「生物多様性への配慮で環境省指針作り」との記事が

ビーグル号の航海日誌 2014年05月13日 07:10

100710のり面@エコカフェ.JPG環境省は自然公園内の初有洞などの法面の緑化に向けた指針作りを検討しているとの報道があった。報道記事からはこの問題の本質が見えてこないので少しだけコメントします。

これまでは、コンクリート製や鋼鉄条網製の法面に、美観配慮の観点から、芽生えと持久性のある外来種の植栽や種子吹付による緑化を進めてきた。ところが、生物多様性の観点からは、本来の植生に大きな影響が出かねないという懸念があるためなのだろう。当たり前のことであって、今更何をとの感は否めないが、遅きに失したとしてもやるべきことはやるということが大切と理解されます。ところが、国が指針をつくり実行せしめるには、国の予算をどうつけるかが避けて通れないのも現実である。従って、指針を実行に移す段階での方法論が気になるところである。持続的に維持管理をしようとしても弾力的に物事を考えておかないと、単にコストばかりがかかることになりかねません。例えば、現在の道路中央帯や道路沿いの緑化も定期的に手を入れないと樹木はどんどん成長し、交通の障害になりかねないように。特に、在来種の維持は手を抜けば、すでに移入した外来種の多くが過酷な環境下でも適応できる戦略を持っているため、本質的に在来種に置き換わって行ってしまうだろう現実をしっかり押さえないと、元の木阿弥になりかねないと考えます。

自然が相手、自然は変化を好み、留まることを知らない。持続可能な仕組み作りが人間側に課された最も大事なポイントであることを肝に銘じたいと思います。

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