高山植物の魅力(84)/オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)

ビーグル号の航海日誌 2013年07月04日 23:14

120728オオバミゾホオズキ@エコカフェ(白馬岳).JPG昨年のこと、飛騨山脈北部の後立山連峰にある白馬岳(標高2932m)を目指したものの白馬大雪渓の越えたところでやむなく断念。ガスが深く巻いた厳しい山行でした。下山途中は余裕をもって周囲の高山植物に眼をやることができました。ここではオオバミゾホオズキを紹介します。[2012年7月28日撮影:白馬岳大雪渓付近@中村敏之]

オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿、学名:Mimulus sessilifolius Maxim.)はハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草。分布は本州中部地方以北の日本海側と北海道、国外ではサハリンに及び、亜高山帯の沢沿いや湿地などに自生。草丈は20cmから30cmほど、茎は四角形で分枝せず直立、葉は対生し無柄、葉身2.5cmから6cmほどの卵形か卵円形、葉縁に疎らに鋭鋸歯、葉先は鈍頭。葉脈は並行脈です。花期は7月から8月頃、上部の葉腋に花柄を伸ばし長さ3cmほどの筒状の淡黄色の花を咲かせます。花冠はラッパ状で上唇2裂、下唇3裂、雄蕊4本、雌蕊1本、内部には赤褐色の斑点が入るとともに毛が生えます。果実は長楕円形の刮ハで大きな萼片に包まれ、熟すと下部が避け種子が散布されます。

果実の様子がホオズキに似ていることが名前の由来だそうです。低山に自生するミゾホオズキは全体に小型で葉柄を持ち、茎が分枝する点でオオバミゾホオズキと見分けることができるそうです。


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◎北アルプス小日向山(標高1907m)へ向かう登山道脇の林縁でみたオオバミゾホオズキ[2013年7月6日撮影:第16回自然観察会@阿部]130706オオバミゾホオズキ@エコカフェ.JPG130706オオバミゾホオズキ花@エコカフェ.JPG

 シロブナの樹林の林縁や林床にはマイヅルソウやタケシマラン、ユキザサなども花を咲かせています。

 2013.7.10追記
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