高山植物の魅力(99)/キジムシロ(雉莚)

ビーグル号の航海日誌 2013年08月10日 19:30

キジムロ花@エコカフェ.JPG北アルプス小日向山(標高1907m)へ向かう登山道脇の傾斜のきつい小さな草地。ミヤマアズマギクユキワリソウモウセンゴケ、タテヤマリンドウなどと一緒にキジムシロが黄色い花を咲かせていました。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]

キジムシロ(雉莚、学名:Potentilla fragarioides L. var. major Maxim.)はバラ科キジムシロ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、モンゴル、ロシアに広く、日当たりのよい山野などに自生。キジムロ@エコカフェ.JPG草丈は10pから30pほど、根茎は肥厚し太く、茎は帯赤色で長毛が生えます。葉は奇数羽状複葉、小葉は5枚から7枚、葉身2pから5cmほどの楕円形で鋸歯、先端の小葉が大きい。花期は2月から5月頃、花茎を放射状に広げ立ち上げた茎先に数個の黄色い5弁花を咲かせます。花は径15oから20oほど、内萼片5枚は卵状披針形で先が尖り、外萼片5枚は披針形、雄蕊20本、雌蕊多数で花床に毛が生えます。果実は径約1pの萼片に包まれた卵形の痩果、熟すと中から淡褐色の長径約1.3oの種子が多数散布されます。

名前の由来は放射状に茎や葉を広げる様子を雉の座る筵に例えたことにあります。この仲間は北半球の温帯以北を中心に300種以上、日本には3出複葉のミツバツチグリ、小葉が5枚の掌状複葉のオヘビイチゴなど20種ほどがが知られています。


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