スズフリホンゴウソウは森の待ち針

ビーグル号の航海日誌 2013年08月28日 00:32

130629スズフリホンゴウソウ@エコカフェ(塚田).JPG父島中央山の登山道わきに点在するムニンシラガゴケのパッチ。朽木にできたパッチの中から待ち針状の植物。広域種のホンゴウソウではなく小笠原固有種のスズフリホンゴウソウです。何度も小笠原を訪ねているのになかなか見る機会に恵まれなかった植物のひとつです。[2013年6月29日撮影:小笠原父島@塚田]

スズフリホンゴウソウ(鈴振本郷草、学名;Sciaphila ramosa Fukuy. & T. Suzuki)はホンゴウソウ科ホンゴウソウ属の一年生の腐生植物。小笠原固有種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島父島と母島に限り、やや暗い湿った林内の朽木の上などに自生。地上部の出現時期は5月から6月頃と9月から10月頃に多く、茎は赤紫色で中部から上部で枝分かれし、花期の終わりころには多数枝分かれします。草丈7pほど、茎の径約5o、托葉の長さ20oから25o、幅は5oの針状。花期は6月と9月頃、茎の上部に白色の雄花、径1.5o、花被5、6裂、雄蕊3本、葯状付属突起はないという。下部に雌花、花被5、6裂、多数の雄蕊が球状に集生。果実は径2oほどの球状の集合果です。

ホンゴウソウの仲間は日本には他にホンゴウソウ、ウエマツソウ、タカクマソウ、イシガキソウが知られています。スズフリホンゴウソウは台湾固有種のササキソウと同種との考えもあり、研究成果を待ちたいです。


関連記事(ギンリョウソウ、憧れの花?)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/73476401
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ