高山植物の魅力(94)/モウセンゴケ(毛氈苔)

ビーグル号の航海日誌 2013年07月17日 09:11

130706モウセンゴケ@エコカフェ.JPG130706モウセンゴケ@エコカフェ(小日向山).JPG北アルプス小日向山(標高1907m)に点在する湿地のはずれ、登山道脇のボッチに小さなモウセンゴケを見つけました。よく気付くもんです。やや乾きがちであるような場所です。たった2株、小さいやつと最小さいやつです。生存が危ぶまれるのですが、存在自体が不思議です。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]

モウセンゴケ (毛氈苔、学名Drosera rotundifolia L. ) はモウセンゴケ科モウセンゴケ属の寒地性の食中植物。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では北半球の高山に広く、高山や寒冷地の湿地などに自生。草丈は最大20cmほど、根出葉は放射状、2pから8cmほどの長い葉柄があって、円形の葉は赤みを帯び、葉全体に腺毛が、葉縁には刺状腺毛があって粘液(サンドゥーサ)を分泌。粘液は甘い香りを放ち、昆虫を引き寄せて粘液で捕獲します。花期は7月から8月頃、花柄を伸ばし先端に白色の小さな5弁花を幾つか咲かせます。本来、昆虫に頼らなくとも生育可能であるが、寒地での短い夏に栄養を集中的に摂取し、花を咲かせ種を残すための巧みな戦略を取っていると言えます

寒い地域のモウセンゴケはナガバノモウセンゴケと共に生育しているため、交雑しサジバモウセンゴケとよばれる中間的な形質のものが見られるという。また、東海地方では葉柄の短いコモウセンゴケと交雑したトウカイコモウセンゴケというのが知られ、染色体が倍化した雑種がと考えられているようです。


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◎燧ヶ岳(標高2356m)北斜面に伸びる燧裏林道の沿いにある姫田代でみたモウセンゴケ[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@山崎]130908モウセンゴケ@エコカフェ(姫田代).JPG130908モウセンゴケ@エコカフェ.JPG

 湿生植物のミズゴケと一緒ですね。
 
 2013.9.15追記



◎入笠山の南東山麓にある大阿原湿原(標高1810m)木道脇で見た小さなモウセンゴケ[2014年9月13日撮影:入笠山事前視察@山崎]
140913モウセンゴケ@エコカフェ.JPG140913小さなモウセンゴ@エコカフェケ.JPG
 2013.9.20追記
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