ガジュマル(細葉榕)は絞殺しの木

ビーグル号の航海日誌 2014年04月10日 06:56

140314ガジュマル@エコカフェ.JPG沖縄では防風や防潮のために植栽、「妖精の棲む木」とも信じられています。八重山群島の黒島でも牧草地の中に忽然とガジュマルの森が見られます。日陰をつくり、牛たちの休息場所になっているようです。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

ガジュマル(細葉榕、学名:Ficus microcarpa L.f.)はイラクサ目イチジク属クワ科の常緑高木。分布は南西諸島、国外では東南アジアやインド、オーストラリアなどの熱帯地方に広く、海岸低地や山地、岸壁、樹上などに自生。樹高は20mほど、幹は多数分枝し、褐色の気根を多数垂らし、太りながら複雑に絡み合います。140314ガジュマル@エコカフェ.JPG成長した気根は岩やコンクリートさえ突き破り、他の木に宿った場合は絞殺してしまうことになります。枝には輪状の節ができ、葉は互生し革質で厚く、葉身5pから10pほどの楕円形か卵形で全縁、葉先は尖ります。花期は通年、枝先に径約7oの無花果状の陰頭花序をつけ、内部に雄花と雌花を多数咲かせます。果実(花嚢)は径約1pの無花果状、紅色か黒紫色に熟します。ヤエヤマオオコウモリや小鳥たちが好んで食べます。

ガジュマルの変種に尖閣諸島に自生する低木状で葉先が円頭のものが知られ、生け垣や盆栽として好まれるそうです。小笠原諸島の父島や母島などでは人為的に持ち込まれ、旧住居跡を覆い尽くすようにこんもり森をつくっています。


関連記事(ツマムラサキマダラ(褄紫斑)も北上中)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

タグ:黒島 広域種
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/92822148
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ