かまむらと雪だるま

ビーグル号の航海日誌 2014年02月10日 12:51

140209かまくらと雪だるま@エコカフェ.jpg週末の天気が嘘のようです。
暖かな日差しに包まれて一気に雪は解けてしまいます。
かまくらも雪だるまもどこかへ行ってしまいます。
解けて蒸発して地球一周の旅に出るのかもしれません。
子どもたちの夢を乗せてぐるっとぐるっと回って旅するんです。
雲になって雨になって海に落ちたり山に落ちたり。
また来年も会おうとささやくんです。
それにしても暖かな一日になりそうです。


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海浜植物、ウコンイソマツ(鬱金磯松)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月09日 17:59

120722ウコンイソマツ@エコカフェ(久高島).JPG沖縄本島から船で25分、琉球王国最高の聖地である久高島の岩礁海岸で逞しく育つウコンイソマツ。ヤグルガー近くやカベール岬の石灰岩岩礁という極めて厳しい環境で頑張っています。名前の由来は花が黄色っぽく「鬱金」に似ているイソマツということにある。別名にキバナイソマツともいう。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

ウコンイソマツ(鬱金磯松、学名:Limonium wrightii (Hance) Kuntze)はイソマツ目イソマツ科イソマツ属の常緑小低木(木質化した多年草とも)。120722ウコンイソマツ@エコカフェ.JPG120722ウコンイソマツ@エコカフェ(ヤグルガー).JPG環境省レッドリストで絶滅危惧U類。分布は奄美群島、沖縄諸島、国外では台湾(蘭嶼)に限り、隆起珊瑚礁からなる岩礁帯に自生。樹高は10cmから30pほど、茎は分枝、葉は茎上部に束生し革質、葉身2pから6cmほどのへら形、全縁で葉先は鈍頭。花期は8月から11月頃、葉基部から花茎を数本伸ばし、円錐花序に小穂を多数つけ、数個の花を咲かせます。花冠は筒状で先が5浅裂します。

花の色に多様性があって、生息する島嶼に違いがあることから、基準変種のウコンイソマツ、伊豆諸島、小笠原諸島、宮古諸島、八重山諸島、台湾に変種のイソマツ、粟国島及び与那国島に品種のシロバナイソマツ、大東諸島に品種のウスジロイソマツ、2変種2品種が知られます。


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ティケハウ島(Tikehau Island)、極上の島時間

120905Tikehau Pearl Beach Resort@hirose.jpgフランス領ポリネシアは南太平洋にあるフランスの海外共同体、ソシエテ諸島、マルキーズ諸島、トゥアモトゥ諸島、トゥブアイ諸島、ガンビエ諸島、ラバ島など約130の島々からなります。自治大統領制をとっていて、ソシエテ諸島にあるタヒチ島首都パペーテが行政、観光の中心です。[2012年9月5日撮影:ティケハウ島@廣瀬]

今回の島時間は、ティケハウ島のTikehau Pearl Beach Resortが舞台です。周囲360度に海が広がり地平線が見えます。夜にもなると天空全体を星空が覆い尽くします。120905Tikehau Pearl Beach Resort@廣瀬.jpg120905Tikehau Pearl Beach Resort@.jpgラグーンは静かで自然との一体感が堪能でします。ティケハウ島は、78ものリング状珊瑚礁からなるトゥアモトゥ諸島の南東に位置するティケハウ環礁に属します。ティケハウ環礁は直径約28km、一周80kmほどの平坦な珊瑚環礁です。それこそ蒼い空、碧い海、風と光、星空に支配された世界が広がっています。120905天の川@廣瀬(ティケハウ島).jpg

ここは、海洋性熱帯気候に属し、南東貿易風の影響を受けることから、11月から翌年3月頃までが雨季で降水量が多く暑い日が続き、ハリケーンの襲来もあり大変ですが、4月から11月頃までは乾季、気温が下がり乾燥した日が続き、過ごしやすくなるそうです。


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リュウキュウガキ(琉球柿)は有毒だが有用

ビーグル号の航海日誌 2014年02月08日 21:19

120722リュウキュウガキ果実@エコカフェ(久高島).JPG久高島は琉球石灰岩でできた島です。降った雨は地下に浸透し、石灰岩の断崖の隙間から流れてしまします。それがガーといって、井戸として使われるのですね。土地が薄く植物にとっても過酷な環境であるようです。ここではリュウキュウガキを紹介します。別名にクサノガキ、クロボウという。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

リュウキュウガキ(琉球柿、学名:Diospyros maritima Blume.)はカキノキ科カキノキ属の常緑亜高木。分布は南西諸島徳之島以南、国外では台湾、東南アジア、ミクロネシア、オーストラリアと広く、熱帯・亜熱帯の海岸に自生。石灰岩地帯に多いという。120722リュウキュウガキ@エコカフェ(久高島).JPG樹高は5mから10mほど、樹皮は黒褐色で平滑、葉は互生し革質で光沢、葉身5cmから17cmほどの長楕円形、全縁でやや鈍頭。花期は6月から7月頃、雌雄異株、葉腋に雄花は数個、雌花は1個、萼片は反り返ります。花は乳白色、筒状で先が4裂。果実は液果、熟すと黄褐色なるが、毒成分(ナフトキノン誘導体)を多く含み食することはできません

心材が黒色であることから材を黒檀の代用とし、液汁を魚毒に使ってきたという。似ているものに本州中部地方(伊豆半島)以西の山地林内に自生し、萼片の反り返らないトキワガキ、本州関東地方以西から沖縄列島までの山地の湿潤地に自生し、葉裏脈上に毛の生える高木のリュウキュウマメガキ(シナノガキ)があり、観察には注意が必要です。


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オキナワウラボシ(沖縄裏星)は日向っ子

120722オキナワウラボシ胞子簑群@エコカフェ.JPG沖縄本島から船で25分、琉球王国最高の聖地の久高島ウガン浜に近い亜熱帯照葉樹林の林縁でウラボシの仲間らしきシダ植物を見つけました。漸く調べる機会を得ました。オキナワウラボシというらしい。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

オキナワウラボシ(沖縄裏星、学名:Polypodium scolopendria (Burm. f.) Pic. Serm.)はウラボシ科オキナワウラボシ属の常緑性シダ植物。ヌカボシクリハラン属やエゾデンダ属に分類する考えもあるという。120722オキナワウラボシ@エコカフェ(久高島).JPG分布は琉球列島沖縄本島以南、小笠原諸島、国外では旧世界熱帯域に広く、乾燥した林内や日当たりのよい場所などに自生。草丈は50pから90cmほど、根茎には鱗片が生え、横に這って1p間隔で葉をだす。葉茎は褐色で立ち上がり、葉は単羽状深裂(稀に単葉)で革質、葉身40cmほどの長楕円形から三角形、側羽片は多くて10対、基部が広い翼となり全縁、鋭頭または鈍頭。葉柄は淡褐色、葉脈は目立たない。ソーラス(胞子嚢群)は羽軸両側に不斉にニ列並び、径約3mmの円形で胞子嚢床は窪み葉表に突出します

似たものにイワヒトデがあるが別属であること、生息域が渓流沿いであることから間違うことはないという。オキナワウラボシは種内変異が大きく、小笠原諸島の個体は沖縄のものより大型だそうです。今度、小笠原の森を訪ねた時にしっかり観察してきたいと思います。


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高山植物の魅力(123)/エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)

110812エゾノツガザクラ@幌尻岳 .JPG日高山脈主峰の幌尻岳(標高2503m)にはアオノツガザクラのほかにエゾノツガザクラとその雑種、さらに雑種の雑種が混生しているそうです。どれもこれも似ていて、シロバナエゾノツガザクラなんてのもあるし。ここではエゾノツガザクラを紹介します。[2014年1月7日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜、学名:Phyllodoce caerulea (L.) Bab. )はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。分布は北海道と本州東北地方北部、国外ではカムチャッカ、アラスカなど北半球寒帯に広く、ハイマツ帯や高山帯の岩場や草地に自生。樹高は10pから30pほど、葉は互生し、線形で密生。花期は7月から8月頃、枝先に2個から7個の径7o前後の紅紫色の花を下向きに咲かせます。花冠は壷状で表面に腺毛が生え、先は5浅裂し反り返り、雄蕊10本。アオノツガザクラとの雑種は花冠が丸っこく、色も薄めになるという。ポリネーターはマルハナバチだそうです。

北海道ではシロバナエゾノツガザクラ、コエゾツガザクラ、ニシキツガザクラ、ユウバリツガザクラが知られます。なんとも逞しい。


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クマイザサ(九枚笹)はチマキザサ(粽笹)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月07日 21:20

110812クマイザサ@エコカフェ .JPG北海道は構造的に東西に二分、東側は島弧前縁堆積物が衝突。1300万年前頃の造山運動で日高山脈は誕生。その主峰である幌尻岳(標高2053m)は山体の上部に氷河痕跡「七つ沼カール」を伴い、登山道脇には積雪量がやや少ないため、多雪型のチシマザサ(ネマガリダケ)でなくクマイザサが繁茂しています。別名にチマキザサともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

クマイザサ(九枚笹、学名:Sasa senanensis Rehd.)はイネ科ササ属の単子葉植物。分布は北海道、本州日本海側、千島列島、樺太、朝鮮に及び、冷温帯・亜高山帯に広く自生。草丈は100pから180pほど、地下茎は長く横走、棹は中空で途中で分枝。葉は3枚から9枚を掌状につけ、葉身30pほどの長楕円形、葉先は尖る。葉表は無毛で葉裏に軟毛が生えます花期は5月から6月頃、数十年に一度、棹基部から花柄をすーっと長く伸ばし、先に円錐花穂を直立、疎らに分枝し、小穂を多数つけます。小穂は長さ2pほどで4個から11個ほどの花を咲かせます。

北海道では、日本海側には棹上部で分枝する大型のチシマザサ、全域のクマイザサ(チマキザサ)、太平洋側には葉が細く密使するスズタケ、小型で毎年茎が伸び分枝しないミヤコザサの4種の笹が知られます。チマキザサは葉裏が無毛とする説もあるそうです


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有毒植物、サワギキョウ(沢桔梗)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月04日 23:12

130907 サワギキョウ@エコカフェ.JPG檜枝岐ロッジから尾瀬ヶ原を目指す登山道は幾つもの湿原を訪ねつつ伸びています。昨年の初秋、小雨の中、姫田代を訪ねると木道脇に繊細なサワギキョウの花を見つけることができました。[2013年9月7日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@阿部]

サワギキョウ(沢桔梗、学名:Lobelia sessilifolia Lamb.)はキキョウ科ミゾカクシ属 の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の湿った草地や湿原などに自生。130907サワギキョウ@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、根茎は太く短い、茎は直立し、中空で枝分かれしない。葉は互生し無柄、葉身4pから7pほどの披針形で葉縁に細鋸歯、先は尖ります。花期は8月から9月頃、茎上部に総状に濃紫色の花を咲かせます。花は雄性先熟、花弁は上下2唇に分かれ、さらに上唇は2深裂、下唇は3深裂、萼は鐘状で先が5裂。茎を切ると白い汁がでます。

ミゾカクシ属は世界に200種、日本にはサワギキョウ、ミゾカクシ、ロベリア、小笠原固有種のオオハマギキョウの4種が知られます。サワギキョウは毒草であって、麻酔などの効能を薬草として利用された例もあるという。


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高山植物の魅力(122)/ミヤマリンドウ(深山竜胆)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月03日 20:27

110812ミヤマリンドウ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの下山途中の登山道脇のお花畑で見たミヤマリンドウ。季節は真逆ですが夏山が待ち遠しいですよね。名前の由来は高山に咲く竜胆、「竜胆」とは根が熊の胆より苦いことから「熊」より上の「竜」になぞらえたことにある。花言葉は「正義」です。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica Maxim.)はリンドウ目リンドウ科リンドウ属の小型の多年草。日本固有種。110812ミヤマリンドウ@エコカフェ幌尻岳.JPG分布は北海道、本州中部地方以北に及び、高山帯の雪田跡や湿原、湿った草地に自生。草丈は5pから15pほど、茎葉赤紫色を帯び、茎基部は長く這い、茎先が立ち上がる。根生葉は花期に枯れ、茎葉は互生し厚く光沢、葉身5oから10oほどの卵状長楕円形で全縁、先は鈍頭。花期は7月から9月頃茎上部に青紫色の花を4個ほど咲かせます。花冠の長さは15oから20o、先が5深裂し、裂片の間に小さな副片がつきます。果実は刮ハ、熟すと下部が裂け種子が散布されます。

リンドウの属は世界に約500種、日本にはミヤマリンドウの他、タテヤマリンドウ、フデリンドウ、キリシマリンドウ、オヤマリンドウなど13種ほどが知られます。


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高山植物の魅力(121)/タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月02日 23:32

081109タカネヒカゲノカズラ@エコカフェ.JPG屋久島にある日本最南端の高層湿原、花之江河(標高1630m)で古代植物のタカネヒカゲノカズラ(←ヒカゲノカズラ)に出会うことができます。この植物はヒカゲノカズラ植物門に分類されるシダ植物の一つだそうです。維管束をもつ植物のほとんどが葉を伸ばしますが、この門は葉が細く単純で葉脈が主脈しかないという古い形質を残していることから、古生代に栄えたシダ植物の「生きた化石」と考えられています。先に紹介したイワヒバ(岩檜葉)もこの門に分類されます。[2008年11月7日撮影:屋久島花之江河@山崎]

タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛、学名:Lycopodium sitchense Rupr. var. nikoense (Franch. et Sav.) Takeda)は常緑性シダ植物。分布は本州中部地方以北、北海道と屋久島山頂付近に及び、亜高山帯から高山帯の岩礫地や草原などの日当たりのよい場所に自生。草丈は15cmほど、茎は地を這って疎らに分枝します。葉は茎に放射状につき光沢があり、葉身3mmから5mmほどの針状。長く伸びた枝先に無柄の胞子蓑穂が5cmから15cmほど立ち上がり、緑色の胞子蓑をつけます。

屋久島に自生するヒカゲノカズラ属はミズスギヒカゲノカズラ、タカネヒカゲノカズラ、マンネンスギが知られている。これらは低地から高山に階層的に重なりながら大雑把にすみ分けをしているそうです。


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高山植物の魅力(120)/シラネニンジン(白根人参)

110812シラネニンジン@エコカフェ(幌尻岳).JPG今頃は深い雪の中だろうが、3年前の夏、北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂を後に下山途中のお花畑の傍らで見たセリ科の植物。調べてみるとシラネニンジンのようです。別名にチシマニンジン(千島人参)ともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

シラネニンジン(白根人参、学名:Tilingia ajanensis Regel)はセリ目セリ科シラネニンジン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではシベリア東部、ロシア極東部などに及び、亜高山帯から高山帯の湿り気のある草地に自生。草丈は10cmから40cmほど、根出と互生する茎下部の葉は2、3回羽状複葉で裂片はさらに深裂し、人参の葉に似る。上部では葉は小さい。茎葉は葉柄基部が帯赤色で鞘状に膨らみます。花期は7月から8月頃、茎頂に複散形花序をだし、白色の小さな5弁花をたくさん咲かせます。花径約2、3mm、雄蕊5本で葯は紫褐色、総苞片、小総苞片ともに線形。果実は長径約3mmの長楕円形の分果、隆条があり、花柱が残ります。

シラネニンジンの葉には変異が大きく、裂片幅も1mmから5mmほどと多様という。従って似ているミヤマウイキョウとの見分けは、ミヤマウイキョウが礫地に自生すること、裂片がさらに細かく、幅は1mm以下の糸状であること、によります。


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ホテイチク(布袋竹)は釣り竿に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月01日 22:21

121027ホテイチク@エコカフェ.JPG121027ホテイチク看板@エコカフェ.JPG葦毛湿原を視察した後に、蒲郡竹島にある八百富神社に足を伸ばした。境内では細い竹が群生していた。看板に葉ホテイチクとあった。名前の由来は短い節間のふくれが布袋様のお腹を連想させることにあります。
その部分は握り手にフィットし、乾燥して折れにくいことから釣り竿の材にされます。鹿児島ではコサンダケ(小桟竹、五山竹)と呼ばれようだ。[2012年10月27日撮影:蒲郡竹島@阿部]

ホテイチク(布袋竹、学名:Phyllostachys aurea Carr.ex.A.Ruv.et C.Riv.)はイネ科マダケ属の中型の竹。原産地は中国長江流域、本土には琉球経由で移入。本州、四国、九州で完全に帰化。小笠原では明治に移入し外来種として問題となっています。草丈は5mから12mほど、径2pから5cmほど、成竹の節間の長さはまちまちだが、基部に近いところでは節が斜めで短く詰まり膨らむ。暑さには強いという。

筍は無毛であく抜きの必要がなく、煮付け、漬物などにして食するという。節間が短く膨らむ同様のものにモウソウチクの変種で径が約10cmもあるキッコウチクがあるそうです。


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新年会、言葉は走り

140131新年会@エコカフェ.jpg快活で屈託のない時間
言葉が走り笑みが零れ
見えぬ何かで繋がる時
ひとは元気を充電する
言葉が走り衝突する時
一方が引き一方が勝る
寄せては返す波の如く
一方が勝り一方が引く
快活で屈託のない時間
言葉が走り笑みが毀れ
見えぬ何かで繋がる時
確かな確信の海に浸る
言葉が走り調和する時
今宵が永遠に続く如く
互いの言葉は共鳴する
満たされた至福の海に
全てが鎔けこんでゆき
やがて閃きの花が拓く
快活で屈託のない時間


by トノサマガエル


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第2保護センターレポート@

ビーグル号の航海日誌 2014年01月31日 10:50

第二保護センターは絶滅危惧種の研究&保護、特に魚の保護を中心に活動しています!

特に緊急な課題としては、東南アジアに生息するダトニオと呼ばれる魚、その中でも急速に数を減らしているダトニオイデス・プルケールの保護をしたいと考えています。

写真1.JPG現在、このダトニオイデス・プルケールは、タイ、カンボジアの、チャオプラヤ川、メコン川に生息しているとされています。しかし、諸説あり、たびたび論争になっていることもありますので、この場では総称してダトニオということでレポートしていきます。体色から「シャムタイガー」とも言われていますが、これもまた、話しを複雑にしますので、統一してダトニオと呼び、その他の似て非なる魚との違いを明確にしたい場合は、説明を加えながらご報告して行きたいと考えています。

もちろん、最終的には、いまだ人工の繁殖例が無いとされるこの種の、水槽内繁殖を目標に活動を続けてまいります。
写真2.JPG

センター長:森田

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マダイ(真鯛)は目出度い

ビーグル号の航海日誌 2014年01月30日 22:15

140129マダイ@エコカフェ.JPG日本では慶祝事や神事に欠かせないマダイ。「めでたい」のです。無論、天然マダイは高級魚、秋から冬場にかけては身がしまり味も良いとされる。近年、養殖ものが広く流通している。また、外国では味が淡白なため大衆魚として扱われているようだ。この真鯛はシャコをたくさん食べていました。お腹のほかに口に2匹もいました。[2014年1月29日撮影@青山]

マダイ(真鯛、学名:Pagrus major (Temminck et Schlegel, 1844))はスズキ目タイ科マダイ属の魚。分布は北西太平洋(北海道以南から南シナ海北部まで、奄美群島・沖縄諸島沿岸を除く)に広く、水深30pから200mほどの岩礁や砂礫底の付近に生息。体長は最大で120pほど、体型は側扁した楕円形で顎が僅か突出。体色は紫褐色を帯びた光沢のある淡紅色、背部に小さなコバルト色の斑点が散在、尾鰭の端がやや黒い。単独行動。食性は肉食性、小魚、甲殻類、頭足類、貝類などを食します。産卵期は2月から8月頃、浅い沿岸域に移動し、100万個の単位で産卵。生後2、3年までは浅場で生活し、その後は深みに移るという。

スズキ目は大きなグループで148科1496属9293種が属し、タイ科は世界では大西洋、インド洋、太平洋海域に約100種、日本近海ではマダイのほかチダイ、キダイ、クロダイなど14種が生息するそうです。


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海岸動物、フナムシ(船虫)は何とも

ビーグル号の航海日誌 2014年01月29日 08:14

100612フナムシ@エコカフェ(伊豆大島).JPG100612伊豆大島海岸@エコカフェ.JPG兎に角、動きが早く捕まえることは非難の技、全く忍者のようである。一方、何でも食べることから海岸の「掃除屋」とも言われている。ただし、泳ぎは余り得意ではないという。江ノ島でも伊豆大島でも佐渡島でも海岸ではよく見かけます。[2010年6月12日撮影:伊豆大島御神火ツアー@阿部]

フナムシ(船虫、学名:Ligia exotica Roux)は等脚目フナムシ科フナムシ属の大型の甲殻類。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では中国、北アメリカ大陸に及び、岩礁海岸や海岸近くの草地、人家、船舶などに生息。体長は最大5pほどの紡錘形、胸部7節、腹部6節、体後端に長い棒状の尾肢が1対つく。歩脚は7対、触覚は非常に短い。体色は基盤の明暗で変化し、暗青色や黒褐色、黄褐色など。食性は雑食性、藻類や生き物の死骸を食します。メスは腹部の保育嚢で卵を保護し、孵化後もしばらく幼体は留まるという。

フナムシはダンゴ虫と同じ等脚類ですが、海岸の掃除屋であるにもかかわらず、見た目がゴキブリに似て気持ち悪いことから「不快害虫」のレッテルを貼られています。気の毒ですね。


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古代植物、ミズスギ(水杉)は広域だが珍しい

ビーグル号の航海日誌 2014年01月28日 23:16

120526ミズスギ胞子蓑@エコカフェ.JPG火山の島、三宅島。昭和58年の噴火の直接的な被害を免れた山地の岩場や法面などはシダ植物やコケ植物がよく繁茂したりしています。ミズスギもそんな場所で命を繋いでいます。[2012年5月27日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

ミズスギ(水杉、学名:Lycopodium cernuum L.)はヒカゲノカズラ植物門ヒカゲノカズラ目ヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属のつる性常緑シダ植物。分布は本州東海地方以西、四国、九州、南西諸島、伊豆諸島、小笠原諸島、国外では亜熱帯、熱帯地域に広く、水田、湿地、山地の水条件の良い斜面、法面などに自生。120526ミズスギ@エコカフェ.JPG草丈は50pから60pほど、茎は主軸が地を這いよく分枝、直立茎の所々で側枝は立ち上がり、その先端に卵形の胞子嚢穂を1、2個下向きにつけます。葉は淡緑色、柔らかく、披針形で全縁、内向します。胞子葉は広卵形、辺縁に微突起、先は鋭く尖ります。

似たものに、長い柄を直立、分枝させ5、6個の胞子嚢穂をつけるヒカゲノカズラ、胞子嚢穂を単生するヤチスギラン、側枝が樹状に分枝し各小枝に胞子嚢穂を単生するマンネンスギなどが知られます。


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海浜植物、ハマタカトウダイ(浜高灯台)

100612ハマタカトウダイ@エコカフェ.JPG伊豆大島笠松地区「大島海浜植物群落」の遊歩道わきの草地で見かけた花です。漸くのこと、調べてことに、ハマタカトウダイグサというらしいです。トウダイグサの仲間は、どれも花は杯状の総苞に包まれて咲くようです。[2010年6月12日撮影:伊豆大島御神火ツアー@阿部]

ハマタカトウダイ(浜高灯台、学名:Euphorbia pekinensis Rupr. f. maritima (Hurus.) T. Kuros. & H. Ohashi)はトウダイグサ科トウダイグサ属の多年草。タカトウダイの一品種、日本固有種。分布は本州、四国、九州に及び、海岸近くの草地などに自生。草丈は20pから40pほど、茎は匍匐、葉は互生(茎頂では5枚ほど輪生)し分厚く光沢、葉身は長楕円形で葉縁に鋸歯、葉先は鈍頭。花期は6月から7月頃、茎頂に放射状に花茎を伸ばし、黄色い苞葉に中に黄緑色の小さな花を数個咲かせます。花には花弁は無く、沢山の雄蕊と雌蕊1本、腺体4個からなります。果実は刮ハ、熟すと下部が裂け種子が散布されます。

名前の通り、タカトウダイの海岸型だそうです。全草に毒成分のジテルペン系ユーフォルビンやサポニンを含み、茎や葉を傷つけるでる白い乳液に触れるとかぶれます。根は漢方で「大戟(ダイゲキ)」といって利尿薬に用いるそうです。


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湿生植物、ホソバリンドウ(細葉竜胆)

121027ホソバリンドウ@エコカフェ.JPG草枯れが始まる頃、韋毛湿原は黄金色に染まります。そんな中、シラタマホシクサの白色とともにホソバリンドウの鮮やかな青紫色の花はとてもよく目立ちます。湿原を棲みかとする虫たちの最後のご馳走になっています。[2012年10月27日撮影:韋毛湿原視察@阿部]

ホソバリンドウ(細葉竜胆、学名:Gentiana scabra  Bunge var. buergeri (Miq.) Maxim. form. stenophylla (Hara) Ohwi)はリンドウ科リンドウ属の多年草。リンドウの一品種。日本固有種。121027ホソバリンドウ@エコカフェ.JPG分布は本州、四国、九州に及び、湿地や棚田の自然度の高い用水路脇などに自生。草丈は30pから100pほど、茎は直立ないし斜上、葉は対生、葉柄は不明瞭、葉身3pから8pほどの線状披針形で全縁、葉先は尖ります。花期は10月から11月頃、茎先や葉脇に青紫色の花をつけ、陽が当たると開花します。雄蕊5本、雌蕊花柱は先が2浅裂し外に反ります。花冠長は約4p、先端が5中裂。果実は刮ハで枯れた花弁に包まれることが多い。熟すと先端が2裂し、両単に翼をもつ小さな種子がたくさんこぼれます。

名前の由来はリンドウより葉が細いことにあります。雄性先熟のため開花初期は雄蕊が雌蕊花柱を包むという。自家受粉避けるため、多くの植物が取り入れている戦略のひとつです。


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コウヤボウキ(高野箒)は箒作りに

121027コウヤボウキ花@エコカフェ.JPG韋毛湿原の背後にある弓張山山頂を目指す登山道の尾根筋でみた繊細な花。今になって調べてみたらコウヤボウキだと判明しました。乾燥した林内でよく見られるそうですが、初めての出逢いでした。[2012年10月27日撮影:葦毛湿原視察@阿部]

コウヤボウキ(高野箒、学名:Pertya scandens (Thunb.) Sch.Bip.)はキク科コウヤボウキ属の落葉小低木。分布は本州関東地方以西、四国、九州、国外では中国に及び、山地の日当たりのよい乾燥した林内や林縁に自生。121027コウヤボウキ@エコカフェ.JPG樹高は60pから100pほど、根元から枝を束生、茎は木質化し硬い。本年枝の葉は互生し幅広い卵形で葉縁に歯状の浅鋸歯、前年枝は細長い葉を束生。枝や葉裏には伏毛が生えます。花期は9月から10月頃、1年目の茎頂に頭花をひとつ咲かせます。頭花は小さな筒状花10数個が集合し、筒状花の先は5深裂、裂片は反り返ります。総苞は円柱形で重なり合う総苞片は狭卵形です。果実は痩果で毛が密生し、先端に冠毛が開きます。

名前の由来は古くから高野山で茎を束ねて箒の材料としたことにあります。コウヤボウキ属は日本ではナガバノコウヤボウキ、カシワバハグマ、オヤリハグマ、クルマバハグマなどが知られます。


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