クマイザサ(九枚笹)はチマキザサ(粽笹)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月07日 21:20

110812クマイザサ@エコカフェ .JPG北海道は構造的に東西に二分、東側は島弧前縁堆積物が衝突。1300万年前頃の造山運動で日高山脈は誕生。その主峰である幌尻岳(標高2053m)は山体の上部に氷河痕跡「七つ沼カール」を伴い、登山道脇には積雪量がやや少ないため、多雪型のチシマザサ(ネマガリダケ)でなくクマイザサが繁茂しています。別名にチマキザサともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

クマイザサ(九枚笹、学名:Sasa senanensis Rehd.)はイネ科ササ属の単子葉植物。分布は北海道、本州日本海側、千島列島、樺太、朝鮮に及び、冷温帯・亜高山帯に広く自生。草丈は100pから180pほど、地下茎は長く横走、棹は中空で途中で分枝。葉は3枚から9枚を掌状につけ、葉身30pほどの長楕円形、葉先は尖る。葉表は無毛で葉裏に軟毛が生えます花期は5月から6月頃、数十年に一度、棹基部から花柄をすーっと長く伸ばし、先に円錐花穂を直立、疎らに分枝し、小穂を多数つけます。小穂は長さ2pほどで4個から11個ほどの花を咲かせます。

北海道では、日本海側には棹上部で分枝する大型のチシマザサ、全域のクマイザサ(チマキザサ)、太平洋側には葉が細く密使するスズタケ、小型で毎年茎が伸び分枝しないミヤコザサの4種の笹が知られます。チマキザサは葉裏が無毛とする説もあるそうです


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◎南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原入口手前のカラマツ林床を覆うクマイザサの群落[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]
140913クマイザサ群生@エコカフェ.JPG140913カラマツ林の中のコメツガ@エコカフェ.JPG
 カラマツ林にはコメツガが混生し、林縁にはホソバトリカブトも見られます。

 2014.10.4追記
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