湿生植物、ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅)

ビーグル号の航海日誌 2014年05月16日 22:14

140504ナガボノシロワレモコウ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内の水生植物園の池畔に群生しているナガボノシロワレモコウを紹介します。氷河期の生き残り(氷河遺存種)だそうです。残念ながら花の時期ではないので葉の様子を確認してください。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

ナガボノシロワレモコウ(長穂の白吾亦紅、学名:Sanguisorba tenuifolia Fisch. ex Link var. alba Trautv. et Mey./Sanguisorba tenuifolia Fisch)はバラ科ワレモコウ属の多年草。分布は北海道、本州関東地方以北と中国地方に隔離、国外では朝鮮半島、中国東北部、樺太に及び、低地から亜高山帯の湿原や湿生の草原に自生。草丈は80pから130pほど、根茎は太く、茎は直立し上部でよく分枝、無毛です。葉は互生し有長柄、奇数羽状複葉、小葉は11対から15対、葉身2pから8pほどの線形か線状長楕円形、葉縁に三角形の鋸歯、葉先は鈍頭。花期は7月から8月頃、分枝した枝先に円錐状花穂を8pから9pほど伸ばし、先端から順に白色の径1p前後の小花を密に咲かせます。花弁は無く、萼片4裂、雄蕊4本、葯は暗紫色です。果実は卵形の痩果で翼があります。

この仲間には、北海道の亜高山帯・高山帯のチシマワレモコウ、白花に対して赤花のナガボノアカワレモコウ、本州関東以西のコバノワレモコウ、北海道から九州まで自生のワレモコウなどが知られます。


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