ポッポッポ、ハト、ポッポ

ビーグル号の航海日誌 2013年02月06日 20:00

ハト@エコカフェ.JPG都心で一年中見られる鳥といえば烏(カラス)に続いて鳩(ハト)、雀(スズメ)、目白(メジロ)といったところだろうか。もちろん、鴨(カモ)の仲間や鶯(ウグイス)のように季節になれば渡りや山から里に下りてくる鳥たちもいる。カラスはゴミをあさり散らかしたり、ハトも糞などの問題をともなうことも多いようです。[2010年4月10日撮影:新宿御苑@山崎]

上野公園や新宿御苑、明治神宮の森などではドバトをよく観察することができます。ドバトは本来はカワラバトといいます。カワラバト(河原鳩、学名:Columba livia Gmelin)の原産はヨーロッパや北アフリカ、中央アジアだそうです。日本には奈良時代頃に移入されたといいます。カワラバトが野生化したものをドバト(土鳩)と呼んでいるのだそうです。「ぽっぽっぽ、鳩、ぽっぽ、餌が欲しいか、そらやるぞ、・・・・」と歌にあるように餌をやる習慣があって、天敵の猛禽類がいないのと繁殖力が旺盛なことも相まって都市部では増え過ぎて困るケースもあるという。「平和の象徴」である鳩が皮肉にも迷惑な象徴になってしまっているということです。寺社仏閣では鴨居などに止まらぬよう網をかけているのをよく見かけます。

私たちのご都合主義にハトも翻弄されているということでしょう。やはり森の中で見るハトは街中で見るハトとはちょっと違って見えますね。警戒心も強いようだし....。


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ガメラのような?

ビーグル号の航海日誌 2013年02月05日 23:00

kaniyu 001.JPG
生きているのか?
それとも剥製か?
まったく動く気配のないワニガメ。
ガメラのモデルになったといわれている。
見るからに強そうな顎は、人間の指を食いちぎるほどの力があるそうだが、ワニガメにとっては唯一の天敵は人間かもしれない。
以前は、大きくなったカメは食用に小さいカメはペットように乱獲されたため絶滅危惧種に指定されている。
日本では、飼えなくなって捨てられたり、逃げ出したカメが公園や街中でみつかり騒ぎになったこともあるため、飼育時には厳重な管理が求められている。
第2保護センターでも、しっかりと鍵をかけて飼育がされている。
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ニホンウナギを絶滅危惧に指定!

ビーグル号の航海日誌 2013年02月04日 17:15

080821ニホンウナギ@エコカフェ(ポケゼミ ).jpg2月1日の報道で環境省はニホンウナギを絶滅危惧TB類に指定とあった。今では冷凍ものもあり一年中食されるウナギ。日本では先史時代から食べられていたという。古来より、利根川や荒川が江戸湾に注ぎ、ウナギにとって棲みやすい広大な湿地や湖沼などが点在していた。江戸時代中期以降、「土用の鰻」と称して滋養強壮があり、夏バテ解消のよいと蒸して串に刺した現在の蒲焼きが広まり、江戸の伝統的郷土料理、日本食文化の一つにもなったのです。[2008年8月23日撮影:森里海学びツアーin志津川・気仙沼@阿部]

ニホンウナギ(日本鰻、学名:Anguilla japonica Temminck & Schlegel)はウナギ目ウナギ科の魚類。分布は日本、朝鮮半島、中国、ベトナムなど東アジアに広く、産卵期は海洋であるが海洋に通じる河川中流から河口域、湖沼などに生息。体長は40cmから50cmほど(最大で1m超)、下顎が上顎より長いのが特徴です。夜行性、食性は肉食性で魚、エビ、貝、水生昆虫などを食します。産卵期は6月から7月頃、新月の日、マリアナ海嶺付近の水深およそ150mから200mの中層で一斉産卵すると考えたれています。産卵場所の特定化は2006年2月、東京大学海洋研究所をはじめとした日本の研究チームの苦労と努力の結果だそうです。卵は産卵後2、3日で孵化し、葉形幼生(レプトケファルス:仔魚)は海流に浮遊、変態を経て成体と同じ体型で体長約5cmのシラスウナギ(稚魚)になり、黒潮に乗って北上し東アジア沿岸域で川を遡上します。淡水で5年から10年十分に育つと、産卵のための再び海に下ります

ニホンウナギが壮大な旅をすることや産卵場所がどこであるかが明らかとなったが、なぜそのような生態行動を選択しているのだろうか。日本列島の起源も赤道付近の海底にあったといいますが、さてさて。江戸下町探訪WSでもぜひ一度取り上げていただきたいネタですね。


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見事な自然の造形美を前に

130202柱状節理@エコカフェ(加仁湯).JPG奥鬼怒温泉郷加仁湯の鬼怒川を挟んだ対岸の岸壁の上部は垂直に切り立っている。いつ落ちてくるのかと心配もあるが、見事としか言いようがない。
おそよ2200万年前の海底での大噴火による結果を見せられているというから驚かずにはいられない。日本列島の形成史の中でも最も激しい地殻変動があった時代のひとつとぴえよう。新生代・古第三紀(6500万年前〜2380万年前頃)の海底火山噴火により形成された凝灰岩の亀裂や割目に、地下からの新たなマグマ上昇し海底火山噴火が繰り返され、さらに岩盤に貫入し冷え固まったものが輝石安山岩という岩石であるという。冷え固まる際に収縮が起こるが岩石の成分により決定づけら、輝石安山岩は柱状節理といって多角柱(多くは、断面が4角形、5角形、6角形)の造形美を見せてくれています。
130202柱状節理拡大@エコカフェ.JPGその後1400万年前頃以降には、隆起が浸食に勝ち、全体としては現在の位置まで押し上げられていくが、現在では浸食に耐えない安山岩などの柔らかな地層は削られ深い渓谷を造っているのでです。

何とも説明を聞けば、なるほど、となるのではあるが、見事な自然の造形美を崇拝したくなってしまうのは太古の祖先たちだけではなく私たちにも言えることではないでしょうか。


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ナメラカラクサゴケ(滑ら唐草木毛)は地衣類

ビーグル号の航海日誌 2013年02月03日 22:07

13020ナメラカラクサゴケ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷の加仁湯の近くを雪中散策中に岩上や樹皮上に多様な蘚苔類や地衣類を確認することができた。辺りは雪深く、氷点下の日もまだ多いというのに、むき出しの姿で寒さに耐えているような気がする。ヤマヒコノリと一緒に樹皮に着生する恐らくナメラカラクサゴケだと思います。名前に「コケ」とありますが、蘚苔類ではなく地衣類です。[2013年2月2日撮影:加仁湯周辺@山崎]

ナメラカラクサゴケ(滑ら唐草木毛、学名:Parmelia praesquarrosa Kurok.)はウメノキゴケ科カラクサゴケ属の葉状地衣類。分布は日本ではブナ帯以上の針葉樹林内などの樹皮に着生。地衣帯の背面は灰緑色で全体に滑らかで不整形な白色班が入り、葉縁部は灰白色の細い線で縁取られます。粉芽も裂芽もなく、子器はレカノラ型、胞子で増えます。

同じ仲間に粉芽も裂芽も形成しないトゲナシカラクサゴケ、粉芽はないが裂芽を形成するカラクサゴケが知られています。同定は難しいのでカラクサゴケの仲間とするので十分なのかもしれませんね。


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断崖上部に柱状摂理の絶壁

SN3M0010_0001.jpgSN3M0007_0001.jpg加仁湯対岸には見事な断崖絶壁がそそりたっています。
地下のマグマが上昇し地上近くで冷え固まったものだ。輝石安山岩だそうです。
断崖下部では絶えず崩落が発生しているため大きな樹木は育っていません。

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八丁の湯は遥か眼下に

130202_1514~02.jpg130202_1514~01.jpg眼下の渓流沿いに八丁の湯があるという。道中一の絶景だ。
気温は南から入り込む暖かな大気のため七度まで上昇している。
先週末は日中でも氷点下七度だったというから雪解けが進みそう。
コの付近で積雪は一メートル近くはあるそうだ。

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蛇王の滝というが

ビーグル号の航海日誌 2013年02月02日 14:36

130202_1428~01.jpg130202_1427~01.jpgなぜに蛇王の滝というかは分からないそうだ。
蛇の王様が登る様子にたとえたものでしょうか。
落差がかなりあるようです。途中が氷結しています。

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奥鬼怒温泉郷は遠い!

130202_1142~02.jpg130202_1145~01.jpg北千住駅11時30分集合。
11時42分発、きぬ113号。
快適な列車旅の始まり。
車窓からは冬枯れの田んぼが変化なく続く。
子どもの頃の話が続く。スキー、スケート、そり、スノーシュー、なぜできないのか。子どもの頃の経験が大切なようだ。
ゆるキャラ集めが流行っているらしい。

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春を告げる花は

ビーグル号の航海日誌 2013年02月01日 08:55

ロウバイ@エコカフェ.JPGカンコウバイ@エコカフェ.JPG二月は水仙月とも。天気予報では今日は小春日和になりそうです。
これから林内や林床では早春を告げる花(スプリング・エフェメラル)が楽しめるようになります。
小石川植物園ではロウバイ、マンサク、カンコウバイが見ごろのようです。
マンサク@エコカフェ.JPGロウバイ(蝋梅)は「唐梅」ともいい、中国唐からの移入種、カンコウバイ(寒紅梅)はウメの一変種、マンサク(万作)は「まんず咲く」の転訛したもので東北地方でよく見られます。

五感でしっかり春の移ろいを感じたいですね。

少しずつですが森には明るさが戻ってくるのです。



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冬枯れのシマサルスベリ(島百日紅)

ビーグル号の航海日誌 2013年01月31日 19:57

シマサルスベリ@エコカフェ.JPG小石川植物園の園内にはシマサルスベリの小規模の並木がある。この季節、常緑樹に囲まれた一角がいやに明るくなっている。樹幹や枝をくねらせたシマサルスベリが静かに天然の造形美を誇っている。屋久島の深い森の中でも見た記憶が。ただし、近縁のヤクシマサルスベリかもしれない。まあ、一度ご覧あれ。[2013年1月27日撮影:小石川植物園@山崎]

シマサルスベリ(島百日紅、学名:Lagerstroemia subcostata Koehne)はフトモモ目ミソハギ科サルスベリ属の落葉高木。準絶滅危惧(NT)。分布は屋久島を北限に南西諸島、小笠原諸島、台湾、中国南部に及び、林内や林縁に自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は平滑で剥落し淡褐色に斑紋、葉は2対互生(コクサギ葉序)、葉は葉身3cmから8cmの卵状楕円形で全縁、サルスベリに比べ葉裏が白く、大きくて細長く、葉先が尖るのが特徴です。花期は6月から8月頃、枝先から10cmから20cmほどの円錐花序を伸ばし、径約1.5cmの白色の花をたくさん咲かせます。花中央に多数の雄蕊、その外側に雌蕊6本、萼片は筒状で裂、花弁6枚は基部が長い柄状でうちわ形、ひどく縮れます。果実は長径約1cmの楕円形の刮ハ、中には翼のついた種子が入っています。

シマサルスベリの仲間は熱帯アジア中心にオーストラリアも含め約30種が知られる。公園や庭木として植栽されるサルスベリは、本来は中国南部原産のサルスベリの園芸品種が多い。夏を代表する樹花であって、花は赤色、淡桃色、白色と多様性に富んでいる。日本には南西諸島のシマサルスベリと屋久島と奄美大島に自生するヤクシマサルスベリが知られています。材質が堅いため建築材や家具材などに利用されるそうです。


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ヒメシャラ(姫娑羅)の巨木林に

ビーグル号の航海日誌 2013年01月29日 22:56

081106ヒメシャラ巨木@エコカフェ(屋久島).JPG081106ヒメシャラ群生@エコカフェ(屋久島).JPG屋久島の森は屋久杉だけではなく栂や姫沙羅なども巨大に育っている。雨が多く腐敗菌が少ない綺麗なことも影響しているのだろうか。姫沙羅は陽樹、パイオニア的存在なので林内にニッチが生まれ陽が差すと積極的に進出してきます。屋久島が南限で標高200mから1500m付近までと広く出現、ときにとまって姫沙羅の林を形成、ひときわ目立ちます。[2008年11月9日撮影:屋久島エコツアー@山崎]

ヒメシャラ(姫沙羅、学名:Stewartia monadelpha Seib. et Zucc.)はツバキ科ナツツバキ属の落葉高木。日本固有種。分布は本州関東南部以西、四国、九州、屋久島に及び、温帯の日向の適湿な場所に自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は平滑で光沢のある淡赤褐色、老木で薄片状に剥落。葉は互生し有柄、葉身5cmから8cmの卵形から楕円形、葉縁に浅鋸歯、葉先は尖ります。葉の両面に毛が散生します。花期は7月から8月頃、葉腋に径約2cmの白い花を1つずつ咲かせます。花は花弁、萼片は各5枚、多数の雄蕊は基部で合着、苞2枚が萼片を包みます。一日花です。果実は五角卵形の刮ハで白絹毛が密生。晩夏に熟すと5裂、中から翼のある扁平な種子が風に乗って散布されます。

「沙羅」というと、ついつい平家物語の冒頭にある「・・・ 諸行無情の響きあり 沙羅双樹の花の色 ・・・」の「沙羅双樹」と重なってしまうが、「沙羅」とはインド原産のフタバガキ科の「沙羅の木」のことです。釈迦入滅は「沙羅双樹」つまり2本の「沙羅の木(さらのき)」の下であったと。日本では自生のツバキ科の夏椿のことを「沙羅樹(サラノキ)」、「沙羅(シャラ)」と呼んでいます。紛らわしいですね。 


関連報告(屋久島エコツアー報告書)⇒
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タグ:日本固有種
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松尾芭蕉と中尊寺金色堂

ビーグル号の航海日誌 2013年01月27日 15:48

100820松尾芭蕉像@エコカフェ.JPG中尊寺毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山は、平成11年6月に「平泉 - 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界文化遺産に登録。同日に小笠原諸島が世界自然遺産登録に登録されたのだった。「中尊寺と仏教の変遷」で中尊寺の建立の経緯については紹介したので、ここでは文治5年(1189年)、4代(清衡、基衡、秀衡、泰衡)続いた藤原氏滅亡以降の変遷と松尾芭蕉の「奥の細道」について触れよう。[2010年8月20日撮影:中尊寺@阿部]

文治元年(1185年)に平氏滅亡、鎌倉時代が始まる。源頼朝が平泉に入り、文治5年に義経は自害、泰衡は家臣河田次郎に殺害、奥州州藤原氏は滅亡。この間に平泉諸寺院も荒廃。その後、中尊寺は源頼朝らの庇護のもと存続し、天治元年(1124年)上棟の金色堂には簡素な覆屋根がかかっていたが、正応元年(1288年)に鎌倉幕府命による修復の時に覆堂に造りかえられたという。100820金色堂覆堂@エコカフェ.JPG室町時代の建武4年(1337年)の大火で金堂を残して伽藍の大半を焼失、苦難が続く。江戸時代になって伊達氏の庇護下で再建を進め、寛文5年(1665年)には毛越寺や達谷西光寺とともに上野・寛永寺の末寺に。松尾芭蕉が「奥の細道の旅」で門人曽良をともなって平泉を訪れたのは藤原氏滅亡から500年の時を経た元禄2年(1689年)。芭蕉46歳、曽良41歳、芭蕉は平泉の古に生きる人びとの栄枯盛衰と極楽浄土への思いを胸に次のような句を詠んでいます。

夏草や 兵どもが 夢の跡
五月雨の 降り残してや 光堂


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春日山滝坂の道の磨崖仏群

120728朝日観音@エコカフェ(春日山).JPG思い出。春日山周遊コース、高山神社から山間を少し下ると柳生街道にぶつかる。この三叉路の辻には首切り地蔵が鎮座。左手に伸びるのが柳生方面へ、右手の沢沿いの滝坂の道では断崖に彫られた鎌倉時代の多くの磨崖仏を見ることができます。[2012年7月28日撮影:奈良・京都視察@阿部]

1番バッター。滝坂の道を少し下ったところで、右手の断崖壁面に3体の磨崖仏が見られます。通称「朝日観音」とあるが、中央は弥勒如来立像(高さ2.3m)で文永2年(1265年)の刻銘、左右は地蔵菩薩。左側の地蔵菩薩は錫杖・宝珠を持ち当初の作、右側の舟形光背の地蔵菩薩は錫杖を持たず春日地仏の姿であり後世の作という。
120728夕日観音@エコカフェ.JPG120728三体地蔵@エコカフェ.JPG2番バッター。さらに能登川渓流沿いに下がると右手の断崖上部の大きな三角形の花崗岩の巨岩に磨崖仏「夕日観音」がある。こちらも弥勒如来立像(高さ1.6m)、二重光背に、右手を下にのばし、左手を上げた施無畏・与願印である。
3番バッター。「夕日観音」の断崖下の岸壁には「三体地蔵磨崖仏」が彫られている。何れも右手に錫杖、左手に宝珠を持つが、風化が激しい。
120728寝仏@エコカフェ.JPG4番バッター。少し下ると通称「寝仏」、転落した大日如来の石仏があり、その下は集落になります。

他にもあるらしいのですが、時間の関係でゆっくり観察しながらの散策となりえなかったので残念でした。機会があったら新緑や紅葉の頃に訪れるのがよいかもしれませんね。


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歓喜院と妻沼聖天様

ビーグル号の航海日誌 2013年01月25日 18:06

妻沼聖天様拝殿@エコカフェ.JPG妻沼聖天様は熊谷市(旧妻沼町)にあり、東京台東区にある待乳山聖天(本龍寺)、生駒聖天(室生寺)とともに日本三大聖天に数えられます。かつて武蔵国長井庄といわれ、荒川と利根川に挟まれた肥沃な土地。「埼玉の小日光」とも言われるように、日光東照宮にも並び称されるほどに本殿彫刻は豪華絢爛であっぱれです。

歓喜院は高野山真言宗の寺院。寺伝縁起では、治承3年(1179年)に長井庄を本拠とした武将齋藤別当実盛が守り本尊である大聖歓喜天を祀る聖天宮を建立、建久8年(1197年)、実盛の弟、実長が聖天宮の別当寺院として歓喜院長楽寺を建立という。妻沼聖天様奥殿@エコカフェ.JPG本尊は十一面観音。戦国の世、忍城主成田氏の庇護を受け、徳川家康が再興、寛文10年(1670年)妻沼の大火で中門を除き全て焼失、宝暦10年(1760年)、権現造りの御本殿(奥殿・中殿・拝殿)が再建され、平成の大修理をへて荘厳で絢爛な美が蘇っています。もちろん国宝です。参道1番目の正門は貴惣門といって、嘉永4年(1851年)建築、屋根が3重の破風からなる奇抜な造り、右手に毘沙門天、左手に持国天が自立。仁王門は明治27年に再建、右手に阿形、左手に吽形の金剛力士が自立し、仏教の守護神として守っています。

京都の寺院などに比べたら規模が小さく、歴史も新しいが、戦国時代の歴史がしっかり詰まった教材そのものでもある。荘厳な美しさとともに古(いにしえ)の人びとの思いに浸ってみるのもよいだろう


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世良田東照宮と長楽寺

ビーグル号の航海日誌 2013年01月24日 12:52

130113御黒門@エコカフェ.JPG世に東照宮と名の付く神社は、日光東照宮、久能山東照宮、世良田東照宮があります。祭神はいずれも「東照大権現」すなわち徳川家康公。1616年(元和2年)に徳川家康公は75年の生涯を閉じ、遺体は駿河国久能山に埋葬され、翌年下野国日光に社殿を建立し改葬。関八州の鎮守となった。28年後の1644年(寛永21年)に三代将軍家光公により社殿が新築されたことから、それまでの旧社殿奥社は縁あって上野国世良田に移築され、今日に至っているのです。

130113上番所@エコカフェ.JPG130113拝殿@エコカフェ.JPGその縁とは何か。世良田東照宮の隣には1221年(承久3年)創建の長楽寺があり、新田氏開祖の新田義重の供養塔があります。この新田氏から分かれた世良田氏の末裔であると徳川氏は自称、世良田は徳川氏ゆかりの地であるのです。当時、長楽寺住職の天海上人は日光輪王寺住職を兼ねていたことから、東照宮を世良田の地に勧招したという。長楽寺は明治の神仏分離令が発せられるまでの間は、別当寺として世良田東照宮の管理や祭祀にあたっていたそうです。

御黒門を入ると左側に上番所があり、利根川南側の村も含め近隣の村々から2人ずつ当番制で東照宮の火の番を奉仕した名残をとどめています。参道を進むと国の重要文化財に指定されている桃山時代の建築様式である入母屋造りの拝殿、唐門、移築時に新築した一間社流造りの本殿などが配置されています。本殿には左甚五郎作、狩野探幽画と伝えられる彫刻「巣籠りの鷹」があるそうです。


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フユイチゴ(冬苺)の赤い宝石

ビーグル号の航海日誌 2013年01月23日 22:10

081207フユイチゴ@エコカフェ(ベネワン村植林) 004.JPG埼玉県のほぼ中央にときがわ町はある。平成18年に玉川村と都幾川村が平成の合併で誕生した。秩父山塊の最東部に位置し、豊かな山林、都幾川の清流が流れ、さいたま新都心から池袋・新宿の高層ビル群までもが眺望できる素晴らしい土地である。そこにあるベネ・ワン村は農業体験の場であり、エコカフェも企画などのお手伝いをしてきた。凍てつく斜面でしっかり赤い実をつけるフユイチゴはいつ見ても美しい。[2008年12月7日撮影:里山再生プロジェクト@内村正幸]

フユイチゴ(冬苺、学名:Rubus buergeri Miq.)はバラ科キイチゴ属のつる性常緑小低木。分布は本州関東・北陸地方以西、四国、九州、中国中南部、台湾、朝鮮半島南部などに及び、明るい二次林や路傍、畦道などに自生。樹高は20cmほど、茎は匍匐し地を這い、葉は互生します。葉身は5cmから10cmほどの円形で極浅く3から5裂、葉縁に細鋸歯で鈍頭です。茎には茶褐色の毛、葉表や葉裏脈上にも微毛が生えます。花期は8月から10月頃、葉腋から総状花序をだし、径0.7pから1cmほどの白色の花を5個から10個ほど咲かせます。果実は径約1cmの集合果で冬に赤く熟します。

フユイチゴの近縁にやや高地に自生し葉先が尖るミヤマフユイチゴ、標高の高い山地のコバノフユイチゴなどが知られています。果実は食べることができるがそれほど美味しくはないそうです。


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タグ:広域種
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ニゴロブナ(似五郎鮒)とは如何に

081206ニゴロブナ@エコカフェ.JPG滋賀県の中央には琵琶湖がどんと陣取っています。周辺には湿田地帯が広がり、上等の米の産地でもあります。冬季には北側の敦賀方面から野坂山地を越えてくる冷たい風が西側の比叡山地に当たり湖面に一気に吹き下ろす。そんな琵琶湖は固有の生き物たちを育んできた。ニゴロブナもそのひとつ。名前の由来は琵琶湖水系に棲息するゲンゴロウブナ(源五郎鮒)に似ていることにあるそうです。[2008年12月6日撮影:琵琶湖@阿部]

ニゴロブナ(煮頃鮒、似五郎鮒、学名:Carassius auratus grandoculis (Temminck et Schlegel))はコイ目コイ科フナ属の淡水魚。081206琵琶湖@エコカフェ (2).JPG琵琶湖水系固有亜種で絶滅危惧TB類(EN)。分布は琵琶湖水系(琵琶湖や流出入する河川、用水路など)に棲息。体長は35cmほど、体幅が厚く、頭部が大きく下あごが張り、体高が低いのが特徴です。成長過程で食性の生態変化があり、幼魚(体長1cm以下)では浮遊する動物性プランクトン(特定のミジンコ)、稚魚(体長2cmほど)では藻類も食し、成魚では半底生の動物プランクトンを主食とするという。繁殖期は4月から6月頃、浅瀬やヨシ原などで水草に産卵、2、3年で成魚になります。

この地方に固有の食文化を産んだ。それがニゴロブナを使っての鮒寿司です。絶滅危惧種に指定されているため、体長22cm以下は全面禁漁にして資源として守っている。しかし、本質的にはブラックバスやブルーギルの特定外来種の駆除、ヨシ原などの産卵場所の回復なども待ったなしだそうです。伝統食文化とニゴロブナの生存を守るためには行動あるのみですね。


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シジュウカラ(四十雀)の逞しさ

ビーグル号の航海日誌 2013年01月21日 20:00

100227シジュウカラ@エコカフェ(八ヶ岳).JPG八ヶ岳高原ロッジは野鳥観察ができるようにしつらえている。冬季のえさの少ない時期にあってえさを提供し誘き寄せている。過度のえさやりでもなくお客さんを意識した気まぐれでもない、淡々と無理のないやり方をしている気遣いが嬉しい。シジュウカラはよくやってくる。[2010年2月27日撮影:八ヶ岳高原ロッジ@阿部]

シジュウカラ(四十雀、学名:Parus minor(Temminck & Schlegel))はスズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属の陸鳥。分布は東アジア、ロシア極東に広く、国内では北日本に多く、西日本には少ない、平地から山地の林などで群れて棲息。住宅街でも見られます。全長14.5cm、体重14gほど、全体に上面が灰黒色、下面が淡褐色、頭部は黒く、頬には白い斑紋、喉元から胸に黒いネクタイ状の帯紋が入るのが特徴です。嘴は黒く、脚は淡褐色です。食性は雑食性、果実、種子、昆虫、クモ類。樹上から地上まで広い範囲で採食します。繁殖期は4月から7月頃、キツツキ類の古穴などに7個から10個ほどの産卵し、抱卵から巣立ちまでに約1月かかります。

日本にはシジュウカラの仲間はほかに奄美群島のアマミシジュウカラ、沖縄諸島のオキナワシジュウカラ、八重山列島のイシガキシジュウカラの3亜種が留鳥として棲息しているそうです。なお、江戸時代の小話に「シジュウカラの引導」というのがあるそうです。江戸下町探訪WSの時にでもご披露しましょう。


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タグ:広域種
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清里は今日も

ビーグル号の航海日誌 2013年01月20日 12:13

DSC_0380.jpg快晴のなか、今日もスノーシューで散策。
気持ちのいい汗をかき、景色も最高!来年の企画も思案中。



知恵袋を抱えて帰ります!



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