ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)は花盛り

ビーグル号の航海日誌 2013年09月27日 06:28

120707ヨツバヒヨドリ.jpg120707ヨツバヒヨドリ (2).jpg奥鬼怒温泉郷のひとつ、加仁湯を宿として初夏のころ散策をしたことがある。雨にたたられ、登山道が激流のため寸断し湿生植物の観察は断念せざるを得なかった。それでも雨に打たれ息を吹き返すかのような森の生命エネルギーを十分に五感で感じることができたのを思い出します。ここでは宿の露天風呂アプローチ脇で花をつけていたヨツバヒヨドリを紹介します。[2012年7月7日撮影:奥鬼怒視察@阿部]

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯、学名:Eupatorium chinense subsp. Sachalinense )はキク科フジバカマ属の多年草。ヒヨドリバナの変種。分布は北海道、本州近畿地方以北、国外では中国、サハリンに及び、低地から亜高山帯の湿った林内や林縁に自生。草丈は1mから2mほど、葉は無柄で4枚ほどが輪生、葉身10pから13pほどの長楕円形で葉縁に鋭鋸歯、葉先は尖ります。花期は7月から9月頃、茎頂に散房花序をだし、淡紅紫色か白色の頭状花をたくさん密に咲かせます。花は筒状花が5、6個集まり、花冠は5浅裂、先が2裂した糸状の雌蕊花柱は花冠を飛び出します。果実は痩果です。

この仲間は葉の変異が大きく、フジバカマやサケバサワヒヨドリの他にヒヨドリバナやヒヨドリソウ、サワヒヨドリ、キクバヒヨドリ、イトバヒヨドリなどがあり、何れも渡りをする蝶、アサギマダラの吸蜜植物として知られます。


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プルメリアは常夏のイメージ

ビーグル号の航海日誌 2013年09月26日 23:23

100813プルメリア@エコカフェ.JPGもう夏は欠片を残すばかりに。海水の高温化を背景に大きな台風の発生が相次いだ。数年前常夏を掻き分け石垣島を訪ねた際に風光明媚な平川湾を見下ろす高台にある平川観音堂に立ち寄った。静かな敷地内で撮影した一枚の花の写真、常夏の似合うプルメリア。別名にインドソケイという。[2010年8月13日撮影:石垣島@山崎]

プルメリア(学名:Plumeria sp.)はキョウチクトウ科プルメリア属の常緑小高木。原産地は西インド諸島、メキシコからベネゼエラにかけての熱帯アメリカ。樹高は3、4mほど、茎は多肉質で折れやすく、白色の有毒な乳液を分泌。葉は分厚い革質で光沢があり、葉身約30pの倒卵形か長楕円形、全縁で鈍頭。花期は通年、枝頂に集散花序をだし、淡紅色か黄色、白色などの径約5pの漏斗状で花冠は5裂。果実は刮ハだがめったに結実しないようです。

プルメリアの仲間は世界の温暖な地域に広く植栽されているそうです。熱帯アメリカに8種あるが、品種を含め世界に50種とも80種ともあるといわれます。花は芳香が強く、長持ちをするのでハワイではレイ作りに用いていますよね。


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石垣島川平観音堂は古を今に

川平観音堂@エコカフェ.JPG石垣島の観光名所川平湾を見下ろす小高い丘の上に17世紀建立といわれる古いお堂がある。
お堂のある川平村は八重山でも歴史が古い村であって、川平湾はかつて琉球王府への貢納物を集積する三大港のひとつであったそうだ。

なぜお堂があるのかを伝承が伝えている。案内板には「川平湾にマーラン船が順風を待って停泊していた。その船から小僧が順風になるまでと川平村へ上陸した。川平観音堂@エコカフェ(石垣島).JPG川平観音堂@エコカフェ (2).JPGしばらくして戻るとマーラン船はすでに出航し、遥か沖を帆走している。小僧は驚き嘆き船が川平湾に戻るよう神仏に一心に祈った。小僧の熱願は天に通じ、北風が吹き船は戻って来て乗船することができ、無事用件をはたした。数年後、小僧は和尚となって帰島し、自分が祈願した地に観音堂を建て祀った。」とある。平板な説明で面白くはない。恐らく用件がとても大切であって、小僧は平川湾の美しさに心癒されることを知り、己の人びとを救う神行の境地と重ね合わせたのであろう。用件とは神行そのものであったと考えるのがよいと思う。

今日でも多くの人びとが、安全祈願、大願成就祈願、無病息災、縁結びの祈願のため参拝に訪れているそうです。御嶽を聖地とし信仰の中心とする八重山・琉球にあって、観音信仰が残っているのは興味深いですね。


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クサコアカソ(草小赤麻)の摩訶不思議

ビーグル号の航海日誌 2013年09月25日 21:56

120927クサコアカソ果実@エコカフェ.JPGこの季節は晴天に恵まれることも多く絶好の登山シーズン。夏山や紅葉狩りほどの賑わいはないが、静かな山行を楽しむことができます。瑞牆山や金峰山、鳳凰三山、千丈岳、北岳などの花崗岩からなる山肌は真っ白で無心を誘います。ここでは瑞牆山山頂でみたクサコアカソを紹介します。別名はマルバアカソ。誰かが種を運んできたものでしょうか。[2012年9月27日撮影:瑞牆山@山崎]

クサコアカソ(草小赤麻、Boehmeria tricuspis (Hance) Makino var. unicuspis Makino)はイラクサ科カラムシ属の多年草。120927クサコアカソ@エコカフェ.JPG分布は本州、四国、九州、国外では中国大陸に及び、やや湿った山野、国内では内陸から太平洋側の山地を中心に藪や道端などに自生。草丈は50pから80pほど、茎も葉柄も赤く、葉は対生し葉脈が目立ち、葉身5pから10pほどの卵形から卵状楕円形、葉縁に9対以上の粗鋸歯、葉先は尾状に鋭く尖ります。花期は7月から9月頃、雌雄異花、上部葉脇には穂状の雌花序を伸ばし無数の白い雌蕊柱頭が目立ち、下部葉脇には穂状の雄花序を伸ばし黄色白色の花被片と雄蕊4本がたくさんの小花がつきます。果実は径約4oで球状に集まってつきます。

この仲間で茎が赤くなるものに、木本で西日本に多い低木のコアカソ、草本で日本海側に多い葉先が3裂するアカソがあります。カラムシ属の植物は、古来より、茎を蒸して皮を剥ぎ、繊維を採取し、織った布が上布です。今日でも越後(越後上布・小千谷縮布)、宮古(宮古上布)や石垣(八重山上布)が知られます。


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オクトリカブト(奥鳥兜)はのっぽ

130908オクトリカブト@エコカフェ .JPG秋晴れですね。檜枝岐村から尾瀬ヶ原に向かう燧裏林道の途中には幾つもの田代があってそれぞれ微妙に異なる表情を見せてくれるという。主役は田代を彩る希少な高山植物たち、脇役は周辺から田代に攻め込む樹林たちやケルミやシュレンケなど田代形成の遠い記憶そのものであるような気がする。ここでは田代の彩のひとつ、オクトリカブトを紹介しよう。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908オクトリカブト花@エコカフェ.JPGオクトリカブト(奥鳥兜、学名:Aconitum japonicum Thunb. subsp. subcuneatum (Nakai) Kadota)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は北海道南西部、本州中部地方以北に限り、低山から高山までの林縁や草原などに自生。草丈は1mから2m、時に3mほど、茎は無毛で斜上か直立し、葉はやや厚く、葉身7pから20pほどの丸味を帯びた掌状、3、中裂し、裂片には粗鋸歯がつきます。花期は8月から10月頃、茎頂や葉腋に散房状の花序をだし、上部から順次、紫色の花を咲かせます。花は長さ約3、4pの烏帽子型、花弁に見えるのは萼片で頂萼片1枚、円形の側萼片2枚と楕円形の下萼片2枚からなり、本来の花弁は雄蕊多数、雌蕊3、5本の後ろにある蜜腺に退化し、距は細く短いです。なお、花柄に屈毛、雄蕊の花糸に散毛が生えます。

トリカブトの仲間は地域的な変異が大きく、日本全体で約70種、尾瀬では本種と葉脇にムカゴがつくジョウシュウトリカブト、やや小型で茎上部が枝分かれするオゼトリカブトの3種が知られています。花粉や蜜をはじめ全草にジテンペルアルカロイド系毒成分のアコニチン(aconitine)を含み、摂取すると嘔吐、呼吸困難、心臓発作を引き起こすので注意が必要です。


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スキヤクジャク(透綾孔雀)は珍しい

ビーグル号の航海日誌 2013年09月24日 20:00

081110スキヤクジャク@エコカフェ.JPGかつて屋久島エコツアーを実施した際に、屋久島白谷雲水峡近くの崖地でホウライシダのようなシダ植物を記録しました。漸くこと調べたところスキヤクジャクと思われます。ここではスキヤクジャクとして紹介します。[2008年11月10日撮影:屋久島エコツアー@阿部]

スキヤクジャク(学名:Adiantum diaphanum Blume)はイノモトソウ科(ホウライシダ科)アジアンタム属の熱帯性の常緑シダ植物。準絶滅危惧(NT)。分布は壱岐を北限に屋久島、平戸大島、硫黄島、国外では熱帯アジア、オーストラリア南部、ニュージーランドに及び、森林や水路、土手などの日当たりの悪い湿気の多い場所に自生。国内で隔離分布しているのはたまたま胞子が到達し、競争を乗り越えて繁殖することができたからであろう。草丈は10pから35pほど、根茎はやや横に這い、軸は細く硬い。葉は数枚がつき、15p以上成長すると3枚に分かれ、各葉に葉身3oから13oほどの菱形状長楕円形の小葉が非対称に3対から8対ほどつきます。胞子蓑群(ソーラス)は裏面片縁に半円形のものがつきます。

アジアンタムの仲間は世界の接待から亜熱帯に約200種、日本ではスキヤクジャクに加えオトメクジャク、ホウライクジャク、ホウライシダ、イワホウライシダ、ハコネシダ、オキナワクジャク、クジャクシダの8種が知られます。


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アオダモ(青梻)は緻密で堅い

ビーグル号の航海日誌 2013年09月23日 18:46

071012アオダモ@エコカフェ白神山地 114.jpg白神山地の森の中ではブナのほかにハクウンボクメグスリノキ、アオダモ、カエデ類などの多様な落葉樹に触れることができます。ここではアオダモを紹介します。ちなみに、シロダモという常緑樹はクスノキ科で名前に「ダモ」がつくが、全く無縁の存在です。[2007年10月13日撮影:白神山地エコツアー@阿部]

アオダモ(青梻、学名:Fraxinus lanuginosa Koidz. f. serrata (Nakai) Murata)はモクセイ科トレリコ属の落葉亜高木。071012落葉樹の森@エコカフェ白神山地 138.jpg分布は北海道、本州、四国、九州、南千島、朝鮮半島に広く、丘陵地や山地の適潤で肥沃な場所によく自生。北海道太平洋沿岸丘陵地に多いという。樹高は10mから15mほど、樹皮は灰褐色から暗灰色で平滑、葉は対生し、1対から3対の奇数羽状複葉です。小葉は淡緑色、葉身10cmから15cmほどの倒卵状披針形で葉縁に波状鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、雌雄異株で雄花と両性花があります。本年枝の先や葉腋から円錐花序を数本対生、径約5mmの白い小花を多数咲かせます。小花は4弁、花弁は長さ7mm超の線形、雄蕊2本、雌蕊1本(雄花では退化)です。果実は長径3p前後の倒披針形、膜状羽根をもつ翼果です。種子は休眠しないという。

名前の由来は枝を切り小水に浸けると水が青くなる(実際は樹皮にエスクリンを含みため青い蛍光色を発する)ことにあります。実際に樹皮には地衣類が着生することが多く青白い大きな斑紋ができます。材が堅いため、野球バット、天秤棒、農器具の柄などに利用。そもそもトネリコ属には他にトネリコ、シオジ、ヤチダモなどがあり、何れも材が緻密で堅いのが特徴です。


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ザクロ(石榴)は極身近に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月22日 21:54

130922ザクロ@エコカフェ.JPG古くからザクロは人びとに好まれてきた。田舎に行くとどこの民家の庭にも果樹が植えられていることが多い。一番は柿で他には茱、無花果、石榴だろう。梨や林檎は早くから果樹園の主役のようです。古い民家の多い通りを散策しているときに石榴が大きな果実を実らせていました。花言葉は「子孫の守護」「円熟の美」、素敵ですね。[2013年9月22日撮影:代々木上原@山崎]

ザクロ(石榴、柘榴、学名:Punica granatum L.)はフトモモ目ミソハギ科ザクロ属の落葉小高木。順絶滅危惧(LC)。原産地はイランやアフガニスタン、ヒマラヤ、今日では世界中で栽培。130922ザクロ果実@エコカフェ.JPGヨーロッパにはギリシャ時代、中国には前漢時代、日本には平安時代以前に薬用を目的として移入されたと言われています樹高は5、6mほど、樹皮は淡灰褐色で不規則に剥離、若枝は4稜、葉は長枝に対生し短枝に束生、葉身2pから5cmほどの長楕円形で全縁、葉先は鈍頭。短枝先は棘状なのが特徴です。花期は6月から6月頃、花には雄花と両性花があり、雄花では雌蕊柱頭が退化。何れも花は緋色、萼は筒状、花弁6枚で薄く皺があり、雄蕊は多数。果実は果托が発達した裂開果(液果とも)で径5cmから8pほどの球形、秋に赤く熟すと硬い外皮が裂け、赤く透明な果肉(多汁性の仮種皮)の粒が多数現れます。種子は果肉毎に一つずつ含みます。

ザクロには多くの品種、変種があるそうです。ザクロは漢方としてもりよされますが、ザクロジュースとして飲用したり、生食したり、料理に使ったりもします。種の処理が面倒ですが淡い味で美味しいですね。


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タグ:帰化植物
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ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)は北上中

130922ツマグロヒョウモン♂@エコカフェ.JPG秋と夏が同居しています。日中は日差しがきついですが、日が暮れると草むらでは虫たちが輪唱です。巷では八幡神社秋祭りで商店街などは盛り上がっています。街中をぶらぶらしていてやけにいろんな蝶が多く飛んでいるのに気づきます。モンシロチョウモンキチョウクロアゲハアゲハチョウ、そしてひときわ多いのがツマグロヒョウモンです。アオスジアゲハはもう見かけませんね。[2013年9月22日撮影:写真♂、♀、代々木上原@山崎]

130906ツマグロヒョウモン♀@エコカフェ.JPGツマグロヒョウモン(褄黒豹紋、学名:Argyreus hyperbius(Linnaeus, 1763))はアゲハチョウ上科タテハチョウ科ヒョウモンチョウ族ツマグロヒョウモン属の南方系の蝶。分布は本州南西部、四国、九州、西南諸島、国外ではアフリカ北東部、南アジア、東南アジア、東アジア、オーストラリアなどに広く、熱帯・温帯域の草原や草むらのある場所などに生息。温暖化の影響で関東地方北部まで北上中成虫の前翅長は最大45mm、翅紋様は雌雄で異なり、雌の前翅全体に黒斑点が散り、先端部分に白帯が短く入る黒帯模様がつきます。翅裏は淡黄褐色地に濃黄褐色斑が散ります。雄は前翅も見事な豹模様となります。成虫の出現時期は4月から11月頃、4、5回発生と頻繁。幼虫は終齢で体長約30mm、黒地に赤い縦線が入り、各節に刺状突起6本、食草はスミレ類です。越冬は蛹でします。

蝶の仲間はクロアゲハやオナガアゲハなどジャコウアゲハに擬態しているなどの例が多く報告され、ツマグロヒョウモンは有毒蝶のカバマダラに擬態していると考えられています。そう言えば蝶に近い蛾の仲間にも擬態しているものが多く、身を守ることの自然界における不思議のひとつです。


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タチクラマゴケ(立鞍馬苔)は林立

ビーグル号の航海日誌 2013年09月21日 03:02

130413タチクラマゴケ@エコカフェ(湯湾岳).JPG奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)の展望台へ続く道の端の日当たりのよい地表で観察されたもう1種のクラマゴケの仲間を紹介します。苔の絨毯を床にして群生するタチクラマゴケです。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

タチクラマゴケ(立鞍馬苔、学名:Selaginella nipponica Fr. et Sav.)はヒカゲノカズラ部門クラマゴケ科クラマゴケ属の常緑シダ植物。日本固有種。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、種子島、奄美大島に及び、山麓から道端の日当たりのよい斜面などに自生。草丈は5cmから20cmほど、主枝は地表を葡伏し分枝、側枝は5cmから10cmほど直立、僅かに分枝し薄い黄緑色の葉をつけます。葉は腹葉と背葉が各2列、腹葉は葉身2.5mmほどの広卵状で全縁、背葉は小さく葉先が尖ります。直立した側枝には同形の葉4列がつき、葉腋に写真にあるように茶色の胞子蓑がつき、6月から7月頃に熟します。

タチクラマゴケの仲間は胞子蓑穂の形状、胞子葉のニ形性、栄養葉先端の形状などで見分けるという。実際のフィールドではしっかり基本に戻って観察をしないと特定は難しいですね。


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ヒメムカデクラマゴケ(姫百足鞍馬苔)は何

130413ヒメムカデクラマゴケ@エコカフェ奄美大島エコツアー_475.jpg奄美大島の最高峰湯湾岳(標高694m)の展望台へのアプローチ脇の法面にはシダ植物や蘚苔類、地衣類が多く見られます。その中でヒメムカデクラマゴケを紹介します。名前に「コケ」がつき、ヒシャクゴケ属に苔に似ているが列記としたシダ植物です。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ヒメムカデクラマゴケ(姫百足鞍馬苔、学名:Selaginella lutchuensis Koidz.)はヒカゲノカズラ植物門イワヒバ科イワヒバ属の常緑シダ植物。分布は鹿児島県南部、南西諸島に及び、暖地の山地の道路沿いの崖などに自生。草丈は5cmから10cm、幅2、3mmほど、主茎は葡匐し疎らに分枝、側枝ともに麟片状の葉をつける。栄養葉はニ形、腹葉は左右水平に互生、葉身は卵状長楕円形で基部に毛、葉縁に微鋸歯、葉先は毛状突起します。背葉は茎上部にニ列並び、やや長い毛状突起が疎らにつけます。胞子葉もニ形、背葉が大きく、腹葉は小さいのが特徴です。胞子は8月から9月頃に熟します。

名前の由来は近縁種のクラマゴケに似ていること、小さいことから「ヒメ」、地表を這うことから「ムカデ」ということでしょう。イワヒバ属は世界に約800種、日本に17種、うち南西諸島では種類が多いという。


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エビラゴケ(箙苔)は苔ではない

ビーグル号の航海日誌 2013年09月20日 20:00

130202葉状地衣類@エコカフェ.JPG130202エビラゴケ@エコカフェ.JPG奥鬼怒温泉郷は鬼怒川上流域に点在する加仁湯、八丁の湯、日光沢温泉、手白澤温泉をさすそうだ。エコカフェでは加仁湯を拠点にシラビソ、コメツガが生い茂る森を散策したことがある。鬼怒沼(標高2020m)を源とする鬼怒川流域では多くの蘚苔類や地衣類を観察することが来ます。エビラゴケもそんなひとつです。[2013年2月2日撮影:奥鬼怒視察@阿部]

エビラゴケ(箙苔、学名:Lobaria discolor (Bory) Hue var. discolor)はヨロイゴケ科カブトゴケ属の葉状地衣。分布は日本、中国、東南アジア、オーストラリアなどに広く、低山から山地帯の樹幹に着生。地衣体の表面は平滑で緑褐色から褐色、湿ると鮮緑色、裂片は凹みます。裏面は淡褐色、偽根が生えるほか中央部にトメンタを短く生じて固着します。子器は赤褐色、無柄で基部がくびれます。粉芽も裂芽も生じないという。

名前の由来は子器が矢を入れて腰につける籠(えびら)に似ていることによるのだろうか、あまりピンとはこない。鬼怒沼は高層湿原から中層湿原にあたり、一度は初夏に訪れてみたいと思う。


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BEATCHILD1987の試写会に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月19日 23:08

130918試写会@エコカフェ.JPG”ベイビー大丈夫か!”
史上最低で、最高のコックフェス、と謳われているらしい。

26年たった今でも、
語り継がれる伝説のロックフェスがある、
ありえないメンバー、ありえない展開、
ありえない盛り上がり、
嵐の夜と奇跡の朝の全貌が、
待望の初公開。

熊本県阿蘇郡南阿蘇村久石(当時:久木野村)、野外劇場「アスペクタ」がその現場。
夏の手を貫く青い空、一転、豪雨と突風、嵐の到来。
雷鳴、草原は一面が川と化す。
観客は7万2千人、それでもロックは続く。

リンダリンダ、ff、DREAMIN'、シェリー、サムデイ、....!
何が、そう駆り立てるのか。人、人、人。
心で感じるのではなく、魂が揺す振られ、共鳴し、発露した証。
東北被災地のコミュニティFMをサポート!!
自然と音楽はどこまでも相性がよい。

エコカフェ発起人でもある福ちゃんの真骨頂!!!


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コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2013年09月18日 14:13

130720コバノチョウチンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG棒ノ折山(標高969m)へ渓流沿いを辿る白谷コースの岩上や樹幹上、腐植土上にはモスグリーンが広がっています。ここでは谷筋から少し離れた岩上に鮮緑色の美しい群落がありました。調べてみるとどうもコバノチョウチンゴケらしいです。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

コバノチョウチンゴケ(小葉提灯苔、学名:Trachycystis microphylla (Dozy & Molk.) Lindb.)はチョウチンゴケ科コバノチョウチンゴケ属の蘚類。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では東アジアに広く、半日陰地の腐植土上や岩上に群生。草丈は2、3pほど、茎は直立し基部で分枝、葉は密生し乾くと巻縮、葉身2,3mmの楕円状披針形、中肋は葉先まで明瞭、表面に薄板(細胞が一層板状の構造物)がつき、葉上部に鋸歯、先は尖ります。見た目では極小の羊歯の様にも見えます。雌雄異株。胞子体は針金状の剳ソと凵A蓋からなります。

日本産のチョウチンゴケ科にはコバノチョウチンゴケ属のほかチョウチンゴケ属、ウチワチョウチンゴケ属、ツルチョウチンゴケ属など7属が知られます。さらに、コバノチョウチンゴケ属には3種が知られます。


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ラセンゴケ(螺旋苔)はドリルみたい

130720ラセンゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG奥秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)に向かい白谷コース途中の渓流沿いの岩場では多様な蘚苔類、地衣類を観察することができます。ここでは密で美しいラセンゴケを紹介します。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

ラセンゴケ(螺旋苔、学名:Herpetineuron toccoae (Sull. et Lesq. ex Sull.) Card.)はシノブゴケ科ラセンゴケ属の蘚類。分布は日本、中国、朝鮮半島、インド、インドネシア、タイ、フィリピン、ニューカレドニア、南米、北米に広く、低地や山地の岩上や樹幹上、民家の石垣などに自生。草丈は6cmから13cmほど、一次茎は這い、1pから3pほどの二次茎を斜上し歯を密につけます。葉身は2mm前後、葉縁上部に鋸歯、葉先まで中肋が明瞭で尖ります。日当たりの良い場所では緑褐色。葉は湿ると展開し、渇くと茎に接し全体が尾状に曲がるそうです。写真はやや湿った状態です。時として枝先が鞭状に伸びるのが特徴のようです。無性生殖(単為生殖)でもするのでしょうか。雌雄異株。胞子体が伸び凾つくることは稀だそうです。

名前の由来は中肋が葉上部で著しくドリルのように蛇行することにあるという。外見が似たものにリスゴケ、イタチゴケ、ネズミノオゴケ、トラノオゴケなどがあります。


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オオトラノオゴケ(大虎尾苔)は広域に

ビーグル号の航海日誌 2013年09月16日 17:35

110723オオトラノオゴケ@エコカフェ(芦生研究林).JPG京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林は由良川源流域の自然豊かな森です。京都大学主催「芦生公開講座」が開催、エコカフェは後援しています。源流域谷筋では多様な蘚苔類が観察できますが、ここでは岩上に着生するオオトラノオゴケを紹介します。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@山崎]

オオトラノオゴケ(大虎尾苔、学名:Thamnobryum subseriatum (Mitt. ex Sande Lac.) B. C. Tan)はヒラゴケ科(オオトラノオゴケ科と独立)オオトラノオゴケ属の大型の蘚類。分布は日本、南千島、サハリン、ロシア、中国、東南アジア、インド、ヒマラヤに広く、谷間や沢筋の岩上に着生。110723枡上谷@エコカフェ.JPG草丈は5cmから10cmほど、二次茎は立ち上がり、上部で分枝。乾燥すると枝を巻き込むように軽く縮れます。茎葉は葉身1,2mmほどの仁藤g辺三角形、枝葉は平滑で枝に平たくつき、葉身3mmほど卵形か長卵形で枝中央部が大きいという。葉には1本中肋があります。胞子体は上部の枝の途中に複数付き、柄2pほどで赤褐色、凾ヘ斜上し、蓋に長い嘴がつきます。

ヒラゴケ科には日本産10属約30種、セイナンヒラゴオケ、トサヒラゴケ、ヤマトヒラゴケ、エゾヒラゴケ、キブリハネゴケ、広域種のリボンゴケ、キダチヒラゴケなどが知られています。


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ミチノクモジゴケ(陸奥文字苔)を奥山で

130908ミチノクモジゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村御池ロッジ登山口から燧ヶ岳の裾野を巻いて尾瀬ヶ原見晴へ至るコース。紅葉が素晴らしいそうです。先般、姫田代まで小雨模様、雲間が切れた中、散策をしました。この森は地衣類や蘚苔類が比較的多く観察することができそうです。木道脇の樹幹に固着地衣が、一目瞭然、モジゴケの仲間と分かった。日本にはモジゴケ科は7属40種が知られ、子器の様子からモジゴケ属のミチノクモジゴケとしておきます。良い名前ですね。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908ミチノクモジゴケ子器@エコカフェ.JPGミチノクモジゴケ(陸奥文字苔、学名:Graphis rikuzensis (Vain) M.Nakan.)はモジゴケ科モジゴケ属の固着地衣(痂状地衣とも)。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、低山を中心に樹皮上に着生。地衣体細胞内の共生藻はスミレも属の気生藻類として世界中に分布するTrentepohlia lagenifera(L型)の糸状藻類だそうです。子器はリレラ型で地衣体から突出し、細長く伸びてまれに分枝、文字を書いたように見える。黒色の果殻は下部が茶褐色になり、両脇に沿って溝を持つという。

ミチノクモジゴケはモジゴケ(学名:Graphis scripta)に酷似しており、基本的には果殻の下部が淡褐色となることで同定できるそうです。写真のものは子器の果殻基部を確認していないので後者かもしれません。この世界も新種発見も相次いでいるようで、似ていて非なるものが多く、外見(形態)では判断できず極めて奥が深いですね。


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エゾスナゴケ(蝦夷砂苔)が足元に

130908エゾスナゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村ミニ尾瀬公園を訪問した時に管理棟の手前の組み石上に小さな苔の群落がありました。一見するとスギゴケの仲間かと思えるが、小型であって明らかに日当たりのよいポジションに群落を構えている。標高が1000m弱に過ぎないこと、余り分枝していないようであることから、コバノスナゴケではなくエゾスナゴケとしてよいだろう。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

エゾスナゴケ(蝦夷砂苔、学名:Racomitrium japonicum (Dozy et Molk.) Dozy et Molk.)はギボウシゴケ科シモフリゴケ属の小型の蘚類。130908エゾスナゴケ胞子体@エコカフェ.JPG分布は北海道、本州、四国、九州、北半球に広く、河川などの低地から亜高山帯の日当たりが良く、やや湿った砂地や岩上に自生。草丈は2pから3pほど、茎は黄緑色で不規則に枝を出し、葉を密にらせん状につけます。葉身2.5mmほどの卵状披針形、中肋を軸に折り畳まれ、葉先は透明です。胞子体は余り作らず、写真でも僅かに数本を確認するに過ぎません。

ギボウシゴケ科には日本産6属約50種、このうちスナゴケの近縁種にはチョウセンスナゴケ、ミヤマスナゴケ、ハイスナゴケ、ナガエノスナゴケ、キスナゴケ、ヒメスナゴケ、シモフリゴケなどが知られています。エゾスナゴケは成長が早く乾燥に強いことから屋上緑化などに利用されているそうですよ。


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カギカモジゴケ(鈎髢苔)は緻密な絨毯を

ビーグル号の航海日誌 2013年09月15日 23:02

130908カギカモジゴケ@エコカフェ(檜枝岐村).JPG「燧裏林道」を散策中に林縁の樹幹上で綺麗な黄緑色の芝のようなマットを見つけました。近づいてみると胞子体がすーっと伸びて、茶色の凾ェ真っすぐに上を見上げています。調べてみるとどうもカギカモジゴケのようです。[2013年9月8日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@山崎]

カギカモジゴケ(鈎髢苔、学名:Dicranum hamulosum Mitt.)はシッポゴケ科シッポゴケ属の小型の蘚類。分布は日本、中国、極東ロシアに及び、亜高山帯から高山帯の木の幹の上に生えます。草丈は2.5cmほど、茎は密生し時に分枝、葉は鈍黄緑色で柔らかくやや光沢があって、葉身は7mmほどの線状披針形、中肋上部背面にパピラが密につくという。葉は乾くと強く鎌形に巻縮するのが特徴です雌雄異株胞子体は直立し、先に凾熬シ立します。胞子は淡黄色で径約22㎛と小さいです。

名前の由来は姿が「添髪」を意味する「カモジ」に似ていること、乾燥すると鉤形になることにあるのでしょう。北八ヶ岳白駒池のある森は、屋久島の森と同じくらい地表から樹上、岩上までモスグリーンの美しい「もののけの森」ですが、そこではカギカモジゴケのマット状の群落が多く見られるそうです。エコカフェでもぜひ自然観察会で訪ねてみたいと思います。


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ホシゴケの仲間は熱帯・亜熱帯産

130411ホシゴケの仲間@エコカフェ奄美大島エコツアー_62s.jpg奄美大島の亜熱帯性照葉樹林の森、イジュの樹肌に固着している円形の地衣類を見つけた。気になっていたのだがなかなか特徴がないため調べるのを断念し放っておいた。最近、地衣類を学ぶ機会があったので挑戦したのだが、ホシゴケの仲間までは分かったが、それ以上は写真だけでは無理であることが判明した。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

ホシゴケ科地衣類は微小で目立たないことから国内では十分な採集もされてきていないという。要するに調査研究が進んでいない対象のひとつということである。ホシゴケ科には既知のものだけで熱帯・亜熱帯地域に約800種あって、この科が属するホシゴケ目は子蓑菌門(Ascomycota)の基部に位置するグループの一群とする研究成果がある。ホシゴケ目(Arthoniales)は子蓑菌門の網のひとつホシゴケ菌網(Arthoniomycetes)の唯一の目でもある。この綱は盃状か皿状の子嚢果(子蓑盤)を形成し、その子嚢盤は二膜性で内側と外側とではっきりと分化するのが特徴という。種の特定のためには子蓑盤や胞子の形状、構造、二次代謝成分などを調べる必要があるので、素人にはとても無理ということになります。

ここで草花教室で学んだ生物分類の基礎を復習しておく。生物は義務分類単位として、門→網→目→科→属→種の階級があり、各階級に細分類として、例えば、上網、網、亜網、下網としている。さらに科と属の間に動物で族、植物で連を、属と種の間に節、列を設けたり、種には亜種、変種、品種、園芸品種などを導入しています。


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