カシワ(槲)は古来より身近か

ビーグル号の航海日誌 2013年07月16日 00:08

130714カシワ葉@エコカフェ.jpgようやく出会ったカシワは近くのお寺の境内にあった。カシワの葉には芳香があり、新芽が出るまで古い葉が落葉しないことから「代々途切れることのない」と縁起を担ぎ、塩漬けにした葉を、古くから5月『端午の節句』につきものの「柏餅」を包むのに使われるんです。縄文時代にも土器の底に敷いて蒸すのに用いたというからすごい。名前の由来も炊葉(かしわ)にあるそうです。[2013年7月14日撮影:妙光寺@山崎]

130714カシワ大木@エコカフェ.jpgカシワ(槲、学名:Quercus dentata Thunb. ex Murray)はブナ科コナラ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、中央アジアに広く、暖温帯上部から冷温帯の沿岸部から山地などの礫地ややせ地などに自生。樹高は15mから20mほど、樹皮は灰黒褐色で皮目は縦裂し、枝は太くよく分枝します。葉は枝先に互生し洋紙質、葉身15cmから30cmほどの倒卵状楕円形で葉縁に波状の大きな鋸歯、先端は鈍頭。葉裏に茶褐色の星状毛が密生します。樹皮には多くのタンニンが含まれます。花期は4月から6月頃、葉の展開と同時に、本年枝の下部の葉腋から長さ10cmから15cmほどの雄花序が下垂、径約2mmの雄花を多数咲かせ、雌花序は上部の葉腋から出て数個の雄花を咲かせます。果実は長径約1.5cmから2pほどの卵状球形、殻斗は線形の鱗片が多数つきます。

カシワは古くから私たちの生活にとって大切な樹木だったようです。葉にはテンペル系物質を含み殺菌作用があることから食器代わりに使ったり、樹皮から採取したタンニンを皮なめしに用いたり、染料にしたり、材を建材や家具材に用いたりしてきたのです。野生化では自然交雑も多く、ミズナラと交雑したカシワモドキやホソバガシワ、コナラと交雑したコガシワなどが知られています。  


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◎小石川植物園内の森でみたカシワ[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]120504カシワ@エコカフェ.JPG120504カシワ葉@エコカフェ.JPG

 2013.11.28追記
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