、ツガ(栂)は本州福島以西から九州の照葉樹林から落葉樹林の中間温帯林に自生するため、両者が混生することはないといいます。富士山でもシラビソとコメツガ、カラマツはよく見られましたね。

関連記事(富士山登山を終えて)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ここきちマーケットの風景

ごますり機@エコカフェ.JPGここきちマーケット@エコカフェ.JPGたまの休日はのんびりと日常風景にひたるのがよいですね。
吉祥寺駅ビル商業施設の催事コーナーでは「ここきちマーケット」が開かれているんです。
「ここきち」とは、「こころのキッチン」の略語で、「みなさんと一緒に心をあわせ育てていきたい日本の食の風景」というコンセプトに、その土地ならではの食材と味を提供することを目的にしているそうです。
このマーケットには日本各地から農業生産者が直接集まり、ご自身で直接販売なさっています。
顔の見えるマーケットなんです。
日本人は安全とともに安心までを求める傾向にあります。
いつも大人気なんだそうです。
今回注目したいのはごま油を搾るところです。
何ともゴマのよい香りが辺りに漂っています。
琥珀色の液体はごま油としてお料理に、搾りかすは胡麻和えに、使うんだそうです。
無駄がないのが理想的で素晴らしいですね!!


関連記事(今年のテーマは野菜)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ




posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

シマクマタケラン(島熊竹蘭)

シマクマタケラン@エコカフェ.JPG伊豆諸島三宅島などでは広域種のアオノクマタケランが知られていますが、小笠原諸島にはこれに連続して固有亜種とされるシマクマタケランが自生しています。[2010年9月10日撮影:母島剣先山付近@山崎]

シマクマタケラン(島熊竹蘭、学名:Alpinia boninsimensis Makino)はショウガ科ハナショウガ属の多年草。小笠原固有亜種。分布は小笠原諸島で山地の湿った明るい林下に散発的に自生。草丈は0.6mから1.5mほどで、偽茎が直立し、全株無毛、葉は長披針形で先が尖り、全縁、葉身は40p、表面は線緑色でツヤがあり葉脈が明瞭、裏面は淡緑色。花期は7月頃、偽茎の先に約25cmの円錐花序を伸ばし、白色で薄紅色の筋が入る清楚な花をたくさん咲かせる。卵形の唇弁は3裂し、中央裂片がさらに2裂し、雄蕊6本のうち1本の先に雌蕊の柱頭が突き出るという。オガサワラクマバチが訪花するそうです。果実は球形の刮ハで2、3月頃に赤く熟します。

シマクマタケランは明るく湿った林内を好むことから父島などの乾燥傾向にある環境では個体数を減らす傾向にあると考えられます。母島では沢筋などで比較的よく見られるということです。


◎第3回エコカフェ母島の自然のを守る旅[2010年9月]
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(37)/ゴマナ(胡麻菜)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月25日 16:58

090922ゴマナ.JPG上高地の梓川沿いの散策は楽しい。晩夏から初秋にかけてシシウドやフジアザミカンチコウゾウナヤチトリカブト、イワシャジンなど多くの花が見られます。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎]

ゴマナ(胡麻菜、学名:Aster glehnii F.Schmidt var. hondoensis Kitam.)はキク科シオン属の多年草。日本固有種。分布は本州のみで山地から高山の日当たりのよい林縁や渓流沿いなどに自生。草丈は1mから1.5mほどで地下茎は太く、茎は直立し、茎上部でよく分枝。090922ゴマナ@エコカフェ.JPG葉は互生し、葉身は13cmから18cmほど、葉柄は短く、長楕円形で先は尖り、葉縁に鋸歯がある。葉の両面や茎には短毛が覆います。花期は9月から10月頃で、枝先に散房花序を伸ばし、たくさんの頭花を咲かせます。花径は1.5cmほどで白色の舌状花と中央に黄色い筒状花からなる。どちらも冠毛をもちます。名前の由来は葉が胡麻の葉に似ていて食することができることにあるそうです。

シオン属にはシラヤマギクノコンギクハマコンギク、シロヨメナ、ユウガギクなど近縁の種類があって生息環境も異なるなどなかなか奥が深いですね。


関連記事(高山植物の魅力(36)/ハクサンシャクナゲ(白山石楠花))⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

吾輩は猫である

ビーグル号の航海日誌 2012年02月23日 08:38

ネコ@エコカフェ.JPG吾輩は猫である。もう名前は無い。
どこで生まれたかすっかり忘れた。何でも母さんのぬくもりとおっぱいの匂いだけは記憶している。
吾輩はここ夢の島で仲間の猫と過ごしている。しかもみんないろんな過去をもっていて今は気ままにこの夢の島で暮らしている。
我らの祖先がひと様と飼われはじめたのが今からおそよ1000年前のことだ。ひと様に悪さをするネズミを駆除するために飼われたのが始まりである。
このところの都会暮らしではすっかりその役割は無くなってしまった。ひと様は吾らをペットとしてかわいがろうろするが....。
元来わたしたちは身勝手に暮らすことに慣れている。ひと様の言うなりに生きるのは好きで無い。そこが犬らと異なるところだ。犬らがペットとして改造され哀れな姿になっているのに比べ、吾らはいじられることもない。
ひと様の移り気に助けられ気ままにこう生きている。
今日も夢の島は陽だまりがなく寒い。じーっと寒さを耐えているばかりだ。幸い吾輩はまだ若い。年寄りの先輩ネコは身にこたえるようだ。そんなことは知ったことではない。自分のことで精一杯である。
吾輩は何も好き好んでこの夢の島に棲んでいるわけではない。好物のネズミが棲んでいるからに過ぎない。
それにしてもこの冬は寒い!


於:夢の島
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オガサワラハシナガウグイス(小笠原嘴長鶯)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月22日 20:58

2006オガサワラハシナガウグイス@エコカフェ.jpg小笠原諸島に棲息する陸鳥は食物連鎖の頂点に位置するオガサワラノスリのほかアカガシラカラスバトオガサワラヒヨドリハハジマメグロなど陸鳥には固有種・固有亜種が多いようです。絶海の孤島で環境適応による分化が進んでいるようです。しかし、中にはオガサワラハシブトゴイ、オガサワラマシコのように絶滅したものもいます。[2006年7月22日撮影:父島@阿部]

オガサワラハシナガウグイス(小笠原嘴長鶯、学名: Cettia diphone diphone Kittlitz)はスズメ目ウグイス科ウグイス属の小型の鳥。小笠原固有(基)亜種。経度懸念分布は小笠原諸島、南鳥島で、山地林内などに棲息。体長は約12cmでウグイス(本州以南に分布)に比べ、やや小型で腹部が白っぽく、嘴は長く赤みが強いという。鳴声は濁った声で囀りも単純。縄張りも狭い。食性は雑食性で昆虫や果実などを食するという。
繁殖期は5月頃で、樹上に営巣し、産卵数は2、3個と少なく、子育ては雄も手伝うことから一夫一婦制と考えられます。これは外敵の少ない狭い島嶼において高密度で棲息するための環境適応といえるのです。もちろん人を恐れることも少ないようです。

古来より日本人はウグイスの初音を楽しむ風流があり、「ホーホケキョ ケキョケ キョケキ」との美声にうっとりしてしまう。「法、法華経」と聞こえたりして。オガサワラウグイスは鳴き方があまり上手ではない。上手に教える親鳥がいないのだろうか?


関連記事(オガサワラトカゲに偶然出会った)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ウマスギゴケ(馬杉苔)

081106ウマスギゴケ1@エコカフェ.jpg屋久島にある花之江河(標高1630m)は日本最南端の高層湿原です。そこは神秘的な美しさで湿原にはヤクシマホシクサ、ヤクシマオトギリ、コケスミレ、ミズゴケモウセンゴケ、ウマスギゴケなどが観察されます。[2008年10月7日撮影:花之江河@阿部]

ウマスギゴケ(馬杉苔、学名:Polytrichum commune Hedw.)はスギゴケ科スギゴケ属の蘚類。雌雄異株。分布は日本を含む北半球の温帯地域に及び、低地から高山帯までの湿地や針葉樹林内にふつうに自生。草丈は5cmから20pほどで、茎は分枝せず、葉は濃緑色、披針形で鞘部は卵形、葉身は6mmから12oほどで中肋が葉先から突出。葉は乾燥すると茎に密着します
雌株の胞子体の凾ヘ角柱状で剳ソは5cmから10pにもなり、雄株の雄花盤に多数の雄器ができ遊走子(精子)をつくります。凾フ中で造られる卵細胞と精子が受精し、受精卵となり減数分裂をし、胞子をつくります。[「カガミゴケの凾ェいっぱい」を参照]

日本産のスギゴケの仲間はスギゴケ属のほかニワスギゴケ属のタカネスギゴケセイタカスギゴケをはじめ6属30種が知られているそうです。オオスギゴケ、スギゴケなど見分けるのが難しいものもが多いのも悩ましいです。


関連記事(高層湿原の主役、ミズゴケたち)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月21日 08:46

081107ヤクシマシャクヤク@阿部.jpg少し前にハクサンシャクナゲ(白山石楠花)について紹介したので、どうしてもヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花)についても書くことにしたい。ヤクシマシャクナゲは文字通り屋久島の固有種(固有変種とも)です。宮之浦岳など標高の高い風衝帯にあるものは矮小化し、山腹では背丈を超えるほどのシャクナゲの純林があり奇怪な形状の樹木が並んでいるのも見る者の目を驚かせてくれます。[2008年10月7日撮影:屋久島花之江河@阿部]

081107ヤクシマシャクヤク葉裏@エコカフェ.JPGヤクシマシャクナゲ(屋久島石楠花、学名:Rhododendron yakushimanum Nakai)はツツジ科ツツジ属の常緑低木。分布は屋久島で標高1200m以上の亜高山帯を中心に自生。
樹高は50pから2mと生育環境に依拠し、よく分枝し、新枝や葉柄に柔らかな淡褐色の枝状毛を密生するがやがて脱落し無毛になる。葉は長楕円形か披針形で光沢のある濃緑色、葉身は5cmから10pほどで新葉の両面に淡褐色の絹毛が密生、表面の絹毛はやがて脱落し、葉縁は裏側にやや反り返ります。葉裏の絹毛はビロード状でとても美しい。葉には毒成分ロードトキシンが含まれ、嘔吐、下痢、呼吸困難を引き起こす作用がある。
081108シャクナゲの森@エコカフェ.JPG花期は5月から6月頃で枝先に短い総状花序を伸ばし、5から10個ほどの花を咲かせます。花は漏斗状で先が5深裂、雄蕊は10本、蕾時には濃い紅紫色を帯びるが開花すると白色に変化し、花弁の上側内面にのみ紅紫色の斑点が入ります。花の時期に行きたいですね。

シャクナゲの仲間は北半球では亜寒帯から熱帯山地まで広範に及び南半球のニューギニアやオーストラリアにも見られる。特に、ヒマラヤ周辺では多くの種分化が進んでいます。大陸移動との関係が語られると面白そうですね。


関連記事(恐ろしのドクウツギ)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

くず餅の不思議!?

葛餅@エコカフェ.JPGくず餅って関西と関東では違うんですね。
関西では、「くず餅(葛餅)」は葛粉と砂糖と水を加えて透明色に滑らかになるまで熱を加えながら練り、バットに流し込んで固め長方形に切り、きな粉や黒蜜をかけて食します。他には、まんじゅうの皮のように温めながら練ったものをあんこに巻いて、水で固め冷やして食します。いわゆる「水まんじゅう」です。

関東のくず餅と言えば、川崎大師の参道の名物の「くず餅(久寿餅)」が有名。こちらは小麦粉を発酵させてたものを固めて、きな粉や黒蜜をかけて食します。
葛餅老舗@エコカフェ.JPGくず餅(久寿餅)の由来は大師河原村の久兵衛さんなる人からです。
納屋に小麦粉を貯蔵していたのですが、風雨の強い夜に小麦粉を雨水に濡らしてしまいました。
捨てるにはもったいないと思い、濡れた小麦粉をこねて樽に移し水に溶きました。
翌年の飢饉が起こり、納屋の中の水に溶いた小麦粉を置いていることを思い出し覗くと、樽の中は小麦粉が発酵して樽の底に純粋のでんぷんができているのを発見しました。
これを蒸し上げると美味しい餅ができました。久寿餅の誕生です。
久寿餅の久は久兵衛さんの久を、寿はこの餅を食べて無病長寿を祈念して川崎大師35世隆盛上人が「久寿餅」と名付けたそうです。明治20年創業の住吉は、久兵衛さんの子孫の方なんですって。

漢字で書くと違いがはっきりするんですね!粋な江戸のごろ合わせでしょうか。


コタより人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(36)/ハクサンシャクナゲ(白山石楠花)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月19日 20:42

110710ハクサンシャクナゲ@エコカフェ阿部.jpg今日も北風は吹かないものの寒い一日でした。今朝の八王子の気温は放射冷却でぐんぐん外気は下がり氷点下6℃になったそうです。常緑広葉樹のシャクナゲの仲間には寒冷地に上手に適応したものがいます。ハクサンシャクナゲがそれです。[2011年7月10撮影:鳳凰三山@阿部]

ハクサンシャクナゲ(白山石楠花、学名:Rhododendron brachycarpum G. Don)はツツジ目ツツジ科ツツジ属の常緑低木。
分布は本州中部地方以北から北海道と隔離して四国(石鎚山)、朝鮮半島北部で、亜高山帯の樹林内や高山帯のハイマツなどに混生します。
110710ハクサンシャクナゲ@エコカフェ.jpg樹高は1mから3mほど、ハイマツ帯では約40pで地面を這うに樹形をしています。葉は互生し、枝先に集生し、革質で厚く、葉柄は約2p、葉身は10pから15pほどで長楕円形、葉縁は裏面にやや巻き込みます。特に冬季は裏面に巻き込み筒状になって寒さと乾燥に耐えるそうです。
花期は6月から8月頃で、枝先に5個から15個ほどが集まって上向きに咲きます。花冠は径2pから4cmほどの漏斗状で、先が5深裂し、色は白から淡紅色まであり、内側には淡緑色の斑点が入ります。10本の雄蕊がピンとしています。

ハクサンシャクナゲは地域的な変種が認められ、葉の裏面に褐色の微毛を密生するものをウラゲハクサンシャクナゲ(裏毛白山石楠花)、吾妻山系に自生する雄蕊が花弁に変化した八重咲きのものをネモトシャクナゲ(根本石楠花)、北海道に自生するものをエゾシャクナゲ(蝦夷石楠花)と呼び、特に襟裳岬周辺に自生する葉が広楕円形で花が濃いピンク色のものをエリモシャクナゲ(襟裳石楠花)と呼んでします。


関連記事(高山植物の魅力(35)/カンチコウゾウリナ(寒地髪剃菜))⇒
関連記事(シャクナゲの大輪は)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
タグ:広域種
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

仙石線列車代行バスの車窓風景

120211仙石ガレキ@エコカフェ.JPG120211仙石線沿線@エコカフェ.JPG仙石線の復帰工事は徐々に進んでいます。
列車代行バスの車窓からは、線路に新たな石が盛られ、敷き直したのがすぐわかりました。
陸前大塚駅には、ホタテの貝が整頓されて並べてありました。種付けの準備が進んでいるようです。
120211仙石線野蒜駅@エコカフェ.JPG一方、野蒜駅は手付かずのようで電柱が斜めになっています。
駅舎も隣のスーパーもそのままです。
車窓からは瓦礫を撤去した更地が広がっていました。
復旧は少しずつですね。


コタより

関連記事(仙石線の復旧は遂に)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(35)/カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜)

090922カンチコウゾリナ (2).JPG090922カンチコウゾリナ.JPG思い出。涸沢カールから上高地までの下山途中でヤチトリカブトやノリクラアザミの花の近くでカンチコウゾリナも黄色い花を咲かせたいました。タカネコウゾリナともいいます。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎]

カンチコウゾリナ(寒地髪剃菜、学名:Picris hieracioides L. ssp. kamtschatica (Ledeb.) Hulten)はキク科コウゾリナ属の多年草。
分布は北海道、本州中部地方以北、東北アジアに及び、亜高山帯から高山帯にかけての日当たりのよい砂礫地や草地などに自生。
草丈は約30pから50pほどで全体に黒っぽい剛毛が生える。葉は互生し、葉身は4cmから15cmほどで柄がなく倒披針形か細楕円形で葉縁に不規則で浅い鋸歯があります。
花期は7月から8月頃で茎先に散房花序を伸ばし、黄色い頭花をまばらに咲かせます。頭花は径約3cmほどで総苞は黒緑色で筒状釣鐘形、花弁に見えるのはすべて舌状花です。

カンチコウゾリナの名前は「カンチ」は寒い場所で、「コウゾリ」は剛毛が皮膚に触れると引っかかるのでカミソリ(剃刀)に見立てた「菜」ということに由来するそうです。夏山が恋しいですね。

関連記事(高山植物の魅力(34)/ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草))⇒

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

お伽話「かさじぞう(笠地蔵)」

ビーグル号の航海日誌 2012年02月18日 22:06

かさじぞう@エコカフェ.JPG群馬大学医学部附属病院1階ロビーに「かさじぞう」の貼り絵が展示してありました。思わずお見舞いの後に足を止めてしまいました。懐かしかったからでしょうか。それもありますが何となくほーっとしたからでしょう。心が向かったのでしょう。

日本人ならば子どもの頃、日本昔話として「桃太郎」「金太郎」「浦島太郎」「花さかじいさん」「さるかに合戦」「一寸法師」「舌切り雀」「鶴の恩返し」「おむすびころりん」などを聞かされたり、紙芝居で見たり、絵本を読んだりして育ったのではないでしょうか。笠地蔵@エコカフェ.JPG「かさじぞう」もそんなお伽話のひとつです。 

・ある雪深い地方の貧乏だが心優しい老夫婦。
・ある年の大晦日、餅を買うあてに、おじいさんが笠5つをもって町に売りに行く。
・村はずれまで来ると雪は激しく吹雪きお地蔵さんの肩にも雪が積もっている。
・おじいさんは売るつもり笠を寒かろうとお地蔵さんにかぶせてあげた。
・お地蔵さんは6地蔵で6体、一つ足りないので自分の笠を脱いでかぶせてあげました。
・家に帰りそれを聞いたおばあさんは、良いことをしたとニコニコ。
・その晩、夜中に不思議な歌が聞こえ、戸外で物音がすると、お餅や御馳走がたくさん置いてあった。
・遠くお地蔵さんの後姿があった、とさ。


お伽話は古く徹夜で語り明かすという民間信仰「庚申待ち」に由来しているそうです。「夜通」「夜伽」が転訛して「お伽」話となったという。「かさじぞう」のお伽話は地方によってお地蔵さんの数が異なったりしているという。何れにしても道徳的要素が含まれており興味深いですよね!

関連記事(サワシバ(沢柴)と柴刈り)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

松島湾一周フェリーに

松島筏@エコカフェ.JPG松島湾一周フェリー@エコカフェ.JPG2月11日のこと、矢本駅のほかに松島にも立ち寄ってみました。
先の東北地方太平洋沖地震に伴う大津波による被害が比較的小さかったと聞いていた松島です。
海岸沿いにあるフェリー乗り場の待合所は、津波の高さは1.5mとの標がありました。
湾内の大小の島々のある複雑な地形が津波の猛威を和らげたのでしょうか?

松島仁王島@エコカフェ.JPG松島千貫島@エコカフェ.JPG仁王島の葉巻を加えて座っている様子は健在。
千貫島には松がしっかりと生えています。
鐘島の4つの洞門が壊れずにあります。
牡蠣や魚の養殖のイカダもありました。
松島鐘島@エコカフェ.JPGお土産屋さんでも、案内所でも、皆さんおっしゃっていました。
こちらにいらっしゃって、下さるのが一番の心の支えです、っと。

また行きたいと思います。
まだまだ寒いですが少しずつ春が近づいているような気がいたします。

コタより人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

仙石線の復旧は遂に

矢本駅看板@エコカフェ.JPG仙石線矢本駅@エコカフェ.JPG矢本駅舎@エコカフェ.JPG矢本駅は、仙石線の駅です。
仙石線の現在の運転状態は、
(仙台)←通常運転→(松島海岸)←列車代行バス→(矢本)←通常運転→(石巻)
矢本駅車窓@エコカフェ.JPG仙台〜山形を走っている電車(仙山線車両)を使って運転され、駅員さんによる手信号での運行されたいました。
もう少しです!
頑張れ!

2月11日土曜日、震災から11ヶ月の日に。


関連記事(JR仙石線の復旧・再開)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ビワコオオナマズ(琵琶湖大鯰)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月16日 05:03

ビワコオオナマズ@エコカフェ.JPG夢の島熱帯植物館にはイベントホールがあって植物と人びとの生活にかかわる参加型の催し物が行われます。その一角にナマズの水槽が置かれています。ナマズ、イワトコナマズ、ビワコオオナマズの3つです。

ビワコオオナマズ(琵琶湖大鯰、学名:Silurus biwaensis Tomoda)はナマズ目ナマズ科ナマズ属の淡水魚。日本固有種。分布は琵琶湖と淀川水系のみ。
体長は120cm、体重20kgと日本に棲息するナマズの中では最大。夜行性で食性は肉食でアユ、ゲンゴロウブナ、ビワマスなどの中小型魚を捕食します。琵琶湖の中では食物連鎖の頂点にいるそうです。
産卵期は5月中旬から7月中旬で、増水時の深夜から明け方にかけて岸辺浅瀬の礫底で行われるそうです。

なんでナマズを飼育しているのかわかりませんが、きっとナマズを好きな職員の方がいらっしゃるのでしょうね。

関連記事(琵琶湖視察)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



タグ:日本固有種
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

イスノキ(蚊母樹、柞)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月15日 20:00

イスノキ@エコカフェ.JPG夢の島熱帯植物館の周辺の植栽にイスノキ並木があります。照葉樹林の亜高木層によく出現。小笠原固有種のシマイスノキはイスノキが分化したものと考えられます。シマイスノキは絶海の太洋島で独自進化し今日に至るのです。その特徴は葉が小型で丸く、果実の先が小さく2裂することだそうですよ。[2012年2月11日撮影:夢の島@山崎]

イスノキ(蚊母樹、柞、学名:Distylium racemosum Sieb. et Maxim)はマンサク科イスノキ属の常緑高木。分布は本州関東以西、四国、九州、南西諸島から台湾などに及び、低地の照葉樹林などに自生。沖縄では石灰岩状森林で優先するそうです。樹高は約20m、樹皮は灰白色でやや赤みがかり、新枝には褐色の毛が生えるがじきに脱落。葉は直立で互生し、長楕円形で厚くつやがあり、葉身は3pから7cmほどで先がやや尖ります。
花期は4月頃で葉腋に総状花序をつけ、基部に雄花、上部に両性花を咲かせます。花弁は退化し萼片も小さく赤色の雄蕊が目立つ。風媒花だそうです。果実は径約8mの球形の朔果で表面をふけ状の黄褐色の星状毛が覆い、先端が2裂して突起するという。果実は11月から翌1月頃に紅色に熟すと4裂し橙赤色の仮種皮に包まれた種子がぶら下がるそうです。

葉にはよく虫こぶができ、これにタンニンが含まれるので染料の材料に利用したそうです。うーんですね。

関連記事(父島長崎展望台でシマイスノキの花を)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

アカテツ(赤鉄)は東南アジア系

ビーグル号の航海日誌 2012年02月13日 22:06

アカテツ@エコカフェ.JPG小笠原諸島の森でよく見られます樹木のひとつにアカテツがあります。材が赤い色であることが名前の由来だそうです。アカテツの仲間は熱帯・亜熱帯に65属800種ほどが知られているが、日本には小笠原諸島と南西諸島にアカテツとその変種のコバノアカテツ、小笠原固有種のムニンノキのみが分布しているに過ぎません。この仲間は土壌の浅いことが多く大木になると板根を発達させ倒木を防ぎます。[2012年1月1日撮影:父島夜明道路沿い@山崎、2005年4月30日撮影:母島石門@山崎]

アカテツの板根.JPGアカテツ(赤鉄、学名: Planchonella obovata (R. Br.) Pierre)はアカテツ科アカテツ属の常緑高木。雌雄異株。分布は南西諸島、小笠原諸島、台湾、中国南部、東南アジアに及び、山地のやや乾燥した日当たりのよい場所に自生。雌雄異株。小笠原諸島では海岸付近から山頂部までよく見られます。樹高は約15m、樹幹径50cm、樹皮は黒褐色、葉は互生し、葉身は5cmから10cmほど、倒被針形か長楕円形で革質、全縁、若葉と葉裏には鉄錆色の絹毛が密生。稀に葉裏に微毛が極端に少なく緑色がかるものもあります。花期は6、7月頃、新枝の新葉腋から花柄を伸ばし、雄花は径約7mmで花弁は淡緑色、雌花は径約2.5mmで花弁はなく雌蕊の柱頭が目立ちます。果実は液果で径約1cmの球形で11月頃に黒っぽく熟します。

オオバシロテツやコブガシなどと同じように生育環境によって樹形や葉形などの形態変化に富むようです。コバノアカテツはその典型です。アカテツは同じアカテツ科で小笠原固有種のムニンノキに一見似ていますが、こちらは葉が無毛でより大きく、樹皮が黒灰色、果実も大きくなることから区別できるそうです。うーん、実際は難しいでしょう。


関連記事(コバノアカテツ(小葉之赤鉄))⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

海浜植物、広域種のトベラ(扉、海桐)

トベラ@エコカフェ.JPG夢の島熱帯植物館の周辺にはユーカリやイスノキ、ツバキ、トベラが公園樹として植栽されています。人工的過ぎて少し違和感がありますね。これまでに小笠原固有種のコバノトベラ、オオミトベラ、ハハジマトベラ、シロトベラを紹介したので、ここでは広域種のトベラを紹介しましょう。日本にはもう一つ南西諸島に自生するリュウキュウトベラが知られ、すべてで6種です。

トベラ(扉、海桐、学名:Pittosporum tobira (Thunb.) W.T. Aiton)はバラ目トベラ科トベラ属の常緑低木。雌雄異株。分布は本州東北南部以南から四国、九州、南西諸島から朝鮮半島、台湾、中国南部に及び、海岸近くに自生。海浜植物とされています。
トベラ葉@エコカフェ.JPG樹高は2、3mほどで、葉は互生し、枝先に輪生状に集生。葉身は5pから10pほど、革質で厚く主脈が目立ち、長倒卵形で葉先は丸く、葉縁は全縁でやや外側に巻き込む。
花期は5月頃で枝先に集散花序を出し、白色の芳香の強い径約1pの5弁花を咲かせます。果実は径約1.5pの球形の刮ハで晩秋に3裂し、中から粘りのある赤い種子10個程度を露出します。この種は鳥に付着して長距散布に耐えるようです。

名前の由来は古くこの木の枝や葉などに臭気があることから、人びとは邪鬼や災厄を除けるために節分の日に扉などに挿したことにあるという。へーでしょう。

トベラの仲間の分布はオーストラリアに最も多く、東アジア、アフリカ南東部、東南アジア、太平洋諸島に及ぶことから、ゴンドワナ大陸で出現した植物群と考えられているそうです。大陸移動と植生分布には意外と面白いのです。


人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オガサワラボチョウジ(小笠原母丁字)

ビーグル号の航海日誌 2012年02月11日 00:58

オガサワラボジョウジとシマオオタニワタリ@エコカフェ.JPGオガサワラボジョウジ@エコカフェ.JPG母島乳房山の登山道わきでオガサワラボチョウジを観察することができます。残念ながら花の時期に訪れたことがないので花の写真はありません。樹幹にはタマシダシマオオタニワタリなどがよく着生しています。[2010年9月10日撮影:乳房山@山崎]

オガサワラボチョウジ(小笠原母丁字、学名: Psychotria homalosperm A.Gray)はアカネ科ボジョウジ属の常緑小高木または低木。小笠原固有種。東南アジア系。絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島で土壌の深い日当たりのよい場所に自生。
樹高は1mから7mほど、樹皮は黒褐色で厚く湿り気がある。葉は対生し枝先に集生、革質で分厚く、へら形から倒披針形で先は尖り表面は光沢があり、裏面は淡緑色。葉脈は主脈から支脈が分かれるところが膨らむのが特徴。葉柄は太く短く、茶色の小さな托葉がつく。花期は6月から7月頃、枝先に花柄5cmから10cmを伸ばし、複集散花序をつけ、多数の乳白色の筒状花を咲かせる。花は約15mmから30mm、先が5深裂で芳香が強い。果実は扁平な核果で11月頃に黒紫色に熟す。

オガサワラボチョウジの近縁は中国や沖縄に自生するボチョウジの仲間と考えられていますが、小笠原で独自進化し、花の構造が二型花柱性といって雄蕊や雌蕊(花柱)の高さが異なり、近親交配を避け、遺伝的劣化を防いでいるのです。このことは受粉のための送粉を担う昆虫との共進の途上、雄花、雌花の分化の第一歩と考えてもよいのではないでしょうか

関連記事(ムニンハガサノキ(無人花笠の木)の不思議)⇒人気ブログランキングへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ