真鶴半島の照葉樹林の魅力

⇒自然観察会 2014年06月01日 15:44

140531クスノキ樹冠美@エコカフェ(真鶴半島).JPGかつて真鶴半島先端部は一面に萱原が広がっていいたという。1657年(明暦3年)、振袖火事(明暦の大火)のより江戸の町の大部分が焼失、幕府は江戸の町が火災にあった際の復興のための木材確保に備える、各藩に植林を命じた。小田原藩はこの地に3年がかりで松苗15万本を植林。それが、今日の真鶴半島の鬱蒼とした照葉樹林、魚付き保安林の由緒とされます。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

140531クスノキ巨木@エコカフェ.JPG鬱蒼とした森に入ると、クロマツクスノキスダジイタブノキなどの樹冠が頭上を覆い尽くします。高木層の下には、亜高木層があり、ヤブツバキシロダモヤブニッケイイヌビワヤマハゼカラスザンショウアカメガシワなどが占め、低木層には、アオキヒサカキヒメユズリハハコネウツギトベラヤツデ、ヤブムラサキ、ヤブコウジ、アズマネザサ、ススキなど、草本層にはホウチャクソウジャノヒゲ、チヂミザサ、キチジョウソウ、ホシダツワブキキヅタ、オオイタチシダ、テイカカズラナツヅタフウトウカズラ、アリドウシ、フユイチゴツユクサなどが見られます。

高木層の樹冠の縁は重なり合うことなく、隙間をあけているため、縁取りが美しいシルエットを浮き上がらせています。クロマツはそれらの樹冠の上にちょこんと頭一つ出ているに過ぎません。これも自然の摂理の美しさのひとつです。林内には松の幼樹は見られず、ここの森は、森林遷移の最終段階にあるようです。


関連記事(三宅島のゆっくり確実な植生回復は)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/98641778
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ