ナキリスゲ(菜切菅)のお話し

ビーグル号の航海日誌 2014年05月10日 10:18

140504ナキリスゲ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内の路傍の植物コーナーでみたナキリスゲを紹介します。名前の由来は葉が硬くざらつくことから葉を切ることに喩えたことにあります。スゲ属は世界に約2000種、うち日本では約200種、年を追うごとに新種の発見が報告されるなど、分化・進化が進行していると考えられているようです。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

ナキリスゲ(菜切菅、学名:Carex lenta D.Don ex Spreng.)はカヤツリグサ科スゲ属真正スゲ亜属ナキリスゲ節の常緑多年草、単子葉植物。分布は本州関東地方・北陸地方以西、四国、九州、南西諸島トカラ列島以北、国外では朝鮮半島南部、中国、インドシナ半島、ネパール、ヒマラヤなどに及び、山地から海岸までの林内から乾燥した道端など多様な環境下で広く自生。草丈は40pから80pほど、根茎はごく短く、葉は叢生し暗緑色で硬く根元に鞘、葉身30pから40pほどで幅2、3oの線形、葉縁がざらつき、葉先は垂れる。花期は9月から10月頃、花茎を50pほど伸ばし、中程から上に節ごとに1個から3個の小穂を長く細い柄の先にやや下垂する。小穂は長さ1cm から3pほどの円柱形、全て雄雌性(基部に雌花がつき先端部に雄花がつく)です。苞には鞘と長い葉状部があります。果胞は長さ約3oの広卵形、表面い多数の毛が生えます。嘴は鋭く先端が2裂、果実は卵形です。

ナキリスゲ列はスゲ属の中では、何れも、秋に花を咲かせ、全ての小穂が雌雄性(基部に雄花がつく)、花茎の節から時に複数の小穂が出ること、花茎の苞に鞘があること、果胞が扁平で嘴があること、柱頭が2裂すること、が共通的な特徴になるそうです。


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