高山植物の魅力(104)/ミヤマシシウド(深山猪独活)

ビーグル号の航海日誌 2013年09月14日 10:22

130817登山道脇@エコカフェ.JPG130817ミヤマシシウド@エコカフェ(白山).JPG山信仰の霊峰である白山(標高2702m)の登山道脇の草地で一際目立つ存在、真っ白な大輪の花をつけるミヤマシシウドです。シシウドの高山型であって、高山の背が低めの草原では存在感は断トツです。[2013年8月17日撮影:白山@中村敏之]

ミヤマシシウド(深山猪独活、学名:Angelica pubescens Maximowictz var. matsumurae (Y. Yabe) Ohwi.)はセリ科シシウド属の一捻性の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北から東北地方南部に及び、亜高山帯から高山帯下部の開けた草地や林縁に自生。草丈は1mから1.5mほど、茎は茶褐色で太く中空、上部で分枝、葉柄は基部が袋状に膨らみ、葉は3回羽状複葉、小葉は6pから15pほどの長楕円形で葉縁に鋸歯、先が尖ります。葉表はやや光沢があり、葉裏の脈上に毛が生えます。花期は8月から9月頃、茎頂に径約30p以上の複散形花序をだし、白色の小花をたくさん咲かせます。花弁や花糸は内に湾曲します。

ミヤマシシウドはシシウドに似るが、葉が幅広く、小葉は細長くて、葉裏脈上にしか毛が生えないことで見分けることができます。最も標高が低ければシシウドとしてよさそうです。シシウドの仲間はどれも花さく様子が似ていてオオカサモチ、ミヤマゼンコ、ミヤマトウキなど区別が難しいですね。


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◎北海道日高山脈主峰の幌尻岳(2052m)山頂からの下り途中で見たミヤマシシウド[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]110812ミヤマシシウド@エコカフェ(幌尻岳).JPG

 山腹全体がお花畑です。エゾウサギギクエゾツツジなどもたくさん咲いていました。

 2014.2.2追記



◎三方ヶ峰火山の火口原に広がる池の平湿原(標高2000m)縁で見られたミヤマシシウドの花[2016年8月14日撮影:池の平湿原事前視察@山崎]
160807ミヤマシシウド@エコカフェ.JPG160807ミヤマシシウド花@エコカフェ.JPG
 2016.8.20追記

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