フルノコゴケ(古鋸苔)は小さい

ビーグル号の航海日誌 2014年02月25日 21:56

130323フルノコゴケ拡大@エコカフェ_第153回自然観察会in箱根.jpg箱根駒ヶ岳から大涌谷に抜ける登山道も多くの蘚苔類や地衣類を観察することができます。冬季は広葉樹が葉を落とし、足元の野草も枯れているので、樹幹や地上の蘚苔類がよく目につきます。乾燥しているため鮮やかなグリーンは期待できません。ここでは枯れた樹幹を這うフルノコゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

フルノコゴケ(古鋸苔、学名:Trocholejeunea sandvicensis (Gottsche) Mizut.)はクサリゴケ科フルノコゴケ属の苔類。130323フルノコゴケ@エコカフェ第15回自然観察会in箱根_s49.jpg分布は本州、四国、九州、沖縄、国外では朝鮮、中国、インド、ネパール、ブータン、ベトナム、ハワイに及び、低地から山地の樹幹や岩上に自生。植物体の長さは1pから2pほどの暗緑色から緑灰色、茎は不規則に分枝し、葉は2裂し折れ背片と腹片に分かれ、瓦状に密に重なります。背片長は1.2o前後の卵形から円形、全縁で円頭、乾燥時には鋸状に立ち、腹片長は背片の1/2ほどの半円形で上半分に不明瞭な低鋸歯が3個から5個つく。腹面の腹葉は葉身の2/3から1/2ほどの円形で全縁、葉身細胞はトリゴンが大きく、油体は細胞当たり30数個見られます。雌雄同株、春先、茎頂に花披がつき、雌苞葉は全縁、茎中程に雄苞葉がつきます。

冬場の蘚苔類の観察も新緑や梅雨空の頃とは一味も二味も違った趣があります。季節を変えて同じ場所を訪れるのもよいですね。


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