父島西海岸に広がる鶯砂の浜

⇒エコツアー 2014年05月14日 00:21

140428父島西海岸@エコカフェ.JPG小笠原諸島にある聟島列島と父島列島の形成は、太平洋プレートがフィリピン海プレートに沈み込み始めたことによる地殻活動、要するに海底火山活動に起因することが知られています。写真は父島西海岸で撮影、父島で最も美しい鶯砂の浜と言われています。[2014年4月28日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]

一般的に、プレートの沈み込みによる膨大な摩擦熱の発生により、海底下30q超の深い場所にあるマントルカンラン岩が部分的に溶解することで、ケイ酸分を50%前後も含んだ玄武岩質マグマが生成、140428父島西海岸鶯砂@エコカフェ.JPG140428鶯砂@エコカフェ.JPGこれが地表に上昇し、海底火山の噴火により溶岩として流出することで安山岩やデイサイトが形成されます。ところが、今から4500万年前頃、赤道付近で起こったプレートの沈み込みは、海溝から50q離れたフィリピン海プレート上の海底下20q以下という浅い場所、一般には溶解しない場所で水分を含んだマントルカンラン岩が溶解し、高ケイ酸、高マグネシウムのボニナイト質マグマが生成したと考えられています。その要因としては、太平洋プレートがホットプレートであった、ブルーム上昇を伴ったものであった、など供給熱源を他に求める必要があるという。このマグマが冷え固まったものがボニナイトです。小笠原に産するものは地殻変動による破壊から免れた質の高いものであると評価されています。

ボニナイトは、斜長石を欠き、単斜エンスタタイトや古銅輝石、カンラン石、オージャイトなどの結晶を伴うガラス質の安山岩であって、父島の海岸などで巨大な枕状溶岩として観察されます。ボニナイトが波浪で浸食を受け、粒のそろった古銅輝石の結晶のみが波でうまいこと寄せられたのが西海岸の鶯砂の浜ということになります。世界にたった一つの鶯色の美しい浜です。


関連記事(枕状溶岩(ボニナイト)露岩に太古を)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/96481989
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ