ヤマモモ(山桃)は南方系

ビーグル号の航海日誌 2013年08月17日 00:20

130411ヤマモモ@奄美大島エコツアー_276s.jpg奄美大島金作原原生林で観察したヤマモモ。名前の由来は山に生育する桃の様な果実をつけることです。他の地域でも目にする機会は多いのですが、なぜかこれまで紹介していませんでした。ヤマモモの果実はブドウ糖やクエン酸、アントシアニンが豊富で生のまま食べるほか、ヤマモモ酒、ジャム、シャーベット、ムース、ゼリーづくりなどに利用されています。樹皮から取れる染料は海水に強く漁網を染めるのに利用してきたという。[2013年4月11日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

s130411ヤマモモ樹幹@エコカフェ奄美大島エコツアー_277.jpgヤマモモ(山桃、学名:Myrica rubra Lour.)はヤマモモ科ヤマモモ属の常緑高木。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、フィリピンに及び、暖地の低山の乾燥尾根などの痩せ地などに自生。樹高は20mほど、樹皮は灰白色、多数の楕円形の皮目、古木では縦裂、よく分枝します。葉は密に互生し枝先で束生、葉身7pから15pほどの倒披針形から倒卵形、全縁か疎らな鋸歯、葉先はやや鈍頭。花期は3月から4月頃、雌雄異株、葉脇から穂状花序をだし、小花を多数咲かせます。雄花序は長さ約4p、雄花は2、3個の小苞に包まれ3本から6本の紅色の雄蕊がつく。雌花序は長さ約1p、雌花は2個の小苞に包まれ紅色の雌蕊1本。果実は径約2pの球形の核果で表面に粒状突起が密につき、6月頃に黒紫色に熟します。種子は鳥散布します。

多くの果実は5月頃に未熟な状態で自然落果(摘果)します。ヤマモモはそもそも隔年着果といって豊作と不作を隔年で繰り返すことで本体を守るのだそうです。ブナもそうですね。根に放線菌のフランキアを共生し、空気中の窒素を固定することができるためパイオニア的存在とも言えそうです。


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