高山植物の魅力(57)、シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月14日 07:46

110709シロバナノヘビイチゴ@エコカフェ(鳳凰三山).jpgこのところ雨が多く登山はは難しいです。昨年、南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ケ岳の南に伸びる鳳凰三山の苺平付近で登山道脇の草地でたくさんのシロバナノヘビイチゴが花をつけていましたので紹介します。[2011年7月9日撮影:苺平@澤尚幸]

シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺、学名:Fragaria nipponica Makino)はバラ科オランダイチゴ属の多年草。分布は本州宮城県以南から中部地方までと屋久島、済州島、樺太に隔離し、山地帯から高山帯下部の日当たりのよい草地に自生。草丈は15pから20pほどで、枝はよく分枝し長い匍匐枝を伸ばす。根出葉は3出複葉、小葉は葉身2pから5pの卵形から長楕円形で先が尖り鋭鋸歯がつきます。葉や茎には毛が生えます。
花期は5月から7月頃で、花柄を伸ばし先端に白色の花を咲かせます。花は径約2pで萼片、副顎片、花弁とも5枚、雄蕊は黄色で長く、雌蕊もたくさんつきます。果実(果床)は径約1pの球形で、夏から秋に赤く熟します、芳香があり美味しいそうです。

隔離分布しているのが面白いですが、変種にヤクシマシロバナヘビイチゴ、エゾノクサイチゴがあるようです。これらは側脈がヘビイチゴより目立ち、ヘビイチゴ属のヘビイチゴとは別ものです。

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高山植物の魅力(55)、ヒダカトリカブト(日高鳥兜)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月13日 18:27

110812ヒダカトリカブト@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳山頂近くでヒダカトリカブトが青紫色の花をつけていました。別名にアポイ岳に多く見られることからアポイトリカブトとも呼ぶそうです。トリカブトの仲間は世界の北半球温帯以北に約300種、東アジアに約100種、日本にはヤチトリカブトなど30種以上が知られるが、変異が多いために同定は難しいといいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ヒダカトリカブト(日高鳥兜、学名:Aconitum yuparense Takeda var. apoiense (Nakai) Kadota)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。エゾノホソバトリカブトの変種で日高山脈固有種。分布は日高山脈アポイ岳、札内岳、戸蔦別岳などのかんらん岩や蛇紋岩地帯の草原や林縁に自生。草丈は30cmから90cmほどで、茎葉は5深裂し、裂片はさらに線状披針形に裂し、茎の上部には曲がった毛が生えます。
花期は8月から9月頃、花は縦長約4pで青紫色、花弁に見えるのは萼片5枚、内側に花弁2枚、雄蕊多数、雌蕊3本から5本。雄蕊にも雌蕊にも毛がないのが特徴です。

ドクウツギ、ドクセリとともに日本三大毒植物で全草に中枢神経を麻痺させるアコチニン(aconitine)などのジテンペル系アルカイド毒成分を含む。テトロドトキシンと異なり即効性の毒であって、アイヌの人びとはエゾトリカブトやオクトリカブトの特に毒性の強い根から汁をとりトウガラシを調合したものを矢尻にぬって熊狩りをしたといいます。


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シラスご飯は美味しい

シラスは、ウナギ・イワシ・アユなどの体長2センチまでの稚魚のことです。今年の鰻はとても高いです。稚魚乱獲が原因のようです。 稚魚といえども、ウナギとイワシと同じなのは微妙な感じがします。

シラスは、年中捕れますが春と秋の季節がよく、網目の細かいモモヒキのような形をした網でする漁をするんですって。 ので、バッチ漁・モモヒキ漁とも呼ばれています。他にも、地方によっては違う言い方がありそう。

シラスごはん@エコカフェ.JPG食べる(加工)方法は次の通り
@生シラスは、そのままの生のこと。
生シラス丼や生シラス軍艦にしますね。

A釜揚シラスは、大鍋で茹でて冷ました状態のこと。
脱色したような白色で柔らかい(写真)。御飯にふりかけたり、玉子焼きに入れたり、酢の物、和え物に入れて食べます。

シラス表示@エコカフェ.jpgB中干シラスは、釜揚シラスを半日天日干しした状態のこと。
褐色ぽい。 釜揚シラスと同じように食べますが、歯触りはあります。

C上干シラスは、釜揚シラスを完全に天日干しした状態のこと。
黒色で固い。保存食になる。

釜揚シラスのパックの表示に、面白いことが書いてありました。 「えび・かにが混ざる漁法で採取しています」 小さいから仕分けはできませんよね。漁法に起点があるとは面白い!


コタより
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高山植物の魅力(54)、イワブクロ(岩袋)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月12日 22:24

110812イワブクロ@エコカフェ.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの尾根筋の岩場の砂礫地でイワブクロが咲いていました。樽前山で多く見られることから別名にタルマイソウとも呼びます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

イワブクロ(岩袋、学名:Penstemon frutescens Lamb.)はゴマノハグサ科イワブクロ属の多年草。分布は本州東北地方、北海道、千島列島、樺太、シベリア、カムチャッカに及び、亜高山帯や高山帯の火山系の岩場や砂礫地に自生。草丈は10pから20pほど、根茎は枝のように地中を這って株を形成。葉は交互に対生し厚みがあり、葉身は4pから7pほどの卵状長楕円形で先が尖り、葉の縁に鋸歯があり毛が生えます。
花期は7月から8月頃で茎先に淡赤紫色の花が横向きに咲きます。花冠は長さ4pから7pほどの鐘型で縁に長い毛が生えます。花がボディの割に大きいのが高山植物の特徴でもあります。

イワブクロはパイオニア植物としていち早く火山系の砂礫地に進出し、群落を形成するそうです。秋には草紅葉として美しく紅葉します。


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高山植物の魅力(53)、ミヤマアズマギク(深山東菊)

110812ミヤマアズマギク@幌尻岳.JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳のお花畑見られる高山植物のひとつにミヤマアズマギクがあります。ひときわ存在感のある美しい花です。[2011年6月11日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ミヤマアズマギク(深山東菊、学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus A. Gray)はキク科ムカシヨモギ属の多年草。アズマギクの高山型亜種。分布は本州中部地方以北、北海道、東アジアに及び、高山帯の乾いた礫地や草地に自生。草丈は10pから20pほどで全体に軟毛が生え、根際につく葉はへら形で大きく、茎葉は小さい。110812ミヤマアズマギク(2)@幌尻岳.JPG
花期は7月から8月頃で、花茎の先端に径3cmほどの頭花をひとつ咲かせます。頭花の中心は黄色の筒状花、周囲は薄紫色の舌状花です。

アズマギクの変種に絶滅危惧T類で花が白っぽいアポイアズマギク(学名:Erigeron thunbergii var. angustifolius)、至仏山から谷川岳周辺に分布するジョウシュウアズマギク(学名:Erigeron thunbergii subsp. glabratus var. heterotrichus)が知られています。


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高山植物の魅力(52)、タカネオミナエシ(高嶺女郎花)

110812タカネオミナエシ(チシマキンレイカ)@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の岩場で出会った貴重な高山植物のひとつにタカネオミナエシがあります。別名に地名と花の姿からチシマキンレイカ(千島金鈴花)と呼ばれています。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

タカネオミナエシ(高嶺女郎花、学名:Patrinia sibirica (L.) Juss.)はオミナエシ科オミナエシ属の多年草。絶滅危惧TB類(EN)。分布は北海道、千島列島、中国、モンゴルの高山帯の砂礫地や岩場などに自生。礼文島などでは海岸近くで見られます。草丈は7cmから15cmほどで、根出葉は有柄で翼がありやや肉厚、葉身はへら形で羽状に深裂し、さらに不揃いの鋸歯や切れ込みが入ります。茎には白い微毛が生え、茎葉はないか、小さく1,2対つきます。
花期は7月から8月頃で花茎を伸ばし、茎頂に集散花序をだし、たくさんの黄色い花を咲かせます。花序には羽裂した苞が対生し、花冠は径約4mmで5裂に平開し、内側に毛が生えます。雄蕊4本、雌蕊1本。果実は痩果で翼がつく。

近縁に本州新潟県以北、北海道、南千島に分布する葉が楕円形で不規則に切れ込むマルバキンレイカがあります。


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東京下町でポン菓子を

下町の七夕@エコカフェ.jpgポン菓子@エコカフェ.JPG先週末、東京下町の七夕祭に行きました。
スカイツリーを道筋に、上野〜合羽橋〜浅草の3キロも続く路地です。
と、ポン菓子屋さんを見つけました。
懐かしいですね!
1袋100円!
あらあら何ともお安い。
以前と何も変わってないような。
ポン菓子機@エコカフェ.JPG
下町は昭和の情緒が。見上げると平成の象徴が。


コタより

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高山植物の魅力(50)、ヤマハハコ(山母子)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月11日 23:18

110812ヤマハハコ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)に広がるお花畑では盛夏にたくさんの高山植物の花が見られます。ヤマハハコもそのひとつです。名前の由来はハハコグサに似ていて山に生えることにあるそうです。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ヤマハハコ(山母子、学名:Anaphalis margaritacea (L.) Benth. & Hook. f. var. angustior (Miq.) Nakai)はキク科ヤマハハコ属の多年草。雌雄異株。分布は本州長野県以北、北海道、千島列島、樺太、中国、ヒマラヤから北アメリカに及び、低山帯から高山帯の日当たりのよい草原などに自生。草丈は30pから60pほどで茎に灰白色の綿毛が密生。葉は互生し基部で茎を抱き、葉身は6pから9cmほどの狭披針形で先鋭、全縁。葉表はつやがあり、葉脈3本が目立ち、葉裏にも綿毛が密生します。
花期は8月から9月頃で、茎頂に散房花序をだし、たくさんの淡白黄色の頭花を咲かせます。周囲の白色の部分は乾質の総苞片で、雄株には中央に両性花と雄花、雌株には雌花だけがつきます。ハハコグサが両性花と雌花ともに結実するのに対して、ヤマハハコは雌花だけが結実します

近縁種のホソバヤマハハコは本州福井県・愛知県以西、四国、九州の山地頂上付近に自生し、カワラハハコは北海道から九州までの河川敷の砂礫地に自生するそうです。


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高山植物の魅力(49)、エゾシオガマ(蝦夷塩釜)

110812エゾシオガマ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道幌尻岳の草原で出会った高山植物にエゾシオガマがあります。花がユニークな形をしていますね。[2011年6月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

エゾシオガマ(蝦夷塩釜、学名:Pedicularis yezoensis Maxim.)はゴマノハグサ科シオガマギク族の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道に及び、亜高山帯から高山帯の日当たりの良い草地に自生。草丈は20cmから50cmほどで茎は直立し、葉は有柄で茎下部で対生、上部では互生し、葉身は2cmから6cmほどの三角状披針形で先端が尖り、羽裂せず葉縁に重鋸歯がつきます。
花期は8月から9月頃で、葉腋から黄白色の唇形の横向きにねじれた花が咲きます。上唇は2裂し嘴状に細長く尖り、下唇は卵形で3浅裂します。

シオガマの仲間は日本にエゾシオガマのほかにミヤマシオガマ、タカネシオガマ、ヨツバシオガマ、セリバシオガマなど15種類が知られています。


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入谷朝顔市の風情

ビーグル号の航海日誌 2012年07月10日 08:59

朝顔市@エコカフェ.jpg朝顔市3@エコカフェ.JPGもう夏ですね。
上野駅の隣の入谷駅から地上に出ると、そこは朝顔市です。
江戸時代から入谷鬼子母神を中心に毎年7月6日、7日、8日の3日間です。
去年は東日本大地震の自粛で中止になりましたが、今年は盛大です。
朝顔市2@エコカフェ.jpg
朝顔はツルが天に延びることから、縁起のよい植物なんですって。
埼玉県千葉県も生産が多いですが、江戸川区の生産は江戸時代から続いています。

1鉢に4色の花が咲き、花の輪郭や白色の入り具合で、様々あります。どれにしようか?悩みます。

売り手のいい顔!調子のよい掛け声!すっかりパワーをいただいてきました。


コタより
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シシガシラ(獅子頭)

120708シシガシラ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉の先を進み鬼怒川の対岸に渡り、さらに枝沢を渡るとしばらく広葉樹林帯の中を急登が続きます。しかしも切り立った崖地が多いことには驚かされます。そんな湿った崖地ではシシガシラを見ることができました。ムカデに似ているのでムカデグサともいいます。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]

シシガシラ(獅子頭、学名:Blechnum nipponicum (Kunze) Makino)はシシガシラ科ヒリュウシダ属の常緑性シダ。日本固有種。分布は北海道から、九州と屋久島に及び、山地の山道の湿った路傍や崖地などに自生。120708シシガシラ2@エコカフェ.JPG根茎は太く、短く立ち上がり、葉は2形、葉柄基部に褐色の鱗片がつく。栄養葉は放射状に地面近くに広がり、斜面で垂れ下り、葉身約40pの1回羽状葉で全裂、羽片は線形で先端は丸く全縁、やや厚みがあり光沢はなく。中肋が目立ちます。若い葉は赤みを帯びます。胞子葉は中心から立ち上がり、羽片はまばらで幅は狭く、葉裏に胞子嚢群(ソーラス)は主軸に両側に密着するように線状につきます。

名前の由来は葉が垂れ下る様子を獅子の縦髪に見立てたことによるそうです。今回見たシシガシラはどれも放射状に束生することはなくまばらな感じがし、もしかしたら本州中部以北の亜高山帯などに自生する胞子葉が長くなるミヤマシシガシラかもしれません。


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ヤマソテツ(山蘇鉄)

120708ヤマソテツ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷の日光沢温泉から登坂し丸沼分岐を過ぎるとブナ林の急登を高度をかせぎながら登っていくことになる。このブナ林の林下で数株のヤマソテツを見ることができました。葉がソテツの葉に似ていることから命名されたそうです。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]

ヤマソテツ(山蘇鉄、学名:Plagiogyria matsumureana Makino)はキジノオシダ科キジノオシダ属の夏緑性シダ植物。日本固有種。分布は北海道、本州、四国と屋久島に及び、ブナ帯以上の山地の冷涼な林下などに自生。120708ヤマソテツ2@エコカフェ.JPG根茎は太く塊状で立ち上がり、葉は2形で葉柄基部は根茎を抱く。栄養葉を5枚ほど放射状に斜上し、その中心部に胞子葉を数枚垂直に伸ばします。栄養葉は葉身40pから50pほどの1回羽状葉で全裂、裂した羽片の大きさは中軸の先端と基部で小さくなり、頂羽片は不明瞭、片縁は重鋸歯がつく。羽片の基部は中軸に広く接しているのが特徴です。 胞子葉は葉身50pから70cmほどの1回羽状葉、まばらにつく羽片は線形で葉裏に反り返り、胞子嚢群(ソーラス)を包むそうです。

6月から7月頃、柔らかい新芽は灰汁がなく山菜として食されるようです。ぬめりがあるそうですが食べたことがないのでよくわかりません。クサソテツは似て非なるものであるがコゴミとして美味しいですね。


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高山植物の魅力(48)、ヤマホタルブクロ(山蛍袋)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月09日 22:03

120708ヤマホタルブクロ花@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までの山道ルート中間地点の休憩地でヤマホタルブクロの花が雨粒に濡れて鮮やかに映えていました。写真の花の内側にある斑点模様は蜜標といって受粉を手助けする昆虫を導き入れるためのものです。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]

ヤマホタルブクロ(山蛍袋、学名:Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi.)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草。120708ヤマホタルブクロ@エコカフェ.JPGホタルブクロの変種で日本固有種。分布は本州(東北地方南部から近畿地方東部まで)の山地から亜高山帯の草地や林縁などに自生。草丈は30pから80pほどでほどで茎はすーっと立ち上がり、茎基部から匍匐枝を出し増殖するという。根出葉は有柄のハート形で花期には消え、茎葉は互生し、葉身は5pから7pの三角状卵形から披針形で鋸歯がつく。全草に粗い毛が生えます
花期は6月から7月頃で茎先に淡紅紫色の釣鐘型の花を連続して数個咲かせます。120708ヤマホタルブクロ葉@エコカフェ.JPG花冠は長さ約5pで先が5浅裂し、萼片と萼片の間が盛り上がり、ホタルブクロのような反り返った付属体がないのが特徴です。

ホタルブクロの近縁種には広域種のホタルブクロのほか、関東地方南部と伊豆諸島に分布する葉が厚く光沢があって花が白くて小さいシマホタルブクロが知られています。


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高山植物の魅力(47)、ヤマオダマキ(山苧環)

120708ヤマオダマキ花@エコカフェ.JPG120708ヤマオダマキ花2@エコカフェ.JPG鬼怒川温泉から女夫渕温泉までのバスは所要1時間半ほどかかるので途中でトイレ休憩をするんだそうです。なんとも山間を何度もくねりながら登っていくので乗っていても結構疲れます。小休憩は気分休めにちょうど良いのです。そんな休憩地でアズマシャクナゲやヤマホタルブクロの近くでヤマオダマキの可愛らしい花が咲いていました。[2012年7月8日撮影:鬼怒沼湿原調査@山崎]120708ヤマオダマキ葉@エコカフェ.JPG

ヤマオダマキ(山苧環、学名:Aquilegia buergeriana Siebold et Zucc.)はキンポウゲ科オダマキ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州の低山から亜高山帯の林縁などに自生。草丈は30pから50pほどで、茎は紫褐色で2、3回分枝し、根生葉は長い柄に2回3出複葉、茎葉は1回3出複葉、ともにで小葉は扇形で2、3裂します。
花期は6月から7月頃で花茎を伸ばし茎頂に花をうつむきに咲かせます。花は径約3p、円筒形の花弁5枚を傘状に萼片5枚が囲み、距が後方に内側にやや湾曲し突き出ます。萼片と距は紫褐色、花弁は淡黄色。果実は袋果です。  

花の色や形には変異が多いようで、本州中部などでは花が黄色いタイプのキバナノヤマオダマキが多く、東北地方では距の先端が内側に巻き込むタイプのオオヤマオダマキが多いといいます。

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何故に勇気ある撤退をしたのか

ビーグル号の航海日誌 2012年07月08日 20:58

忽然と現れる瀑布上部@エコカフェ.JPG早朝まで激しく降っていた雨は朝食事には小康状態に、出発時の7時50分にはすっかり上がり、雲間から青空が見えるほどに天候は急回復してきている。
加仁湯から日光沢温泉を経由して水量が増して激流と化した鬼怒川上流域を確実に登坂する。
オロオソロシノの滝と日向オソロシの滝がある分岐を鬼怒沼方面に急坂を広葉樹林、続いて針葉樹林帯の中を進み高度を稼いでいく。
オロオソロシの滝展望台から滝を眺望してさらに急坂を登っていく。
忽然と現れる瀑布下部@エコカフェ.JPG忽然と現れる瀑布足元@エコカフェ.JPG原生林までもう少しのところで急な沢が長大な瀑布と化し行き先を阻んでいた。
ひざ下を濡らして渡れないことはないだろうが、激しい激流のしぶきで足元の状態が確認できない。
ここで勇気ある撤退を選択しました。
仮に渡って鬼怒沼湿原を散策しても帰路は同じ道を引き返すことになり、上空では雲が流れ雲間が切れては現れ、雲海が覆ってきそうな気配もある。
めったに見ることができない幻の瀑布を「エコカフェの滝」と呼んでみた。

よいものを見せてくれた。
また来ればいい、と。


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下山してランチを

120708_1151~01.jpg120708_1152~01.jpgアプローチ途中の沢が水量を増して滝状態でした。
もちろん勇気ある撤退を選択しました。また来ればよい。
ひと風呂浴びて、女夫渕温泉まで送ってもらった。
おにぎりにスープを作ってのランチは美味しい。
森の観察結果は後ほど報告します!

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深夜に温泉の御代わり

120708_0047~01.jpg120708_0045~01.jpg120708_0035~01.jpg深夜に温泉御代わりした。漆黒の闇に天から現れる大きな雨粒。
雨は低きに集まり谷底を水量を増して勢いよく流れ、岩に当たり轟音とともに砕け散る。静寂はない。
ランプのわずかの明かりをたよりにスズメガやシャクガの仲間たちが雨宿りに集まっている。
ここはたくさんのいろんな蟲たちが暮らす深い森でもあることを忘れないで欲しい。

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嬉しい地の物尽くし

120707_1819~01.jpg120707_1808~01.jpg一日の終わりに感謝しながら夕食をとりました。
おもてなしの料理は地の物尽くしでした。
中村さんが一足先にfacebookに掲載。岩魚の塩焼きは薄塩で岩魚本来の癖のない素直な美味を味わえた。
山菜てんぷらは揚げたてが欲しかったが、山菜グラタンは格別であった。濃厚なチーズにコゴミ、ゼンマイ、アミタケなど山菜の優しい旨味が閉じ込められている。
ご褒美の濁り酒一杯で一日を振り返り、小さくありがとうの乾杯をした。

感謝、感謝!

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大人の休日にお風呂三昧

ビーグル号の航海日誌 2012年07月07日 19:42

120707_1353~02.jpg120707_1559~01.jpg120707_1353~05.jpg叩くような強い雨脚のため大人の休日となりました。
奥鬼怒温泉郷の加仁湯は温泉客も少なく貸切り状態です。
泉質は炭酸水素イオン、硫酸、塩素、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウムなどが含まれ、コロイド硫黄成分により白濁の濁り湯になります。
殺菌作用が強いことから皮膚病によくきくようです。源泉掛け流しの温泉三昧にやわらか頭となり発想力がみがかれます。
明日は雨でも山行にチャレンジします!


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奥鬼怒温泉郷の加仁湯で

120707_1409~03.jpg120707_1409~01.jpg奥鬼怒沼と湿原の植生調査に来ています。
雨降りのため早めに加仁湯でひと風呂浴びました。

楽しみのひとつです。明日が晴れるとよいですが。


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