オガラバナ(麻幹花)の二面性

ビーグル号の航海日誌 2013年09月27日 07:14

130706オガラバナ@エコカフェ.JPG初夏、北アルプス小日向山(標高1907m)を散策。樹林帯の林床や林縁は雪解け水で潤って、ミズバショウリュウキンカキヌガサソウショウジョウバカマコイワカガミツマトリソウマイヅルソウなどの高山植物が花を咲かせていました。頭上には沢山の花をつけたオガラバナをよく見かけました。オガラバナは別名に花の様子からホザキカエデともいいます。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]

オガラバナ(麻幹花、学名:Acer ukurunduense Trautv. et C.A.Mey.)はカエデ科カエデ属の落葉小高木。分布は北海道、本州中部地方以北、四国、国外では東シベリア、サハリン、中国東北部、朝鮮半島に及び、山地から亜高山帯のやや湿った林縁に自生。樹高は3mから8mほど、本年枝には褐色毛が密生、葉は対生し、帯赤色の長い柄、葉身6pから8pほどの掌状(5か7裂)、片縁には欠刻状鋸歯、片先端は尖ります。葉表全体に短毛が散生、葉裏全体には灰白色の軟毛が、脈上には淡褐色の短軟毛が生えます。花期は6月から8月頃、本年枝の葉脇から複総状花序を直立させ、無数の黄緑色の小花(両性花と雄花)を咲かせます。小花は花弁と萼片は各5枚、雄蕊8本、雌蕊花柱は2裂(雄花では退化)。果実は長1.5pから2pほどの分果2個からなる翼果、もちろん風散布します。

名前の由来は材が皮を剥いだ麻の幹を意味する「オガラ」のように柔らかいことにあるそうです。葉がオガラバナに酷似するアサノハカエデは雌雄異株で花序は下垂します。花だけ見るとウワミズザクラに似ているが、果実はイロハモミジハウチワカエデイタヤカエデミネカエデなどと全く同じで翼があり、風散布します。


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