湿生植物、ヒメシダ(姫羊歯)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2013年10月25日 23:03

120504ヒメカナワラビ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波実験植物園のシダコレクションからヒメシダを紹介します。シダ植物は車軸藻類を起源とし、苔類、蘚類、ツノゴケ類の順に陸上生活で進化、小葉シダ類と大葉シダ類が続きます。小葉シダ類からはヒカゲノカズラ植物部門、大葉シダ類からシダ植物部門が今日まで生き残り、大葉シダ類を起源とした種子植物が出現したと考えられています。エコカフェ草花教室を指導してくださっている小山博滋先生にいろいろと教えていただいております。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

ヒメシダ(姫羊歯、学名:Thelypteris palustris (Salisb.) Schott)はヒメシダ科ヒメシダ属の夏緑性シダ。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、水田や湿地、溜池畔やその周辺に自生。草丈は40pから85pほど、根茎は地下を横走し群生。葉は栄養葉と胞子葉に二葉。栄養葉は25pほどの直立した葉柄をもち、1回羽状複葉で広披針形、葉身15pから60pほど、湿地で小さい。羽片は披針形で羽状深裂、裂片はほぼ全縁、側脈は二叉し縁に達します。胞子葉は9月から10月頃に伸び、ソーラス(胞子蓑群)を裂片の裏、中肋と辺縁の中間につけ、裂片は内側に巻き込みます。包膜は円腎形で縁に毛が生えます。

近縁種にヤワラシダ、ハシゴシダ、コハシゴシダが知られます。シダ植物の特徴は@維管束を形成、A種子を生産しない、B配偶体と胞子体の2つを世代交代、C胞子体は生活史中心で散布手段を兼ねる、D配偶体(前葉体)は胞子体から独立して生活、ということだそうです。


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◎国立科学博物館附属自然教育園内の水生植物園内の池畔に群生するヒメシダ[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]
140504水生植物園池@エコカフェ.JPG140504ヒメシダ群生@エコカフェ.JPG
 2014.5.11追記






◎姫川源流親海湿原で見た群生するヒメシダ[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部]
130707親海湿原案内看板@エコカフェ.JPG130707ヒメシダ@エコカフェ.JPG
 2014.6.4追記







◎南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原でみたヒメシダ[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]
140913ヒメシダ@エコカフェ.JPG140913ヒメシダ胞子葉@エコカフェ.JPG
 胞子葉が発達しています。

 2014.10.4追記
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