久高島の聖なる井泉、ヤグルガー

ビーグル号の航海日誌 2012年08月13日 02:53

120722ヤグルガー眼下の海@エコカフェ(久高島).JPG沖縄視察3日目。知念半島の安座真港を午前9時出航、琉球王国最高聖地の久高島までは高速船で25分の船旅です。上陸後、「さばに」で自転車を借りて島内を右回りに散策することにしました。久高島簡易郵便局、ウミブドウの養殖所を過ぎるとやがてヤグルガーの断崖上部に到着です。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

ヤグルガーは女神が禊ぎに使う神聖な井泉です。この井泉ーは久高島大里家に伝わる五穀神話にも登場します。120722ヤグルガーヘ@エコカフェ(久高島).JPG120722ヤグルガー@エコカフェ(久高島).JPG昔々、この家にアカツミー(男性)とシマリバー(女性)の夫婦が住んでいて、海の遠くニライカナイからイシキ浜に流れ着いた白壺(瓢箪)を拾うために禊ぎをした井泉とされています。五穀とは稲、麦、粟、黍か稗、小豆のようです。麦と粟は沖縄全土に広められたとと伝えられています。隆起石灰岩と島尻マージのため保水力がなく、昔から海に囲まれた小さな久高島の人たちにとってガーは貴重な水源であったのであろう。

断崖上部の案内板を目印に断崖に沿ってユウナクサトベラアダンツワブキなどの茂みを分けるように階段を下りていくと、やがて小さなガー(井泉)が現れました。ガーに溜まった水は少し濁っているように見えました。このところ日照り続きで雨がないためなのだろうか。


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ホルトノキは照葉樹林を

120722ホルトノキ@エコカフェ(沖縄).JPG沖縄本島の知念岬にある斎場御嶽は隆起琉球石灰岩のカルスト地形と亜熱帯照葉樹林に囲まれています。タブノキ、ホルトノキ、スダジイ(イタジイとも)、イスノキ、アカギ、ガジュマル、アコウ、ハマイヌビワなどが見られます。ここではホルトノキを紹介します。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

ホルトノキ(学名:Elaeocarpus sylvestris Poir var. ellipticus)はホルトノキ科ホルトノキ属の常緑高木。分布は本州千葉県以西、四国、九州、南西諸島、台湾、インドシナなどに及び、暖かい沿岸域に自生。樹高は10m から15m、ときに30mほどで、樹皮は帯灰色で平滑、葉は互生し枝先に集生し、革質、葉身5pから12pほどの倒披針形から長楕円状披針形で葉縁に鈍い鋸歯がつく。初回に古い葉が紅葉し、落葉します。
花期は6月から8月頃で、前年枝の葉腋から総状花序をだし、白色の径約1pの小さな花を多数咲かせます。果実は長径約1.5cmから2pほどの長楕円形の核果で秋に藍黒色に熟します。

ホルトノキは琉球石灰岩質土壌を好むことから沖縄の中南部に多く自生します。小笠原母島の石灰岩質土壌に自生するシマホルトノキはホルトノキが近縁種と考えられています。ホルトノキは沖縄方言でターウルサーということから、この木の葉が田の肥やしになったと考えられているようです。


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パワースポット、斎場御嶽

ビーグル号の航海日誌 2012年08月12日 22:06

120722正面に三角岩@エコカフェ(沖縄).JPG沖縄3日目。沖縄本島知念岬の東海上5.3kmにある久高島は琉球王国の最高聖地です。もちろんパワースポットでもあります。この島に渡る前に斎場御嶽(セーファウタキ)で拝む必要があります。そこは沖縄県知念半島に位置し、琉球の始祖「アマミキヨ」が造り、国始めの七御嶽のひとつ、琉球王国の尚真王時代の御嶽とされます。

7月22日、一行は知念安座真港から9時出航前に寄りましたが、首里城跡などとともに世界文化遺産に登録したこともあり公開は9時から、入ることはできないので遥拝させていただいた。
120722三庫理から@エコカフェ(沖縄).JPG120722三庫理から久高島を拝む@エコカフェ(沖縄).JPG久高島を訪島したのちに改めて斎場御嶽を訪ねました。御嶽は古く集落があった場所と考えられ、後に人口が多くなり周辺に居住を構えると、琉球の神様が存在し、来訪する場所であって祖先神を祀る場所とされ、地域の祭祀の中心となる聖地、聖域となったと理解されます
琉球の信仰において神様に使えるのは女性であり、男子禁制の場所であるため、限られた場所までしか男子は入れません。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

斎場御嶽には6か所の拝所がありますが、最も奥に位置する三角岩の洞門のある三庫理(サングーイ)は三方を岩壁に囲まれ、チョウノハナ、手前右側のオーバーハングした琉球石灰岩の岩壁下にはシキヨダユルアマガヌビーアマダユルアシカヌビーがあります。チョウノハナは最も角が高い拝所で、最高聖地の久高島を拝むことができます


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高山植物の魅力(66)、クルマユリ(車百合)

120804クルマユリ@エコカフェ.JPG120804クルマユリ@エコカフェ(佐渡島).JPG大佐渡石名天然杉は大佐渡山脈主稜線近くの標高約900mに広がっています。ここは年間を通じて雲霧が発生しやすく、冬季の積雪も多く季節風も厳しいといいます。亜高山帯に属するのでしょう。[2012年8月4日撮影:佐渡島エコツアー@阿部]

クルマユリ(車百合、学名:Lilium medeoloides A. Gray)はユリ科ユリ属の多年草。分布は朝鮮半島、中国、樺太、北海道、本州中部地方以北と大台ケ原、四国剣山に隔離し、高山帯から亜高山帯の草原に自生。120804クルマユリ花@エコカフェ(佐渡島).JPG
草丈は30pから80pほどで、地下に鱗茎をもち、茎は直立し、葉は茎の中央付近に1段から3段ほど6枚から15枚ほどが輪生し、その上部にはまばらにつく。天然杉林内では1段のものしか見られなかった。
花期は7月から8月頃で茎先に数個の花が互生して下向きに咲きます。花は径約3pから4pほどで、赤橙色の萼片3枚と花弁3枚、これをまとめて花被片というが、これが著しく反り返り、内側に褐色の斑点が入ります。果実は長径約4pの紡錘形の刮ハで、熟すと開裂し中から径約1pほどの薄紙のような翼のある種子が風に乗って散布されます。

クルマユリの亜種として花被片に斑点のないフナシクルマユリ、葉の細いチシマクルマユリが知られているそうです。しかし、花だけみているとコオニユリオニユリにそっくりですね。

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浅草で高度経済成長の昭和レトロを

電気ブラン@エコカフェ.jpg虎姫一座レビュー@エコカフェ.jpg虎姫一座@エコカフェ.jpg先々週、浅草レビュー劇団、虎姫一座の「昭和歌謡レビュー」を堪能しました。
エコカフェ理事の鈴木さんと一緒に昭和を振り返ってみました。
高度経済成長に沸く日本列島、テレビ文化史をエノケンこと榎本健一、笠木シヅ子、ザ・ピーナッツ
ほか、ヒット曲で綴るミュージカルレビューです。

東京ブギウギ、恋のバカンス、情熱の花、ロコモーション、可愛い花、レモンのキッス、恋のフーガ、スターダスト、ムーンリバー....。

戦後の日本史をテレビ文化から駆け足で学ぶことができたのは何とも面白かったですよ。帰りに神谷バーで電気ブランを1杯。8月23日から公演が再開されますので興味ある方は足を運んでみてください。


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モミ(樅)は受難の中に

120728モミ大木@エコカフェ(奈良).JPG7月28日、猛暑の中、奈良県の春日山遊歩道周遊コースを散策しました。もちろん私たちのほかに山中を歩いている人はまばらでした。照葉樹林と落葉広葉樹林の尾根筋の混合樹林帯でしばしばモミの大木と幼樹を確認することができました。モミはエコカフェの自然観察会で高尾山など関東周辺の低山に登った時も尾根筋に限って大木が残っているのを観察します。[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]

120728モミ@エコカフェ(奈良).JPGモミ(樅、学名:Abies firma Sieb. & Zucc.)はマツ科モミ属の常緑針葉樹。軽度懸念(LC)。分布は本州東北地方秋田以南、四国、九州、屋久島に及び、関東周辺では標高1000m付近までにツガとともにシイ・カシなどの照葉樹林帯上部で落葉広葉樹林に混生。日本側には少なく、尾根筋で大木が見られる。樹高は約40m、樹皮は灰褐色で鱗片状に浅く剥離、枝を水平に張り、円錐形の樹冠を形成、葉は枝にらせん状に密生し、無柄、葉身20oから35mmほどの線形で葉先が鋭く2裂します。雌雄異花で雄花は黄緑色の短い円柱形、雌花は緑色で直立。果実は長径約10pから15pの円柱形の球果、熟すと灰褐緑色になり鱗片はばらけて風散布します。

モミは陰樹で照葉樹林帯と落葉広葉樹林帯のせめぎ合いの中にあって、大気汚染に弱いとされていることから個体数を減らしているといわれています。日本にはモミのほか、標高1000m以上の寒冷な気候を好むウラジロモミ、さらに高い標高に自生するシラビソ、多雪地帯に多いオオシラビソ、さらに寒冷な場所を好むトドマツなどが知られています。山の楽しみのひとつですね。

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伊豆沼にて

ビーグル号の航海日誌 2012年08月09日 21:40

DSC_0251.jpg伊豆沼で、ハスが満開です。
ポツポツ咲いているように見えますが、奥はピンク色に染まってます。



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ニホントカゲ(日本蜥蜴)

ビーグル号の航海日誌 2012年08月03日 00:41

120728ニホントカゲ@エコカフェ(春日山).JPG春日山原始林のハイキングコースを散策中にニホントカゲに遭遇しました。春日山は承和8年(841年)以来、樹木伐採が禁じられてきたことから極相に達した原生の照葉樹林が広がっているという。そこは世界遺産にも登録されています。このコースには鎌倉時代に彫られた磨崖仏である朝日観音、夕日観音、寝仏も観察することができます。[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]

ニホントカゲ(日本蜥蜴、学名:Plestiodon japonicus (Peters))はトカゲ科トカゲ属に分類されるトカゲ。分布は本街道、本州(伊豆半島を除く)、四国、九州、男女群島、大隅諸島、ロシア沿海地方に及び、草原や石垣、山地の日当たりのよい斜面などに生息。全長は15pから25pほど、頭胴長は6pから10p弱で、体列鱗数(胴体中央部に斜めに列になった背面の鱗の数)は26枚。オスの成体は褐色、体側面に茶褐色の太い縦縞が入り、繁殖期には側頭部から喉、腹部にかけ赤味を帯びるという。食性は動物食で甲虫類、クモ類、甲殻類、ミミズなどを食べます。繁殖期は4月から6月頃で1回に5個から16個ほどの卵を産みます。


伊豆諸島と伊豆半島には近縁種のオカダトカゲが分布しています。このことは伊豆半島は古くは伊豆諸島と同じ島嶼であったものが、フィリピン海プレートの北上にのって、170万年前頃に本州に衝突し、70万年前に古富士山を生じ、50万年前には現在のような半島となったと考えられていることから納得がいきますね。


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ヤマヒコノリ(山彦海苔)

ビーグル号の航海日誌 2012年08月01日 07:55

110709ヤマヒコノリ@エコカフェ(鳳凰三山 ).jpg南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ヶ岳の南に伸びる鳳凰三山の薬師岳の稜線の岩場で樹枝にヤマヒコノリが着生していました。奇妙な植物で子嚢菌と緑藻(シアノバクテリア)が永久的に共生しているのです。大気汚染に非常に弱いためヨーロッパなどでは大気汚染の指標生物とされているといいます。[2010年7月9日撮影:薬師岳@澤尚幸]

ヤマヒコノリ(山彦海苔、学名:Evernia esorediosa (Mull.Arg.) Du Rietz.)はサルオガセ科ヤマヒコノリ属の樹枝状地衣類。分布は北海道と本州、針葉樹林帯の樹皮に着床。地衣体は帯緑黄色、茎は約3mmと太く、やや扁平で背腹性はなく、深い皺曲があり、不規則に樹枝状に分枝する。付属体で針葉樹の樹皮に着生。粉芽を欠き、裂芽上に小突起があり、吸盤状の器官が子実体であるという

日本に自生するヤマヒコノリの仲間には、背腹性のあるツノマタゴケと背腹性はなく粉芽のあるコフキヤマヒコノリが知られています。見分けるのは難しいようです。


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日本の最北端の地でハマナス(浜梨)を

110816日本最北端の地@エコカフェ.JPG北海道宗谷岬を訪ねた後で海岸近くでハマナスの群落を見つけました。ちょうど赤い花が咲いていました。加藤登紀子の歌う『知床旅情』(作詞・作曲:森繁久彌)の歌詞を思い出す中高年の方も多いのではないでしょうか。[2011年8月16日:宗谷岬@澤尚幸]

ハマナス(浜茄子、浜梨、学名:Rosa rugosa Thunb.)はバラ科バラ属の落葉低木。分布は東アジア、日本では北海道から本州の日本海側では島根県以東、太平洋側では茨城県以北に及び、海岸の砂地などに自生。110812ハマナス@エコカフェ(宗谷岬).JPG樹高は1mから1.5mほどで枝葉太く針状の棘が密生、葉は奇数羽状複葉で小葉は楕円形で7枚から9枚。葉表は光沢があり葉脈で凹み、葉裏には密毛が生えます。花期は5月から8月頃で前年枝先に1個から3個の花を咲かせます。花は径6、7pの紅紫色で強い芳香がします。果実は径約2.5pの扁平な球形の偽果で10月頃には赤色に熟します。

名前の由来は果実が梨の果実に似ていて浜で育つことによるといいます。果実は弱い甘みと酸味があって、ビタミンCを豊富に含むことから疲労回復の効能があるとされ、果実酒などに使われるそうです。


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波照間島の黒糖を

ビーグル号の航海日誌 2012年07月31日 20:58

120727_0713~01.jpg120727_1303~02.jpg120727_1303~01.jpg波照間島は日本最南端の人が住む島。サトウキビ栽培が主産業。泡盛と黒糖の島。さて、黒糖と黒砂糖は同義だって知ってますか。
平成23年3月30日に消費者庁はJAS法の解釈通知「食品表示に関するQ&A」を改正し黒糖と黒砂糖は同義であると明確にしている。
同月31日には消費者庁は「黒糖と黒糖加工品」をJAS法の加工食品表示基準を改正し、原料原産地表示義務付け対象に加えています。つまり、黒糖と黒砂糖はさとうきびを絞ってそのまま固めたもの、としています。へいですね。
これにより黒糖の利活用が見直され新たな商品化の動きが起こりつつあります。嬉しいですね!

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春日奥山最大のヤマザクラ(山桜)は

120728ヤマザクラ@エコカフェ(春日山).JPG120728ヤマザクラ上部@エコカフェ.JPG春日山原生林の散策中にひときわ大きな桜の木がありました。案内板には「春日奥山最大の山桜」とあります。桜には多くの園芸品種がありますが、野生の桜の代表格とされます。春には見事な花を咲かせることでしょう。[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]

ヤマザクラ(山桜、学名:Cerasus jamasakura (Siebold ex Koidz.) H.Ohba)はバラ目バラ科サクラ属の落葉高木。分布は本州福島・新潟地方以西、四国、九州、台湾、朝鮮半島に及び、丘陵地から山地の尾根筋などの日当たりのよい場所に自生。樹高は20mから25mほどで径1m、樹皮は暗褐色、葉は無毛、葉身8pから12pほどの長楕円形から卵形で葉縁に細鋸歯があり先端が尖ります。葉柄には2個の腺点があります。花期は3月下旬から4月中旬頃で、葉芽と同時に散房花序を伸ばし、2個から5個ほどの白色の5弁花を咲かせます。

有名な「吉野の桜」も山桜ですが、日本には野生の桜はオオシマザクラ、カスミザクラ、オオヤマザクラなど10種ほどが知られています。桜の世界も奥が深いですよ。


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春日大社境内内のイチイガシ巨樹群

ビーグル号の航海日誌 2012年07月30日 08:49

120728イチイガシ巨樹@エコカフェ(春日大社).JPG春日大社境内内に径3m超のイチイガシの巨樹が多く見られます。春日大社の創祀は8世紀頃に遡ることから、この巨樹群は当時の御蓋山山麓から飛火野にかけてイチイガシを優占種とする照葉樹林が広がっていた名残と考えられているそうです。[2012年7月28日撮影:春日大社@阿部]

イチイガシ(一位樫、学名:Quercus gilva Blume)はブナ科コナラ属の常緑高木。分布は本州関東地方以西の太平洋側、四国、九州、済州島、台湾、中国南部に及び、暖帯の照葉樹林内や神社境内などに自生。120728春日大社境内@エコカフェ.JPG樹高は約30m、樹皮は黒灰色で片状不揃いに剥離し、葉は互生し革質、葉身4pから12pほどの倒披針形で先端は尖り、葉縁の上半分に鋭い鋸歯がつく。葉表は濃緑色でクチクラ層が発達し光沢があり、葉裏は白灰色で黄褐色の星状毛が密生し葉脈主脈は突出し目立ちます。
花期は4月から5月頃で新枝の上部葉腋に雌花3個、下部に5pから10pほどの穂状花序を出し雄花を密生します。果実は長径約2pの楕円形の堅果で、10月から11月頃に熟し上部の穀斗に褐白色の星状毛を密生させます。

果実はアクが少ないためそのまま食することができるとそうです。縄文時代、弥生時代、古墳時代の遺跡からは堅果だけではなく木材を木製品などに利用してきたことが分かっているそうです。私たちに身近な照葉樹林のひとつなのですね。


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暑いのは人だけではないin奈良公園

ビーグル号の航海日誌 2012年07月29日 11:55

120729_1122~01.jpg120728_1122~01.jpg120729_1121~01.jpg奈良公園の鹿たちも暑いのだろう。
なんとも動きが緩慢である。
奈良国立博物館で諸仏の勉強をしました。

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JR奈良駅に到着し

ビーグル号の航海日誌 2012年07月28日 19:45

120728_1905~01.jpg120728_1905~02.jpg近鉄奈良駅の近くで下山交流会をしJR奈良駅に到着しました。
駅前には取り分け立派な市営総合案内所が存在感を誇っていました。
郵便ポストがこの地の土地柄を捉えていてなんとも可愛らしく思えました。

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春日山の道程は厳しく

120728_1444~01.jpg120728_1445~01.jpg120728_1445~02.jpg漸くのこと神界から下界に戻りました。
森の様子は後で報告します。
兎に角、健康的な汗をいっぱいかきました。

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春日山に登ります

120728_1210~01.jpg120728_1209~02.jpg120728_1209~01.jpg途中の日月休憩舎でランチです。
森の中は多少涼むことができます。
柿の葉寿司とほうじ茶が美味しいです。

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車窓から平城京跡を

120728_1101~01.jpg120728_1102~01.jpg近鉄奈良線の特急に乗りました。
車窓から眺めた平城京跡です。
夏草や兵どもが夢の跡、なんとも。

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エダウチチヂミザサ(枝打縮み笹)

ビーグル号の航海日誌 2012年07月26日 07:05

120722エダウチチヂミザサ@エコカフェ(沖縄).JPG沖縄本島の城南市にある斎場御嶽は琉球王国最高の聖地です。その御嶽に入ると右手にエダウチチヂミザサの群落がありました。名前の由来は葉の形が笹に似ていて縁が波状に縮れていることによるが「枝打」については不明らしいがチヂミザサより大きくそう見えたのだろう。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

エダウチチヂミザサ(枝打縮み笹、学名:Oplismenus compositus (L.) Beauv.)はイネ科チヂミザサ属の多年草。近縁種に広域種チヂミザサ。分布は本州伊豆諸島、九州南部以南、南西諸島から台湾、南アジアに及び、やや暗い林縁、空地などに自生。草丈は20pから40pほどで枝分かれし地面を匍匐し、葉は互生し基部は鞘状に茎を抱き長楕円形で先が尖ります。花期は8月から10月頃で茎が立ち上がり先端に穂ができる。チヂミザサに比べ穂の枝がより長く、小穂がよりまばらにたくさんつきます。果実は芒に粘り気があるため、いわゆる「ひっつき虫」です。

斎場御嶽は森の中でひんやりとした空気が支配し、所どころ石灰岩が断崖をつくって露出していて、ある種ドリーネのようになり、この地が隆起石灰岩であることがよく分かります。植物が豊かなことも嬉しいですね。


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久高島カベールでヒータチが

ビーグル号の航海日誌 2012年07月25日 06:52

120722クバの森の一本道@エコカフェ(久高島).JPG斎場御嶽(せいふぁうたき)で遥拝したのちに静かな海原を高速船に乗って久高島まで渡りました。久高島は母神を守護神とする数々の祭祀が記憶された日本人の魂の原郷であります。
真夏の日差しの下、久高島は静寂に包まれていました。
久高島北端にカベール岬があります。カベールとは神の原っぱを意味します。
ここは琉球の創世神アマミキヨが降り立ったとされる地であり、海神が白馬の姿で降臨したとも伝わる聖地です。
隆起珊瑚礁の島であるため純白の砂がまぶしいほどでした。
旧暦二月吉日に豊漁祈願(ヒータチ)が行われる地でもあります。
120722カベール岬@エコカフェ(久高島).JPGヤグルガーで外間ノロ、久高ノロ、ウメーギが身清めの禊をし、フボー御嶽では神女全員が白装束の神衣に着替え、クバの森を年齢順に行列し進むといいます。
岩場は波風が強く、中央に外間ノロ、右にウメーギ、左に久高ノロ、十メートルほど相対して神女たちが八隊列します。
神歌(テイル)が波風とともに聞こえてきます。哀愁をおびた神歌、パンタタキャーという追い込み漁が再現され、豊漁祈願が行われます。

岩に砕ける波の音は今も昔も変わることはないが、人の営みは波風の中でもまれるばかりのようだ。


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