高山植物の魅力(120)/シラネニンジン(白根人参)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月02日 15:41

110812シラネニンジン@エコカフェ(幌尻岳).JPG今頃は深い雪の中だろうが、3年前の夏、北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂を後に下山途中のお花畑の傍らで見たセリ科の植物。調べてみるとシラネニンジンのようです。別名にチシマニンジン(千島人参)ともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

シラネニンジン(白根人参、学名:Tilingia ajanensis Regel)はセリ目セリ科シラネニンジン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではシベリア東部、ロシア極東部などに及び、亜高山帯から高山帯の湿り気のある草地に自生。草丈は10cmから40cmほど、根出と互生する茎下部の葉は2、3回羽状複葉で裂片はさらに深裂し、人参の葉に似る。上部では葉は小さい。茎葉は葉柄基部が帯赤色で鞘状に膨らみます。花期は7月から8月頃、茎頂に複散形花序をだし、白色の小さな5弁花をたくさん咲かせます。花径約2、3mm、雄蕊5本で葯は紫褐色、総苞片、小総苞片ともに線形。果実は長径約3mmの長楕円形の分果、隆条があり、花柱が残ります。

シラネニンジンの葉には変異が大きく、裂片幅も1mmから5mmほどと多様という。従って似ているミヤマウイキョウとの見分けは、ミヤマウイキョウが礫地に自生すること、裂片がさらに細かく、幅は1mm以下の糸状であること、によります。


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◎南アルプス北端に位置する前衝山でもある入笠山(標高1955m)の山中登山道脇で見たシラネニンジン[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]
140913シラネニンジン@エコカフェ.JPG140913シラネニンジン葉@エコカフェ.JPG
 2014.9.22追記








◎奥鬼怒温泉郷のひとつの日光沢温泉近くの登山道脇の草地で見たシラネニンジン[2012年7月8日撮影:奥鬼怒視察@山崎]
120708シラネニンジン葉@エコカフェ.JPG120708シラネニンジン@エコカフェ.JPG
 2014.10.20追記
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