ミチノクモジゴケ(陸奥文字苔)を奥山で

ビーグル号の航海日誌 2013年09月16日 13:51

130908ミチノクモジゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村御池ロッジ登山口から燧ヶ岳の裾野を巻いて尾瀬ヶ原見晴へ至るコース。紅葉が素晴らしいそうです。先般、姫田代まで小雨模様、雲間が切れた中、散策をしました。この森は地衣類や蘚苔類が比較的多く観察することができそうです。木道脇の樹幹に固着地衣が、一目瞭然、モジゴケの仲間と分かった。日本にはモジゴケ科は7属40種が知られ、子器の様子からモジゴケ属のミチノクモジゴケとしておきます。良い名前ですね。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]

130908ミチノクモジゴケ子器@エコカフェ.JPGミチノクモジゴケ(陸奥文字苔、学名:Graphis rikuzensis (Vain) M.Nakan.)はモジゴケ科モジゴケ属の固着地衣(痂状地衣とも)。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、低山を中心に樹皮上に着生。地衣体細胞内の共生藻はスミレも属の気生藻類として世界中に分布するTrentepohlia lagenifera(L型)の糸状藻類だそうです。子器はリレラ型で地衣体から突出し、細長く伸びてまれに分枝、文字を書いたように見える。黒色の果殻は下部が茶褐色になり、両脇に沿って溝を持つという。

ミチノクモジゴケはモジゴケ(学名:Graphis scripta)に酷似しており、基本的には果殻の下部が淡褐色となることで同定できるそうです。写真のものは子器の果殻基部を確認していないので後者かもしれません。この世界も新種発見も相次いでいるようで、似ていて非なるものが多く、外見(形態)では判断できず極めて奥が深いですね。


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