ムニンベニシダ(無人紅羊歯)

ビーグル号の航海日誌 2013年11月28日 10:28

120624ムニンベニシダ@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園の温室で保護展示しているムニンベニシダ。別名をオオバノイタチシダという。小笠原諸島のシダ植物の種類こそ多くはないが、大洋島のため独自に進化・分化を遂げているものが多く極めて固有率が高くなっています。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンベニシダ(無人紅羊歯、学名:Dryopteris insularis Kodama)はオシダ科オシダ属ベニシダ類の常緑性シダ植物。ハチィジョウベニシダの変種、小笠原固有種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島に限り、山地のやや乾いた林床に自生。草丈は50pから80pほど、根茎は短く斜上し褐色か黒褐色の鱗片がつく。葉は3回羽状複葉深裂し濃緑色で革質、葉身30pから45pほど、ベニシダ類に共通で最下羽片が内向き第一小羽片がやや小さいという特徴があります。胞子嚢群(ソーラス)は葉裏上部につき、ついた羽片は縮んだようになる。包膜辺縁に腺状突起がつきます。

小笠原諸島父島には近縁種で父島固有変種のチチジマベニシダ(父島紅羊歯)が知られるが、胞子嚢群は葉裏前面につき、縮れることもないようです。胞子嚢群がついている固体を注意して観察するとよいでしょう。


関連記事(古代植物、ヒバゴケ(檜葉苔)は羊歯)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/81573881
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ