オクトリカブト(奥鳥兜)はのっぽ

ビーグル号の航海日誌 2013年09月25日 00:28

130908オクトリカブト@エコカフェ .JPG秋晴れですね。檜枝岐村から尾瀬ヶ原に向かう燧裏林道の途中には幾つもの田代があってそれぞれ微妙に異なる表情を見せてくれるという。主役は田代を彩る希少な高山植物たち、脇役は周辺から田代に攻め込む樹林たちやケルミやシュレンケなど田代形成の遠い記憶そのものであるような気がする。ここでは田代の彩のひとつ、オクトリカブトを紹介しよう。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908オクトリカブト花@エコカフェ.JPGオクトリカブト(奥鳥兜、学名:Aconitum japonicum Thunb. subsp. subcuneatum (Nakai) Kadota)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は北海道南西部、本州中部地方以北に限り、低山から高山までの林縁や草原などに自生。草丈は1mから2m、時に3mほど、茎は無毛で斜上か直立し、葉はやや厚く、葉身7pから20pほどの丸味を帯びた掌状、3、中裂し、裂片には粗鋸歯がつきます。花期は8月から10月頃、茎頂や葉腋に散房状の花序をだし、上部から順次、紫色の花を咲かせます。花は長さ約3、4pの烏帽子型、花弁に見えるのは萼片で頂萼片1枚、円形の側萼片2枚と楕円形の下萼片2枚からなり、本来の花弁は雄蕊多数、雌蕊3、5本の後ろにある蜜腺に退化し、距は細く短いです。なお、花柄に屈毛、雄蕊の花糸に散毛が生えます。

トリカブトの仲間は地域的な変異が大きく、日本全体で約70種、尾瀬では本種と葉脇にムカゴがつくジョウシュウトリカブト、やや小型で茎上部が枝分かれするオゼトリカブトの3種が知られています。花粉や蜜をはじめ全草にジテンペルアルカロイド系毒成分のアコニチン(aconitine)を含み、摂取すると嘔吐、呼吸困難、心臓発作を引き起こすので注意が必要です。


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◎白神山地山麓の十二湖青池近くで見たオクトリカブト[2007年10月12日撮影:白神山地エコツアー@阿部]071012オクトリカブト@エコカフェ(白神山地).jpg

 2013.9.29追記
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