高山植物の魅力(95)/イワベンケイ(岩弁慶)

ビーグル号の航海日誌 2013年07月26日 22:52

130714イワベンケイ@エコカフェ(木曽御嶽山).jpg中央アルプス乗鞍火山帯の再南端に位置する木曽御嶽山(標高3067m)は複合成層火山で外輪山を伴う台形の独立峰である。古くから山岳信仰のメッカであるが、活火山で火山性ガスを噴出しているため気象庁は噴火予報を発表しています。[2013年7月14日撮影:木曽御嶽山@中村敏之]

イワベンケイ(岩弁慶、学名:Rhodiola rosea L.)はバラ目ベンケイソウ科イワベンケイ属の多年草。分布は本州中部地方以北、北海道、国外では北半球に広く、亜寒帯から高山帯の岩場や砂礫地などに自生。130714木曽御嶽山@エコカフェ(中村).jpg草丈は10cmから20cmほど、根茎はゴボウ状、葉は互生し多肉質、葉身1pから4cmほどの楕円形で葉縁に不規則に低鋸歯がつきます。花期は6月から8月頃、雌雄異株、花茎を伸ばし、黄色い小さな花を密集してたくさん咲かせます。雄花の花弁、萼片とも4枚、花弁は長さ約3mmの線形で黄緑色を帯び、雄蕊8本、子房は退化。雌花は花弁が萼片より短く、赤味を帯び、雄蕊が退化し、子房の下部が萼片と合着。果実は長さ1cmほどの4個の袋果、秋に赤褐色に熟し、多数の種子を放出します。

名前の由来は岩場に生え、花を切り取り数日して土壌に挿すと活着するほど生命力が強靭なことを弁慶に例えたことにあります。そんなイワベンケイはロサビンズやサリドロサイドなどの有効成分(アダプトゲン)を含むことから、ハーブや生薬として利用されるそうです。


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