ムニンカラスウリ(無人烏瓜)も独自路線

ビーグル号の航海日誌 2013年11月30日 00:49

120504ムニンカラスウリ葉@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室には小笠原固有種で絶滅の危機に瀕している貴重な植物が保護展示されています。ムニンカラスウリもそんなひとつです。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンカラスウリ(無人烏瓜、学名:Trichosanthes boninensis Nakai ex Tuyama)はスミレ目ウリ科カラスウリ属のつる性の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TA類。分布は父島、弟島、母島に限り、やや湿潤な日当たりのよい林縁の樹木などに巻きつく。根は塊状で分枝し、茎は5稜があって巻ひげで絡みながら伸び、葉は互生しやや薄い、葉身10cmから20pほどの広卵状心臓形で3裂から5裂、裂片の先は尖ります。茎と葉表脈上、葉裏には短毛が密生、巻ひげが2から4分枝するのが特徴です。花期は6月から8月頃、雌雄異株、葉脇から雄株では長さ7cmから12cmほどの雄花序をだし、白色の雄花を咲かせます。雄花は雄蕊3本、花筒は萼筒に合着、花冠が5全裂して外側に短毛を密生、萼片の縁は糸状に細裂し短腺毛を密生。雌花は葉腋に単生し雄蕊が退化。果実は先が尖った楕円形で秋に朱赤色に熟します。塊根を形成し栄養繁殖で増えることができます。

カラスウリ属は東アジアや東南アジア、オーストラリアに約50種、うち日本には5種が知られます。ムニンカラスウリは九州南部や南西諸島、熱帯アジアに自生するケカラスウリが近縁だと考えられています。


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