オオシラタマカズラ(大白玉蔓)はニ型花柱性

ビーグル号の航海日誌 2013年11月30日 14:43

120504オオシラタマカズラ花序@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室で保護展示されているオオシラタマカズラを紹介します。起源は南西諸島などに自生するシマタマカズラであると考えられ、小笠原諸島で独自に分化・進化を遂げつつあり、最近の研究で二型花柱性である可能性が指摘されています。[2012年5月4日・6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

オオシラタマカズラ(大白玉蔓、学名:Psychotria boninensis Nakai.)はアカネ科ボジョウジ属のつる性の常緑小低木。120504オオシラタマカズラ果実@エコカフェ.JPG小笠原固有種。分布は父島、兄島、弟島、母島、向島に限り、山地疎林帯や台地のやや乾燥気味の風通しの良い明るい林床に自生。茎から気根をだし、岩や木に絡みついて這うように伸びます。全株無毛、茎には葉痕が目立ち、若枝や茎は黄緑色を帯びる。葉は対生し厚く、倒披針形で全縁、葉先は尖ります。葉表の主脈のみが目立つのが特徴です。花期は5月から6月頃、枝先に散房花序をだし、淡白緑色の小さな花を多数咲かせます。果実は倒卵形、12月から翌年1月頃に白色に熟します。

小笠原諸島の固有植物の多くは、元々雌雄同株で両性花であったものが、遺伝的脆弱性を回避するといった島嶼効果により、雌雄異株であったり、雌雄異花であったり、その雌雄分化途上のものであったりしていて実に興味深いものがあります。


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