ソバナ(岨菜)はブナ帯で清楚に

ビーグル号の航海日誌 2014年01月27日 21:55

130817ソバナ@エコカフェ(白山).JPG霊峰白山(標高2702m)へ向かうブナ帯を進む登山道脇の林縁の草むらで見た清楚な花。蕾が紙風船を畳みかけたような形をしていることからキキョウの仲間。ソバナです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

ソバナ(岨菜、学名:Adenophora remotiflora (Sieb. et Zucc.) Miq.)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ウスリー地方に及び、山地の林縁や沢沿いなどに自生。130817ソバナ@エコカフェ.JPG草丈は50pから100cmほど、茎は直立ないし斜上、葉は互生し、葉身5cmかた10cmほどで茎上部ほど小さく、茎下部では葉柄が長く広卵形、茎上部では広披針形、何れも葉縁に粗鋸歯、葉先は尖ります。花期は8月から9月頃、茎頂から円錐花序を伸ばし、淡青紫色の花を疎らに下向きに咲かせます。花冠は長さ2、3pほど、先端が5浅裂し広がり、雄蕊5本、雌蕊花柱3裂、萼片は披針形です。果実は刮ハ、熟すと下部が裂け種子が散布されます。

ソバナの若芽は山菜として食されるそうです。ソバは方言で「ヤマソバ」、漢字で「蕎麦菜」とも書くという。昔、飢饉の時に、若葉を蒸して刻んでからお粥にしたという。蕎麦代わりに食べたという凄者なのです。


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タグ:白山 広域種
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高山植物の魅力(119)/ハクサントリカブト(白山鳥兜)

130817ハクサントリカブ@エコカフェ.JPG霊峰白山(2702m)の登山道脇の草地で数株のトリカブトを確認しました。調べてみると白山の高所にはミヤマトリカブト、タカネトリカブトの亜種リョウハクトリカブトとそれらの雑種が起源とされるハクサントリカブトが知られる。ここでは花柄の毛のつき方からハクサントリカブトとします。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

ハクサントリカブト(白山鳥兜、学名:Aconitum hakusanense Nakai)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から東北地方南部に限り、高山の水分条件の良い場所に自生。草丈は40pから100pほど、茎葉直立、葉は円心径で5深裂しさらに細裂、葉脈に曲がった毛が生えます。花期は7月から9月、茎頂に穂状花序をだし数個の青紫色の花を咲かせます。

他のトリカブトと同じように花の形が「鳥兜」に似ており、根には毒成分(ジテルペン系アルカロイド)があります。花言葉は「人嫌い」「騎士道」「復讐」「栄光」だそうです。


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北風が吹いてきた!

ビーグル号の航海日誌 2014年01月26日 16:37

140126_1506~01_0001.jpg140126_1507~01_0001.jpg日中は暖かな日差しに包まれていたけど。
お日様が西に傾き始めると北風が吹いてきた。
そっとやってきて、だんだんと強くなってくる。
お日様がずーっと西に傾くとやがて辺りは暗くなる。
そしたら北風さんがすっかり辺りを支配して、
寒い寒い夜が広がって…。

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海女さんの仕事

DSC_0832.jpg海女さんの仕事を見学する機会に遭遇。
水温8度!
外は強風…

凍える寒さの中、海に潜り海産物をとる!
海からでると、笑顔で手を振り我々に貝をみせてくれた。

早く暖まって欲しいと心から願いつつ、鳥羽を後にした。

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五十鈴川郵便局は街並みに

121028五十鈴川郵便局@エコカフェ.JPG伊勢内宮おはらい町にある五十鈴郵便局です。
局舎が街並みの景観にぴったりです。
風情があって嬉しいですね。
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お伊勢さんで赤福餅を

121028赤福本店@エコカフェ.JPG121028赤福作業@エコカフェ.JPGお伊勢参りと赤福の話。[2012年10月28日撮影:伊勢視察@山崎]

赤福本店は1877年(明治10年)築という。おもかげ横丁から外れ、五十鈴川に面した趣のある場所にある。そもそも、赤福の創業は、1707年(宝永4年)、富士山の宝永噴火があった年にあたるそうだ。
赤福餅は白い餅の上に漉し餡が乗っている。白い餅は五十鈴川の小石を、121028赤福@エコカフェ.JPG121028赤福店内@エコカフェ.JPG餡に入った三筋は五十鈴川の清流を表わし、「赤福」は「赤心慶福(せきしんけいふく)」の言葉から二文字をとったという。

云われは兎も角、長旅の疲れを癒すには食べやすく甘くてお腹に溜まる「赤福」は当時の人びとに喜ばれたのだろう。

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伊勢神宮内宮で午年にちなみ

ビーグル号の航海日誌 2014年01月25日 15:49

DSC_0761.jpg伊勢神宮(内宮)にて、神馬をみることができた。
初めはおしりをむけていたが、子供たちが呼びかけるとゆっくりと振り返った!
まるで自分の役割をわかっているように!

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高山植物の魅力(118)/ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花)

130817ミヤマキンポウゲ@エコカフェ(白山).JPG白山(標高2702m)の登山道脇の草地で見た黄色い花。ウマノアシガタかミヤマキンポウゲかと。ここでは標高が高いのでミヤマキンポウゲとします。[2013年8発17日撮影:白山登山@中村敏之]

ミヤマキンポウゲ(深山金鳳花、学名:Ranunculus acris L. var. nipponicus H.Hara)はキンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。日本固有種でウマノアシガタの高山型。分布は北海道、本州中部地方以北に及び、亜高山帯から高山帯の雪渓周辺や湿り気のある場所に自生。草丈は10pから50pほど、茎は数本が株立ち上部で分枝、根生葉は有長柄で数枚つき、鳥足状に3裂から5裂、裂片はさらに細裂。茎葉は無柄で裂片の幅が狭い。茎や葉柄に毛が開出しない花期は7月から8月頃、茎頂に集散状に径約2pの光沢のある黄色い5弁花を数個咲かせます。花弁の基部に黄色の腺体があり、先は丸みを帯びる。萼片5枚は先が尖ります。果実は集合果、鉤形に曲がる身近な花柱がつきます。

高山で見る黄色い5弁花は皆そっくりですが、キンポウゲ科かバラ科でおおき異なる構造をしています。キンポウゲ科は花弁があるが、バラ科では花弁がなく萼片(内萼片と外萼片)のみなのです。


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カキノキ(柿の木)がたわわと

ビーグル号の航海日誌 2014年01月24日 20:43

131207カキ@エコカフェ(岩殿山).JPG岩殿山の麓の民家に続く谷間の場所に柿の木がありました。近年、山間部などでは過疎化が進み、庭木や果樹として植栽していたものが放置木となり、実りの秋には柿の実を求めてニホンザルやニホンジカ、ツキノワグマなどが出没するといいます。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@阿部]

カキノキ(柿の木、学名:Diospyros kaki Thunb.)はツツジ目カキノキ科の落葉高木。分布は中国長江流域に自生、日本には弥生時代以降に移入。現在は本州、四国、九州の各地で果樹として栽培。131207カキノキ@エコカフェ.JPG1000を超える品種が知られ、渋柿と甘柿に大別されます。樹高は3mから15mほど、葉は互生し有短柄、葉身は広楕円形で全縁、葉先は短く尖ります。花期は5月から6月頃、雌雄異花、葉腋から裏面側に花を咲かせます。雌花は点々と離れて1つずつ咲き、黄白色で径1pから1.6pほど、雌蕊柱頭は4裂、雄蕊は小さく退化。雄花は集まって咲き、白色で径約8o、筒状の先端が4裂し黄白色、雄蕊8本、雌蕊は退化。果実は液果、橙色に熟します。

柿の果実にはタンニンが含まれ、若い果実は堅くタンニンは水溶性、熟すと不溶性となり果肉に黒紫色のシミが点々と入ります。若い果実から採取したタンニを塗った紙「渋紙」は水に強いため唐傘張ったりします。


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日本晴れの富士山

DSC_0720.jpg お伊勢参りの途中、新幹線の車中からキレイに富士山がみえた!
この週末は、春の陽気らしいがまだまだ油断できない季節。

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高山植物の魅力(117)/エチゼンオニアザミ(越前鬼薊)

130817エチゼンオニアザミ@エコカフェ (2).JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇の草地でみたエチゼンオニアザミです。ちょうど頭花を咲かせていました。1997年に新種登録されたが、ササ原の増加により数は減少傾向という。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

エチゼンオニアザミ(越前鬼薊: Cirsium occidentalinipponense Kadota)はキク科アザミ属の多年草。白山固有種。分布は本州石川県と福井県に限り、白山の亜高山の草原に自生。130817エチゼンオニアザミ@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、茎は太く縮れ毛とくも毛が生えます。根生葉は花期に残り、茎葉は厚く、茎葉は卵状披針形から長楕円状披針形で羽状に中裂し、基部で茎を抱きます。花期は6月から7月頃、茎頂に頭花が数個かたまって下を向いて咲く。小花の広筒部と狭筒部の長さがほぼ同じ。頭花の径3pから5pほど、総苞は椀形、総苞片は6列で斜上か反り返り、粘つきます。果実は痩果で冠毛がつきます。

花が大きく下を向いて咲くものに比較的分布域の広いオニアザミのほか、分布域の限られたキソアザミ、タテヤマアザミ、ダイニチアザミ、フジアザミ、ジョウシュウアザミ、チョウカイアザミなどが知られます。


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金戒光明寺は大本山くろ谷さん

ビーグル号の航海日誌 2014年01月23日 02:13

130731金戒光明寺.jpg130731金戒光明寺@青柳_n.jpg京都左京区黒谷町にある金戒光明寺は浄土宗の寺院。創建は1175年(承安5年)、知恩院とならぶ格式、七大本山のひとつ。山号は紫雲山、開基は法然、本尊は阿弥陀如来です。会津藩や新選組、「八重の桜」主人公新島八重のゆかりの寺でもあります。[2013年7月31日撮影:京都左京区@青柳]

比叡山延暦寺西塔の黒谷から下山した法然上人が、小庵を結んだのが始まり。5世恵が光明寺と改称、8世運空が後光厳天皇より金戒の2字を賜ったという。室町時代に入り公武の尊崇を受けるが、応仁の乱で焼失した後は衰退。江戸時代初期に城郭を巡らし、1862年(文久2年)、会津藩主松平容保が京都守護職に就任すると、新撰組を配下に置く京都守護職会津藩の本陣とされた。1868年(慶応3年)、大政奉還、王政復古の号令で京都守護職は解かれ、現在に至ります。

1868年(慶応3年)、戊辰戦争の緒戦となった鳥羽伏見の戦い、この黒谷で戦死した会津藩士の菩提を弔っているという。山門天井に描かれた「蟠龍図」は仏法とともに藩士霊をも守っているかのようです。


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平安神宮は官幣神社で

130605平安神宮@青柳.jpg修学旅行で京都を訪ねると必ずや足を運ぶのひとつに平安神宮がある。創建は1895年(明治28年)と新しい。主祭神は桓武天皇、孝明天皇です。平安神宮神苑には琵琶湖流水が引き込まれ、水生植物も多く植栽されています。[2013年6月5日撮影:京都左京区@青柳]

平安遷都1100年記念の国内勧業博覧会の目玉事業として大内裏を復元し、桓武天皇を創祀、1940年(昭和15年)、平安京最後の天皇である孝明天皇を追祀したという。当時の朝堂院(八省院)、應天門、蒼龍楼、白龍楼、大極殿など一部が縮小し模されています。平安神宮神苑は池泉回遊式庭園、33,000uの広さを誇り、130605平安神宮(スイレン)@青柳_n.jpg130605平安神宮@青柳_n.jpg南神苑は八重枝垂桜、中神苑の青龍池には石柱を点々と飛ばした臥龍橋が架かり、西神苑の白虎池は花菖蒲、東神苑は栖鳳池に浮かぶ太平閣と見応えがあります。

時代祭は葵祭や祇園祭とともに京都三大祭のひとつですが、平安神宮再建を祝って始められた新しい祭りです。毎年、平安遷都のあった10月22日に平安神宮大祭として行われ、明治維新、江戸、安土桃山、室町、吉野、鎌倉、藤原、延暦の8時代を遡って行列が続くといった生きた時代絵巻を見せてくれるんですよ。


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高山植物の魅力(116)/ミヤマキンバイ(深山金梅)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月22日 08:38

130817ミヤマキンバイ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇の砂礫地などでよく見かけました。ミヤマキンバイのです。花言葉は「幸せ」です。変種にアポイ岳特産のアポイキンバイ、夕張岳特産のユウバリキンバイが知られます。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

ミヤマキンバイ(深山金梅、学名:Potentilla matsumurae Th. Wolf)はバラ科キジムロ属の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、国外ではサハリン、韓国済州島に及び、亜高山帯から高山帯の砂礫地や草地に自生。130817ミヤマキンバイ群落@エコカフェ.JPG草丈は10pから20pほど、茎葉は1、2枚で3出複葉、小葉の葉身は1.5pから4pほどの倒卵形、葉縁に粗鋸歯、葉先は鈍頭。花期は7月から8月頃、茎先端に径1.5pから2pほどの濃黄色の5弁花を数個咲かせます。花弁5枚、萼片と副額片は同長で幅は副萼片のほうがやや広い。雄蕊20本、雌蕊多数。果実は長さ1.5oの痩果、10個から40個ほどできます。

似ている花に、葉が3裂し裂片が細裂する花弁のないミヤマキンポウゲ、葉が5細裂し花弁のないシナノキンバイ、小葉が羽状深裂し5枚から7枚のキジムロ、葉の丸いミヤマダイコンソウなどがあります。


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高山植物の魅力(115)/ミソガワソウ(味噌川草)

130817ミソガワソウ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇でよく見られる高山植物です。ミソガワソウと言います。花の色がはっきり出ていないのが残念です。花言葉は「物思い」だそうです。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

ミソガワソウ(味噌川草、学名:Nepeta subsessilis Maximowicz.)はシソ科イヌハッカ属の多年草。日本固有種。分布は北海道、本州、四国に及び、山地帯から高山帯のやや湿った草原や河原に自生。130817ミソガワソウ群落@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、茎は直立し断面はシソ科らしく四角形、葉は対生し、葉身6pから14pほどの卵形から広披針形で葉縁に鋸歯、葉先は鋭く尖ります。葉裏には腺点が密につきます。花期は7月から9月頃、茎上部から花穂をだし、青紫色から紫色の唇形花を多数咲かせます。萼は筒状で縦脈が15本、先端は5裂。花冠長は25oから30oほど、上唇2浅裂、下唇は3裂、中央裂片は白色で長く紫色の誘導斑点が入ります。果実は分果、4つの部屋からなります。

名前の由来は木曽川源流の味噌川にあります。イヌハッカ属は北半球を中心に世界中に約150種、日本にはミソガワソウの1種のみです。


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高山植物の魅力(114)/オタカラコウ(雄宝香)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月21日 19:55

130817オタカラコウ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇でみた黄色い花。オタカラコウです。花言葉は「私には触れないで」だそうです。うーん。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

オタカラコウ(雄宝香、学名:Ligularia fischerii (Ledeb.) Turcz.)はキク科メタカラコウ属の多年草。分布は本州福島県以南、四国、九州、国外ではシベリア東部、樺太、中国、朝鮮半島などに広く、山地帯から亜高山帯(暖温帯上部から冷温帯)にかけての沢沿いや湿った草地、湿原に自生。草丈は1mから2mほど、根出葉は有長柄、葉身径30pから40pほどの心円形、葉縁に鋸歯がつきます。茎葉は3枚で有柄、上部ほど小さく、柄基部で茎を抱きます。花期は7月から10月頃、茎頂から総状花序をだし、下から順に黄色い頭花を上向きに沢山咲かせます。頭花には中央に筒状花が10個以上、周囲の舌状花は5枚から9枚です。果実は痩果、熟すと冠毛がつき、風で散布されます。

名前の由来は、根や茎が防虫剤にする竜脳香「宝香」の香りに似ていること、近縁種メタカラコウよりも大きいこと、にあります。オタカラコウは全体的に小さく、根出葉の葉柄基部が鉾形、舌状花は3枚と少ないことからメタカラコウとの区別は容易です。


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タグ:白山 広域種
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勧修寺は門跡寺院で

120731勧修寺@青柳_n.jpg京都山科区にある勧修寺は真言宗山階派の大本山。創建は900年(昌秦3年)、山号を亀甲山とし、開基は醍醐天皇、開山は東大寺出身の法相宗僧の承俊。本尊は千手観音です。皇室と藤原氏にゆかりの深い寺という。[2012年7月31日撮影:京都山科区@青柳]


醍醐天皇が生母藤原胤子の菩提を弔う山荘を寺に改め造立、905年(延喜5年)に上額寺に列せられ、南北朝時代には宮門跡寺院となり、代々の法親王が入寺したことから大いに繁栄。応仁の乱と1470年(文明2年)の兵火により焼失し衰退。江戸時代に入り徳川家と皇室の援助により復興。明治時代に入り、真言宗各派は分派と合同を繰り返し、1907年(明治40年)に山階派本山として独立し、今日に至ります。

水戸光圀寄進の「勧修寺型灯篭」があり、「勧修寺氷池園」は池泉庭園であって、今日では水生植物が見事、平安時代には張った氷を宮中に献上したそうです。


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等持院は将軍足利尊氏の墓所

ビーグル号の航海日誌 2014年01月20日 23:21

121024等持院@青柳.jpg京都市内には小さな寺院であっても歴史が凝縮しているものが多い。等持院は臨済宗天龍寺派の寺院。山号は萬年山、開山は夢窓疎石、開基は足利尊氏なのです。本尊は臨済宗らしく釈迦牟尼仏です。庭園は夢窓疎石作との伝もあるが、江戸時代中期頃の作のようです。[2012年10月24日撮影:京都北区@青柳]

1341年(暦応2年)に室町幕府初代征夷大将軍足利尊氏は現在の中京区柳馬場御池付近に等持寺を建立、1343年(康永2年)には現在の北区等持院北町に別院北等持寺を続けて建てたという。尊氏の死後、別院北等持寺を尊氏の墓所とし、「等持院」と改称。1467年(応仁元年)から1477年(文明9年)の10年に及ぶ応仁の乱で本寺もご多分に漏れず焼失、別院を本寺とし、現在に至っているそうです。

方丈の西側にある霊光殿は本尊を地蔵菩薩とし、足利歴代の将軍と徳川家康の木造が安置されているという。


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大本山相国寺は禅宗起源の一派

ビーグル号の航海日誌 2014年01月19日 21:20

121127大本山相国寺@青柳.jpg121127大本山相国寺@青柳_n.jpg京都上京区にある相国寺は臨済宗相国寺派大本山の寺院、全国に末寺約100ヵ寺を擁す。創建は室町時代、1382年(永徳2年)、山号を萬年山、開基は足利義満、開山は夢想疎石。本尊は釈迦如来という。京都五山の第2位、五山文学のメッカであったそうです。[2012年11月27日撮影:京都上京区@青柳]

創建は義満が祖父尊氏の天竜寺建立にならったとし、往時には50余りの塔頭寺院を構えるほどであったが、戦火、大火により何度となく消失、復興を繰り返したという。明治初期の廃仏毀釈は威勢を削ぐには決定的でもあったとも。現存する法堂は1605年(慶長10年)に豊臣秀頼の寄進で再建、日本最古のもの。堂内天井には狩野光信による見事な「鳴き龍」が描かれています。鹿苑寺(金閣寺)慈照寺(銀閣寺)は、相国寺山外塔頭でもあります。

臨済宗は、中国禅宗五家(臨済、潙仰、曹洞、雲門、法眼)のひとつであって、宋時代の中国に渡り学んだ栄西らにより、鎌倉時代に日本に伝えられ、曹洞宗が豪商や民衆に広まったのに対して、武家政権に支持されていったそうです。相国寺派はその一派です。


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本妙寺は赤穂義士の寺とも

120129堀川寺ノ内 本法寺@青柳.jpg京都仁王門通に面した妙本寺は日蓮宗妙覚寺派の寺院。山号を祥光山、天本尊は題目釈迦多宝仏。境内には赤穂浪士のうち、貝賀弥左衛門友信、その兄吉田忠左衛門兼亮、その子吉田沢右衛門兼貞、と友信の妻おさんの合祀石碑があります。[2012年1月29日撮影:京都左京区@青柳]

本妙寺の縁起。鎌倉時代、1315年(正和4年)、日蓮の法孫の日像による洛北岩倉の地を巡行した際、代官渡辺氏の帰依により自邸を寺として創立したが、ほどなく断絶。安土・桃山時代、1574年(天正2年)、妙覚寺18世の日典が京極新烏丸丸太町付近に再興。1708年の宝永の大火により類焼、1728年(享保13年)に7世日正が現在の地に本堂を再建、現在に至ります。

境内には義士堂があって、友信ゆかりの手槍など義士たちと交わした書状が納められているほか、赤穂浪士(四十七士)の木造も安置されています。観光寺院ではありませんので、境内はただただひっそりとしています。


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