見えるものと見えないもの「ハブとマングースの話」

ビーグル号の航海日誌 2014年01月07日 08:13

130411ハブ@エコカフェ奄美大島エコツアー_102s.jpg奄美大島の「ハブとマングースの話」は私たちに多くの示唆を与えてくれている。当時、ハブの食圧で数を減らしていた生きた化石「アマミノクロウサギ」を救うため、獰猛なマングースを野に放つことにしたという。ハブとマングースの対決では、腹を空かしたマングースがハブを食い殺してしまう映像がテレビで盛んに取り上げられたりしていた。誰もがそれを信じたのです。

ところが、一定条件下で成立したハブとマングースの対決、自然界では起こることはまずなかったそうだ。マングースは動きの鈍いアマミノクロウサギを狙い、命がけで勝負しなければならないハブとの対決は避けたというのだ。自然界のルールを知り、よくよく考えれば分かることであったのに、なぜ、そのような過ちを犯してしまったのでしょうか。

目の前で繰り広げられるマングースがハブをやっつける映像、「目に見えるもの」です。一方、自然界で繰り広げられる弱肉強食を基本とする生存競争の現場は「目に見えないもの」です。私たちは何を学ぶべきでしょう。ハブの存在は深い森に容易に人が足を運ぶのを拒んできたため、多様な多くの生き物が暮らすことのできる手付かずの原生の森が維持されてきたのです。たとえ台風直撃など自然災害による攪乱があったとしても。


人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/84749511
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ