高山植物の魅力(86)/サンカヨウ(山荷葉)

ビーグル号の航海日誌 2013年07月09日 21:28

130706サンカヨウ@エコカフェ.JPG北アルプス白馬三山の前衛の山である小日向山(標高1907m)の山腹にある小日向のコルを目指す。猿倉で入山届けをすませ、シロブナの大木が林立しミヤマクマザサが生い茂る樹林帯に入る。やがて残雪が点在する疎林帯や草原、湿地が出現するコースとなっている。道中で見られた高山植物を紹介したい。花言葉「幸せ」はサンカヨウです。水を含んだ花弁は半透明で切ない感じです。[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]

130706サンカヨウ花@エコカフェ.JPGサンカヨウ(山荷葉、学名:Diphylleia grayi Fr. Schm.)はキンポウゲ目メギ科サンカヨウ属の多年草。分布は本州鳥取県大山と中部地方以北、北海道、サハリンに及び、低山から深山のやや湿った林床や沢筋などに自生。草丈は30cmから70cmほど、茎は直立、葉は大小2枚。下の葉は葉柄が長く盾状、上の葉は葉柄が短く、葉身20cmから30cmほどの広腎形で葉縁は星形に欠刻、葉先は大きく切れ込みます。茎や葉には縮毛が生えます。花期は5月から7月頃、茎頂に集散花序をだし径約2cmの白い花を数個咲かせます。萼片(早落性)と花弁は各6枚、雄蕊6本、雌蕊1本。果実は長径約1cmの楕円形の液果、白粉を帯びた濃い青紫色、中に数個の種子が入ります。甘酸っぱく食用になります。

名前の由来は山にあって葉がハスの葉「荷葉」に似ていることにあるという。この仲間は中国に1種、北アメリカ東部に1種が知られています。


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