赤城自然園の森を「明治神宮の森」に

ビーグル号の航海日誌 2013年10月07日 20:25

120325明治神宮の森回顧看板@エコカフェ.JPG赤城自然園は30年前に始まった100%人工の森である。植林されたスギの2次林が放置された森を赤城の風土に相応しい森とイングリッシュガーデンの要素を取り入れた新たな子どもたちのための森づくりをしようとの思いがあった。特に、世界各地から集めたシャクナゲは今日まで全てが残るわけではないが素晴らしい試みであった。30年の時を経て森は自然的にも人為的にも大きく変身しつつある。この先、人の手による森づくりはその意思によりどのように続けられるのだろうか。現在オープンされているA・Bゾーンに加えて、オープン準備中のCゾーン、さらに手つかずのDゾーンの森づくり、興味は尽きない。120325明治神宮の森回顧看板2@エコカフェ.JPG

さて、国家的大事業であった「明治神宮の森」に森づくりを見ましょう。明治天皇崩御を受けての明治天皇を祀る神社創建に伴う森づくり。日本全国から10万本もの献木があり、樺太や台湾、中国東北部、朝鮮半島からも届いた。荒野であった土地に御社殿を建立し、神社として風土に相応しい壮大な森づくりを試みたのである。時は1914年(大正4年)4月、人の手によらずして自ら新陳代謝し成長する森づくりに着手。アカマツクロマツの林間にヒノキサワラスギモミなどの針葉樹、下層に将来の主木となる陰樹のカシ、シイ、クスノキなどの常緑広葉樹の植栽が完了したのが6年後の1920年(大正10年)。やがて、成長の速いヒノキ、サワラなどに圧迫され、陽樹であるマツは衰退を始め、最後にはカシ、シイ、クスノキなどの常緑広葉樹が林相を占有。90年の歳月を経て、現在はカシシイクスノキが大木となり、下層には若木が育ち、持続可能な極相林を形成しつつあるのです。理想の森づくりと言えると思います。

森は生きています。風土が森を相応しい森に変えていくのです。100年、500年、1000年、相応しい森が出現しています。人はそれを知るべきです。森のことは森に任せ、森を知った上で森と向き合い、森の恵みをほんの少し工夫して享受させてもらうのが一番道理に適うのです。森と付き合う知恵磨きが大切となるのです。


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