スジヒトツバ(筋一葉)は原始的

ビーグル号の航海日誌 2013年08月24日 14:50

130411スジヒトツバ@エコカフェ奄美大島エコツアー_313s.jpg奄美大島金作原原生林内の崖地でしばしば目にした単葉のシダ植物。調べるとスジヒトツバです。その分布状況からは南方系のシダ植物であることが分かります。1科1属、最近になって他に仲間2種が確認されたという。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

スジヒトツバ(筋一葉、学名:Cheiropleuria bicuspis (Bl.) Presl)はウラボシ目スジヒトツバ科スジヒトツバ属の小型の常緑性シダ植物。分布は本州(伊豆諸島、静岡県、紀伊半島)、四国南部、九州西南部、南西諸島、国外では台湾、中国南部、インドシナ、ニューギニアに及び、山地の崖地や岩上の比較的乾燥した場所から渓流沿いまでに自生。s130411スジヒトツバ@エコカフェ奄美大島エコツアー_535.jpg草丈は30pから60cmほど、根茎は短く横に這い、原生中心柱を持ち、鱗片がなく毛が生えます。葉は単葉でニ形、栄養葉は10cmから20cmほどの広卵状楕円形、主脈が掌状に分かれ数本の並行脈が走り、側脈は主脈に直交、葉先は尖ります(熱帯地方のものは葉先が2裂)。胞子葉は8cmから15cmほどの線状披針形、主脈一本、葉裏は主脈上を除いて胞子蓑(ソーラス)で覆われます。どちらも長さ20cmから40cmも針金状の葉柄があります。

スジヒトツバは根茎に原生中心柱(向軸側に円形の木部、背軸側に篩部飾部があること)を持つことや鱗片を欠くこと、主脈が掌状に分かれること、から原始的形質を保持していると考えられています。熊本、長崎、徳島、和歌山県、静岡、東京では絶滅危惧種T類として扱われています。


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