ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)は可愛い

ビーグル号の航海日誌 2013年04月04日 09:03

120311ヒメジョウゴゴケ@エコカフェ.JPG南三陸町志津川にあるエコカフェの拠点のひとつ、京都大学フィールド科学教育研究センターと共同主催していた「森里海学びツアーin気仙沼・志津川」の活動の拠点。2年前の東北地方太平洋沖地震による巨大津波の被害を受けた。瓦礫撤去で一見綺麗になっているが何もない光景が続いている。そんな一角、庭にあった大きな石組の石上に可愛らしい青錆色の地衣が逞しく戻ってきていました。昨年の一周年記念追悼式に訪問した時に撮影しました。震災の年の5月に訪問した時は何もなかった。最近、調べて分かったのですが、ヒメジョウゴゴケではないでしょうか。[2012年3月11日撮影:南三陸町志津川@須合]

ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔、学名:Cladonia humilis (With.) J.R.Laundon. )はチャシブゴケ目ハナゴケ科ハナゴケ属の痂状地衣。分布は本州、四国、九州、国外では北アメリカに及び、平地から低山地の地上や岩上、民家の庭石や植木鉢などに自生。草丈は0.5cmから1pほど、基本葉体は数oの鱗片状、子柄は1pほどのラッパ状盃形で粉芽に覆われ、盃縁から1-2回発芽し褐色の子器を生じるそうです。

ヒメジョウゴゴケに似ているが、子柄がより漏斗状になるものにジョウゴゴケ、メロジョウゴゴケ、粉芽がないのはヒメジョウゴゴケモドキだそうです。実際に見分けるのは難しいようです。


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休日の国会議事堂と議事堂前の桜

ビーグル号の航海日誌 2013年03月30日 20:00

130330国会議事堂前の桜@エコカフェ.JPG130330国会議事堂@エコカフェ.JPG休日の国会議事堂はひっそりしています。
それでも議事堂の中庭には視察のため上京した一行が記念撮影をしています。
どなたか国会議員の地元の支援者の人たちのようです。
議事堂前の桜を一人占めできるのも嬉しいですね。


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四谷見附の土手で花見を

ビーグル号の航海日誌 2013年03月28日 23:55

130328さくら@エコカフェ.JPG現四谷見附には江戸城総構えの外周をなす外濠の土手が残され公園として利用されています。土手の眼下の真田濠は太平洋戦争による戦災の灰燼を処理するために埋め立てられ、現在は上智大学に無償貸与、テニスコートに使用されています。この土手は桜の名所にもなっています。[2013年3月28日撮影:四谷見附@青山]

江戸城には外濠が廻らされ防御のため36見附が目を光らせていたという。130328桜@エコカフェ.JPG今も赤坂見附、四谷見附、牛込見附などが地名に残っている。そもそも「見附」とは枡形門(枡形をした城門)の外側に面した部分のことで、見張りの番兵を配置されていたそうだ。三代将軍徳川家光の時の「天下普請」により、四谷見附には長門藩主毛利秀就により、江戸城の西の防御のため、寛永13年(1636年)に城門石垣、寛永16年(1639年)に枡形門が築かれたという。枡形門の構造は、濠に面した小さく狭い高麗門、入ると矩形の空間、左右の何れかに直角に折れた面に、大きく頑強な造りの渡櫓門がある。この門の上には侵入した敵を弓や鉄砲で一網打尽にするための櫓(矢倉)があったそうだ。外濠に架かる木橋はやや小さめで有事の時は切り落として敵の侵入を防いだという。

多くの人びとが桜の花に見いっていました。なぜここに土手があるのか。なぜテニスコートが低い所にあるのか。そんなことは知る由もないのです。

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隅田川派流晴海運河と桜

ビーグル号の航海日誌 2013年03月27日 22:30

130327相生橋@エコカフェ.JPG佃と越中島の境界で隅田川から分かれ東京湾に注ぐ区間のこと晴海運河と呼ぶそうだ。
この運河の上流部に架かる橋が「相生橋」であって、全長149m、幅員22mもあり、トラス桁橋と呼ばれる構造形式によっている。
この形式は初代の橋に市電を通す大正8年当時に改修した際の形式に倣った、と東京都建設局の案内板に説明がある。[2013年3月27日撮影:相生橋付近@青山]

130327晴海運河@エコカフェ.JPG130327晴海運河沿いの桜@エコカフェ.JPGこの橋には西岸の中央区佃と東岸の江東区越中島を結ぶ清澄通りが走っていて、橋桁上から眺望するとこの運河の先に豊洲運河、朝潮運河などが分れ連なり広がっている様子が見える。

かつて佃は佃島、越中島は中州であったという。江戸時代から明治、大正、昭和と浚渫、埋立て工事が続き、現在の姿になっている。広大な運河と霧雨に煙る摩天楼を見ながら遠い遠い時間を感じるのも面白いではないか。越中島側の堤防上にはソメイヨシノがしっとりと花弁を濡らし震えているようだ。


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ミヤマオウム(深山鸚鵡)

ビーグル号の航海日誌 2013年03月24日 15:50

NZ0104 161.jpgニュージーランド南島のクライストチャーチ近郊のアーサー峠への道。道路上で悠然とパンを食べるミヤマオウムを見かけました。かつては羊を集団で襲ったりするため害鳥として駆除されてきた。絶滅寸前になって初めて法令に基づき保護されるようになったそうです。[2009年1月4日撮影:ニュージーランド南島@朝日]

ミヤマオウム(深山鸚鵡、学名:Nestor notabilis Gould)はオウム科ミヤマオウム属の陸鳥。ニュージーランド固有種。分布はニュージーランド南島に限り、高山帯の森林や草原などに生息。全長は約46cm、体重は0.7kgから1kgほど、頭部と腹部の羽毛は灰色ががるが、全体的にはオリーブグリーン色の羽毛に覆われます。食性は雑食性で果実、花の蜜や葉、昆虫や小鳥なども食します。好奇心が旺盛で、学習能力があり、協調性や適応性が極めて高いため、集団で生存のための工夫を凝らすため結果として人びとにとっては迷惑な悪戯とされることも多いという。

ミヤマオウムの仲間は1500万年前頃にニュージーランドで種分化したと考えられており、南島に分布する絶滅危惧TB類のカカとすでに絶滅してしまったキムネカカが知られています。


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ソメイヨシノ(染井吉野)は

ビーグル号の航海日誌 2013年03月23日 20:00

110405ソメイヨシノ@エコカフェ (3).JPG桜満開、花見に興ずるもまた愉し。東京ではソメイヨシノが満開です。急に暖かな陽気となり、我慢していたところを誘われ一斉に開花したようです。とりわけ東京の開花が早いのは都市化した街のヒートアイランド現象も一役かっていそうです。[2011年4月5日撮影:新宿御苑@阿部]

ソメイヨシノ(染井吉野、学名:Cerasus ×yedoensis (Matsum.) A.V.Vassil)はバラ科サクラ属の落葉高木。オオシマザクラとエドヒガン系列の一代交配種。ソメイヨシノ花@エコカフェ.JPGただし人工交配の可能性が指摘。樹高は10mから15mほど、樹皮は暗灰褐色で皮目は横長、葉は広楕円形で葉縁に重鋸歯があり葉先は尖ります。分布は日本全国、公園、土手、民家庭などに植栽。花期は3月から4月頃、新葉の展開に先駆けて、散形状の花序に3個から5個ほどの淡桃色の5弁花を咲かせます。萼片は筒状、雄蕊は30から35本、雌蕊は1本、不捻だが、まれに未熟な果実をつけます。増殖は接ぎ木によるそうです。

クローンであるため遺伝的に耐性の獲得が難しく、てんぐ病など病気に弱いとさ、剪定などによる切口には腐朽菌が繁殖しやすい特徴があるという。これもソメイヨシノの運命のようです。小野小町の句に「花の色は うつりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに」とある。それにしてもライトアップされた夜桜は暗闇に淡いピンクの花弁が浮かび上がり不思議な刹那の美しさを漂わせますよね。


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大地の歴史を語る箱根山

ビーグル号の航海日誌 2013年03月22日 07:35

130320金時山山頂@エコカフェ.jpg130320金太郎@エコカフェ.jpg明日はエコカフェ第15回自然観察会で箱根駒ケ岳、冠山、神山を目指すことにしています。三山は箱根山の中央火口丘に位置し、一昨日、会員有志により縦走した金時山、明神ヶ岳は箱根山の北側から東側にかけての外輪山を形成します。ちなみに箱根山は中央火口と外輪山を含めての総称です。[2013年3月20日撮影:箱根山@中村敏之]

130320明神ケ岳とハコネダケ@エコカフェ.jpg金時山(標高:1213m)にはこれまでに何度か登頂しているが、外輪山を縦走するのは今回が初めてである。低山といっても立派な活火山である。有史の噴火はないが、活火山のなかでは約40万年前頃から火山活動を繰り返す比較的新しい火山とされる。約25万年前には標高2700mもの古箱根火山と呼ばれる成層火山が誕生し、その後の噴火で18万年前頃には陥没しカルデラ古期外輪山が形成し沈静。13万年前頃に再び活動期に入り楯状火山が誕生し5万2千年前頃に破局的噴火に至り、カルデラ内の東側から南側にかけて浅間山などの新期外輪山が誕生。4万年前頃になると新期外輪山の北側に箱根駒ケ岳などの巨大な溶岩ドームが形成され、火砕流の発生により仙石湖が誕生。3000年前頃、最後の噴火は水蒸気爆発で土石流を伴い仙石湖は埋まり仙石原に、早川がせき止められて芦ノ湖が生まれ現在に至るそうです。

滝廉太郎の作曲に『箱根八里』があります。「箱根の山は、天下の嶮 函谷關(かんこくかん)も ものならず 萬丈の山、千仞(せんじん)の谷 前に聳(そび)え、後方(しりへ)にささふ 雲は山を巡り、霧は谷を閉ざす 昼猶闇(ひるなほくら)き杉の並木・・・・・」。さあ登ろう!!


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おきあがりこぼしの眼差しは

ビーグル号の航海日誌 2013年03月21日 18:33

おきあがりこぼし@エコカフェ.jpgいつからおまえはいるの
会津地方に400年も前から伝わる伝統玩具
おきあがりこぼし
震災のあと届けてくれた方がいたんだ
大きな顔に
小さな目と小さな口
眉もちいさい
小さなお腹の部分には
がんばれ東日本
と書かれている
心をいやしてくれるような
愛らしさ
眼差しの先にみんなの幸せがある


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目まぐるしい風の季節

130317ビワ倒木@エコカフェ.JPG昨日は春分。文字通り三寒四温、一転今日は北風が強く寒い。発達した低気圧が日本海から太平洋側に列島を斜めに縦断する際に前線を伴い春先の嵐を伴うことが多いようだ。南からの暖かな空気と北からの冷たい空気のせめぎ合い、湿気を含んだ南からの空気は北からの冷たい空気に冷やされ強い雪や雨をもたらす。とりわけ、前線通過前後では気温変化が顕著だそうだ。[2013年3月17日、2011年4月5日撮影:新宿御苑@山崎]

110405ビワ@エコカフェ.JPG110405ビワ果実@エコカフェ.JPG新宿御苑の大きな枇杷の木が強風のために倒れてしまったそうだ。樹幹が折れたのではなく根をつけて倒れたため根元と折れた枝の伐採など養生がしてあった。ついている葉は青々とし樹勢があって意外と元気なようすだ。110405ビワ果実@エコカフェ.JPG

今後は逞しい生命力を感じる存在になりそうだ。
わたしたちは変化の激しい天候を経験することになるが、アジアモンスーンのただ中にあって素晴らしい四季があり、自然に恵みをもたらす湿潤な気候にむしろ感謝すべきなのだろう。


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ヒノキ(檜)は花粉と精油成分が

ビーグル号の航海日誌 2013年03月20日 23:22

130317ヒノキ@エコカフェ.JPG日本人が古来より森を敬い森を大切にしてきたことは歴史が証明しているところである。戦後の高度経済成長の時代を経て海外からの安価な輸入材に押され、日本の林業は壊滅的になり、高級材など一部のものが生業を維持しているに過ぎない。ここから何を学ぶべきだろうか。さて、現代病と言われる花粉症もスギ花粉からヒノキ花粉の季節に移行しつつあるようです。[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]

130317ヒノキ@エコカフェ.JPGヒノキ(檜、学名:Chamaecyparis obtusa Sieb. & Zucc.)はマツ目ヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で常緑高木。日本固有種で準絶滅危惧(NT)。分布は本州福島県以南、四国、九州、屋久島に及び、山地の尾根や崖地などのやせ地に自生。樹高は20mから30mほど、樹皮は赤褐色で細縦裂、枝を水平に伸ばします。葉は互生し、鱗片状に密につき葉先は丸く、葉裏にY字形の白い気孔帯があります花期は4月頃、雌雄異花、枝先に雄花は2、3oの広楕円形で紫褐色、雌花は4o前後の球形、果実は1p前後の球果で秋に熟すと赤褐色になります。

ヒノキはスギと同じように植林の主要樹種であったため日本の多くの山林はスギ・ヒノキを中心とした二次林が広がっています。手入れに行き届かなくなったこれらの樹は、生育環境が劣悪になるに従って、必死に子孫を残そうと沢山の花を咲かせ、雄花から大量の花粉が供給されるんですね。精油(ヒノキオイル)には∂-カジネン、α-ピネン、T-ムロロール、カンフェン、リモネンなどの成分が含まれ、リラックス効果などがあります。しっかり管理してもっと活用したいものです。


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カンヒザクラ(寒緋桜)は釣鐘状

130317カンヒザクラ@エコカフェ.JPG新宿御苑に植栽されているカンヒザクラは外来種ですよ。園内にあまたある桜の中でも色が鮮やかなためひときわ目立ちます。[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]

カンヒザクラ(寒緋桜、学名:Cerasus cerasoides (D.Don) S.Ya.Sokolov var. campanulata (Maxim.) X.R.Wang et C.B.Shang)はバラ科サクラ属の落葉亜高木。分布はヒマラヤ、中国南部、台湾に及び、暖帯南部から亜熱帯の山地などに自生。日本には古くから琉球列島や鹿児島などに移入、一部で野生化。樹高は5mから7mほど、樹皮は平滑で皮目が横に入り暗紫褐色。葉は互生し、葉身8pから13cmほどの長楕円形から楕円形で葉縁に不揃いの鋸歯、葉先は尾状に尖ります。花期は1月から3月頃、葉の展開前に前年枝の葉腋から径約2pの釣鐘状の濃紅紫色の花を2、3個咲かせます。果実は長径約1pの卵形の核果で5、6月頃に紅色に熟します。

カンヒザクラはヒガンザクラとよく混同される人がいるが、全く別種ですよ。カンヒザクラの名前は寒い時期に緋色の花を咲かせることにあります。寒緋桜と彼岸桜、漢字で書くと花の時期が異なることも別種であることも明らかになりますね。


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ヒマラヤザクラは高山性

130317ヒマラヤザクラ@エコカフェ.JPG一気に咲き始めた桜の花。今年は陽気がよろしく、日本列島をあっというまに駆け抜ける勢いのようだ。新宿御苑には多くの種類の桜がコレクションされ、いろいろと花の色や形などの違いを愛でることができる。サクラの仲間は北半球に広く、特に東アジア、日本に多くの野生種が知られています。ヒマラヤザクラは高山性の桜です。[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]

ヒマラヤザクラ(学名:Cerasus cerasoides (D.Don)Sokolov)はバラ科サクラ属の落葉高木。分布はインド、中国、ネパールなどのヒマラヤ地方、標高1200mから2400mの暖温帯の高山に植生。樹高は約30m、樹皮は平滑、葉は互生し楕円形で鋸歯があり先が尖ります。花期は12月から翌年1月頃、花は5弁花で薄紅色です。果実は卵形の核果で赤く熟すという。

ヒマラヤザクラはソメイヨシノに比べて二酸化窒素の吸収同化能力が約5倍と高く、環境浄化木として注目されているという。ただし、もともと高山性の樹種のため平地での栽培は実際には難しいようです。


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タグ:外来種
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サワラ(椹)は水湿性に優れる

121013サワラ@エコカフェ.JPG深大寺植物公園は薔薇のコレクションで有名ですが、広い園内には武蔵野の雑木林、いわゆる里山を代表するクヌギコナラ、アカシデ、イヌシデ、アラカシヒサカキエゴノキムクノキアカマツアオキ、ミズキなどの樹種がよく保存されています。しかも大きな木が多く、のんびり散策しながら過ごすにはよい場所だと思います。ここではサワラを紹介します。[2012年10月13日撮影:深大寺植物公園@阿部]

121013サワラ葉@エコカフェ.JPGサワラ(椹、学名:Chamaecyparis pisifera Sieb. & Zucc.)はヒノキ科ヒノキ属の針葉樹で常緑高木。日本固有種で軽度懸念(LC)。分布は本州岩手県以西、九州に及ぶが本州中部(木曽、上高地など)に多く、山地の斜面中腹部や沢筋などの混合林内に自生。樹高は30mから40mほどで主幹がまっすぐ伸び、樹皮は灰褐色で縦裂しスギに似、樹冠はヒノキに似るが枝間隔が大きいためざっくり感があります。葉は鱗状でヒノキに似るが、葉先が尖り葉裏の白い気孔線はX字となります。花期は4月頃、果実は秋には熟します。

名前の由来「ひのきよりさわらか(さっぱりしていること)」にあるように、成長が早いため木質が柔らかかいので柱などの構造材には不向きですが、抗菌性、水湿性に優れるため桶、飯櫃、杓文字などの台所廻り品には最適で、昔はよく利用されてきました。残念ながら今日ではこれらは石油化学製品に取って代わってしまいましたが、本来はサワラのほうが地球には優しくエコなのです。


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新宿御苑温室でプチ小笠原を

ビーグル号の航海日誌 2013年03月19日 07:34

オオハマギキョウ@エコカフェ.JPG新宿御苑の大温室は長らく工事中であったが、昨年11月にリニューアルオープンしています。春の暖かさに誘われるままに、エコカフェの草花教室のための事前調査に行ってきました。館内は新しいためコンパクトかつ小綺麗に珍しい熱帯・亜熱帯の植物が植栽展示されています。

わたしたちは小笠原の植生展示コーナーを注目。管内でも取り分け日当たりのよい一角にコーナーが用意されており、オオハマギキョウムニンツツジムニンノボタンムニンシャシャンボムニンタツナミソウシマカコソウチチジマキイチゴなどの基本的な小笠原に固有の植物を見ることができます。

もちろん、小笠原に固有のマルハチタコノキも少し離れたヤシの仲間が展示してあるコーナーで見ることができます。初めて小笠原の亜熱帯の固有植物を知ろうとするには向いているかもしれませんね。夢の島熱帯植物館や小石川植物園温室などもあわせて訪ねてみるとよいでしょう。


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シデコブシ(幣辛夷)は日本固有種

ビーグル号の航海日誌 2013年03月18日 00:36

130317シデコブシ花@エコカフェ.JPG130317シデコブシ蕾@エコカフェ.JPG新宿御苑ではモクレンの仲間の花が満開です。桜に先立ち咲きます。モクレンの仲間は前にも書きましたが被子植物の中でも原始的な形態を今日まで維持しているグループ、1億年の太古から今のような姿で、世界中で200種を越える仲間が存在し、気候変動や地殻変動を何度も経験したため、それらの分布は地理的に不連続なのです。雄蕊と雌蕊の構造に特徴があるんです。ホオノキオオヤマレンゲ、シデコブシ、タムシバなどがそうです。ここではを改めてシデコブシを紹介しましょう。[2013年3月17日撮影;新宿御苑@山崎]

130317シデコブシ蕾@エコカフェ (2).JPG130317シデコブシ蕾@エコカフェ (3).JPGシデコブシ(幣辛夷、学名:Magnolia stellata)はモクレン科モクレン属の落葉小高木。分布は東海地方の一部、湿地や渓流沿いに自生。日本固有種で野生種は絶準滅危惧(NT)に指定。花弁は9枚から多いもので20枚以上もあり変化に富みます。分布が限定しているのは系統的にコブシとタムシバの交雑が起源と考えられているためです。タムシバは本州、四国、九州の暖帯上部から冷温帯に自生し、コブシはタムシバと分布域が重なる地域では標高の低い場所に自生し住み分けをしています。しかしながら、東海地方にあっては局所的にタムシバとコブシの交雑が可能な環境があったことが起因していると考えられているようです。

ちなみにタムシバもコブシと同じように花弁6枚、顎片3枚ですが、コブシのように顎片下に一葉がつくことはないのです。コブシは街路樹などに植栽されることがあります。気づいたら白い萼片の下に一葉あるか確認してみてください。


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ハクモクレンの純白な花に

ビーグル号の航海日誌 2013年03月17日 17:11

130317ハクモクレン@エコカフェ.JPG130317ハクモクレン花@エコカフェ.JPG今日も暖かな一日。桜の開花宣言もあったので新宿御苑まで足を運んでみた。大寒桜、寒緋桜、枝垂れ桜などの早咲き組はたくさんの花を咲かせていました。残念ながら染井吉野はまれに数輪咲いているか、蕾のままでした。新宿御苑は多様な桜が植樹されているので比較的長く桜の花を楽しむことができます。[2013年3月17日撮影:新宿御苑@阿部]130317ハクモクレン全景@エコカフェ.JPG

開花順でいけば何といってもハクモクレンやコブシ、シデコブシであろう。とりわけ新宿御苑のハクモクレンは大きな木に育っているので、葉の展開前に満開の花をつける様子は見事なまでに華やかで美しいですね。


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ハナビラダクリオキン

ハナビラダクリオキン@エコカフェ.JPGハナビラダクリオキン@エコカフェ.JPG奥秩父山塊最北部の主峰である瑞牆山(標高2230m)は百名山のひとつでもあります。全山が黒雲母花崗岩からできています。そのため摂理に沿った浸食崩壊が進みオベリスクのような奇怪な特徴的な岩々がそそり立っています。昨年秋に訪れた時に撮ったカラマツの切株に出現したレンジ色のキノコの写真、調べるとどうもハナビラダクリオキンにたどり着きます。[2012年9月27日撮影:瑞牆山山中@山崎]

ハナビラダクリオキン(学名:Dacrymyces palmatus (Schwein.) Bres.)はアカキクラゲ科アカキクラゲ属のキノコ。針葉樹の枯木や枯枝などに出現するという。形態は脳みそ状で浅裂して葉状の裂片となるそうです。触るとゼラチン質状で崩れてしまいました。


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桜の開花宣言!

ビーグル号の航海日誌 2013年03月16日 20:00

100327さくら蕾@エコカフェ.JPG今日、東京では桜の開花宣言がありました。
気象庁の職員が靖国神社の基準木で5輪の花を確認したそうです。
例年より10日早く、2002年と並ぶ早さだそうです。
このところの暖かな陽気に誘われたのでしょうね。
厳しい寒さからようやく解放でしょうか。



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満開のテッポウユリ

ビーグル号の航海日誌 2013年03月15日 18:30

120415奄美大島 003.jpg昨年の4月に奄美大島に行ったときは、テッポウユリが満開でした。
東京などでは初夏に咲いています。
塩風のなかにユリの香りがただよう奄美大島沿岸でした。



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ユウゼン(友禅)は悠然

ビーグル号の航海日誌 2013年03月14日 04:54

120102ユウゼン@エコカフェ.JPG今朝はNHKで小笠原の海を紹介していた。サンゴの森にネムリブカ、ツバメウオ、ユウゼンなどがゆったりと泳いでいるボニンブルー。石灰が溶け込んだほんのりミルク色が染みています。ユウゼンは日本固有種です。瀬戸海浜公園でシュノーケリングしたときにたくさん泳いでいたのを思い出します。写真は小笠原水産センター水族館で撮影したものです。[2012年1月2日撮影:お正月の旅 小笠原@吉岡明良]

120102ユウゼン@エコカフェ (2).JPGユウゼン(友禅、学名:Chaetodon daedalma (Jordan and Fowler))はスズキ目チョウチョウウオ科チョウチョウウオ属の海水魚。日本固有種。分布は伊豆諸島、小笠原諸島、高知県、大東島の海に限り、浅海のサンゴ礁に生息。体長は15pほど、体色は黒色に白色の斑点が散在、背びれ、尻びれ、尾びれの縁に黄色が入ります。食性は雑食性、海底の小動物や海藻を食します。名前の由来は斑点模様が友禅に似ていることにあります。

まだ足踏みがちな春を前に気持ちは夏に飛んでいってしまいがちです。小笠原の前に奄美大島に行きます。


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