ムニンイヌグス(無人犬楠)は分化途上

ビーグル号の航海日誌 2013年12月14日 23:04

120504ムニンイヌグス新芽@エコカフェ.JPG120504ムニンイヌグス葉@エコカフェ.JPG小笠原の森には環境適応の結果、微妙に進化・分化を遂げ棲み分けをしているものもあるようです。ムニンイヌグスもその一つで、葉が細く葉縁が波打ちやや湿潤な場所を好むテリハコブガシと極めて近縁と考えられます。どちらも新葉が青くホソバタブの近縁と考えられ、オガサワラアオグスとまとめる考えもあります。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

120504ムニンイヌグス花序@エコカフェ.JPGムニンイヌグス(無人犬楠、学名:Machilus boninensis Koidz.)はクスノキ科タブノキ属の常緑亜高木。小笠原固有種。分布は父島、兄島と母島に限り、父島では林内、母島では尾根筋や林縁に多く自生。樹高は5mから7mほど、葉は互生し、葉身は長楕円形から楕円形、全縁で葉先はやや尖ります。ただし、母島の個体は若葉が赤褐色を帯びるなど、父島の個体と差異が認められるという。花期は3月から4月頃、枝先に近い葉腋から集散花序をだし、淡黄緑色の小花をたくさん咲かせます。果実は球形で盛夏に黒紫色に熟します。

タブノキ属は熱帯・亜熱帯アジアを中心に約60種、小笠原諸島にはムニンイヌグスのほかテリハコブガシ、コブガシが知られています。ムニンイヌグスとテリハコブガシには中間的な個体もあるが、コブガシはタブノキの近縁で新葉は赤くなります。


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